2022-01-20

Twitterで公開されたSSを引用しています。
引用元:桜瀬彩香氏Twitter(@kusurinomamono https://twitter.com/kusurinomamono

前 2022-01-08 薬の魔物SS
後 2022-01-21 別の場所では…

とあるチームが、事件に巻き込まれました。(薬の魔物なSSアンケート結果反映)

※SSはアンケート結果の下に転記しています※

(2022-01-19)
明日の更新はお休みとなります。
こちらで上げさせていただく薬の魔物なSSについて、アンケートにご協力いただけると嬉しいです。

とあるチームが、事件に巻き込まれました。

どのような状況下で、どのチームが巻き込まれ、そこに誰がいたのかをご投票下さい。

+ アンケート結果
①どのような状況で
目が覚めたら 16.8%
着替えていたら 24.3%
仕事をしていたら 20.9%
食事をしていたら 38% 【決定】
416票·最終結果

②どのチームが
エーダリアとネア 27.3%
アルテアとウィリアム 22.1%
ヨシュアとバーンディア 27.5% 【決定】
グラフィーツとバンル 23.1%
425票·最終結果

③誰と出会ったのか
ディノとノア 24.6%
ヒルドとダリル 7.3%
ゼノーシュとほこり 36.4% 【決定】
ニエークとグレアム 31.7%
426票·最終結果

以上となります。
宜しくお願いいたします!

おまけです!

通りすがりの…
アイザック 19.1%
アレクシス 49.1% 【決定】
アンセルム 12%
ネイア 19.8%
424票·最終結果

アンケートにご投票いただき、有難うございました!
こちらの内容で、本日のSSとさせていただきます。

本日の更新はお休みとなります。
アンケート結果を参照して、薬の魔物のSSを書かせていただきますね!
https://twitter.com/kusurinomamono/status/1484072727644291073

「ほぇ。僕は相席なんてしないんだよ」
「はは、…確実にまずい相手のテーブルに案内されたぞ。これは、無断で仕事を抜け出した報いか…」
「他のテーブルに行くといいよ。僕は偉大なんだ」
「すまないが、こういう場合は回避してからの方が酷い目に遭う事が多い。少しだけテーブルの端を貸してくれ」

「僕が嫌なのに、ここに残るのかい?」
「注文はもう済ませてある。なに、ほんの少しだけだよ。それに偉大なお方なら、慈悲深さも持ち合わせているだろう。偉大なお方なら!」
「ほぇ…。僕は偉大なんだ」
「それなら、相席くらい容易い筈だな。…お、料理が来たぞ。相変わらず早いな!」
「ほぇ…」

「美味い!やっぱりこの店の料理は…ん?…奥のテーブルはどうしたんだ」
「ほぇ。…凝りの獣かな」
「あああ、まただ!なんで行く先々でこう事件が起こるんだ!食べ終える迄こっちに来ないでくれ!」
「何で僕の影に入りうとしているんだい?許可は出していないよ?」
「食べ終える迄頑張ってくれ!」

「…僕を、君の盾にしようとしているのかい?」
「今、ソースの染みた揚げ魚のいいところでね」
「こんな人間なんて…ふぇ?!」
「ピ?」
「あれ、ヨシュアだ。エーダリアの父親と仲良しなの?」
「ほぇ。ゼノーシュだ。…この人間は、エーダリアの父親なのかい?」
「うん。あんまり仲は良くないよ」

「な、なんてことを言うんだ!状況が悪くなるだろう!」
「でも、前にネアを助けてくれたみたいだから、ほこりが食べないようにしてあげるね」
「んん?有り難い…のか?」
「ピギャ!」
「あ、そうだった。ほこりは、あの凝りの獣を食べたいんだよね」
「ピ!」
「…ほこりは、あれを食べるのかい?」

「ピ!」
ヨシュアも美味しそうだって!」
「ふぇ…」
「よし!食べ終わったぞ!後は食後のデザートだな」
「この人間も、まだいようとするよ…。イーザも帰ってこないし…」
「おお、あの鳥は凝りの獣を食べるのか。今日の経験はフランツに自慢出来そうだな…」
「僕が壊す前に、立ち去るといいよ」

「食後の珈琲を飲む前まで待ってくれ!」
「僕は偉大だけど、我が儘な人間は嫌いなんだ。ネア達の知り合いなら、全部は壊さないでいてあげるよ」
「珈琲に砂糖を入れるか否か…」
「やっぱり、全部かな…。ぎゃあ?!」
「…ああ、やっぱり擬態した雲の魔物か。もう少し剥いでおくか」
「ふぇ?!」

「アレクシス!彼は私の主人なので、食材にしないでいただきたい」
「イーザ?大丈夫。少しだけだ」
「ふ、ふぇぇ!」
「欠けると、ネア様の為に雲を晴らせなくなりますが?」
「娘の為なら諦めるか…」
「これだけ人外者がいて、今日の収穫は、あのお嬢さんがとんでもないということだけなんだな…」

「あ、アレクシスだ!また今度お店に行くね」
「凝りの獣を狩りに来たんだが、見ていないか?」
「ほこりが食べちゃった」
「じゃあ、探し直しだな。イーザ。俺はもう行くが、念の為に彼に記憶消しのスープを飲ませておいてくれ」
「仕方ありませんね。引き受けましょう」
「それ、僕がやってあげる」

「ピ?」
「余計なことを覚えていると、ネア達に良くないかもしれないからね」
「ま、待ってくれ!ここで見たことの記憶は消してもいいが、揚げ魚料理の記憶だけは…むぐっ!」
「ほぇ。動かなくなった…」
「これで大丈夫だね!」
「ピ!」
「やれやれ王宮に帰しておきますか」
「僕がやるのかい?」

「そもそも、あなたがこの国の国王なんかに相席を許すからでしょう」
「僕のせいじゃないよ…」
「身体を損なわないように、適当に王宮に戻しておいて下さい」
「いやだ。こんな人間なんて…」
「失礼。それなら彼は僕が引き取ろう。さすがに死なれると困るからね」
「ほぇ、オフェトリウスもいた…」

以上となります。
アンケートにご協力いただき、有難うございました!

バーンディアは無事に王宮に戻されましたが、その日のお昼の記憶はすっかり抜け落ちていたのだとか…

おまけ
「まぁ。ゼノ達が王都の食堂で王様に会われたようですよ。ヨシュアさんと相席していたのだとか」
ヨシュアと…」
「ありゃ…」
「知り合いだったのだろうか…?」
「イーザによると、店側が混んできたのでと相席にしたようですね。アレクシスのスープで、昼食時の記憶は消してあるようです」


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最終更新:2022年05月07日 17:15