2020-02-05

Twitterで公開されたSSを引用しています。
引用元:桜瀬彩香氏Twitter(@kusurinomamono https://twitter.com/kusurinomamono

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後 2020-02-08 作中の曲のイメージ

出かける前に


本日の更新はお休みとなります。
こちらより、何篇かSSを書かせていただきますね。
テーマは「出かける前に」で!
https://twitter.com/kusurinomamono/status/1224980294303764480?s=20

アルテア
「カードはあるな?出かける用事があるのなら、ここに書いておけ」
「むぅ…」
「作り置きのパイはこれだ。こっちは、食事用のオリーブとベーコンの焼き菓子になる」
「パイ様とおかず菓子が!」
「いいか、余分は増やすな。妙なものを狩るな。分かったな?」
「お母さん…」
「やめろ」

ウィリアム
「ネア、暫く鳥籠に入るが、今回の国は最悪潰せるからな。何かあったら遠慮なく呼んでくれ」
「つ、潰してはなりません…」
「それよりも、ネアに何かあったら困るだろう。それと、土産は何がいい?」
「お肉様…」
「肉系だな、分かった。期待していてくれ」
「はい!」
「行ってくる」

グレアム
「ネア、少しの間こちらに来られなくなる。シルハーンを頼むな」
「はい!」
「もし、君やシルハーンに害を成す者がいたら、この術符を使ってくれ」
「ちびふわ符ですか?」
「それはこちらだ。これは殲滅用だな。後腐れが無い方がいいだろう」
「せんめつよう…」
「任せたぞ」
「ふぁい」

ヒルド
「では、行って参ります」
「はい。気を付けて下さいね。…む」
「不在の間、他の妖精に目をつけられませんよう」
「ふふ、ヒルドさんの祝福があれば安全ですね!」
「本日はザルツの会議ですから、ザルツクーヘンを買ってきましょう。この時期は限定の味がありますからね」
「クーヘン様!」

ヨシュア
「ほぇ、その期間は来ないよ。寒いからね」
「はい。ごきげんよう」
「ぼ、僕をもっと必要とするべきだよ!僕がいなくてもいいのかい?」
「寒くてお城から出たく無いのでは?」
「城からは出ないけれど、ネアは僕を敬うべきなんだ…」
「面倒臭くなりました。さらばなのだ」
「ふぇぇ!」

アルテア2
「なぜいるのだ…」
「ったく、案の定事故りやがって。少しも目を離せないのか」
「珍しい竜さんを狩っただけなので、特に問題はないのです」
「そもそも、何だその格好は?」
「砂風呂なので、水着なのは当然のことなのでは」
「アルテア、ここは俺がいるので帰ってくれていいですよ?」

エーダリア
「という事で暫し不在にするが、…その、無事でいてくれ」
「何という不穏な挨拶なのだ…」
「それと、見慣れない魔術書を見付けたらすぐに売らないでいてくれ」
「まぁ、この前のものもエーダリア様に差し上げたではありませんか。安心して下さいね」
「おや、初耳ですね」
「ヒルド…」

ディノ
「…やめようかな」
「こらっ、大事な夜会なのでしょう?」
「でも、ネアがいないからね」
「その間に私は、溜め込んだ本を読んでいますね!」
「…ネアが虐待する」
「まったくもう。頬っぺたに行ってらっしゃいの祝福をあげますからね」
「…凄い虐待した」
「なぜに死んでしまったのだ…」

アレクシス
「暫くまた旅に出るが、これを作っておいたからな。危険回避用に選択の魔術も入れてある」
「アルテアさんが…」
「二人で飲めるものになっている。それと、疫病が出たと聞いたので疫病の全封じのスープを作っておいた」
「全部封じてしまうのです…?」
「ああ、これで安心だからな」

ノア
「…ありゃ」
「ノア!何度も起こしたのですよ!狐さん姿で廊下で寝ていて、全く起きませんでした」
「わーお。もう夜なんだ。昼食後にボールではしゃぎ過ぎたかなぁ」
ノアベルトが…」
「うーん。もうこんな時間だし、今日の外出はやめておくよ。この家で、みんなと晩餐にしようかな!」

本日はここ迄となります。
なお明日は、薬の魔物の通常更新ではなく、夜の長い国のお話の幕間を追加させていただきますね。
2/7は、薬の魔物の更新となります。


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最終更新:2022年05月07日 12:06