概要・コンセプト
インターシティ三鷹線・立川セントラルラインを中心に、さらなる所要時間の短縮、サービスの向上を目的として開発された。
また、その汎用性の高い仕様から東鷹快速グループの標準車両と位置付けられ、インターシティ三鷹線への導入を皮切りに、東京新都心高速へは6000系と称してアーバンメトロ新都心線へ、麻帆良電鉄へはM600系と称して麻帆良学園線へ導入された。保安装置や編成両数、座席配置、編成出力、ギヤ比などそれぞれの路線に合わせた若干の差異はあるものの、これらは基本的にほぼ共通の車両である。
また、その汎用性の高い仕様から東鷹快速グループの標準車両と位置付けられ、インターシティ三鷹線への導入を皮切りに、東京新都心高速へは6000系と称してアーバンメトロ新都心線へ、麻帆良電鉄へはM600系と称して麻帆良学園線へ導入された。保安装置や編成両数、座席配置、編成出力、ギヤ比などそれぞれの路線に合わせた若干の差異はあるものの、これらは基本的にほぼ共通の車両である。
全ての人に優しい車両
床面を従来車より10mm低くすることによるホームと床面の段差を軽減、一部の吊り手を低くする、ドア等に注意喚起の警戒色テープの貼り付け、多彩なピクトグラムの採用などといった「ユニバーサルデザイン」を取り入れた。
また、従来は先頭車のみとされていた車椅子スペースを中間車(i編成では3号車・6号車)にも設置した。
これらの取り組みにより、全ての人に優しい車両を目指した。
また、従来は先頭車のみとされていた車椅子スペースを中間車(i編成では3号車・6号車)にも設置した。
これらの取り組みにより、全ての人に優しい車両を目指した。
通勤を快適に
通勤ラッシュ時間帯、満員の列車内は蒸し暑くなりがちである。そのため、家庭用・業務用エアコンで実績の高い東芝と共同で新開発したプラズマイオン空気清浄・デオドラント・除湿機能付きクーラーを搭載、快適な車内空間を実現した。自動清掃機能も搭載し、メンテナンスの手間も低減。勿論省エネ設計で、温暖化防止にも貢献している。
ドア窓には複層ガラスを採用し結露を防止した。吊り手は革部分の剛性を強化し、加減速時も体が傾かないようしっかり支えることができるようにした。
ドア窓には複層ガラスを採用し結露を防止した。吊り手は革部分の剛性を強化し、加減速時も体が傾かないようしっかり支えることができるようにした。
車体
TS2300系を基本とした20m4扉の軽量ステンレス車体。
前面デザインは、レイアウトそのものはTS2300系等を踏襲し中央に非常用貫通路を設けたスタイルである。しかし、前照灯及び霧灯がプロジェクター式ディスチャージランプとなったため前照灯のケースが小型化されよりシャープな印象となった。
また角と屋根部分に若干丸みを持たせることにより地下駅進入時の列車風を低減した。
前面デザインは、レイアウトそのものはTS2300系等を踏襲し中央に非常用貫通路を設けたスタイルである。しかし、前照灯及び霧灯がプロジェクター式ディスチャージランプとなったため前照灯のケースが小型化されよりシャープな印象となった。
また角と屋根部分に若干丸みを持たせることにより地下駅進入時の列車風を低減した。
車体強度の確保のため、台枠側梁の板厚を厚いものとしている。車体断面は車両限界、工法と広幅の雨樋の関係から台枠部から上に行くに従ってわずかに内側へ傾斜している。床下機器は基本的に車体横梁に直接吊り下げ、機器のつり枠を廃止して軽量化を図っている。一部車両の床下側面には非常用の折りたたみ式階段を設置した。
客室内装は、E231系とは異なりペーパーハニカム材にアルミ板と高硬度アートテックやデコラ化粧板を貼り付けた複合材料を使用した新設計のものとなっている。
車外の車両番号表記・号車札はシール式をやめ、ステンレスのエッチング板に変更した。
添付ファイル