マハーニルヴァーナ・タントラ
能力詳細
信者の痛みを自分が全て代わりに受け、自分の痛みは信者が全て代わりに受ける常時型類感系能力。
ヴィヴァスの信者は例え
壊者になったとしても、痛みを感じることは一切ない無痛の境地を獲得した。なぜなら、ヴィヴァスが国家の重要な立ち位置にあり危険からは程遠いことで、信者達が彼女の痛みを受けることはまず無いからだ(彼女自身も
イクシュバークの
空処無色界天に守られている)。
肉体の損傷を防ぐ術はこの能力には無いが、壊者となっても苦しまないという絶対性は
この世界においてどれほどの救いとなることか。
ヴィヴァスの加護を得た者は首が無くなろうと、胸に大穴が開こうと、縦に真っ二つに裂かれようと苦しまない。むしろ至福の境地に陶酔するのだ。
ヴィヴァスに一定以上の好意を持つと、感覚的にこの能力のことを悟るようになり、ゆえに信者は彼女を守るための正しく死兵となる。それは保身を第一義とするからではない、彼らは自分を守ることよりもヴィヴァスの愛を守ることの方を重視している。どんな苦しみでも受け止めてくれると信じているからこそ献身するのだ。
ヴィヴァスに向けて信者の痛みが形となって移ったことで、彼女の全身は小さな「人面痕」で埋め尽くされている。それこそが、これまでヴィヴァスによって壊者にされた幾百万人ほどの痛みが形になったもの。
彼ら全ての苦痛をヴィヴァスは常時引き受けているが、彼女は耐えてすらいない。日々を前向きに楽しむ、愛に熱中すれば何も怖くはない、という己の信仰を実践する限り苦痛を苦痛とすら思うことはない。
ヴィヴァスに本当に好かれると壊者になった信者達が対象に嫉妬し、対象が彼女に触れると瞬く間に人面瘡が移りその激痛で精神が焼き切れることになる。
備考
涅槃(ニルヴァーナ)は仏教における輪廻から解放された、最高の幸福の状態のこと。金剛はおそらく金剛界(両界曼荼羅)のことで、大日如来の説く真理や悟りの境地を視覚的に表現した曼荼羅。
タントラはインド中世の女性原理、性的能力を教義の中心とする諸宗派の聖典の総称。
- こわい -- 名無しさん (2023-05-29 22:59:08)
- メリット皆無だけどヴィヴァスも発想の転換で実質ノーダメ -- 名無しさん (2023-05-29 23:33:55)
- ……これが発現するに至った思考はなに?怖すぎるんですけど。 -- 名無しさん (2023-05-30 00:07:53)
- 戦闘能力とかどうでも良いだろみんなを救うのが先だと言わんばかりに放り投げてるアヴァターラなのは一周回ってカッコよく見える -- 名無しさん (2023-05-30 00:21:48)
- ヴィヴァスは信者たちを自分と同じ境地にしようと思ってるけど、このアヴァターラが即物的すぎて信者たちはそれを見失いかねないよね。イクシュバークぐらいなら理解できてると思うけど -- 名無しさん (2023-05-30 01:22:50)
- これの効果が「交換」かつ信者が苦痛を感じてない所を見るに、苦痛は精神的な部分が大きいのだろう。もしヴィヴァスの心情が変化して、溜め込んだそれを苦痛と感じてしまったら… -- 名無しさん (2023-05-30 12:22:41)
- 断章であった隠し効果(と言っていいのか?)みたいなのもおっかない -- 名無しさん (2023-05-30 12:28:21)
- サティーが乗り移った場合、この能力は消えるんだろうが人面痕塗れの肉体に憑依とか秒で狂い果てる未来しか見えんのだが -- 名無しさん (2023-05-30 14:58:05)
- ヴィヴァス「イタヒィー!♡」 -- 名無しさん (2023-06-08 09:22:26)
最終更新:2024年11月17日 15:47