概要
『ミラ・クル・1』は、藤子・F・不二雄が1979年に『月刊コロコロコミック』で連載した全5話の作品です。この作品は、『ドラえもん』や『パーマン』とは異なる新しいタイプのヒーロー作品として制作されました。連載は『ドラえもん』の映画化に伴い中断されましたが、作者自身が本作を気に入っていたため、完結ではなく中断の形が取られました。そのヒーロー作品としての要素は、ドラえもん映画作品に統合されたとの見方もあります。
1995年4月には、シンエイ動画が米たにヨシトモの企画・監督で『ミラ・クル・ワン』というタイトルでパイロットフィルムを制作しましたが、レギュラーアニメ化には至りませんでした。このパイロット版では、コスチュームが現代風にアレンジされ、設定もタイムパトロールとなり、別作品『T・Pぼん』の要素も含まれていました。作風は藤子アニメ作品というよりは、タイムボカンシリーズに近いものであったと言われています。パイロットフィルムは過去に藤子不二雄FCの上映会で公開されていますが、メディア化はされていません。
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トリビア
ドラえもんの映画『のび太の宇宙英雄記』では、原作『ミラ・クル・1』のネクタイ、グローブ、ブーツの衣装や重力ボードが参考にされています。
外部リンク
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