サン系

サンの神々は光と闇の神々との大戦において
何らかの理由によって東の大陸に逃げた神々が主体となっています
そのため、光と闇の神々の戦いの影響を受けていないのが特徴であり
これが妖魔や妖精の対立が存在しない独特な価値観を生み出したといわれています

秩序と豊穣の神、アマテラス

アマテラスは主にサン帝国で崇められている、太陽を司る神様です
ツクヨミやスサノオの姉神にあたり、万物に生命力を与える役割を持ちます。
人々に姿を現す際は、巨大な白い犬の姿を取るといわれています

信仰的には太陽を化身としているため
太陽の光の恵みを解し、動植物を育てるといった事から豊穣神の一面を持つ他
常に頭上から人々を見守っているという視点から
アマテラス様に見られても恥ずかしくない振る舞いを日々心がける
悪事を行えば、いずれそれはアマテラス様により罰せられる。
といった秩序の神様の一面を持ちます。

このためサン帝国にくらす、信仰深い人々は己が善悪の判断の元
人として恥ずかしくない行動を常に心がけますし
アマテラスの信者は己が善悪の判断を元に、行動を行うでしょう。

(逆に言えば、太陽が出ていない夜に悪人は暗躍するわけです)

なお、アマテラス信者の奇跡魔法は
植物や動物といった自然に存在する生物にも使用できる特性が有ります。
例えば、植物の病にキュア・ディジーズの使用などです。

Lv3

名前【ヴァイタルブレス】
消費【12】   属性【アマテラス】
距離【術者】  抵抗【-】
対象【術者から半径10m空間】 対抗【対抗/優越(ブレス系統全て)】
持続【持続(18ラウンド)】
【効果】
術者から半径10m以内の空間で任意の10人までを祝福し、
生命力を賦活することで毒や病に対する抵抗力を向上させる魔法です。
結果、生命抵抗の値が+20され、毒によるダメージも2軽減されます。
また、この魔法の範囲内にいる人物へ術者が使用した
ハイヒール、シニアルライトの回復量に+1のボーナスを与えます。
この回復力の増加はブレスの範囲内で有れば自動的に発動します

この魔法は通常のブレスの条件に加え、、植物、動物、幻獣といった
太陽の恵みを受ける生物にも効果を発揮させることが出来ます。

Lv4

名前【ヴァイタルソース】
消費【16】 属性【目標値 アマテラス】
距離【30m】 抵抗【消滅】
対象【個人】 対抗【】
持続【特殊】
【効果】
対象の生命力を強化し、驚異的な再生能力を付与する魔法です。
この魔法はD+0+魔力で回復量判定を行った後、即座に効果を発揮せず
各ターンの最後に2点まで回復効果が発生します。
そして最終的に、回復量判定で決定された値を回復するまで効果が持続します。
(例えば回復量が13の場合は7R間持続的な回復効果が発揮され
回復量は発動から6Rの間2点、最後の7R目だけ1点になります)
なお、途中でディスペル等で魔法が消された場合は、その時点で回復効果が止まります。

Lv6

名前【シニアル・ライト】
消費【30】 属性【アマテラス】
距離【術者】 抵抗【減少】
対象【空間】 対抗【対抗/消滅(ダークネス)】
持続【一瞬】
【効果】
術者の手より生命力に溢れた暖かな光を放射します。
その結果、術者から周囲10m以内にいる任意の対象に対し、D+0+魔力の回復効果を与えます
アンデットに対してはD+0+魔力のダメージを与えます。
いずれの場合もクリティカルはしません。
なお、この魔法の魔術判定でクリティカルが発生した場合に限り
対象に掛かっている毒や病といった不調をも解除します。

但し、回復効果は光に含まれているため
光が及ばない位置には一切の効果を発揮しません。

時と生命の神、ツクヨミ

ツクヨミは主にサン帝国で崇められている、夜と月を司る神様です
アマテラスの妹、スサノオの姉神にあたり、万物に死と時の流れを与える役割を持ちます。
人々に姿を現す際は、巨大な白い猫の姿を取るといわれています

信仰的には月を化身としており
月の満ち欠けを利用した時間の流れを司る時の神の一面のほか
人々の寿命を支配する月の神として、生物の死を司るとされています。

ツクヨミの信者は月を詠み、暦を読み、或いは神の信託を受け
未来を想定し、時の流れにあわせた自然な生活を行います
また葬儀も彼らの仕事であることからも
人々の最後を送り届ける人物として恥ずべきことの無い生活を心がけるでしょう
そのための参考事例として、歴史に深い造詣を持つことが大半です。
また、時の流れを見ることができるため、
しばしば未来を読み、危機を回避する預言者としても活躍します。

Lv2

名前【アナライズ】
消費【10】   属性【ツクヨミ】
距離【術者】  抵抗【-】
対象【術者】 対抗【-】
持続【1h】
【効果】
この魔法は月が見える場所、即ち夜間の野外でしか使用できません。
月や自然の力を借りて、事象の解析を行う奇跡です。
魔術達成値に応じた結果が10分後に得られます。

この魔法で解析できる事象は主に自然現象が多く
狩人と知識の技能の一部を神聖魔術で肩代わりすると考えてください。
発見、探知、予測、感知関係には大体使用できますが、
効果発揮に18R掛かるため、不意打ちなど急を要するものにはまず間に合いません


Lv3

名前【ヴィジョン】
消費【9】   属性【非解除 ツクヨミ】
距離【術者】  抵抗【-】
対象【術者】 対抗【-】
持続【術者が眠りに付くまで】
【効果】
この魔法は近い将来、術者が目撃することになる危機を知ります。
具体的な時間などは分からず、そのシーンだけが見えるため
危険予測程度にしか役立ちません。
また一度効果を発揮すると、この魔法は効果を失います。

ゲームシステム的には
  • この先危険感知を要求されることが分かるだけで、危険感知判定の結果には影響しない
  • 敵の攻撃による味方の危機が分かる(攻撃されたことによる結果の予測)
  • NPCの末路が分かる
といった感じです。
なお、効果の発揮はかなりGMに左右されます。
GMレスキューがもらえる魔法と考えても構いません。
(戦闘中は、著しく戦闘に影響される場合にのみ伝えるくらいで良いでしょう
 気絶や死亡が確定する行動や、全滅しかねない状況になる場合など)

Lv9

名前【ヴィジョン・アイ】
消費【45】   属性【ツクヨミ】
距離【術者】  抵抗【-】
対象【術者】 対抗【-】
持続【一瞬】
【効果】
過去或いは未来の、一面を覗き見る奇跡です
どちらの場合も術者の知りたいと望んだ事のみが見えるため、
知りたい事がわかっていなければ魔法の発動すらできません。
また、見えるのはあるシーンであるため
例えば怪物判定に失敗したから怪物のデータを知るためにこの魔法で知る
といった使い方をしても、データは出てきません。
(攻撃や攻撃を受ける戦闘シーンを見ることはできるため、おおよそのデータを知ることは出来ますが)


戦と成長の神、スサノオ(荒神)

スサノオは主にサン帝国で崇められている、成長と戦を司る神様です
アマテラスやツクヨミの弟神にあたり、万物に成長を与える役割を持ちます。
人々に姿を現す際は、巨大な3本足の鳥の姿を取るといわれています

スサノオの教えは正々堂々、正面から己の力をぶつけ合い勝利することです。
この己の力と言うものは、文字通りの力比べだけでなく、
知恵や知識、技術など持ちうる全てをぶつけ合うことを意味します。
モラルと道徳に基づき、人として外れた行為でさえなければ
時には戦略や不意打ち、毒物の使用も知識の一つとなりえます。
それらは卑怯ではなく、対処できない己が不甲斐ないという扱いになり
後悔からより高みを目指す者が荒神の信者なのです
よってスサノオの教えとは文武両道、修練の積み重ねによって出来ているといえます。

但し、あくまで力のぶつけ合いが本質であるため
相手の行動を奪う麻痺毒や拘束魔法は嫌われ
抵抗が可能な攻撃方法のみが許される他、相手への過度な攻撃も忌避されます。
このため、降参した相手を攻撃することはスサノオの信者にはありえませんし
持続時間が極端に長い毒物等もまず使用されません。
後遺症が残る類はそもそも人として道を外れていると判断されます

ルールを守らぬ裏切り者には非常に厳しい措置を取る宗派でもあり
道を外れた者、即ち外道と分類した者達には一切の容赦をしません。

Lv2

名前【センス・ウィル】
消費【6】   属性【スサノオ】
距離【術者】  抵抗【-】
対象【術者】 対抗【-】
持続【1h/戦闘間】
【効果】
術者が存在を認識している人物の戦意の有無を感知する魔法です。
この魔法の持続時間は通常1hですが、戦闘が1時間以上継続している場合に限り
術者が戦闘状態を継続する限り効果が持続します。

なお、存在を認識していないと感知できないため
潜伏している相手などを捜すためには当然使用できません。

Lv4

名前【アキュレイト】
消費【12】   属性【非解除 スサノオ】
距離【術者】  抵抗【-】
対象【術者】 対抗【-】
持続【術者が眠りに付くか、効果を一度発揮するまで】
【効果】
術者の知識に応じて、より的確な行動や判断を可能にする奇跡です。

具体的には、術者が知識判定等に成功し深く知っている事象に対し
術者が何らかのD100判定を行う時に+40のボーナスを与えます。
あくまで術者が成功させた対象に限るため、
例えば仲間が怪物判定に成功させていても、
自身が判定を成功させていなければ、そのモンスターへの行動を効果の対象にできません

一度効果を発揮すると、眠りに付くまで再使用できません。

Lv5

名前【バトルオーラ】
消費【20】   属性【精神 目標値 スサノオ】
距離【術者の声の届く限り】  抵抗【-】
対象【任意】 対抗【-】
持続【戦闘間】
【効果】
この魔法は、術者の声の届く範囲にいる対象の戦意を向上させる魔法です。
効果の対象となったものは、一時的に肉体の疲労を忘れ、不屈の精神を得ます。
結果、HPが0以下になっても気絶しなくなり、肉体的疲労や精神的恐怖のペナルティを無効にします。
但し、HPが0以下の状態で行動不能なことには変わらず、転倒も通常通り発生します。
行動宣言は可能ですが
HPが1以上に復帰しなければ当然ながら行動は自動的にキャンセルとなります。

なお、この魔法は敵から逃げる、戦闘状態が終了するなど
戦意を失うタイミングで効果が消滅するため
場合によっては、戦闘終了と同時に意識を失う人物が多発します。


狩猟と自然の神、ミケツ

ミケツは主にサン帝国であがめられている自然を司る神様です。
元々は大地母神マーファの妹神でしたが、光の闇の神々との大戦において
戦争において焼ける大地や失われ行く生物に嘆き、参戦を拒否しサン帝国に逃げた後
その地にいた狐の姿をした幻獣と同化したとも言われています。

信仰的にはマイリーの従者思想と、アルルーラの狩猟に自然崇拝を混ぜた形と言え
不必要な狩りを禁じ、自然の恵みを教授することを肯定します。
また道具を長く大事に使うことを進めており、道具の手入れや修繕を自分で行ったり
そこから派生して職人があがめる場合も有ります。
この行動には万物に宿る精霊に感謝し、敬意を忘れないよう心がける。といった考えがあるため
高位の神聖使いは精霊魔法を習得する場合が多いのも特徴的です。
但し、自然ならざる状態であるという考え方から
狐神の信者が『コントロール・スピリット』や『フルコントロール・スピリット』を使用することはできません

極めた技術で避けない苦しみや被害を出さず、迅速な狩猟を行うといった狩りの考えの他
己が仕えようと思った人物を裏切ることなく、一生尽くすといった変わった思想も持ち合わせているため
信者の殆どが、仕える者を守るために何らかの戦闘手段を所持しているのも特徴と言えます

なお、この宗派は毒物を使用することも有ります。
但し、使用する毒は対象に余計な苦しみを与えないため という目的から外れないよう注意してください。

Lv4

名前【フォックス・センス】
消費【16】 属性【ミケツ】
距離【術者】 抵抗【-】
対象【術者】 対抗【-】
持続【1h】
【効果】
術者は1時間の間、狐のような鋭敏な五感を得ます。
増光が追加されるため、月明かり程度の光でも不自由なく行動できますし
また、嗅覚や聴覚のような五感を使った判定で+20のボーナスを得られます。
なお発動中、術者の眼は狐と同じようになるため、光が当たるとらんらんと光って見えます
但し、唐突に強烈な刺激を受けると鋭敏化された五感が仇となる場合が有り
例えば増光中にホーリーライトなどの瞬間的な閃光を受けると18Rの盲目状態に陥ります

また、基本的に狩人技能で判定が可能な状況にしか十分な効果を発揮できません。
(嗅覚系の技能は無いため、そのあたりはGM判断で処理してください)

Lv6

名前【コンタクト・スピリット】
消費【30】 属性【目標値 儀式 ミケツ】
距離【術者】 抵抗【-】
対象【術者】 対抗【-】
持続【永続】
【効果】
この魔法は術者を霊的に近い存在へと昇華させ、大自然に宿る精霊の力を借り受ける魔法です。
発動中に銀或いは非金属以外の鎧を身につけることは出来ません。
魔法発動時にコントロールスピリットで選択できる精霊一種類を選択します
術者は指定した精霊の発生源となる他、該当精霊を使用する魔法に限り、神聖技能Lvでも判定が可能になります
よって、精霊技能が低くても強力な精霊魔法が使用できるようになりますが、
この方法で使用する場合に限り、一切の拡大ができません。
また、この魔法の目標値以下の魔術値を持つ、該当精霊が関与する魔法では一切の影響を受けなくなります

但し、発動中に何らかの理由で指定した精霊が存在し得ない状況になった場合
術者はその状況が改善されるまで意識を失います。

Lv7

名前【エナジートランスファー】
消費【21】 属性【ミケツ】
距離【接触】 抵抗【-】
対象【個人】 対抗【-】
持続【一瞬】
【効果】
術者の生命力を他者に分け与える秘術です。
この魔法を発動する際、追加で任意のHPを消費します。
そして、消費したHP分対象のHPとMPを回復します。
この魔法で消費されたHPは回復魔法等で一切回復できず、自然治癒(一日にHP1点)でのみ回復します。
なお、この魔法で自身のHPを0未満にすることはできません。

Lv10

名前【リボーン・スピリトフォックス】
消費【50】 属性【非解除 儀式 目標値 ミケツ】
距離【術者】 抵抗【-】
対象【術者】 対抗【-】
持続【永続】
【効果】
狐神最高の奇跡にして、秘術です。
狐神神官たちの厳しい修行の目標の一つとしてもあげられる呪文でも有ります
(他には主に貢献するため、自然を守るためなどがあげられます。)
この魔法がかかった狐神の信者は半精霊化し、仙人に近い状態になります。
これにより、狐の尻尾と耳が生え
  • あらゆる通常武器を無効化する能力
  • 下位精霊を使用した魔法を自由に操る能力(魔術・魔力・消費MPは神聖lvと同等)
  • 精神抵抗+40
  • 毒と病に対し抵抗+40 重症化しない(死亡もしない)
  • ハイエルフと同等の寿命
の全てを得ます
しかし、精霊と同じように金属などに生理的嫌悪感を感じるようになるため
精霊が嫌うものは一切装備できなくなります。
また、何らかの理由で精霊が存在できない空間にいった場合は
非常に身体に負荷がかかり、まともな戦闘行動は不可能になるでしょう。
その他、極端に自然が少ない場所などを訪れた場合なども身体に不調をきたします
これにより、古代遺跡などの捜索は向かなくなります

また一部精霊を封じるアイテムを使用された場合、中位精霊と同様の扱いとなり
封じられている間は全D100判定に-40のペナルティが入ります。
なお、半精霊化はしていますが
そもそも狐神の教義からして自然調和が上げられるため
食べる量や身体的な疲労は半減しても、不要にはならず
生物本来の特性を捨てることはできません

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最終更新:2011年10月22日 22:10