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【20代後半でライターデビュー】
そして書きためた原稿を持って、2年ぶりに東京へ行って出版社に持ち込んでみた。
今でも忘れないのが、2年前に他人を傷つけるようなことしか言わなかった僕が、
緊張で出版社の門をくぐれないんですよ。最後は、缶ビール買って公衆トイレで一気して、
勢いつけていきましたね(笑)
「
Zipper」2008年10月号の「Ozipper」というコーナー
このくだりで、唐沢は自分の小心さについて告白している(「他人を傷つけるようなことしか言わなかった」からこそ肝心な時に小心になってしまうのだと思うが)。しかし、その小心さを嘲笑うべきではない。自分も小心な人間なので、そのときの唐沢はつらかっただろうと思わず同情してしまった(甘いかな?)。問題なのは小心であることではなく、唐沢が自分の小心さを忘れていることである。小心さを忘れて虚勢を張ってしまった人間がのっぴきならないところまで追い詰められているにも関わらず、小心さのせいで素直になることもできないでいるというのが唐沢の現状だ。自分が小心な人間であることを唐沢は思い出すべきだろう。
最終更新:2017年05月25日 23:09