近親転調

近親調

近親調  ある調の各音度調のこと
近親転調 ある調から、その近親調への転調

転調進行において、後続調の導音に達する増2度上行は、内声に限り許される
導音は、解決・保留・増1度のほか、転調進行では跳躍上行も許される
転入和音がII7・IV7の和音のときは、予備が必要

転調と不完全カデンツ

不完全カデンツの進行では、カデンツの境目でS→D|S→Dなどの進行がきてもよい
ただし、先行調における進行とみなしたときにD→Sなど不都合な進行であれば、避けるべき

近親転調を含むバス課題

和音設定の前に、調設定をする(主調と転調)
終止点付近のバスの終止定式から、調および終止の種類を判別する
 終止点のバスが、
  ○完全5度下行 or 4度上行: 全終止(ソ→ド)or 半終止(レ→ソ)
  ○それ以外の場合:      半終止が多い
  ○2度上行:         偽終止であることもある

近親転調を含むバス課題の実施法

1.まず、終止定式によって、終止の位置・種類・調を判別する。
2.つぎに、各調の範囲を決定する。
  2つの終止点のあいだの部分は、バスの許すかぎり後方の終止点と同じ調とみなすのがよい
  ただし、半終止の後続和音は、なるべく半終止と同じ調のT和音(Ⅰ・Ⅵ)を設定するのがよい
3.それぞれの調ごとに、終止定式とD定型の和音をふる
4.残りの和音設定をしてから、上三声を配置・連結する。臨時記号に注意
最終更新:2008年11月01日 13:12
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