見られたくない場面で遭遇したらの魔物たち
本日の更新はお休みになります。
こちらで、
薬の魔物のSSを更新させていただきますね。
ゼノーシュ
「…あのね、この竜が、
グラストに契約して貰おうとしたんだよ。僕、
グラストが取られちゃうと思って捨ててこようとしたの。怒る?」
「言ってくれれば、俺が自分で断ったのに、一人で竜と戦ったのか。怪我はしていないか?」
「うん!弱い竜だったから、
グラストのことも守れないよ!」
ノア
「ありゃ。ここから先は僕の大事な女の子に見せたくないから、僕も一緒に帰ろうかな」
「修羅場を放置して逃げるのはやめるのだ。そして、私を巻き込まないでいただきたい」
「ええと、ほら、僕も男だからね。色々とあって…」
「新しい彼女さんと、前の彼女さんとじっくりと話し合って下さい」
グレアム
「ネア、…恥ずかしいところを見られてしまったな」
「…ほわ、野生のムグリスを撫でようとして、逃げられてしまったのです?」
「…ああ」
「ここに、ムグリスなディノがいますが、お腹を撫でてみます?」
「キュキュ?!」
「っ、シルハーンを…」
「むくむくお腹ですよ!」
「では…」
ギード
「…っ、これは事情があってだな…」
「むむ、泥遊びですか?」
「いや、…ああ。泥遊びだな」
「狐さんにつられてしまったのでしょうが、まさかのギードさんまで泥んこです…」
「狼に擬態している事が多いのでつい…」
「ギードと
ノアベルトが…」
「シルハーン、驚かせてすみません」
ヨシュア
「ほぇ、どうしてここにいるんだい?」
「む、
ウィリアムさんです」
「……ネア、どうして
ヨシュアと大浴場にいるんだ?」
「最新のアヒルさんの性能を、広いお風呂で見せて貰っていました」
「そうか。少し
ヨシュアを借りてもいいか?」
「ふ、ふぇぇ!」
「ネアがアヒルに浮気する…」
ウィリアム
「…っ、起きてたのか」
「むぐ。なぜ拘束されたのだ」
「すまない、少し寒くてな」
「…むぅ。お仕事が忙しいのに風邪を引いたら大変です。湯たんぽになりましょう」
「はは、それなら遠慮なく。ネアは柔らかいな」
「…は!上を着ていません!何か羽織って下さい!ぎゃ!寝てる!」
ディノ
「ネア、」
「む、何をさっと隠したのでしょう」
「君には見せたくないものかな。君はもう、私を怖がらないだろうけれど、君に触れさせたくないものだからね」
「ふふ、そう言いながらも不安になってしまうのですね?そんなものはぽいしてきて、おやつにしましょう!」
「ご主人様!」
アルテア
「おい、何のつもりだ」
「お隣にいた方は恋人さんですか?何て綺麗な方なんでしょう」
「便宜上の同伴者だ。お前はさっさと帰れ」
「ふふ、私とて男女のいい雰囲気は分かるのですよ。照れなくても…むが!鼻を摘まむなどゆるすまじ」
「出口で待ってろ。屋敷に戻ってパイを焼いてやる」
ほこり
「…ピ」
「ほこり、持ってきた祟りものはまとめて食べないように話しただろう?」
「ピギャ」
「まったく、今夜だけだぞ。俺は、ほこりにはどうしても甘くなってしまうなぁ」
「ピ!」
「ジョーイ、この祟りものだらけの部屋は…」
「ネビア!そこにいると一緒に食べられるぞ」
「…っ?!」
以上です!
本日もお付き合いいただき、有り難うございました。
最終更新:2022年05月07日 11:59