ヒトエ

【名前】 ヒトエ
【読み方】 ひとえ
【分類】 人物 / 九尾狐
【呼ばれ方】 ヒトエ、コン(未遂)
【備考】 【ヨウコの娘】
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ヨウコ 九尾狐 人物 大樹の村 女性 子供

【詳細】

ヨウコの娘。

見た目は子狐だが、短い間人間の姿に変身することが出来る。
デーモンスパイダーの種族特性であるスタンバッシュに対して耐性を持っており気絶しない。
種族と名前一覧4によると、幼く見えてもやはり九尾狐、100年は生きてるとのこと。外見は3歳ほど。
幼かった時期がながければ長いほど力を蓄え、成長するときは一気に大きくなるらしい。

ヨウコが百年ほど前に戯れに作った娘であり、見かけ相応に幼く、ヨウコも当初は興味を持てなかった。
なので、近くにあった村に娘を預け、一年に一度顔を見に来るという生活を続けていた。*1

しかし、その村が勇者(推定)によって滅ぼされ、彼女も何者かにさらわれてしまう。
そのあたりのことは全く覚えていないようで、気がついたら死の森にいた。その時の持ち物は水筒のみ。
見知らぬ土地の見知らぬ草木を食べないでおこうという自制心はあったが、流石に数日飲まず食わずでは心が持てず、次に食べられそうなものを見つけたら毒とか関係なしに口にしよう…と思っていた。

そんな状態で彷徨っていた折、花の香りに誘われて大樹の村の花畑に迷い込んだ。
侵入者を警戒していた衛兵たち隠密たち武者たちに対して、花は果実になる=花は食べられるという空腹からの超理論で「我は空腹なり。その花を譲られよ」と願い、思いっきり哀れみの目を向けられる。
その後、グラルウルザに捕まって鬼人族メイド達に注意されるような持ち方で運ばれた末、街尾火楽の元に保護された。
当初、村長には"狐=害獣"の認識があったが、すりおろしリンゴをがっつく彼女を見て飼うことを決意。*2

村長が「狐だからコン」と名前をつけようとしたが、人間になれば喋れるため(狐の状態でも動物に通じる言葉なら喋れる模様)、村長へ自身の名前を伝えたうえで大樹の村で保護された。
その後なんやかんやあって母親のヨウコも大樹の村に合流。
子猫らと仲がよく、また寒い冬にはコタツによくもぐりこんでいる。*3
大樹の村に住み慣れた頃になると、牧場の牛の背中で寝ていたり、クロの子供の背に乗って山羊たちと戦っていたり、アルフレートら村の子供たちと遊んだりと、遊び方のバリエーションも増えた。
獣人族のセナやその娘のセッテとも仲がよく、セナが肩に子狐の姿のヒトエを乗せているのを見た火楽は内心羨ましく思い、自分の肩にも乗ってくれないかなと思っていた。*4
ただ、遠慮しつつも村長の膝の上に乗ったり、ヨウコとのことを村長に相談したりと、村長にも懐いている姿を見せている。*5

基本的に大樹の村から外に出掛けることはない生活のようだが、ゴランドなど五村の有力者には「ヒトエ=村長代行ヨウコの娘」として名前と人の子の姿が正しくセットで覚えられているので、劇中に描写はされていないが何らかの機会にヨウコが娘としてお披露目していたと思われる。*6
五村でちょっとした揉め事が起こった際、村長五村での知名度が低すぎるという問題点が浮き彫りになったが、ヒトエの知名度を利用したルィンシァの作戦により、本人は意図せずこの問題を一撃で解決する決定打になった。
勝手に勘違いした五村の有力者達から村長とヨウコの結婚祝いの品が大量に送り届けられるほどのインパクトを与えた。
それらを「(村長ではなく)ヒトエの父との結婚祝いだろう」と問題ないとして受け入れるヨウコの強かさは言うまでもない。

現時点ではインフェルノウルフには勝てないが、成長すれば勝ち目が見えてくると作者がコメントしているため、潜在能力は高いのだろう。インフェルノウルフが群れたら知らん。
ちなみに、彼女が預けられた村を滅ぼしたのは本当に勇者だったのか、そしてその理由はなんだったのかは不明。
恐らく死霊王が作った死霊騎士が、ダンジョンを制覇し地上に出た際に発見した「滅びた村」というのがそれだと思われるが…
滅びたのも最近だとされ住民はいなかったが、ヨウコが五村に呼び寄せたいと言っていたようなので生き残りはいると思われる。
ダンジョンが近くにあったのも理由だろうか…

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最終更新:2023年02月26日 22:03

*1 なろう版278話「ヨウコ」

*2 なろう版276話「我は空腹なり」-277話「九尾狐」、12年目

*3 なろう版349話「いつものコタツ」、508話「挨拶」

*4 なろう版464話「五村で領主っぽく振る舞う」

*5 なろう版407話「冬もそろそろ終わりに近付いて」

*6 なろう版466話「畏怖」