atwiki-logo
  • 新規作成
    • 新規ページ作成
    • 新規ページ作成(その他)
      • このページをコピーして新規ページ作成
      • このウィキ内の別ページをコピーして新規ページ作成
      • このページの子ページを作成
    • 新規ウィキ作成
  • 編集
    • ページ編集
    • ページ編集(簡易版)
    • ページ名変更
    • メニュー非表示でページ編集
    • ページの閲覧/編集権限変更
    • ページの編集モード変更
    • このページにファイルをアップロード
    • メニューを編集
    • 右メニューを編集
  • バージョン管理
    • 最新版変更点(差分)
    • 編集履歴(バックアップ)
    • アップロードファイル履歴
    • ページ操作履歴
  • ページ一覧
    • ページ一覧
    • このウィキのタグ一覧
    • このウィキのタグ(更新順)
    • このページの全コメント一覧
    • このウィキの全コメント一覧
    • おまかせページ移動
  • RSS
    • このウィキの更新情報RSS
    • このウィキ新着ページRSS
  • ヘルプ
    • ご利用ガイド
    • Wiki初心者向けガイド(基本操作)
    • このウィキの管理者に連絡
    • 運営会社に連絡(不具合、障害など)
ページ検索 メニュー
hengokurowa @ ウィキ
  • ウィキ募集バナー
  • 目安箱バナー
  • 操作ガイド
  • 新規作成
  • 編集する
  • 全ページ一覧
  • 登録/ログイン
ページ一覧
hengokurowa @ ウィキ
  • ウィキ募集バナー
  • 目安箱バナー
  • 操作ガイド
  • 新規作成
  • 編集する
  • 全ページ一覧
  • 登録/ログイン
ページ一覧
hengokurowa @ ウィキ
ページ検索 メニュー
  • 新規作成
  • 編集する
  • 登録/ログイン
  • 管理メニュー
管理メニュー
  • 新規作成
    • 新規ページ作成
    • 新規ページ作成(その他)
      • このページをコピーして新規ページ作成
      • このウィキ内の別ページをコピーして新規ページ作成
      • このページの子ページを作成
    • 新規ウィキ作成
  • 編集
    • ページ編集
    • ページ編集(簡易版)
    • ページ名変更
    • メニュー非表示でページ編集
    • ページの閲覧/編集権限変更
    • ページの編集モード変更
    • このページにファイルをアップロード
    • メニューを編集
    • 右メニューを編集
  • バージョン管理
    • 最新版変更点(差分)
    • 編集履歴(バックアップ)
    • アップロードファイル履歴
    • ページ操作履歴
  • ページ一覧
    • このウィキの全ページ一覧
    • このウィキのタグ一覧
    • このウィキのタグ一覧(更新順)
    • このページの全コメント一覧
    • このウィキの全コメント一覧
    • おまかせページ移動
  • RSS
    • このwikiの更新情報RSS
    • このwikiの新着ページRSS
  • ヘルプ
    • ご利用ガイド
    • Wiki初心者向けガイド(基本操作)
    • このウィキの管理者に連絡
    • 運営会社に連絡する(不具合、障害など)
  • atwiki
  • hengokurowa @ ウィキ
  • いっそ無情になれたならよかった

hengokurowa @ ウィキ

いっそ無情になれたならよかった

最終更新:2022年03月04日 13:28

Bot(ページ名リンク)

- view
メンバー限定 登録/ログイン
「これは君が持っておくといい。」

「え、でも千さんの方が……」

「杖だけでは心許ない。
 保険は持っておく方がいいだろう。」

「……分かりました。」

 千とトッペイは支給品の確認を終えた後、家屋を出て辺獄を駆け抜けていた。
 大祐の支給品の中に中折れ帽があったお陰でそれを被らせることで、
 目隠しよりもずっと視野の広い状態で移動することが可能になっている。
 勿論、何かに反射した月とかもあるので気を付けなければならなかったが、
 少なくとも目隠しでいるよりは立ち回りはよくなるだろう。

「どういうことだ?」

 途中で放送に足を止めて二人は名簿を見るも、幡田みらいの名前に訝る千。
 彼女をヨミガエリさせる為に自分を含めて辺獄を走り回ってたはず。
 此処に名前を連ねるのはあり得ないはずだ。

(あの二人が嘘を吐いているという可能性もある、か……)

 ヨミガエリせずとも生きていたのか、
 それともこの名簿そのものが嘘なのか。
 とは言え今は目先の問題としてアナムネシスの存在だ。
 千にとって彼女との面識はさほど多くなくて断片的なものだが、
 強大な敵であるということには間違いなく、警戒は十分に必要だ。

(彼女が動揺していた理由も知れるといいのだが。)

 自分を見た時アナムネシスはかなり動揺していた。
 面識があったとは思えないが、どこか引っかかる。

「トッペイ。アナムネシスと言う幽鬼が参加者にいる。気を付けて───」

「ロック……!?」

 スマホの使い方はどうやら知らないらしく、
 千の名簿を一緒に見ていたトッペイが動揺する。
 海に消えたはずの、あの緑郎の名前が記されていることに。

「知り合いか?」

「僕のいた世界で世界中を混沌にした人です。海に沈んで死んだはずじゃ……」

 バンパイヤは薬によって殆どが本物の動物となり、ロックも海へと消えた。
 全てが終わったはずなのに彼が生きてることに驚くなと言う方が無理だ。

「……そのロックは幽鬼、ということはないだろうか。」

 此処は彼女が知る辺獄ではないが、
 アナムネシスが参加者としているのならば、
 より自由な行動ができる辺獄でなければならない。
 もし此処に死者が参加してるのであれば、幽鬼と思うのが妥当だ。
 特に千は代行者の恰好になっているわけなのだから辺獄とそう変わらない筈。
 おなじ死者であるみらいについても、そういうことと仮定して警戒する。

「それと、もし狼の状態でロックに出会ったら、
 僕はロックの言うとおりにしか動けません。」

「何故だ?」

「狼の時に助けてもらって、夜泣き一族の掟で逆らえないので……」

 掟を守るためと言うよりは、
 自動的に働く呪詛のようなものだ。
 どれだけ憎かろうと、恩がある相手を狼の時に攻撃できないし、
 その人の命令通りに動いてしまう問題があった。
 申し訳なさそうにトッペイがそのことを伝える。

「ではロックとやらに出会ったときは私が対応する。
 話を聞く限り狡猾な男だ。何を仕掛けてくるか分からない。」

「はい、その時はお願いします。あ、ハワードの方ではないです。」

「緑郎の方か、気を付けておこう。
 一先ず零かみらいを探そう。みらいは正直謎だが、
 零については私が信頼できる仲間だ。必ず力に───!!」

 会話を遮るような甲高い音が辺獄へと響く。
 咄嗟に千が先行してレイピアで相手の一撃を防がなければ、
 相手が握る刀にトッペイが貫かれていたかもしれない。

「立て続けに敵か!」

 すぐさま横薙ぎの一撃を振るわれたがすんでのところで防ぐ。
 恐ろしく早い太刀筋に、かなりのぎりぎりを強いられる。

「■前たち、早く……逃げ、ろ!!」

(なんだ、この異様な気配は?)

 幽鬼の比ではない殺意、禍々しい雰囲気に雷光。
 明らかに常人とはかけ離れた雰囲気を持つ。
 しかしその表情は悲痛とも言うべき感情を露わにしている。
 言動も戦うのを避けるように言っており、明らかな矛盾。
 何もかもがまぜこぜにされた存在、雷光を纏う八将神が一人十条姫和。

「トッペイ、杖を頼む!」

「分かりました!」

 大祐のデイバックから回収した麻痺の杖、
 そしてトッペイ自身の支給品となる別の杖を手に取り、そちらを千へ振るう。
 魔法の弾のようなものが放たれ、彼女に直撃するがダメージはない。

「理由は分からないが、多少の怪我は覚悟してもらうぞ!」

 雷光が周囲に散りながら苦しげな表情も合わせ、
 彼と同様に何かしら制御できないものとなんとなく察する。
 判断を終えれば剣を押し返し脇腹を突き刺す。
 此方も凄まじく速い突きだが、

(な、硬い!)

 人の身体を突いたという感覚がしない。
 と言うよりも体に刺さってすらいない頑丈さ。
 刀使が用いる能力の一つ、硬化を行う金剛身。
 流石に第五段階と言うエレン程の領域ではないが、
 一方で刀使としては龍眼と違いそこまで珍しいものではない。

(反動が……!)

 それは最早鉄を突いたようなものだ。
 反動はかなりのもので、痺れる感覚が返ってくる。
 姫和は当然フリーの状況で、小烏丸が彼女の喉を狙う。

「クッ!」

 だがその反動を無視するかのように、
 凄まじい速度でレイピアを振り上げ刃を逸らす。
 辺獄と言う環境で常人の比ではない動きは出来るが、
 流石にそのままで迅移の移動速度に追いくることはできない。
 これは単にトッペイが使った『ピオリムの杖』に理由がある。
 攻撃速度向上の効果を与え、持っている疾風のレイピアでさらに上がる。
 その甲斐あって、第二段階の迅移の彼女にもある程度対応ができるようになっている。

(剣道……いや、さっきの突き技から明らかに実戦的な剣術だ!
 あたしとそう年は変わらないだろうに、これほどまでの剣技を───)

 防ぎこそしたものの、立て続けに襲い掛かる小烏丸の刃。
 千も辺獄で十分な実戦で剣術を学んだので、対応ができないわけではない。
 次々と襲い掛かる刃を弾き、甲高い音を奏でていく。
 だが、どうしても覆すことのできない要素。

(速いッ!)

 それは攻めに転じることができない程の彼女の猛攻。
 前後左右、どの方向へも高速移動と共に攻めてくる。
 レイピアと杖の恩恵を以てして、ようやく攻撃速度が追いつく。
 刀使を理解してない彼女からすればこれは驚くほかない。
 辺獄で大分不可思議なものは目にしてきた方だとしてもだ。
 幸い放っている雷光が彼女の移動の軌跡を教えてるため、
 多少の遅れが生じてもギリギリ拮抗できているのが救いか。

(ソクラテスを呼ぶべきか?)

 攻撃そのものは幽鬼程の超自然的なものではない。
 言ってしまえば今の時代では見られないものの、現実の範疇を超えない剣術。
 だが同時にそれだけで、ソクラテスの使用を考えなければならない相手だ。

(いや、今は現実に戻って休息の手段はとれない。
 無暗にソクラテスを使って消耗したところを狙われれば対応はできない。)

 此処に漁夫の利を狙う参加者だっているだろう。
 先ほどの軽薄な男のような輩であればそうするはず。
 (まあ彼の場合は軽薄に加えて軽率だったわけだが)
 余程の状況でもない限り使うタイミングを見極める必要がある。

「手を■くな! 私は八将神……■さなければ殺戮が続くぞ!」

 剣劇の途中、姫和が警告する。
 雷光が周囲に発生するせいで完全に聞こえないが、
 何が言いたいかについては伝わっている。

「八将神、確か陰陽道の神だったな。それはどういう意味───」

 質問をした瞬間に背後へと回り込んで膝裏を狙った刺突。
 彼女の姿が消えた瞬間に背後だと察知して跳躍。

「今だ!」

 射線に千がいたのでどうしても撃つのを悩んだトッペイだが、
 彼女が宙を舞うことで隙だらけの背中へと麻痺の杖を振るう。

「ッ!」

 千が上空で身を翻し、刀影光背による空から彼女を狙う十本の刀。
 同時に音に反応して振り向くと同時に杖の魔法はサイドステップで回避。
 サイドステップで安全圏へ避けた後は、降り注ぐ刀を相手にする。
 避けたことで襲い掛かる刀は少ないと思っていたが違う。

「な───」

 驚嘆の声は恐らく本人の言葉だろう。
 十本の刀が全て姫和へと刃を向けて飛んでいるからだ。
 刀影光背で出した刀は所謂ホーミング機能が備わっている。
 だから移動したところで狙いは変わることはない。
 人間相手にこれを使うなど恐ろしいものではあったが、
 彼女の洗練された剣技ならば、大半は防ぐだろうと千の見立てだ。
 一本だけでも当たれば、それで十分なレベルだから。
 目論見通りと言うべきか、迫る刀の雨を次々と弾いて行く。
 最終的に、予想の大半どころか全てを弾き飛ばしてしまう。

「ならば十一本目だ!」

 刀を防いでる間に着地し、
 対応している彼女の膝を切るように横薙ぎに振るう。

「■■だ! それは───」

 バチバチと雷光を散らす中、
 咄嗟に警告するが声は届かないし、もう遅い。
 それはありふれた剣技であり簡単に対処可能だ。
 すぐに小烏丸が叩き落すようにレイピアの側面を叩く。
 筋力強化の八幡力によって跳ね上がった威力に、耐え切れず手放してしまう。

「しま……」

 完全に隙ができた。
 命を刈り取るには十分すぎる隙。
 鹿島新當流の洗練された突きが再び喉を狙ってくる。
 『勝つ』ではなく『殺す』と言う最高効率を狙うかの如く。

「まだだ!」

 代行者として得た力による刀を出す。
 得物がレイピアだけと思わせるための裏をかいた策。
 少々卑怯かもしれないが、これも立派な戦術だ。
 まだ反動がない左手で握りしめて小烏丸の側面を叩く。

「何!?」

 だがそれすらも上回る。
 普通だったら間違いなく不意打ちの一手だ。
 相手がいきなり刀を出すなんて想像する方がおかしい。
 だと言うのに彼女は刀を払わず、回り込んで次の一手を振るう。
 龍眼の演算を前に、この程度の不意打ちが通用するものではない。
 もっとも、そうだとしてもいきなり刀を出す相手については、
 姫和は心当たりはあって対策されるが。

 もうこれ以上は本当に手の打ちようがない。
 この状況でトッペイの援護を期待するのは余りに無理だ。
 このままでは死ぬ。消耗と死を選ぶならば消耗一択。
 ならば答えは一つ。





「ソク───」

「ヒムリッシュ・アーテム!」

 寸前、声が響く。
 不意打ちの一撃で姫和は攻撃をやめて声の方へ視線を向ける。

(何も、ない?)

 だが視線を向けども攻撃が飛んできてるわけではない。
 疑念を抱くと同時に、頭上へと叩き込まれる何か。
 無防備であった頭部へ直撃し、勢いよく大地へと叩きつけられた。
 先程の声が聞こえた近くの家屋の屋根を千も見上げれば、

「勝手ながら、援護に入らせてもらった。」

 白い服装に白い翼。
 赤黒い平安京に似つかわしくはない、
 零のような白を基調とした男が其処に立つ。





 ───少しだけ時間は巻き戻る。

「……驚いたな。」

 名簿を見てカインは僅かに頭を抱えた。
 人数が五十や六十であれば乗ってる人数の想定も併せて、
 自分一人が倒すべき人数はそれほど多くないと予測していた。
 多少の連戦ぐらいは覚悟してたし、問題ないと自負している。
 一方で、よもやこれほどまでの大人数とは想定していない。
 自分一人では荷が重いし、何よりこの人数では徒党を組まれる確率が跳ね上がる。
 先ほどのように二対一ですら消耗を避けてたが、これでは話が別だ。
 この先も徒党を組まれてる相手ばかりと考えた方がいいだろう。
 乗った人数も相対的に多いかもしれないが人数が多いということは、
 帝具のような強力な支給品を持った人物の確率も跳ね上がると言うことだ。
 奪うにしても、消耗の方が上回る可能性方が高くなる。

(この状況で最初から進んで殺しは確実に悪手だ。)

 セカンドサウスの実現に気持ちが焦りすぎたか。
 短絡的な行動に出てしまったことを軽く反省する。
 まだ二人だけだったのを幸いと思うべきだろうか。

(それはそれとして。)

 まさか死んだはずのギースに加え、
 ロック・ハワードまでこの場に居合わせるとは。
 血の因果はこんなところまでも続いているらしい。
 先ほど似た男に出会ったのも、何かの縁だろうか。

「Limbo(辺獄)らしく、死者もいると言うわけか。
 神曲の舞台を題材にしただけかと思ったが、本当の辺獄とは。
 優勝者は願いを叶えるならぬ、ダンテのように天国へ行くと言うわけだな。」

 ダンテが死後の罰を受ける罪人たちの間を遍歴した場所、辺獄。
 ならばいるだろう。十年前に死んだとされる悪の権化たる存在が。
 そして死者ではないが、ホワイトも嘗てサウスタウンで事件を起こした身。
 所詮後釜狙いしかできず、その上でアルフレッドに敗北した負け犬だが、
 催眠術についての能力は評価しており、恐らく殺し合いでも大いに役に立つはず。
 サウスタウンを乗っ取れなかった身だから、今頃躍起になってるだろう。

(できることならロックは生かしたかったが、仕方がないか。)

 姉のことを伝えれば彼は付いてきてくれただろうに。
 この状況ではそれも不可能で、それは諦めることにする。
 こればかりはどうにもならないのだから。

『で、ボクチンについて頭の整理できた?』

「ああ、一先ずできた……いや、これは君に困惑したわけではないがね。」

 近くから声をかける、小さな精霊。
 棘が円形に並び、正面から見れば太陽をデフォルメしたように見えなくもない。
 支給品を確認したときその存在は知っていたが意志があったことと、
 具体的な確認についてもフェザーと出会って中断してたこの存在。
 これまた突拍子もない存在だが、今となっては驚くことでもないだろう。

「……戦闘か。」

 ギースかロックか。
 どちらかの可能性は正直低い。
 金属のぶつかり合う音は大方刃物同士のもの。
 二人とも格闘技がメインである以上あり得ないことだ。
 ギースであれば組織の首領である以上銃ぐらいは使うかもしれないが、
 この音では関係なさそうだ。

(とは言え、確認しておこう。)

 自分が刃物を避けたように、
 別の人物が代わりに戦ってる可能性はある。
 マスティマを羽ばたかせて戦場へ向かってみると、
 その光景を目にしたカインは顔をしかめる。

(む……)

 少し離れた家屋の屋根へと飛び降り、
 千と姫和の戦闘をひっそりと眺めていたが、
 二人の戦いの動きの速さは相当なものだ。
 フェザーも十分素早い身のこなしだったが、
 あくまで生身同士のぶつかり合いであれば対等の話。
 刀を持った相手があの速度で迫られては、流石に分が悪い。

(やれやれ。まさか漁夫の利を狙う、
 こそずるい手を使うことになるとは。
 ホワイトを負け犬とは言ったが、少し訂正するべきかもしれないな。)

 手に力を込める。
 狙いは一択、圧倒的優位に立つ十条姫和だ。
 どちらを一人で敵に回しても対処ができるかどうか、
 それを選んだ結果が千だった、ただそれだけである。
 姫和を一対一で相手するのは、流石に不安要素が多い。

「ヒムリッシュ・アーテム!」

 結果、今に至る。

「……すまない、助かった。」

 ひと段落着いた、そう思いながら膝をつこうとする千。
 開始早々疲れる戦いで休みたくて仕方なかったが、

「千さん! 彼女怪我をしていません!」

 トッペイの言葉が踏みとどまらせる。
 倒れた彼女を見やれば、事実傷を負っていない。
 少なくとも転んだはずのダメージだってあるだろうに、
 それすら見受けられない。

「なんだと?」

 ヒムリッシュ・アーテムはヒムリッシュ・ゼーレと並ぶ大技。
 あれを無防備に頭から直撃したから相手は倒れてるはず。
 いくらなんでも無傷と言うことはあり得ない。
 流石のカインも少し驚かされる。

 全員が知るはずがないのだ。
 刀使が写シによってダメージを軽減するのは。
 本来なら大ダメージであろう攻撃は外傷にはならない。
 鈍痛と言ったある程度の痛みになるが、致命的な怪我へ至ることもなく。

「八将神は……奴らに殺し合いを強制的に行わせるように仕向けた、手駒の一つだ。」

 起き上がる前にトッペイが麻痺の杖を使うも、
 即座に避けながら起き上がると同時に写シを張りなおす。
 いや、張りなおさせられたというべきか。

「だから私を───早く殺せッ!!」

 再び雷光が轟く。
 迅移からの八幡力で跳躍。
 屋根にいるカインへと一直線に迫る。
 本来迅移は第一段階、第二段階とギアを上げるように速度を上げていく。
 だが柊の家系である姫和だけは例外で、段階を踏まずに即座に上の段階で動ける。
 先程のニンジャを文字通り瞬殺した高速移動は、その段階を飛ばしたがゆえに。
 だから第一段階の迅移をせずに、第二段階を即座に出すことができる。
 スタートと同時に百キロ以上の速度を相手に、千もトッペイも対応できるはずがない。
 ただ一人、最後まで敵への警戒を解かなかったカインだけを除く。

「条件はこうだったか!」

 千手を打って、攻撃を薙ぎ払うような回転をするカイン。
 小烏丸の刃をその手で弾き飛ばすのかと思われたが、
 手は刃を振れることすらないまま空を裂く。
 胴を貫かれ叩き落される。その未来を龍眼で見やるも、

「ッ!?」

 カインの周囲を棘のようなものが飛び回り、
 手に触れた瞬間写シで張ったエネルギー体が削れる。
 さながらチェーンソーのような鋭利なものが回転していく。
 これ以上突っ込めば写シをはがされてしまうと判断。
 触れまいと屋根を踏みブレーキをかけつつ、
 その反動で地面へと着地する形で逃げる。

『言ったでしょ? ボクチン役に立つって!』

「ああ、礼は言わせてもらう。」

 カインの傍に漂う、円形を中心に棘が生えた謎の生物。
 攻撃を防げた種の正体は、その精霊のような存在にある。
 かの世界では三千年前に、古代の民の大魔法使いによって生み出された、
 フェアリンと呼ばれる存在が一体、バリアフェアリン『バーリやー』。
 名前の通りバリアを展開できる、攻防一体のフェアリン。

「ソクラテス!!」

 息を吐く暇を与えさせない。
 侍のような鎧をまとい、赤黒い刃を握りしめた異形と共に千が彼女を狙う。
 もう出し惜しみする余裕はない。先の無傷がどういう仕様かは分からないが、
 とにかく彼女を止めるのにソクラテスなしでは不可能だ。

 ソクラテスが先行しその大剣を振るう。
 守護者であるソクラテスもは自身の精神の具象化。
 即ち、ピオリムの杖による速度強化は既に受けた状態。
 ただでさえ早い動きに、さらに加速された一撃をそれでも躱す。
 躱したところを狙っても即座に無駄なく防ぐか避けられる。

(どのような攻撃手段を以てしても対応される。
 辛うじて当てたとしてもなぜかダメージがない。
 杖といい今の男の攻撃といい、辺獄以外にも妙な力が多すぎる!)

 思考を巡らせながら、ソクラテスと自身の二人で剣劇を続ける。
 ソクラテスを呼んだことで動きのカバーは先程よりも負担はない。
 二対一のでも冷静に姫和は攻撃をいなし、防ぎ、そして反撃を続ける。

(ダメだ、狙えない!)

 杖で援護をしようとしたトッペイだが、
 ただでさえ二人の戦いの速さについていけないのに、
 そこへさらに巨体のソクラテスの登場で麻痺の杖は使えない。
 杖は確かに強力だが、同時に誤射した時致命的なものになる。
 息をつく暇もない程の目まぐるしく動く戦闘を前に、
 人間の状態でのトッペイでは援護すらままならない。
 たとえ狼だろうと援護は難しいかもしれないが。

「君、少しいいか。」

 カインがトッペイの隣へと降り立つ。
 援護ができないのはカインもまた同じだ。
 あれだけ至近距離では、ゼーレもアーテムも誤射の危険が伴う。
 かといってバーリやー一つで剣劇に混ざるなど自殺行為に等しい。
 先ほど可奈美から逃げたのも、刀相手への対処法が乏しかったのがあるがゆえに。
 (確認した今ならバーリやーがいたので、十分戦えてたのかもしれないが)

「あ、はい。」

「このまま戦っても彼女が勝つのは難しい。
 かといって我々が援護するには間合いが近すぎる。
 君の方の支給品で何か役に立つものはないだろうか。
 生憎と、私の方はこの状況を打開できそうにないのだよ。
 その杖、先程も何かを出していたがそれらの性能は?」

「えっと、こっちがですね……」





「■は龍眼でお■達の動■を予測している!
 大量の可能性を演算させれば、私■動■は止まる!」

 どのような攻撃を凌ごうと、
 どのような不意打ちだろうと、
 どのような高速で攻撃しようと、
 全ての攻撃が悉くダメージにできない。
 そのからくりを彼女の口から雷光交じりに告げられたものの、

「随分と難しい要求だ!」

 はっきり言って無茶苦茶な要求だ。
 あらゆる手段を行使して攻撃を防がれてるのに、
 大量の可能性とは一体どうしろと言うのか。
 無茶にもほどがあるとしか言えない。
 寧ろ防戦できてるだけ相当なものだ。

 これの突破方法に姫和一つ心当たりはある。
 龍眼の突破方法は、折神紫との戦いで可奈美が見つけた。
 しかし、無形の位と言うあらゆる状況に対応できる構えだから成立する。
 柳生新陰流である可奈美だからこそ選択肢は千変万化かもしれないが、
 大量の可能性を流し込まなければ龍眼が不具合を起こさないのだ。
 他人がそれを真似をしたとしても、それは千変万化に非ず。
 真似させて失敗では、この場では特に洒落にならない。

「なら、私の動きを止めろ!」

「それも無茶と言うものだ! こうして刃を交えるだけでも手一杯だ!」

 文字通りの電光石火、
 この立ち回りで演算による予測。
 猛攻を耐えるだけで手一杯の奴を止めるなど、
 今の千ではできるものではない。

「そ■と刀使の写シのせいで私■傷を負わない!
 威力の高い一撃を与え■か、刀を取り上げ■ば強制的に解除され■!」

「『高速移動』に『高速演算』に『身代わり』の三重苦か……!」

 対処法を教えられても対処法に全く感じられない。
 もっとも自分を殺す手段を考えなければならないなど、
 普通は考えないので当然と言えば当然なのだが。
 ソクラテスと合わせて倍以上の手数でも刃は届かない。

 そこに乱入するカイン。
 炎を纏いながらの突進だが、

「やはりこの程度ではだめか。」

 千を含めて容易く避けられる。
 最早ただの素通りに等しいものだ。

「剣劇の中に生身で突撃だと、なんて無茶な……」

 敵……と言うには不適切かもしれないが、
 姫和からでさえ今の行動には驚かされてしまう。
 刀使なら迅移でまだ回避もできるからわからなくはないが。

「千さん避けて!!」

 杖の音。何をしたのかはすぐに理解し躱す。
 ステップすればすぐ横を飛び交う魔法の弾。
 カインに続いて立て続けの攻撃だが、凡百な一撃では意味がなく容易に避けられる。
 双方が回避し、もう何十回交えたか分からない剣劇が続く。

「後は……そうだ、私の支給品が───ッ!?」

 突如呂律が上手く回らなくなる。
 剣の動きも、さっきまでと打って変わって遅い。
 例えるならば、電流を浴びたときのような感覚が彼女を襲う。

(写シが剥がされた!?)

 その上写シが強制的に剥がされた。
 異常事態に一瞬だけ元凶となる後方へと視線を向ける。

「数千年前の魔法使いとやらは、どんな技術を持っていたのだろうな。」

 カインが距離を置いた状態で立っているだけだ。
 それだけでは全く状況が理解できない。
 龍眼とは未来予知ではなくあくまで情報による演算。
 『見えてない物に対応する』という行為に対応できない。
 だから先程のアーテムもカインの手ではなく頭上からで対処に失敗した。
 そして今回も、そのカインの行動で攻撃が通る結果となる。

(うまくいった!)

 トッペイが放った一撃は当たるとは思っていなかった。
 即座にその場で対処ができる龍眼の前ではどうしようもない。
 だから、外れてもいいようにカインを先行させていた。
 何もカインは考えなしに突撃したわけではなく、
 バーリやーの特性である『反射』を用いるために背後へと回った。
 彼が攻撃を仕掛けたのは、怪しまれずに背後を取りたかっただけのこと。
 多少の危険はあったが、千の攻撃のスピードは彼女が上でも決して遅いわけではない。
 カインの気配には警戒しつつも、完全な注意を向ける程の余裕はなかった。

「恐らくだが、ウツシとやらは解除できたか!」

 ダメージらしい反応と彼女の身体から霧散した何かをみてカインは察する。
 写シはダメージを受けた部分から欠損したり身体機能が低下。
 最終的に限界が来れば強制的に剝がされると言うシステムを持つ。
 しかし麻痺の杖を当てて動きを止めるとトッペイたちは想定しての行動だったが、
 全身が動かなくなるほどの麻痺ならば全身に肉体的なダメージが行き渡ることになる。
 ある意味、刀使に対して有効とも言える武器で攻撃できたということだ。

(まだ言わなければならないと言うのに……!)

 一方で肝心の麻痺は中途半端になる。
 完全な行動不能には至らず、剣劇はそれでもなお続けられる。
 剣技を研鑽してきた刀使だからこそのなせる技巧。
 だが速度は大幅に低下。千も十分な余裕で打ち合えるレベルだ。
 それでも大分マシ、寧ろ優勢とも言うべきぐらいの恩恵になる。
 一撃の重さは未だ向こうが上だが、手数は逆転した。
 ソクラテスの攻撃を避ける際の隙も大分増えている。

「決める!」

 此処で攻めに転じるのが道理だ。
 カインも今なら千の援護から好機と判断し、
 バーリやーの為の回転を終えると同時に肉薄。
 ピオリムの杖はカインにも既にかけた状態だ。
 事実上強化状態で攻撃できる人材が三人を一人で、
 しかも写シもなければ動きが鈍い状態での相手。
 普通に考えて詰みだ。



 はっきり言うと十条姫和は八将神としての役割があるが、
 八将神は勿論のこと、参加者全体で見ても決して上位にいる強さではない。
 確かに刀使としては優れているし、龍眼や迅移など能力はいくつもある。
 しかし基本的な攻撃手段は刀のみ。御刀を取られてしまえば、
 それらも使えなくなって一般人と大差はないのだから。

 何故、そんな話を今するのか。
 彼女は龍眼でこの状況で最適解を導き出した。
 迅移を以てしても勝てるか怪しいと言う状況。
 八幡力で誤魔化せども、それで支えきれない人数差。
 打開するために彼女は何をしたのか。

「よせ! やめ───」










 故に、彼女は───御刀を手放した。










「ッ……!?」

 全身激痛の中、トッペイが目を覚ます。
 何故倒れているのか、顔を起こしてみればその光景に言葉を失う。
 大地は砕かれ、周辺の家屋は燃えて火災が起き始めている。
 さながら嵐の爪痕とも言うべき光景へと変わり果てていた。

「千、さ……!!」

 激痛でまともに動けないが、周囲の様子を窺う。
 白い服の人もそうだが、何よりも彼女達二人の安否の問題だ。
 雷の少女はいなかったが、千の姿は少し遠くにだがいた。





 ただし、腕を斬り落とされ既に息絶えた状態で。

【恵羽千@CRYSTAR -クライスタ- 死亡】





(危なかった……あれは逃げなければどうしようもなかった。)

 カインは事が起きた瞬間に逃げた。
 と言うよりも逃げなければ死んでいただろう。
 それだけ彼一人の対処ではどうしようもなかったのだ。

(どうやら、あの三人はまだ伝えてないらしいな。
 我々参加者には開示されていない内容が、他にもあるはずだ。)

 姫和から告げられた八将神の存在。
 考えてみれば、主催者が参加者依存も珍しいことだ。
 全員が停滞しないようにそういう要因を放り込むのは当然である。

(わかるのは、ウツシやトジと言う言葉ぐらいか。)

 拾えた情報は容姿といくつかのワードのみ。
 同じ存在に出会えればいいが、知り合いがいるかもわからない。
 この人数だ。誰とも面識のない参加者がいてもおかしくはないのだから。

(しかし『また』とは……呪いでもかかってるのだろうか。)

 思い出すのは刀と雷光。
 最初の二人の参加者がそれぞれの要素を持っていたが、
 逃げた先で出会った相手が、まさかそのハイブリットとは。
 更に惨劇もサンダー・ブレイクのようなとてつもない雷が降り注いだ。
 ここまでくると、何か因果のようなものを感じてしまう。

(とにかく、今は様子を見るのが最適だ。)

 情報のアドバンテージは大きい。
 あれと類似した存在が他にもいるかもしれない以上は、
 無暗に戦って消耗することは余り賢いとは言えなかった。
 とにかく距離を取る。追ってこないかの細心の注意を払いながら。

【E-5/一日目/黎明】

【カイン・R・ハインライン@餓狼MARK OF THE WOLVES】
[状態]:打撲のダメージ(軽微)、ダメージ(小)、ピオリムの杖の強化(時期解除)
[装備]:万里飛翔『マスティマ』@アカメが斬る!、バーリやー@スーパーペーパーマリオ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×0〜1(確認済み)
[思考・状況]
基本方針:優勝しセカンドサウスの夢を叶える。自由は自分の手で勝ち取るべきものだ。
1:一度優勝を考えるのは待つべきだ。頃合いを見計らわなければ。
2:彼女(姫和)の対策の考案と関係者の捜索。トジのことを知ってる参加者がいればいいが。
3:二人(フェザーと可奈美)を倒し損ねたのは大きな損失かもしれない。
4:雷に引き寄せられてるが、気のせいか?
5:暇があれば帝具をもう少し試す。
[備考]
※参戦時期は少なくとも敗北前です
※マスティマとの相性は高いです。
※八将神の存在を知りました。





 さて、四人に何が起こったのか。
 姫和が御刀をあえて手放して、
 ポケットの物に触れた瞬間それは始まった。

『震えるがいい……魂の奥底まで!!』

 突如、空から響く男性の声。
 端正な顔つきの青年が、突如として空に現れた。
 カエルのような王冠を被り、シタールに似た楽器を構えた謎の男が。
 誰もがその存在に気付き、空を見上げる。

「なんだあれは!?」

(……何かがまずい!!)

 バーリやーの動作を終えて加勢に入ろうと走り出してたが、
 写シは刀がなければ発動できないと彼女は言った。
 今、それを捨ててまで行動に出たということは、
 相応の算段があって動かされたということに他ならない。
 故に我先にカインは踵を返しマスティマで飛翔しながら逃げる。
 万が一に備えて、バーリやーの為の一回転も交えながら。

(なんということだ……)

 その一回転の動作中にカインは目にした。
 青年が楽器を奏で周囲にその音色を響かせると、
 槍のようなものが何本も空間を裂いて姿を現す。
 同時に、槍から大地を砕く無数の落雷が降り注ぐ。
 あれは最早災害と呼ぶにふさわしい、天災のような何かだ。
 逃げなければどうなっていたかは容易に想像できてしまう。

 彼女が持っていた支給品、召喚石から呼び出された星の民の最大戦力たる星晶獣が一体、バアル。
 一度奏でれば落雷が降り注ぎ、終われば嵐が過ぎ去るかのような災害に等しい存在。
 無論威力はこの殺し合いに向けて相当抑えてあるが、それでも威力は相当なもの。
 召喚されたと同時に逃げたカインですら、落雷が足を掠めそうになったのだから。

(悪く思うな。)

 見捨てる形になったが、元より優勝する腹積もり。
 出会ったばかりもあって二人に対して慙愧の念は感じることはない。

「ソクラテスッ!!」

「■■だ! 逃■■!!」

 もう自分がどうこうできる領分ではない。
 できることなら、千は彼女を助けたかった。
 彼女は完全には乗っていない、操られた風に見える。
 なんとかして彼女を救おうと思考を巡らせたが、その妥協は限界だ。
 彼女を止めねばこの落雷の雨はトッペイのにも危険が及ぶ。
 すまないと心中で謝罪をしながら、宿善応報で無数の斬/










「え───」

 撃を入れる前に、千のレイピアを握る腕が宙を舞う。
 彼女が刀を拾い上げたところまでは十分に見えた筈。
 なのに姫和は、既に彼女の腕を斬り落として背後に回り込こんでいた。
 さっきまで攻撃速度が麻痺して鈍かったはずの動きが、
 十分な速度で仕掛けられたことで対応が遅れ、唖然とした表情で振り向く。

(何故、此処まで動けるんだ……!?)

 麻痺の杖の効果時間を写シで軽減された、
 それにしたって回復するのが余りにも早い。
 少なくとも、一分程度の余裕はあると思っていた。

 種は単純、バアルを召喚したからだ。
 バアルを召喚すれば『最後に受けたバッドステータスの回復効果』がある。
 完全な回復はこの召喚を終えるころではあるものの、
 ある程度戻るだけでも速度を跳ね上げる迅移は相当だ。
 特に、動きが鈍いと思いこんでた彼女にとっては大打撃となる。

「千さ───」

 トッペイが叫ぶが雷雨に包まれて声は届かなければ
 彼自身もバアルの雷撃を受けて、意識はそこで途絶えてしまう。
 その間も二人は刹那の間、雷雨の中での戦いは続く。

「まだだ、ソクラテスッ!!」

 激痛がジワリと追いかけてきた。
 辺獄では一度も味わうことがなかった欠損の痛み。
 だが痛みでは決して折れない。折れてしまえば、
 自分の正義を貫くと言う彼女の信念に反するから。
 辺獄で鍛えられたとは言え、元はただの高校生が持つには重い信念を胸に、
 もう一度守護者であるソクラテスを向かわせる。

「十字斬衝!」

 片腕を喪ってはまともな接近戦は望めない。
 距離を取りつつソクラテスに近接を任せる。
 斬撃を飛ばして援護をしつつ、

「刀影散華!」

 周囲へと投影した刀を展開しできるだけ防御を固める。

「刀影光背!」

 さらに追加での飛び道具を展開。
 できる最大限のことをして迎え撃つ。



 だが、どうにもならない。
 元々手数の問題で拮抗していたのだから、
 その手数が減れば均衡は崩れると言うこと。
 隙などいくらでも増え、ソクラテスの攻撃を避けて接近してしまえば後は一方的だ。
 斬撃は無駄なく避けられ、放った刀も周囲に飛ばした刀も全てが難なく弾かれて。

「■■ろ───ッ!!!」

 悲痛の叫びと共に一撃を防ぐ暇もない速度で肉薄され、千の胸を貫かれる。
 痛みを通り越すとはこのことか。確実な致命傷を受けて、痛みを感じない。
 だがわかる。決定的な何かが今喪ったということを。
 滑落事故で生死をさまよっていた時あの時とは違う。

(今度こそ命を落とす、その実感なのだろうか。)

 メフィスとフェレスの契約と言うチャンスもない、
 本当に一度きりの命が散るときが。

「いや……まだ、だ……!」

 千は諦めきれない。
 最初に襲ってきた男と、獣になったトッペイとも違う。
 衝動に任せたわけではない。されど罪を犯すことをメフィス達に強制された彼女。
 本来あるべき姿を捻じ曲げるなど、零や小衣の家族を奪ったアナムネシスと同じだ。
 だから彼女は抗う。最期まで、己の信じる正義のために。

「やれ!! ソクラテスッ!!!」

 小烏丸を引き抜かれる前に、
 彼女の腕を残された腕と力で全力で握りしめる。
 奇しくも、姫和がタギツヒメを討った時と同じ構図。
 体格故に余分に雷撃を受ける中、ソクラテスが突き進む。
 両手の刃を交差させ、彼女の背中へと二振りの刃が襲いかかる───





 ソクラテスの一撃は叩き込まれ、写シは三度剥がれた。
 確かにあの時の構図と同じだが、状況は何もかもが違う。
 上半身と下半身が分離する一撃であろうとも写シで致命傷には足りえず。
 写シである以上死ぬことはなければ、千は此処までで致命傷を負いすぎた。
 彼女を押さえつけるだけの力はなく、続けざまの一撃を入れる前に振りほどかれる。
 ソクラテスの二の太刀は避けられてしまう。

「……すまない。私は君を助けることは、できなかった。」

 振りほどいた瞬間、言葉を紡ぐ。
 自分を殺した相手を、死ぬというこの状況で。
 恨みつらみを言うことなく、自分の無力さを嘆く一言のみ。
 千が最期に見たのは、泣き叫びたいかのような彼女の表情。

『……歪んだ魂の旋律だな。』

 召喚石としての役割を終えて、バアルは姿を消す。
 小さく呟いたそれは誰に言ったのか、ただの独り言か。
 誰に聞かれるでもなく、ただ目を閉じながらそう呟いた。





 雷雨が過ぎた戦場にて、姫和だけが立つ。
 写シを三度も剥がされた。普通だったら暫くは写シを張ることもできないが、
 八将神となったことで遠からず回復するだろう。
 とは言え三度も剥がされ、疲労自体は存在して膝をつく。

「やめろ、やめてくれ……」

 弱弱しい声で呟くが、意志とは無関係に身体は動く。
 物言わぬ躯となった千や雷撃を受けて倒れているトッペイからデイバックを奪う。
 当たり所がよかったか、まだ辛うじてだがトッペイは生きていた。
 だが気絶した彼へと、躊躇なく小烏丸を首へ突き刺す。

「アア……アアアアアアアアアアッ!!」

 淡々と殺す姿は最早心無い機械に等しいが、姫和は叫ぶ。
 また殺した。最初のようなどっちか分からなかった二人ではない。
 今度は間違いなく、殺し合いに乗ろうとしてない人物を手にかけた。
 自我を、思考を捨てたくなる。捨てればどれだけ楽なのだろう。
 この先ずっと人を殺し続ける。死ぬか、その心を捨てるまでずっと。
 だが心は捨てられない。捨てることができない。
 彼女は無情になれることなどない。

(私が折れれば、二十年前以上の災厄が起きる……)

 三人の外道によって魂を弄り回された。
 本来なら十分もせずタギツヒメが復活を遂げる。
 皮肉にもそのおかげで今の肉体は安定してるが、完全に消えたわけではない。
 自意識を捨ててしまえば、すぐにでも内に宿る大荒魂が零れでてくる。
 タギツヒメは荒魂……故に御刀以外で祓うことはできない存在だ。
 この場に刀使がいない、或いは全滅した瞬間タギツヒメは無敵の存在になる。
 首輪が強すぎる者への制限が、参加者ではない奴に適用されるかも不明。
 だから捨てられない。万が一それが起きれば最悪の展開になってしまう。
 刀使の誰がいるかもわからないし、いてもタギツヒメに勝てる刀使などいない。
 荒魂を祓う刀使としての役割が、それだけは避けなければならなかった。
 かと言って、そう割り切って今の状況も耐えられるものではない。

(私は、どうすれば……ッ!!)

 荒魂を祓うのが刀使の務め。
 されど血に汚れた手を祓えるものは非ず。
 穢れを嫌う豹尾神は再び辺獄を駆け抜けていく。
 母から受け継いだ御刀を血に染めながら。

【E-5/一日目/深夜】

【十条姫和(豹尾神)@刀使ノ巫女】
[状態]:疲労(大)(再生中)、弱体耐性アップ(時期解除)、混濁した意識、狂気度低下、禍神、龍眼の暴走、精神疲労(絶大)
[装備]:小烏丸@刀使ノ巫女、召喚石バアル@グランブルーファンタジー
[道具]:基本支給品×4(大祐、千、トッペイ、自分)、ランダム支給品(姫和×0〜1、トッペイ×0〜1、大祐×0〜1、千×0〜2)、麻痺の杖(残り1)@少年ヤンガスと不思議なダンジョン、疾風のレイピア@ドラゴンクエスト8、ピオリムの杖(残り3)@トルネコの大冒険
[思考・状況]
基本方針:殺■/■したくない。
1:■す。■す。■す。■す。■したくない。
2:■でもいい、■を■してくれ───
[備考]
※参戦時期はアニメ版二十一話。タギツヒメと融合直後です。
※魂の状況により意思の疎通については普段と変わりませんが、
 行動すべては八将神としての役割を全うする立場にあります。
 ただ、自意識を保つ為で本来の時ほどまともな会話は望めません。
※タギツヒメと融合した影響により周囲に雷光が勝手に放出されます。
 龍眼も使えるようになってますが暴走状態で、本人の意思とは関係なく行います。
 死亡時、或いは彼女の抑えが限界を迎えた際に、
 タギツヒメが肉体を乗っ取るかどうかは不明です。
 (同時にタギツヒメが八将神を引き継ぐかも不明です。)
※迅移(主に三、四段階)の負担が大幅に減ってます。
 ある程度の時間を置けば動けるレベルに回復できますが、
 デメリットが完全緩和ではないので無暗には使いません。
※名簿は見ていません。



 首を刃で貫かれたはずのトッペイが何故生きているのか。
 それは支給品を確認した時のことだ。

『これは君が持っておく方がいい。』

 効果を理解した後、千はそれを彼へと渡す。

『え、でも千さんの方が……』

 効果自体はいざというとき保険になる。
 狼になって暴れて、無駄に消費する可能性も否定できない。
 そういうところも併せて、彼女が使う方がいいと彼は思っていた。

『杖だけでは心許ない。
 保険は持っておく方がいいだろう。』

 人間の時は決して喧嘩が特別強いわけでもない。
 戦いの際危険にさらしやすい立場になりがちだ。
 だから彼女は持たせた。

『……分かりました。』

 それを受け取り、ポケットへとしまう。
 ポケットにしまった結果、デイバックを漁った姫和にはとられなかった。
 そのお陰で、きんきゅうキノコによる蘇生が成立してギリギリ生き延びている。
 だがきんきゅうの文字通り、瀕死の状態であることに変わらない。
 満足に立ち上がれず、千の所へ駆け寄ることも困難を極める。

「千さん……!!」

 自分があの時強く断ったなら。
 この場で生きていたのは彼女だったはずだ。
 父の死の時と同じように、誰かを犠牲に生き延びてしまった。
 彼女は死んだ。もう後戻りはできない。

(……伝え、ないと。)

 彼女の為にできることは、生きることだけだ。
 願いの為に殺すことを許さなかった千の意志を継いで。
 それが、彼女の厚意に対するトッペイができる最大限の行動。
 八将神の存在、そして刀の少女のことを誰かへ伝えなければならない。
 彼女が信頼できる味方と称した、零を筆頭に。



【E-5/一日目/黎明】

【立花特平/トッペイ@バンパイヤ】
[状態]:瀕死、全身激痛、焦げ気味、悲しみ
[装備]:焦げ気味のエマの帽子@ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
[道具]:目隠し@現地調達
[思考・状況]
基本方針:千さんの意志を継いで殺し合いを止める
1:千さんの仲間である零、彼女の妹であるみらいを探す。(ただみらいは用心する)
2:ロック、アナムネシスに警戒。
3:八将神のことを誰かへと伝える。
4:千さん……
5:白い服の人(カイン)は無事なのか。
6:あの人(姫和)を止めないと。
[備考]
※参戦時期は第一部終了後。
※八将神の存在を知りました。
※ロックが幽鬼ではないかと推測してます。

※バアルの影響で周囲はかなり荒れていて、火災も起きてます。
 バアルのソロモンの慈音の落雷が遠くから見えるかもしれません。

【エマの帽子@ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会】
大祐の支給品。エマ・ヴェルデが虹ヶ咲学園転入時に被っていた、明るめの色合いの中折れ帽。
ただの帽子なので外れアイテムだが、ツバが広い分トッペイには月を見ずに視野を広げてくれる。
ソロモンの慈音で状態は悪いが、まだその役割は保ってる。

【ピオリムの杖@トルネコの大冒険】
トッペイの支給品。振ると魔法の弾が出て、当った相手の速度を上昇させる。
基本的に自分には使えず、一定時間仲間や相手の速度を強化させると言う特殊な杖。
一応水晶みたいな魔法反射ができるアイテムを持っているのであれば、
自分にそれを使うことができる。消耗品で使い切ると補充しない限りただの杖。
ただ魔法は使えるアイテムなので、魔力に関する何かの触媒に使えるかも。

【バーリやー@スーパーペーパーマリオ】
カインの支給品。三千年前の古代の民の大魔法使いに生み出されたフェアリンの一体。
精霊の魂を封じた存在とされるが、情報を纏めるに恐らくは元は人間の魂である。
バーリやーはバリアフェアリンで、文字通りバリアを少しの間自分の周囲に展開する。
バリアにはダメージもある為自分から突撃しながらバリアで攻撃、飛び道具の反射も可能。
発動時は一回転することが要求され、絶え間なく展開はできない。三半規管が弱いと辛い。
所有者の認識できる範囲以上に動けない。所有者が死亡した場合は死体の周辺のみ徘徊可能。
所有者が死亡してる場合出会った参加者に権限が移る。譲渡の場合は所有者の権限か必要。
本人は残り活動時間の千年の暇つぶしとしてるのでカインのやることに口を出すつもりはない。
意志を持ってはいるが、そこまで喋らない。なお思考回路が人とはかなり違う(フェアリン共通事項だが)

【召喚石『バアル』@グランブルーファンタジー】
覇空戦争時代、星の民が用いた最大戦力となる星晶獣、
その内の一体である『バアル』が込められた召喚石。
本来ならばグラン(またはジータ)とルリアがいなければ召喚できないが、此処では誰でも使用可能。
楽器を奏で、マイムールと言う槍を呼び出して落雷を起こし、大地を砕くとされる災害レベルの星晶獣。
召喚時にソロモンの慈音で落雷を降らせ、同時に召喚者のバッドステータスの回復と短時間バッドステータスへの耐性付与。
一応意志持ちではあるが、自由はなく所有権の有無も関係ない。精々召喚時に小言を言うぐらいが関の山。
召喚後は再度召喚までのインターバルが必要。

【きんきゅうキノコ@スーパーペーパーマリオ】
千の支給品。普通に使うと微量の体力回復する回復アイテム。
だが所有者が死亡時、強制的に所有者を瀕死の状態だが蘇生する。
これを譲渡していたことでトッペイは生きながらえた。

018:平安京での狂騒 投下順 020:Call your name
怪物と夜遊び 立花特平/トッペイ
恵羽千 GAME OVER
行きつく未来も分からないままで 十条姫和 043:LiarMask
餓桜伝説 カイン・R・ハインライン 042:嵐を呼ぶ辺獄平安大合戦 序
「いっそ無情になれたならよかった」をウィキ内検索
LINE
シェア
Tweet
hengokurowa @ ウィキ
記事メニュー

メニュー

  • トップページ
  • プラグイン紹介
  • メニュー
  • 右メニュー


  • Prologue -悪虐執政辺獄 平安京-
  • 【登場話候補作】
  • 【登場話候補作】(採用)
  • 本編投下順
    • 【000~050】
    • 【051~100】
  • 本編時系列順
    • 【第一回放送までのSS】
    • 【第二回放送までのSS】

  • ルール
  • 参加者名簿
  • 死亡者リスト
  • 死亡者名鑑
  • 参加者追跡表
  • 支給品一覧
  • 参戦時期一覧
  • タイトル元ネタ
  • 書き手紹介
  • 絵置き場
  • 地図

関連リンク

  • 俺ロワ・トキワ荘
  • 本スレ
  • 本スレ【第2節】
  • 本スレ【第3節】(現行スレ)
  • 2chパロロワ事典@wiki

リンク

  • @wiki
  • @wikiご利用ガイド




ここを編集
記事メニュー2

更新履歴

取得中です。


ここを編集
人気記事ランキング
  1. 【000~050】
  2. 錯乱は既に少しアスランしている!
  3. 運命のリベリオンズメモリ
  4. ◆DS9vBqqvHs
  5. 復讐の前に我はあり
  6. 死亡者名鑑
  7. 星屑ロンリネス
  8. ヒーローはピンチの時に駆けつける
  9. DevilMayCry
  10. Death Wish
もっと見る
最近更新されたページ
  • 33日前

    ◆EPyDv9DKJs
  • 33日前

    書き手紹介
  • 33日前

    【051~100】
  • 33日前

    【第二回放送までのSS】
  • 33日前

    魔女の一撃
  • 33日前

    彼等を導くみらい回路
  • 33日前

    たった一つの想い貫く
  • 33日前

    桐生伝 アシッド・レイジ・ロアー
  • 33日前

    君だけの道
  • 33日前

    SAMURAIGIRLS,SUN KILL!KILL!KILL!
もっと見る
人気記事ランキング
  1. 【000~050】
  2. 錯乱は既に少しアスランしている!
  3. 運命のリベリオンズメモリ
  4. ◆DS9vBqqvHs
  5. 復讐の前に我はあり
  6. 死亡者名鑑
  7. 星屑ロンリネス
  8. ヒーローはピンチの時に駆けつける
  9. DevilMayCry
  10. Death Wish
もっと見る
最近更新されたページ
  • 33日前

    ◆EPyDv9DKJs
  • 33日前

    書き手紹介
  • 33日前

    【051~100】
  • 33日前

    【第二回放送までのSS】
  • 33日前

    魔女の一撃
  • 33日前

    彼等を導くみらい回路
  • 33日前

    たった一つの想い貫く
  • 33日前

    桐生伝 アシッド・レイジ・ロアー
  • 33日前

    君だけの道
  • 33日前

    SAMURAIGIRLS,SUN KILL!KILL!KILL!
もっと見る
ウィキ募集バナー
急上昇Wikiランキング

急上昇中のWikiランキングです。今注目を集めている話題をチェックしてみよう!

  1. Dance Dance Revolution SP総合wiki
  2. 世界樹の迷宮X wiki
  3. 本好きの下剋上 有志まとめwiki@5ch
  4. トリコ総合データベース
  5. ダイナマイト野球3D
  6. EDF5:地球防衛軍5@Wiki
  7. 検索してはいけない言葉 @ ウィキ
  8. アサルトリリィ wiki
  9. 固めまとめWiki
  10. Fate/Grand Order @wiki 【FGO】
もっと見る
人気Wikiランキング

atwikiでよく見られているWikiのランキングです。新しい情報を発見してみよう!

  1. アニヲタWiki(仮)
  2. ストグラ まとめ @ウィキ
  3. ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~
  4. 初音ミク Wiki
  5. 発車メロディーwiki
  6. 機動戦士ガンダム バトルオペレーション2攻略Wiki 3rd Season
  7. 検索してはいけない言葉 @ ウィキ
  8. 機動戦士ガンダム EXTREME VS.2 INFINITEBOOST wiki
  9. Grand Theft Auto V(グランドセフトオート5)GTA5 & GTAオンライン 情報・攻略wiki
  10. オレカバトル アプリ版 @ ウィキ
もっと見る
新規Wikiランキング

最近作成されたWikiのアクセスランキングです。見るだけでなく加筆してみよう!

  1. まどドラ攻略wiki
  2. MadTown GTA (Beta) まとめウィキ
  3. シュガードール情報まとめウィキ
  4. R.E.P.O. 日本語解説Wiki
  5. SurrounDead 攻略 (非公式wiki)
  6. Dark War Survival攻略
  7. シミュグラ2Wiki(Simulation Of Grand2)GTARP
  8. カツドンチャンネル @ Wiki
  9. Wplace Wiki
  10. AviUtl2のWiki
もっと見る
全体ページランキング

最近アクセスの多かったページランキングです。話題のページを見に行こう!

  1. 参加者一覧 - ストグラ まとめ @ウィキ
  2. 魔獣トゲイラ - バトルロイヤルR+α ファンフィクション(二次創作など)総合wiki
  3. 稼ぎ - 地球防衛軍6 @ ウィキ
  4. ミッション攻略 - 地球防衛軍6 @ ウィキ
  5. 我孫子 清十郎 - ストグラ まとめ @ウィキ
  6. サーヴァント/一覧/クラス別 - Fate/Grand Order @wiki 【FGO】
  7. 雨宮(amemiya0123) - ダイナマイト野球3D
  8. 鬼レンチャン(レベル順) - 鬼レンチャンWiki
  9. 機体一覧 - 機動戦士ガンダム EXTREME VS.2 INFINITEBOOST wiki
  10. ウイングガンダムゼロ【EW】 - 機動戦士ガンダム バトルオペレーション2攻略Wiki 3rd Season
もっと見る

  • このWikiのTOPへ
  • 全ページ一覧
  • アットウィキTOP
  • 利用規約
  • プライバシーポリシー

2019 AtWiki, Inc.