ダンジョンイモ

【用語名】 ダンジョンイモ
【読み方】 だんじょんいも
【分類】 用語 / 植物 / 食品
【備考】 【災害植物】【もしかして→こんにゃく芋】
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【詳細】

なろう版 212話「ダンジョンイモ」に詳しく出てくるのんびり農家の異世界に存在する芋。
味が悪いため、魔王国では、魔物が好んで食べることからその対策用の餌や、飢饉時の救荒作物として育てられていた。
200年くらい前に、ダンジョンイモだけが掛かる疫病で全滅し、世界からなくなったと思われたが、太陽城で難を逃れたイモが発見される。
太陽城から持ち帰られたイモを見て魔王が「まさか、また目にする機会があるとは……」と感慨深げだった。

日光にあてると爆発的に育つ習性を持ち、あっという間に畑を覆い尽くしてしまう(=他の農作物を駆逐する)ため「災害植物」とまで呼ばれている。
そのままにしていると1ヶ月ほどで枯れるものの、種芋へと蓄えるはずの栄養をその成長に使い果たしてしまうため、芋は実らない。

人間の国の大飢饉をフェアリー小麦の連作障害と推測した火楽の発案で、対策実験用に魔王に種イモが渡された。
日光に当てると短期間で爆発的に成長するこのダンジョンイモを使った土壌改良を行った結果、見事に連作障害を克服することに成功する。

火楽が美味く食べる方法はないかとカレーに放り込んでみたら、不味い味が綺麗に隠れた。カレーは万能。
さらに、鬼人族メイド達があれこれ調理方法を模索した結果、そのまずい芋も白いこんにゃくのような状態に加工すると美味であることが判明し、食料としても有用であったことが判明した。
酒にする実験も行われたが味がイマイチでドワーフ達が残念がった。

ちなみに、大樹の村関係に住む魔物達の反応は、
という結果に終わった。
また、南のダンジョンでは、ラミア族の飼育するヘビ用の餌、北のダンジョンでは、ブラッディバイパー用の餌として育てられることになった。

また、街尾火楽の実験では、死の森で網袋に入れたダンジョンイモを放置すると、ムシ系の魔物が大量に集まり、地中に埋めると、何も寄ってこないことがわかった。

ダンジョンイモによる土壌改良

作中10年目冬に太陽城で発見されて以降のおおまかな流れは以下の通り。
  • 11年目春、連作障害を克服できる可能性を示唆され、魔王がダンジョンイモを持ち帰る。(212話)
  • 同年の収穫後に「それなりに成果が出ている」とホウ=レグから報告あり。(265話)
  • 魔王国としては、次の年にも効果を認められれば人間の国にダンションイモを譲りたい意向。(同265話)
  • 12年目、魔王国で餓死者ゼロの快挙を達成。(309話) 多分このあたりから人間の国にも渡る。
  • 13年目夏、魔王国は食糧難から脱す。(327話)  収穫後に食料の値崩れが予想される程。
  • 人間の国でのダンジョンイモの扱いは不明だが、人間の国の食糧事情は改善されつつあることが16年目冬のプギャル伯ビーゼルの会話に出てくる。(523話)


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最終更新:2023年11月12日 12:00