ネモ NEMO |
登場作品 |
機動戦士Zガンダム 機動戦士ガンダムUC |
型式番号 |
MSA-003 |
所属 |
エゥーゴ 地球連邦軍 |
武装 |
バルカン砲 ビーム・ライフル ビーム・サーベル クレイ・バズーカ ブルパップ・マシンガン 170mmキャノン ビーム・カノン シールド |
搭乗者 |
カツ・コバヤシ ファ・ユイリィ ロザミア・バダム |
【設定】
エゥーゴの主力量産機。
ネモ以前は
リック・ディアスと
ジムIIが運用されていたが、リック・ディアスは高性能だが量産するには高コスト過ぎ、ジムIIは旧式すぎて使い物にならないため、エゥーゴはそれらに変わる量産機の製作をアナハイム・エレクトロニクス社に依頼した。
当初は
マラサイとのハイローミックス体制でエゥーゴの量産機に採用される予定で本機はハイ担当のマラサイの支援機としてAEアンマン工場(百式と同じ開発元)で開発されていたが、エゥーゴとの関係が発覚する事を恐れたアナハイムとティターンズの政治的裏取引によってマラサイはティターンズの機体となってしまったため、急遽本機が主力量産機として再設計された。
ジム・スナイパーIIの設計データがフィードバックされており、バックパックの形状などに共通点が見られる。
量産機としては珍しく装甲材質にガンダリウムγ(旧プラモの取説などの古い資料だとたまにαだったりする)を採用、フレームも百式の物を基にしたムーバブル・フレームを採用している。
機体本体に予算を掛けすぎたのか武装はリック・ディアス、ジムII等のエゥーゴ規格の物を使用するが、標準的な規格内の品であれば旧ジオン系や連邦系の武装も使えた。
操縦性も良く「シンプルなマシン」と評される為、連邦、ジオン、一般出身者問わず運用出来た。
一応ジム系統に分類されているが、原作中で本機のパーツを使用して
ゲルググをレストアしていたことから、設計にリック・ディアスや
百式と同様ジオン系統の技術も使われている模様。
【武装】
バルカン砲
頭部に2門が内蔵された60mm口径の近接防御機関砲。
ビーム・ライフル
射撃用ビーム兵器。
射程は短いが、連射性が高く取り回しに優れる。
ビーム・サーベル
リア・スカートに2基を装備している近接戦闘用ビーム兵器。
クレイ・バズーカ
口径300mmのバズーカ砲。
リック・ディアスと同型の武装。
ブルパップ・マシンガン
90mm口径のマシンガン。
「ジム・マシンガン」とも呼ばれている。
トリントン基地に配備された機体が装備している。
170mmキャノン
グリップが逆手持ちになっている大型長距離砲。
トリントン基地に配備された機体が装備している。
ビーム・カノン
メガ・バズーカ・ランチャーを小型化した携行型ビーム砲。
運用データは
Zガンダムのハイパー・メガ・ランチャーに活かされている。
シールド
ウェポンラックを兼ねている対ビームコーティング仕様の実体盾。
取り回しを考慮し、上下の伸縮機能を備えている。
【原作の活躍】
原作中ではカツの搭乗機以外で敵機を撃墜した描写は殆ど見られない。ジャブロー攻略戦で重装型
ガンキャノンに蹴り飛ばされて撃破されるなど、やられメカ的印象が強い。
雑誌企画『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』ではビーム・カノン装備タイプのネモが、ティターンズの
ガンダムTR-1を撃破している。
OVA『
機動戦士ガンダムUC』ep4冒頭のダカール市街戦に地球連邦軍所属機として登場。ライトブルーに塗装されており、
ジム・カスタムの90mmマシンガン(ジム・ライフル)を装備していた。
また、同epにネモIIIも出演しているが、ヨンム・カークスの
ザクI・スナイパータイプに狙撃されて一瞬で退場、という悲しい役回り。
【VS.シリーズの活躍】
エゥーゴVS.ティターンズシリーズ
Zガンダムや
ジ・Oのお供が基本となるコスト200での参戦。一言で言うなら「BD格闘が強力なジムII」。
扱い易さは中々で、狙い難いが高威力の格闘コンボもあり、何よりBD格闘のショルダータックルはコスト200とは思えない優秀なものだが、可変の有無が絶対的アドバンテージになるエゥティタシリーズにおいては
メタスや
ガザCに劣ってしまう。
またシールドを失うとBD格闘が使えなくなってしまうため一気に弱体化するという特徴があった。
ガンダムVSガンダムNEXT PLUS
PLUSモードにてCPU専用機体として登場。
サイコガンダムにポコポコ落とされていく様には涙を禁じえない…
GUNDAM VERSUS
本作においてはプレイアブル機体として復活を果たすが、参戦機体の法則である「武装が少ない機体、搭乗パイロットが不明、または無人機は参戦候補から外す」を覆す結果となった。
コストは200で、パイロットはファ。
カツは未参戦(
声優はいたのに)。
ビーム・ライフルとビーム・サーベル、向いている方向に依存する頭部バルカンと総ダメージ量は非常に低いが、原作未使用のトリモチ・ランチャー(コロニーに開いた小規模の穴の応急補修に使用)が付き、緊急回避を兼ねたドダイ改の上に乗ってのビーム・ライフル連射が生命線となる。
【勝利、敗北ポーズ】
勝利ポーズ
通常:シールド防御の体制を解き、ビーム・ライフルを構える
格闘時:シールド防御の体制を解き、ビーム・サーベルを構える
敗北ポーズ
漂っている状態でスパークが走った後、爆散
【その他の活躍】
ガンダムビルドファイターズ
第14話の第7回ガンプラバトル選手権世界大会予選の第7ピリオドのガンプラ第5レースでGディフェンサーを装備したネモディフェンサーが登場。
4位につけていたが、ヴァル・ヴァロ、トムリアット、
セイバーガンダム共々レース終了間際にキュベレイパピヨンのクリアファンネルに撃墜された。
ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ
暴走した人工結晶体に操られたガンプラとして登場。
絵が荒いが、緑系の機体色、ビームライフルの形状、シールドの紺と黄の配色から本機だと思われる。
カミキバーニングガンダムの炎のオールレンジ攻撃で撃墜された。
SDガンダム外伝
本機をモチーフとした
キャラクターとして「武闘家ネモ」が登場。
あるゲームではミスするまで攻撃を行う「れんぞく」を所有する物理アタッカーであり、最強のネモと称されている。
【余談】
直接の派生機には単純なアッパーバージョンとなるネモII、大型のビームキャノンを担ぎ、火力支援もこなせるネモIII、「ガンダムセンチネル」に登場するネロ及びその派生機が存在する。また、
ジェガンに対しても少なからず影響を与えている。
余談だがネモIIIは「Gジェネ」シリーズでは割と早くから登場するものの、その前身であるネモIIは一向に登場せず、開発もネモから一気にネモIIIへと発展し、一部のファンから疑問を持たれていた。
それもそのはずでなんと実は
ネモIIは「存在していた」という設定のみの機体で当時はデザインすら設定されていなかった為である。
「ギレンの野望 アクシズの脅威V」に登場する事が決まり、改めてネモIIIを基本にデザインされたという逸話がある。
最終更新:2023年08月09日 16:15