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【ラムネ】
首のところにガラス玉の入ったラムネのビンは、
明治十四年に徳川玉吉という人が発明した。
『トンデモ一行知識の世界』 P.180
ビー玉でフタをするラムネ瓶は、
イギリスのハイラム・コッド (Hiram Codd) によって、
1872 年(明治5年)に発明され、コッズボトルと呼ばれている。
それまではコルク栓を針金で締める方法がとられていた。
徳川玉吉ではなく「徳永玉吉」は、ラムネ瓶の特許権の切れた後で、
日本ではじめてラムネ瓶をつくった人であり、
徳永硝子 (現在は日本硝子に吸収) の創始者でもある。
当時の日本の技術ではラムネ瓶をつくるのは簡単ではなかったが、
5 年の努力の末、輸入瓶を上回る品質の瓶をつくったそうだ。
徳永玉吉は「ガラス玉を使った瓶を発明」ではなく
その瓶の途中に玉を引っかける部分を考案して
さらに瓶の途中をくびれさせて玉が下まで落ちない工夫を
考案している。
特許の切れたのが 1888 年 (明治 21 年) で、
徳永が開発に着手したのもその頃とされているため、
「明治十四年」というのも多分何かの間違い。
徳川がラムネ瓶製作に成功したのは 1892 年 (明治 25 年)。
その同じ年に、ウィリアム・ペインター (William Painter) が
瓶の密封用に王冠を発明していた。
そして同じ本の中に
【ビー玉】
ラムネのビンの中には栓用のガラス玉が入っているが、
その玉の規格品はA、不良品はBと分類され、
不良品は子供のオモチャに下取りされた。
これがビー玉の語源となった。
『トンデモ一行知識の世界』P050
という、現在もネット上で拡散され続けているガセが書かれている。
「ビー玉のビーはビードロの略」と、大辞林等の各種国語辞書にも明記されている。
というか、ビー玉についてこの説を取っている本は唐沢俊一の本ともう一冊のみ。
この唐沢が本に書いたことで、ネット内にこのガセが蔓延している。
唐沢俊一という男が残した最大の功罪ガセ。
【ラムネとサイダー】
ラムネとサイダーは元は同じものだが、
サイダーはクエン酸など高価な材料を使い、
ラムネは酒石酸などの安い材料を使う。
『トンデモ一行知識の世界』 P.209
現在の定義で言うと、ビー玉で栓をする瓶に入っているものをラムネ、
王冠で栓をするものをサイダーと呼ぶようになっている。
材料による区別はない。
クエン酸は、ラムネやラムネ菓子の原料として、実際に使われている。
語源的に言えば、サイダーは発砲リンゴ酒のシードルが語源で、
ラムネはレモン炭酸水のラムネードが語源。
この本にラムネ絡みの雑学がバラバラに3本掲載されているが全滅とは。
最終更新:2017年05月21日 08:29