シシリー

【シシリー】Sicily
イタリアのシチリア(Sicilia)島の英語読み

毒薬が名物だった名所がある。
イタリアのシシリーでは観光客相手に、十九世紀頃“トファナ水”という薬を
名物として売っていた。
これは夫がいやで他の男と結婚したい婦人のためのおみやげ品で、
ヒ素が成分であり、これを食事に混ぜて夫を殺すための薬だった。
怪奇トリビア』P.81

まず「毒薬が名物だった名所」という日本語が変「毒薬が名物として売られていた」が正しい。
トファナ水はシシリー以外でも売られ、そのラベルに「バーリの聖ニコラ」と呼ばれる聖人が
描かれている。バーリとはイタリア南部の都市名で、名産地としてはそっち。
ただしトファナとはシシリー生まれの女性トファナの名から来ていることからの誤解だと思われ。
そしてトファナ水は毒薬として販売されていたワケでは無く、表向きは化粧水。
これに毒のヒ素が含まれていたことから、毒薬として使用されただけの話。
そしてそのようなことで売られていたのは17世紀。

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最終更新:2017年05月06日 22:39