デナン・ゾン DEN'AN-ZON |
登場作品 |
機動戦士ガンダムF91 |
型式番号 |
XM-01 |
全高 |
14.0m |
重量 |
7.9t |
所属 |
クロスボーン・バンガード |
武装 |
デュアルビーム・ガン ビーム・サーベル ショット・ランサー ビーム・シールド |
【設定】
クロスボーン・バンガードの量産型モビルスーツ。
ブッホ・エアロダイナミクス社が初期に開発した機体で、格闘戦に主眼を置いている。
従来のMSよりも小型化したことでジェネレータ出力に余裕が生まれ、連邦軍に先駆けてビーム・シールドを装備しているため、量産機としては高い防御性能を得た。
また小型化したことで機動性も高くなっている。
この機体をベースに攻撃用のXM-02 デナン・ゲー、偵察用のXM-03 エビル・S、指揮官機のXM-04 ベルガ・ダラスとその発展型の
ベルガ・ギロス、偵察指揮官用の
ダギ・イルス、ハイエンド機の
ビギナ・ギナなど様々なバリエーションが生まれた。
【武装】
デュアルビーム・ガン
左腕のビーム・シールド基部に設置された2連装ビーム兵器。
ビーム・サーベル
近接戦闘用のビーム兵器。
主にショット・ランサーを節約したい時に使用される。
スカートアーマーの裏側に収納されているとされるが、どのスカートアーマーの裏なのかは不明。
ショット・ランサー
コロニーに傷を付けない様に用意された槍型の複合兵装。
先端部はレールガンの原理で4段階に分けて射出することも可能となっている他、2基のヘビー・マシンガンを内蔵しておりランサー部を使い切っても手持ち式のヘビーマシンガンとして使用可能。
ビーム・シールド
左腕に装備されたビーム防御兵装。
ビーム・サーベルと原理は同様で面形状に展開したIフィールドに沿わせてメガ粒子を展開する。
本機のものは円盾状に展開される。
ビーム・ライフル
デナン・ゲー用のビーム射撃兵器。
一部の機体がショット・ランサーの代わりに装備していた。
【原作の活躍】
デナン・ゲー、ベルガ・ギロスと編隊を組んでフロンティアIを襲撃。
その性能差で地球連邦軍の
ジェガンや
ヘビーガンを圧倒し、これらに撃墜される描写は殆ど見られない。
しかし
シーブック・アノーの搭乗した
ガンダムF91には全く歯が立たず、ビーム・ライフルで瞬く間に2機落とされたりもした。
また後半では、レジスタンスによる装甲車の砲撃やガスタンクの打ち上げ攻撃などMS以外からの攻撃で撃墜されていた。
【VS.シリーズの活躍】
EXVS
ベルガ・ギロスのアシストとして登場、二機が突進してショット・ランサーを突き刺す。
多段ヒットかつ相手をスタンさせるため拘束時間が長く、追撃が容易と地味に鬱陶しい。
シリーズを重ねるに連れて強化されており、FBでは新たにショット・ランサーを射出する攻撃が追加され、MBではアメキャンによる落下が可能になった。
【その他の活躍】
ガンダムビルドファイターズ
第1話の第7回ガンプラバトル選手権のCMで登場。
デナン・ゲーと共に
アインラッドに搭乗してガズエルとガズアルとバトルした。
第14話の第7回ガンプラバトル選手権世界大会予選第7ピリオドのガンプラレース最終第9レースではアインラッドに搭乗して右腕にもビーム・シールドを搭載した機体が登場。
5番目スタートから3週目で3位だった所を妨害から復帰した
スタービルドストライクガンダムに追い抜かされた。
第21話のアイラ・ユルキアイネンの回想での
量産型キュベレイのテストでも登場した。
ガンダムビルドファイターズトライ
第7話の全日本ガンプラバトル選手権西東京予選の3回戦第2試合では銀に塗装された機体が登場。使用者はコスモ学園貴族科のチーム「バビロニア」。
ショット・ランサーでマスダ・ゴロウの
ムラサメを撃墜したが、直後にイズナ・シモンの
デスティニーガンダムのビームライフルと長射程ビーム砲の一斉射撃でビーム・シールドを破られて撃墜された。
ちなみにトライではガンプラの出来の良し悪しで性能が上下する設定があり、シモンの腕が良いにしても塗装までされた本機が素組み(戦闘可能とされる最低ライン)のデスティニーにビーム・シールドを一撃で正面から破られた描写には疑問が残る。
理由は色々考えられるが、シモンの強さを見せる演出重視で無視したか、設定の適用を単に忘れてた、辺りだろうか。
【余談】
クロスボーン・バンガードのMSの型式番号は連邦軍によって暫定的に付けられたもので、正式な型式番号は不明、という設定が有ったが実際は展開当時の時点で連邦軍側にデータが確認されていない機体(ビギナ・ギナIIなど)にも付いているので、シリーズが進むにつれて無かったことにされたタイプの死に設定となっている。
最終更新:2024年04月07日 00:24