もし予防接種に連れていかれたら
ディノ
「キュ…」
「むむむ!ちびこい三つ編みがへなへなで震えていますが、しっかり指にしがみついてくれているので、頑張ろうとしてくれているのですね?」
「…キュ」
「大好きなムグリスディノが病気になったら悲しいので、少しだけ我慢して下さ…むぅ…」
「わーお、動かなくなったぞ」
ウィリアム
「フキュ…」
「ウィリアムさんなちびふわも、予防接種が必要なのですよ」
「ありゃ、固まってない?」
「かちこちになっていますし、この世に絶望したような眼差しですが、大切なちびふわなので注射するのですからね?」
「…フキュ」
「まぁ、頬っぺたにすりすりしてくれました!」
エーダリア
「エーダリア様な狐さんも、…予防接種するのでしょうか?」
「わーお。やめておかない?」
「いえ、擬態している場合も必要だそうですよ」
「
ヒルドは容赦ないなぁ」
「しかし、きりりとしていて注射は全く怖くないようです」
「キュウ!」
「魔術反応が見たいとか思ってそうだよね…」
ヨシュア
「ギャワン!」
「っ、待つのだ!綿犬も予防接種を受けるのですよ!」
「ギャワ…」
「ヨシュア?」
「…ギャ、ギャワン」
「まぁ、イーザさんは流石ですね!すぐに捕まえてしまいました」
「あひるの模様の首輪なのだね…」
「ちびアヒルチャームが可愛くて、堪らない愛くるしさです!」
ワイアート
「竜さんにも必要なのですか?」
「竜はほら、ボラボラ用のワクチンがあるからね」
「ボラボラ用の…。そしてなぜ私なのだ。お身内でどうにかしてして下さい」
「注射嫌いで受けてなかったらしいんだよ。ネアちゃんが連れて行ってくれるなら、大人しく縛られるってさ」
「解せぬ」
ベージ
「ベージさんも、ワクチンを受けていないのですね?」
「…っ、すみません。効かないこともあるので、つい…」
「さぁ、行きますよ!ベージさんがボラボラにかぶれたら大変です」
「ネア様…?」
「怖くないように手を繋いでいますから、頑張りましょうね?」
「この命も惜しくありません」
ヒルド?
「ノア、どうしたのですか?」
「僕の悲しみを知って貰う為にさ、ヒルドを狐にして予防接種に連れて行こうとしたんだけど、…僕まだ生きてるかな?」
「相当な抵抗を受けた模様です…」
「それで、ヒルドはどうしたのだ?」
「ありゃ、いないや」
「僕、さっき見かけたよ。凄い怖かった」
ゼノ?
「
グラストは、僕が
ノアベルトみたいに狐になったら予防接種に連れて行っちゃう?」
「
ゼノーシュを怖がらせたくはないが、病気を避ける為であれば行くかもしれないな」
「僕ね、注射は怖くないよ。でもね、獣に擬態してグラストがそっちの僕の方が良くなったら困るから、もうしないの!」
アルテア
「フキュフー?!」
「めっ!逃がしませんよ!予防接種は必須なのです」
「フキュフ!」
「尻尾でぱすぱすされても、ちっとも痛くありません。暴れるようならお尻を叩いてしまいますよ」
「フキュフ…」
「アルテアが…」
「あら抱っこですか?」
「フキュフ?!」
「さぁ、行きますよ!」
以上となります。
お付き合いいただき、有り難うございました。
最終更新:2022年05月07日 11:58