魔王

【用語名】 魔王
【読み方】 まおう
【分類】 用語 / 役職、称号
【備考】 なし
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ガルガルド 人物 役職 用語 称号 魔王 魔神

【詳細】

農業神人間から生まれるようにした勇者に対抗するために、魔神が作ったシステムとしての存在。
または、魔王国のトップに君臨する王。現在の魔王はキブスリー

システムの魔王について

RPGとかでは強大な魔王を倒すため、主人公である勇者が旅立つ…というのが定番であるが、のんびり農家の異世界では成立が逆であり、
とある出来事の影響で世界に魔力が満ち、適応できた魔族と通常の人間たちの間に格差が生まれ大きくなったため、農業神が人間種を哀れに思い、特殊な魔法を持つ勇者が自然に発生するようにした。

その結果、人間の生息範囲を広げるため亜人種の領地に攻め入る勇者が出始め、「勇者は亜人種と戦うもの」という認識が定着した。
そのため、今度は亜人種が勇者を始めとする人間たちに脅かされるのを見かねた魔神が、勇者の対策として魔族から魔王が誕生するようなシステムを作り出した。
だが、魔王は一人しか出現しないのに対して、確率は低いが勇者は同時に複数人存在する可能性があるためフェアとは言えない。
そこで、四天王という強力な部下が集まるように運命づけられたとされる。

つまり、先に生まれたのが勇者で、それに対抗するために生まれたのが魔王とその部下である四天王である。
魔王が生まれる前の時代は、魔族自体が人間にとって見れば魔王にも等しい存在であったと考えれば、鶏が先か卵が先かとよくわからないことになりそうなため、ひとまず置いておく。

これらのことは文献に書かれており、少なくとも6000年より前から勇者が生まれていたと考えると、そのくらいからか、それよりもっと前の時代から魔王は存在したと考えられる。
そういった成立の経緯から、この世界の魔王は破壊衝動に苛まれていたり、世界征服の野望を掲げると言った危険な存在ではない。少なくとも今の魔王はかなりの穏健派である。
むしろ人間達に生まれる勇者(教会勇者)の方が遥かに危険な存在として描かれており、狼藉を働いた結果討伐されるような言動を取っていた者もいた。

上述の通り、この仕組は魔神が作ったと言われるが、現在と化したライギエルによれば「魔王システム」と呼ばれるものであるらしく、
勇者システムと対になっているため、勇者が目障りでも簡単に潰せなかったらしい。
つまり勇者が生まれるから魔王が生まれ、魔王が生まれるから勇者が…うむ、ひとまず置いておいて。

ライギエル魔神はそれゆえに勇者システムを「利用した」という。
本来の勇者が6000年前から誕生しなくなり、代わりに教会と契約し不死の力を持ったいわゆる教会勇者の類が発生するようになったことを考えると、
本来の勇者が生まれるための仕組みを魔神が歪め、自分に都合のいいように利用したのがかつての教会勇者だったのだと思われる。

現在は教会勇者が生まれなくなり、代わりに真なる勇者が現れ始めているため、システムが正常化されたのだろうと考えられるが、魔王側に変化があったりはしていない。
本来であれば、魔王ガルガルドはともかく、四天王は魔王のもとに集いし強者達だが、現在ガルガルド魔王国四天王は大臣クラスの役職持ちの呼び名であり、ほぼ文官である。
(とはいえ、戦線指揮が得意なのに戦いたがるグラッツや、魔王とある程度殴り合えるビーゼルを考慮すると勇者といい勝負が出来そうな程度には強いが。)
今後改めて四天王が登場したりするのだろうか。

ガルガルド魔王国の魔王について

現在、ガルガルド魔王国の魔王はガルガルドであるが、元の名はキブスリーである。

ちなみに魔王としての名前は、首都となるべき場所を定めたら、その土地の名前が魔王の名前になる。
そのため、「ガルガルド」という土地を拠点に定めたから、現代の魔王の名前は「ガルガルド」であり、さらに国の名前も魔王の名前であり、拠点の名前を使って「ガルガルド魔王国」という名称になるのである。
ややこしい。

魔王と始祖さんが初めて顔を合わせた武闘会の時、近隣国と紛らわしいから改名しなよと始祖さんが言ったときに、魔王が「土地の由来の名前なので」と断るシーンが存在した(なろう版99話「とある魔王のつぶやき 前編」より)。

また、ガルガルド魔王国の魔王は、血縁継承ではない。
このため、魔王が引退で他者に引継ぎをすると、魔王の子供は本来の地位に戻る。
例として、現魔王の娘ユーリは、普通の貴族の娘になる。

なろう版205話にて太陽城城主補佐筆頭ベル=フォーグマから村長へ魔王ガルガルドの弱点が太陽の剣と共に伝えられた。それによると「魔王ガルガルドの弱点は背中に一枚ある鱗です。そこにこの剣(太陽の剣)を突き刺せば、魔王を倒すことができるでしょう。頑張ってください。勇者様」と伝えられている、ちなみにその場には、クロの子供達、ザブトンの子供達、ルーハクレングラルウルザダガガルフも居た。

なろう版734話では存在はしないもの、魔王とか色々な種族を従える主人公である街尾火楽を見たシャシャートの街人間が勘違いして「大魔王」とか表現したりしている。

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最終更新:2023年09月05日 16:46