自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた@創作発表板・分家

※本編の補足説明

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Turo428

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だれでも歓迎! 編集
飛竜、戦竜のみ、F世界側の軍備として登場します。

ちなみに、皇軍ものですが国力や軍事力(地方都市の発展や軍の近代化)は史実以上を想定しています。
1940年代のドイツ並みかそれ以上の皇軍です。一部技術ではアメリカ並みです。

「史実以上の軍備を持つ皇軍が、魔法の無いF世界を蹂躙する(=展開が一方的)」という設定に拒否感を覚える方も多い気がするので、ご意見を伺いたく、書き込ませていただきました。



全体的に、くろべえさんのような精確で精密な考証はあまり期待しないで下さい。その点を期待されると、幻滅されると思います。
学者ではないし、精確な考証をする能力も無いので、「ファタンジー風読み物」として書いていますので。
史実の知識については、私はここの常連の皆様に劣ると思いますので……。

最初に文明レベルを中世~近世程度と書きましたが、出てくるイルフェス王国などの一部列強国は史実の19世紀レベルの技術分野もあります。
中世というのは辺境地域のレベル、近世というのは中等国~列強ではない一等国のレベルです。

F世界の主食は、小麦(西大陸の殆どと東大陸北方)と米(東大陸南方)です。
遺伝子的にも皇国のものと交配可能で、現実の小麦や米と全く同じと思って差し支えありません。
芋類や豆類も広く栽培されていますが、これらは「主食」とはみなされていません。

農業は、広く肥沃な大陸に少ない人口。開墾も進んでいて、西大陸だけで農地面積自体が史実の近世西欧の数倍あります。
非常に広大な農地を共同で管理する形で、農業生産量は列強国では史実の西欧近世の3倍~6倍程度はあると考えています。
「質が低いなら数で補う」感じの農業形態ですが、「大軍を動かす理由付け」なので、あまり深く考えないで下さい。
ちなみに一部では人糞なども肥料に使われています。

それにしても、大軍を動かすのは兵士の腹を満たさねばなりませんので、遠征軍は略奪上等です。
国土防衛軍であっても、場合によっては自国で略奪する破目になります。軍隊は動き続けないと飢え死にします。

F世界の遠戦武器ですが、先進国で滑腔式のフリントロックマスケット、中進国でマッチロックマスケット、辺境の後進国で弓やクロスボウです。ライフルは存在しません。
大砲は、陸戦の野戦砲として用いられるのは約2.5kgの鉄球を撃ち出す砲です。史実の6ポンド砲とほぼ同等の性能です。

常備軍についてですが、F世界の各国(列強国)が平時に「常備」しているのは士官や下士官、兵の一部の基幹要員のみで、
戦時に大量の平民を動員(強制徴集)することで一気に十数万~数十万単位の軍を編成します。
騎竜兵や騎馬兵、砲兵、工兵等の専門性の高い部隊はそうはいきませんが、陸軍の7割以上は歩兵なので。

なので、軍全体の質は低いです。鉄砲が大量に行き渡っているのも、このような軍備体制と無関係ではありません。
今回の戦いのように、指揮官の撤退命令が出るまで両軍から脱走者が出なかったというのは、それだけでも精強な証しです。

海軍も状況は似たようなもので、奴隷や奴隷同然の強制徴募兵が殆どです。
志願して水兵になった場合は賃金で優遇されますが、艦内での奴隷同然の扱いは他の奴等と同じなので、率先して志願する奇特な人はまず居ません。
将兵の待遇が良いのは、全員が准騎士以上の士格である空軍(飛竜軍)のみかもしれません。

兵力過大なので、秋~冬場は勿論、春~夏場であっても戦争が長引くと自国の農業に大打撃があるので、フル動員するという事は稀です。

竜について詳しく書いていなかったので、補足ですが、この世界の竜はいわゆる炎や毒の「ブレス攻撃」はしません。
「ただの恐竜の生き残り」と思っていただくのが一番理解が早いかと思います。
飛竜については、「翼竜ではなく恐竜の一種として飛行可能に進化したもの」です。
戦竜については、有名どころの「トリケラトプス」あたりをご想像下さい。

皇国語とF世界語

文書にすると当然通じないのですが、口頭で話すと何故か通じてしまうのです。
このあたりは、F世界の神話にも関わってくる事項なのですが、私自身も何故通じてしまうのか案を練っていません。


その他Q&A

何故転移してきたのか?

皇国やF世界の人にとって原理不明なのですが、『神様としての作者』として一応の理屈は……。
当初の想定では、『F世界に満ちているマナを減らす為に異次元から物質を召喚している』
として、エネルギーとして消費されているのはマナだけのつもりでしたが、
地震のような地殻の保持するエネルギーも使えば、より確実ですね。
F世界の次元連結システムを応用すれば、何でもアリ。
ファンタジーだから!


リルス金貨の相場は?

ユラ神国やリンド王国、イルフェス王国の通貨はリルス金貨で、転移直後の現在は1リルス=20円の固定相場です。
しかし、金貨に含まれる純金の含有量や、皇国の国力を加味すれば、この相場は円安に傾いています。
純金の含有量から単純計算した適正な相場は、凡そ1リルスが15円~17円くらいが妥当でしょう。
円安に扱われるのは信用がない事も大きいですが、1リルス=20円だと計算が楽なんです。

  • 金貨1リルス=20円
  • 銀貨1シアル=1円
  • 銅貨1ルーブ=1銭

となるので、“とりあえずの相場”として、半年間はこれで行こうと。
1リルス=16円という相場にしても、1シアルが80銭、1ルーブが8厘
となるだけで、不都合が大きいとまでは行きませんが……。
作者の私にとって計算が楽という事情も無きにしも非ず。

蕎麦で比べると、皇国での物価が、かけ蕎麦1杯15銭~30銭くらい。
ユラ神国やリンド王国での物価が、ガレット1食2~3ルーブくらい。


ちなみに、リルス金貨は大内洋のリロ王国が発祥で、それが海を渡って
東西に広まった結果、東西両大陸で広く使われる唯一の通貨となりました。
最も広域を支配する通貨なので、F世界で流通する『主要三大通貨』の中では、規格や品位が一番厳格です。

その利便性から、過去にユラ神国が発行していた自国通貨ゴドレンを教皇自ら駆逐してしまいました。
リルスの記号は、皇国世界のアルファベットに当て嵌めると『G』です。ゴドレンの『G』。
時の教皇が、リルス金貨を差して「新しいゴドレン金貨」と言ったので、辻褄を合わせた
だけで、本来は『リロ・リルス』ではない『ユラ・リルス』を表す記号だったのが、
ユラ教国も多い事から、リルス金貨全体を『G』で表すようになりました。
今や“リルス金貨の発祥国はユラ神国”と思ってる人も……。


皇国では機銃弾は統一されているのですか?

拳銃は.22口径~.45口径の範囲で様々。短機関銃はトンプソンと同様の
.45ACP弾で統一されているので、以下は軍用の小銃と機関銃に限った話です。

昭和17年現在までに実戦配備ないし予定されている物では、
基本的に以下の六種類とそのファミリーが全てといって良いでしょう。
20mm以上は砲なので、銃の分類では実質三種類です。

  • 6.5mm弾は、皇国製の三八式系列。6.5mm×50 SR。三八式歩兵銃、十一年式軽機関銃等。
  • 7.62mm弾は、米国製の .30-06系列。7.62mm×63。撫式軽機関銃、百式自動小銃、百式軽機関銃等。
  • 12.7mm弾は、米国製の .50BMG系列。12.7mm×99。撫式重機関銃、九八式狙撃銃、一式重機関銃等。
  • 20mm弾は、スイス製のエリコンFF or SS系列。20mm×101 RB。九五式20粍機関砲、九九式20粍対空機関砲等。
  • 30mm弾は、皇国製の二式系列。30mm×120 RB。二式30粍機関砲。
  • 40mm弾は、スウェーデン製のボフォース系列。40mm×311 R。九六式40粍機関砲、九七式40粍対空機関砲等。

7.7mm弾、7.92mm弾は、過去の輸入品や戦利品、研究用として存在しても、実戦配備はありません。
20mm弾はイスパノのものが機関砲と共に少数輸入されましたが、研究用で実戦配備はありません。
25mm弾はホチキスのものが機関砲と共に少数輸入されましたが、研究用で実戦配備はありません。
37mm弾は陸用の速射砲としてありますが、機関砲弾としては実戦配備されていません。
40mm弾の別系統として、ヴィッカースの2ポンドMk2。毘式40粍も一部で現役です。
他に九六式対戦車狙撃銃の専用規格として、皇国製の20mm×138 B。

外国製の銃砲や弾薬については、ライセンス生産やその改良国産化です。
ブローニングの航空機用機関銃は重くて弾詰まりしやすい? だったら手直ししてやんよ!
米国みたいに「故障しやすいんだったら沢山装備して、予備も沢山用意すれば良い」なんてリッチな考えは捨てようぜ!
F世界では戦時に当てにしていたレンドリースも来ないから、保険をかけておいて良かったぜ!
という感じです。
ただし貧乏だから、多少不便でも数を揃えるために無理矢理統一という側面がある事も否めません。

三八式実包は大幅に減産されており、次世代小銃や軽機関銃は7.62mm口径に移行します。
特に航空機銃として、7.62mm未満の弾薬は今後一切用無しとなる予定。
同じ口径で同じ用途の実包であれば、陸海軍で共通です。
陸軍の疾風の12.7mm機銃も、海軍の烈風の12.7mm機銃も、全く同じものです。

皇国兵の体格は史実の日本兵より良いので、30-06の小銃でも扱えるのだー。
という、ハッタリという名のご都合主義に突っ込みは無用です。ファンタジーだから。

6.5mm弾と7.62mm弾だと、だいたい二割から三割り増しの威力の筈なので、飛竜や
戦竜を相手にする場合にストッピングパワーが違ってくるのではないかと思いまして。

しかし、この三八式実包に関しては「威力不足である」という言説と
「威力は十分である」という言説が混在している感じがあります。

弾頭重量と初速で比べれば、モシンナガンの7.62mm×54 R や
M1ガーランドの7.62mm×63、旧NATO弾の7.62mm×51に劣りますが、
戦後の主力であるAK-47の7.62mm×39や、AK-74の5.45mm×39に比べれば、高威力。
新NATO弾たる5.56mm×45に比べても、初速こそ劣りますが弾頭重量で勝り、総合的に高威力。

コサック騎兵の馬も撃ち殺せるようにという事で、6.5mm弾としてはかなり重量級なんですよね、三八式実包。
人馬を相手にするなら「6.5mmの三八式実包は威力不足」な面があるにしても、絶望的な程の不足は無い筈。
むしろ必要十分で、現代のボディアーマーも貫通する(重量級の最高級品だと判りませんが)でしょう。

7.62mmは嵩張って沢山持てないのが不利だが、5.56mmでは威力不足というなら……
主力小銃として一番重要な、400mくらいまでの威力と命中精度であれば、
実は21世紀の小銃としてバランスが良いのは6.5mm弾が有望なのでは!

私としては、7.7mm(.303口径)という数字に何か運命を感じるのですけれども。


神賜島の気候は?

神賜島の気候は“謎”です。
北部~中部は寒帯~亜寒帯。中部~南部は広く温帯だけどゴム林のあたりは熱帯。
新都は東京と同じくらいで、神北は旭川くらい。北神央や南神央は諏訪~木曽って感じでしょうか。
神賜島のこの複雑怪奇な気候を利用すれば、熱帯から温帯、亜寒帯、寒帯、全部に適した植物を栽培できる!
新潟とほぼ同じ緯度の土地に椰子の木も生育可能。バナナとかも行けます。

でも神賜島の“謎”について深く探ろうとすると、その者は神隠しに……。
皇国は元世界のユーラシア大陸が無くなった筈なのに“大陸”からの冷たい風が……。
海洋のど真ん中の筈なのに、台風はいつもどおり“大陸”には向かわず、北東に針路を変える……。

「私、魅霊さん。今、あなたの後にいるの……」




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