調設定の原理 1

いろいろな調関係

固有和音調:   ある調の各音度の固有和音をそれぞれⅠとしてもつ調のこと
         (性格上、長調のⅦ調や短調のⅡ調は存在しない)
準固有和音調:  ある長調の、同主短調の固有和音調のこと
         ○Ⅲ調 のようにあらわす。○Ⅱ調は存在しない
副次同主長調:  ある調の、副次短調の同主長調(+Ⅰ調)のこと
         +Ⅲ調 のようにあらわす
         長調:+Ⅱ、Ⅲ、+Ⅵ調 が存在
         短調:+Ⅳ、+Ⅴ調 が存在
固有和音同主長調:同主長調+副次同主長調

副次調:   =近親調。I調以外の固有和音調
準副次調:  ○Ⅰ調以外の準固有和音調

主調と内部調

主調:  ひとつの楽曲の全体を支配する調
内部調: 主調内部の、主調と異なるすべての調
内属和音:内部調に所属する和音
     内属和音は、内属記号(和音記号をカッコで囲んで調の音度を書くやつ)を用いてあらわす
所属調: 内属和音の所属する調

調設定における各調の範囲

ある調を確認するための手がかり: D→T進行(Ⅴ諸→Ⅰ(1)、Ⅴ(7)→Ⅵ)

異なるふたつの調のDT進行のあいだの諸和音は、
可能な限り、後続調に所属するとみなす

内部調の確定度

終止定式をふくむ内部調>ふくまない内部調
諸属和音の多い内部調 >少ない内部調   のほうが確定度が高い。
(確定度が高いから何がどうなのか?→借用和音扱いするか否かに影響する
 くわしくは、借用和音の総括 1にて)







最終更新:2008年11月02日 16:07
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