機動戦士クロスボーン・ガンダム

読み きどうせんし くろすぼーん・がんだむ
英訳 Mobile Suit Crossbone Gundam
媒体 漫画
話数 全27話
メディア展開 漫画
登場勢力(鋼鉄の七人まで) 宇宙海賊「クロスボーン・バンガード」、地球連邦軍、木星帝国(ジュピター・エンパイア)
登場勢力(ゴースト) 木星共和国「蛇の足」、サーカス、リガ・ミリティア、ザンスカール帝国
本シリーズ登場人物(鋼鉄の七人まで) トビア・アロナクス、キンケドゥ・ナウ、ベラ・ロナ、ザビーネ・シャル、クラックス・ドゥガチ、ギリ・ガデューカ・アスピス
本シリーズ登場人物(ゴースト) フォント・ボー
本シリーズ登場機体(鋼鉄の七人まで) クロスボーン・ガンダムX1改クロスボーン・ガンダムX1フルクロスクロスボーン・ガンダムX2改クロスボーン・ガンダムX3ハリソン専用F91ギリ専用ビギナ・ギナIIディビニダドペズ・バタラバタラクァバーゼ
本シリーズ登場機体(ゴースト) ファントムガンダム
本シリーズ使用BGM 宇宙海賊クロスボーンバンガード戦闘テーマ(キンケドゥ)
スカルハート見参,鋼鉄の七人(トビア)
帝国からの襲撃(ザビーネ)
Gクロスオーバー EXVS.から参戦のため無し
本シリーズ関連ステージ 衛星イオ

【あらすじ】

機動戦士クロスボーン・ガンダム

コスモ・バビロニア建国戦争から10年後の宇宙世紀0133年。
地球圏育ちの少年「トビア・アロナクス」は留学するために惑星航行船に乗り込み木星へと向かっていた。
その旅の途中、中継ステーションで密航者として追われる「ベルナデット・ブリエット」と名乗る少女に出会い彼女を匿う。

ちょうどその時、主に木星圏で活動していた宇宙海賊がステーションを襲撃。トビアは格納庫にあったMSに乗り込み応戦するが敵が使用するMSは往年の名機である「ガンダム」だった。その圧倒的な性能になす術もなく機体を破壊されるが直前に敵パイロットから脱出を促す通信が入る、何とか脱出したトビアは倉庫に到達するがそこで地球圏に輸送される大量の毒ガスを目撃、さらに引率教師であったカラスに殺害されそうになってしまう。
その時宇宙海賊のMSが倉庫に突入、トビアは宇宙海賊に救出され現在の木星圏で起きている真実、そして宇宙海賊の真の目的を知らされる。

機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート

木星戦役から数年後。
中心人物であったベラとキンケドゥが抜けた宇宙海賊クロスボーン・バンガードは成長したトビアをリーダーとして表向きは「ブラックロー運送」という運送屋を営む傍らで海賊軍時代の武装を密かに保持し、クライアントからの依頼を受けたときや非合法な手段でしか解決方法がない事件に出くわしたときには非合法組織「宇宙海賊クロスボーン・バンガード」として活動していた。
そんなトビア達の元に寄せられる依頼とは…。

機動戦士クロスボーン・ガンダム-鋼鉄の七人-

時は木星戦役から3年後の宇宙世紀0136年。

トビアたち宇宙海賊はある日、木星軍残党の小競り合いと見られる戦闘から「エウロペ・ドゥガチ」と名乗る女性を助け出す。木星戦役の元凶「クラックス・ドゥガチ」の後妻でありベルナデットの義母である彼女が、木星軍に追われながらも地球圏に来た理由。それは新総統の元で木星帝国軍が再編成され、地球殲滅作戦「神の雷」計画を進めているという事実を知らせるためであった。
海賊軍は阻止作戦としてサナリィ協力のもと「鋼鉄の七人」を計画。圧倒的な戦力差、短すぎる準備期間の中、かつて敵として戦ったデス・ゲイルズや、連邦軍の一部有志の協力を得て新生木星帝国の野望を打ち砕くために立ち上がる。

生還率はほぼゼロに近い「鋼鉄の七人」作戦。それに参加するトビアの生存を願う「ベルナデット・ブリエット」もある決意をするのであった。

機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト

「鋼鉄の七人」作戦から17年後の宇宙世紀0153年。独立を掲げて地球攻略を図るザンスカール帝国ことサイド2が勢力をのばしていた頃…。

サイド3に住む少年「フォント・ボー」は、ネット漬けの生活で集めた様々なMSや変な兵器の情報をサイトに掲載するのが趣味だった。
ある日、彼が興味本位で開いたネット上のデータの中身「エンジェル・ハイロゥ」を自分のサイトに掲載したところ、次の日にはそのサイト自体が削除されてしまう。

そんな彼の前に現れた可憐な少女「ベル」、盲目の男「カーティス・ロスコ」。彼らは「削除したのは自分達だ」と言い、さらにその情報を知ってしまったフォントの命が狙われていることを告げる。
その直後、突如現れた作業用MSに襲われた彼を救ったのは、まるで幽霊のように銀色に光る機体。
それは、もうこの世界には存在しないはずの機体「クロスボーン・ガンダム」だった…

その後、「サーカス」なる組織の機体に追われ逃げ込むことになった彼らの母艦「林檎の花(マンサーナ・フロール)」でフォントを待ち受けていたのは、全人類を滅ぼしかねない生物兵器「エンジェル・コール」と、それを追いかける様々な組織の存在。
そして、エンジェル・コール奪回に向けて結成された新生クロスボーン・バンガードだった。


【作品解説】

機動戦士クロスボーン・ガンダム

ストーリーは1991年に公開された「機動戦士ガンダムF91」の後日談に当たり、宇宙世紀ガンダムシリーズの総監督を務めた富野由悠季氏が、
ガンダムを題材にした漫画では初めて原作に関わった作品。月刊少年エースにて、1994年12月から1997年3月までの3年間にわたって連載された。
続編に「機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート」、「機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人」がある。
ガンダムエース2012年1月号より新シリーズ「クロスボーン・ガンダム ゴースト」の連載が開始された。

富野氏の他、メインメカデザインにカトキハジメ氏、作画に長谷川裕一氏という布陣が作り上げた世界観は好評を博し、後年には前述の続編2作が製作されるに至った。
元々知名度はそこまで高いものではなくコアなガンダムファンが知っている程度だったが、「SDガンダム GジェネレーションF」に登場した際にBGMと共に人気と知名度が高まり、その後「第2次スーパーロボット大戦α」、「Another Century's Episode:R」にも参戦し、ついに「EXVS」で非映像化作品として初のvsシリーズ出演となった。

作品としては、発表当時は漫画やOVA等では語ることが避けられがちであった「ニュータイプ」および「ガンダム」に対して真っ向から向き合ったものとなっている。作中の描写から例を挙げるならば、ザビ家の選民思想と同じような考えを持つ少女とそれに対するトビアの返答や、ある人物が発した「目が二つついててアンテナが生えてればマスコミが何でもガンダムにする」という台詞がある。前者はU.C.0100のジオン自治権返還を契機に廃れていった「ジオニズム」「ニュータイプ」という概念に対する一つの答えであり、後者は我々「ガンダムファン」やマスコミに対する富野氏自身の言葉でもある。

余談だが、原作内に登場するMAエレゴレラ(未登場)のデザインは一般公募により採用されたものだが、そのデザイナーはアマチュア時代の海老川兼武氏。後に、海老川氏は機動戦士ガンダム00にてエクシアダブルオーライザークアンタ等のデザイナーとして参加し、以降ガンダム作品には欠かせないデザイナーになってている。

EXVS.の稼動初期から参戦しているキンケドゥは、本作の主要人物ではあるものの主人公はX1改アシスト機に搭乗するトビアである。

機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート

「Gジェネ」シリーズへの登場をきっかけにした人気の再燃を受けてガンダムエースで連載されたクロスボーン・ガンダムの続編。ただし本作は本編から「鋼鉄の七人」が始まるまでに起きた以下の5つのエピソードからなるオムニバス形式の作品であり、続編と言うよりも外伝に近い。なお、「スカルハート」のサブタイトルも単行本の刊行に合わせて付けられたもの。

「海賊の宝」:連邦政府の重要機密をめぐる連邦軍と木星軍残党の戦闘中に、宇宙海賊が乱入して三つ巴の戦闘となってしまう。果たして、宇宙海賊が狙っていた物とは…?
「バカがボオルでやってくる!」:時はU.C.0079のソロモン攻防戦、若き日のウモン爺さんと専用ボールの活躍を描いた回顧録。
「最終兵士」:トビアら宇宙海賊は、「機動戦士Vガンダム外伝」に登場した「木星じいさん」ことグレイ・ストークから「伝説の兵士を奪還してほしい」という依頼を受ける。
「星の王女様」:戦闘中、とある小惑星に不時着したトビアは、そこに一人きりで暮らす少女トゥインク・ステラ・ラベラドゥと出会う。本作品は戦後ではなく本編の外伝作品であり、キンケドゥも登場する。
「猿の衛星」:猿が搭乗するMSが捕獲されたとの報告を聞き、連邦軍の依頼でハリソン大尉とブラックロー運送はその調査に当たる事となる。まさかのNTな猿が登場し、宇宙世紀における既存のニュータイプ論をある意味根底から覆した。

また、本作を含むクロスボーンガンダムの物語は全て「星の王女様」の登場人物であるトゥインクによって記録された戦史という設定になっている。

余談だが、明言こそされていないものの「Vガンダム外伝」も含めたいくつかの描写からグレイ・ストークの正体はあのキャラではないかと言われている。「G GENERATION SPIRITS」では声が付き、より疑惑が強まっている。
ちなみにカードゲームのガンダムウォーでは、この二人は同時に場に出せない(つまり同一人物扱い)。

機動戦士クロスボーン・ガンダム-鋼鉄の七人-

クロスボーン・ガンダムシリーズ、F91の物語の最終章。
クロスボーン・ガンダムとしても最終作であった筈だが、ガンダムエースにて舞台をVガンの時代に移したクロスボーン・ガンダム ゴーストが連載開始された。
成長したトビアを筆頭とした元海賊軍のメンバーや若かりし頃の機動戦士Vガンダムに出てくるキャラクター達(ただし作中では同一人物とは明記されていない)や技術が登場し、最終章として相応しい内容であると共に、Vガンダムとを繋ぐ役割を持っている。

最終決戦ではフォーミュラーシリーズの始祖ガンダムF90とガンダムF91(量産型ではあるが)、そしてF97ことクロスボーン・ガンダムがチームを組む豪華な顔ぶれで、ある意味フォーミュラー計画の集大成的な面がある。

稼動初期は武装アシストであったトビアも、「鋼鉄の七人」にて最後の乗機であるX1フルクロスで、ついに参戦が決定した。

機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト

完結したと思われたクロスボーン・ガンダムがまさかの復活を果たした。
そして2017年9月末に主役機ファントムガンダムが参戦する。
主人公は世代交代をし、MSオタクな学生フォント・ボーが務める。ちなみに、ガンダム主人公には珍しいメガネキャラ。
Vガンと同時代であるためザンスカール帝国やリガ・ミリティアなどが主な組織として登場。
これに新生クロスボーン・バンガードと一騎当千部隊『サーカス』を交え、強力な宇宙細菌「エンジェル・コール」をめぐる四つ巴の戦いが物語の主軸となる。
時代が時代であるため、勿論ヴィクトリーガンダムも登場する。また、金色のジオングもどきなど「Vガンダム外伝」の要素も散りばめられている。

本作の終了後、ほどなくしてさらなる続編「ダスト」が連載を開始した。

【本シリーズ関連使用BGM】

宇宙海賊クロスボーン・バンガード戦闘テーマ

  • クロスボーンのBGMと言えばコレ、とも言える曲。初出はSDガンダムGジェネレーションF。海賊のイメージと戦闘曲ということで疾走感溢れるアップテンポな曲調となっており、躍動感溢れるアクションとの相乗効果は計り知れない。
    宇宙海賊に関するすべての戦闘曲の原型となっており、以降の作品で少しずつアレンジされながら受け継がれている。
    • 現在では下記のトビア用アレンジバージョン「スカルハート見参」のほかにキンケドゥ用のアレンジバージョンも存在する。
    • ちなみに「第2次スーパーロボット大戦α」「Another Century's Episode:R」に参戦したときも本曲が作品のテーマ曲として採用されている。
    • 曲名は作品によっては『クロスボーン・ガンダム』表記となっていたりする。

帝国からの襲撃

  • 木星帝国側の戦闘曲。こちらもGジェネレーションFが初出。

スカルハート見参(トビア・アロナクス戦闘テーマ)

  • 鋼鉄の七人参戦により新規に追加されたトビアの戦闘曲。宇宙海賊クロスボーン・バンガード戦闘テーマのアレンジで初出はGジェネレーションSPIRITS。
    • タイトル通りGジェネSPIRITSでスカルハート参戦に合わせてトビア用に作曲された曲だが、現在ではトビアの専用テーマ曲として認知されている。
    • フルクロスが猛威を振るっていた為、ある意味この曲と、格闘CS中格闘の台詞が処刑用BGMとして比喩されていた。


【ガンダムVS.シリーズおけるステージタイトルとの関連】

  • 「雌雄を決す間柄」(EXVSトライアルミッションより)木星帝国へ寝返ったザビーネがキンケドゥと対峙した時に発した「どうやら貴様とは雌雄を決しなければならん間のようだな」より。
  • 「災厄の巨躯」(EXVSトライアルミッションより)核ミサイルを搭載した大型MAディビニダドの事を指す。
  • 「鋼の後継」(EXVSトライアルミッションより)キンケドゥの遺志を継いだトビア。
  • 「人と継ぐ者の合間に」(EXVSトライアルミッションより)キンケドゥ&トビア対ドゥガチ戦。


【本シリーズ関連ステージ】

衛星イオ

  • 木星の衛星の一つで、弱いながらも大気と重力を持つ。宇宙海賊はトビアとキンケドゥが敵基地で得た情報から、木星帝国総統「クラックス・ドゥガチ」がここの木星帝国基地に潜伏していると確信。総攻撃をかけるのだが・・・
  • EXVSでのステージのひとつ。不時着しているマザーバンガードの帆が光っていることから、攻撃終了後、総統を追って地球に向かう直前の状態であると思われる。
ツールボックス

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