概要
マーベル・コミックの『ファンタスティック・フォー(The Fantastic Four)』を原作としたアニメは、アメリカでは1967年から1968年までABCで放送されました。
日本では『宇宙忍者ゴームズ』として1969年8月18日から12月22日までNET(現テレビ朝日)系で全19話(全20本)が放送されました。
日本語吹き替え版の演出は創生期からの第一人者である高桑慎一郎が手掛け、色物俳優・芸人が敵役の声優としキャスティングされています。特に脱線トリオの南利明が演じる悪魔博士(Dr. Doom)の名古屋弁は2010年代以降、動画サイトでもネタにされ人気を博しました。
日本では『宇宙忍者ゴームズ』として1969年8月18日から12月22日までNET(現テレビ朝日)系で全19話(全20本)が放送されました。
日本語吹き替え版の演出は創生期からの第一人者である高桑慎一郎が手掛け、色物俳優・芸人が敵役の声優としキャスティングされています。特に脱線トリオの南利明が演じる悪魔博士(Dr. Doom)の名古屋弁は2010年代以降、動画サイトでもネタにされ人気を博しました。
視聴困難な日本語吹き替えエピソード
カートゥーンネットワークでは1990年代後半から2015年まで日本語吹き替え全13話が不定期に放送されましたが、
CN版で理由が不明ながら未放送となり現在の視聴が困難となっている吹き替えエピソードは以下の6話です。
CN版で理由が不明ながら未放送となり現在の視聴が困難となっている吹き替えエピソードは以下の6話です。
日本語版放送日 | 日本語版サブタイトル | 原題サブタイトル |
1969/08/25 | モグラ怪人の地底王国 | Menace of the Mole Men |
1969/09/29 | 七つの太陽の未来王国 | Rama-Tut |
1969/10/20 | 銀河系の王者ハラーグロ | Behold a Distant Star |
1969/12/01 | 惑星原始人クモスケー | Blastaar, the Living Bomb-Burst |
1969/12/15 | 電子椅子の宇宙死刑 | The Terrible Tribunal |
1969/12/22 | 地球よサヨウナラ | The Deadly Director |
CN版での未放送回に登場する敵役
- ラーマ国王 (Rama-Tut) (吹き替え:牧伸二):「七つの太陽の未来王国」に登場
- ハラーグロ(Distant Star) (吹き替え:コロムビア・トップ、コロムビア・ライト):「銀河系の王者ハラーグロ」に登場
- クモスケー (Blastaar) (吹き替え:大塚周夫):「惑星原始人クモスケー」に登場
※ モグラ怪人 (Mole Man) (吹き替え:谷幹一) にはもう1本エピソード「暗黒のボス・モグラ怪人」(Return Of The Moleman)が存在し、CN版でも視聴可能。
可用性
権利関係が複雑で本国での本作の著作権はワーナー・ブラザースが所有していますが、映像ソフト化は行われていません。2009年にウォルト・ディズニー・カンパニーが原作であるマーベルを買収し、フォックス・キッズ・ワールドワイドを傘下に持ったため、本作は放送されなくなり、配給権も消滅しました。日本ではターナー・ジャパン(ワーナー傘下の日本法人)が日本語版の権利を持っていますが、2015年以降はカートゥーンネットワーク(ワーナー傘下)での再放送は行われていません。
可能性が低い上で仮に今後「[1967年度版] ファンタスティック・フォー」として放送される事があったとしても、日本語版は新たな吹き替えが行われる可能性が高いと思われます。
可能性が低い上で仮に今後「[1967年度版] ファンタスティック・フォー」として放送される事があったとしても、日本語版は新たな吹き替えが行われる可能性が高いと思われます。
メディアライブラリー

トリビア
日本語版が全19話(全20本)でアメリカ版より1話少ない理由は原題「Klaws」「The Red Ghost」の2本で「鉄人レッドと放射能隕石」となっている為。
外部リンク
添付ファイル