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Prey for Death

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概要

レッドマンティスの暗殺者に殺された者たちはずっと死んだままであるという伝説がある。殺人という任務に対するその容赦なき献身ゆえに、レッドマンティスは世界中で知られ、恐れられている。しかし、正当なる統治に至った者はこれらの暗殺者を恐れる必要はないとも言われる。

このアドベンチャーにおいて、君たちはレッドマンティスの統治者の寵愛を受けた暗殺者として危険な任務へと送り出される。暗殺対象は、その戦争扇動的な行動がついに招かざる者の目を惹くことになった成り上がりものである。

さあ、絶好の抹殺日和だ(A Fine Day to Slay)。

シナリオ情報

書籍情報

 
  • タイトル:Prey for Death
  • 著者:Vanessa Hoskins
  • 刊行:2024/08/01
  • ルールセット:Pathfinder Second Edition
  • シリーズ:Pathfinder Adventure

レベル帯

4名から6名のパーティーが全員14レベルで開始し、冒険を通じて17レベルまで成長することが想定されている。進行によっては最終局面に入るころに18レベルに達する可能性もあるかもしれない。

冒険の傾向

レッドマンティス・アサシン(Red Mantis assassins)は、残虐なるカマキリの神アチャイケク(Achaekek)を崇拝する雇われの殺し屋としてよく知られている。そして、メディオガルティ島にはイリズマゴルティ(Ilizmagorti)という、彼らが支配する都市がある。このアドベンチャーのPCたちはそのようなレッドマンティス社会の一員であり、その活動内容や理念に同意していることが大前提となる。通常の冒険と異なる注意点があるものの、PCたちがこの大前提に従う限りは、自分たちのパーソナリティと物語の展開が衝突することは少ないだろう。

殺し屋とは、紛れもなく悪の稼業である。しかし、Prey for Deathで展開される中核的な出来事において、PCたちが理不尽な暗殺を要求されることはないと考えて良い。このため、プレイヤーやそのキャラクターは、目的を達成するため、あるいは生存するために、特に卑劣であったり残虐であったりする必要はない。レッドマンティスの暗殺者として働いているということは、PCの気質が悪であるという可能性も高いことが想定されるが、悪であることを他の誰かを不快にさせる言い訳にしてはならない。悪のキャラクターをロールプレイするには、共有されるべき目的や哲学について深く理解し、どのようなアイディアや行動まで許容されるのか互いに確認することが重要である。

本アドベンチャーでは暗殺任務に忙しいキャラクターをプレイすることになるため、腰を据えた長期の余暇活動を行うことは非常に難しい。任務以外の余暇活動で金銭を得たり、永続的なアイテムをじっくりと作成したりするような時間的余裕はほとんどないだろう。ただし、製作関連の能力が完全に無駄になるかというと、そうではない。暗殺業とは、遠隔地や敵地内部でのスタンドアロン・ミッションになることが多いものであり、孤立無援の状況で目的を達成するためにはアイテム作成に関連する能力が必要とされる局面も大いにあり得るだろう。

セッション情報

  • 形式:オンラインセッション
  • 環境:FoundryVTT v14(独自ホスティングサーバ)
  • キャラクターシートとして「Pathbuilder 2e」を利用する
  • 各種相談や通話に「Discord」を利用する(通話必須)
  • 平日夜開催(21時開始、3~4時間)が基本

記録の推奨

本シナリオの性質上、PLの間で以下のような役割分担を決めておくことを強く推奨する。
  • セッション記録
  • 情報の整理や吟味
  • 戦利品の管理(記録、分配)
  • FVTT上のアイテム管理(オブジェクト化、所有管理)

GMが提供するもの(予定)

  • チャットログ
  • セッション映像の録画
  • セッション記録を記載、共有する場
  • 戦利品管理表


レギュレーション

  • システム:Pathfinder Second Edition(Remaster)
  • 開始レベル:14レベル
  • 装備レベル:13レベル以下で揃えること
  • 開始所持金:9,300gp
  • 固有ルール:
    • 全てのPCは「アチャイケクの恩寵」を得る
    • 各PCは「ブラッドミストレスのお気に入り」の利益のうち1つを選択する(重複は最小が望ましい)
    • 各PCは「前回の冒険」のオプションのうち1つを選択する
    • 各PCは任意のアンコモンの稀少度を持つデータ3つまで追加のアクセス権を得る*1
    • レア以上のデータは如何なる理由で認められる場合もPCごとに合計最大1つまでである
    • キャラクター作成時にPC同士の資産の融通は一切できないものとする

使用可能なデータについて

  • 全てRemaster化済みのデータを用いること
  • 出典が "Pathfinder Roleplaying Game"、"Pathfinder Lost Omens" シリーズ以外のデータは使用禁止
  • データの稀少度ごとにアクセス可否がある
    • コモンデータは全て使用可
    • アンコモンデータはアクセス権があれば使用可
    • レア以上の稀少度のデータはGMと相談の上でアクセス権を認められることがある
    • 本ガイド内で「アクセス権を得る」と記載されているデータは稀少度に依らず制限なく使用可(コモンと同様に扱う)
  • Archives of Nethysに記載されている「PFS Note」はアクセス権に関してのみ全て無効とする
  • 未訳のデータを用いても良いが他のメンバーに原文リンクつきですぐに説明できるようにしておくこと
  • その他データの推奨や禁止についてはプレイヤーズガイドに従うこと

独自のルールについて



プレイヤーズガイド

悪のキャラクターを演じる

君たちは何者か? Who Are You?

本アドベンチャーのPCに最も適した立ち位置は、ゴラリオンで最も悪名高い暗殺組織のひとつである「レッドマンティス」(Red Mantis)に所属する高位メンバーである。この場合、そのキャラクターの本質は「悪」であるのが自然だ。悪のキャラクターをプレイすることに抵抗がある場合、レッドマンティスの同盟者として悪でないキャラクターを作成することも可能だが、物語の中核に迫る動機付けに問題が生じる可能性があるため、その起用にはGMとよく話し合うことが求められる。

レッドマンティス・アサシンが崇拝するのはカマキリの神アチャイケクだが、現世における最高指導者はブラッドミストレス・ジャカリン(Blood Mistress Jakalyn)として知られている強力なアサシンである。そして、Prey for DeathのPCたちはこのジャカリンのお気に入りのエージェントの1人である。最近ジャカリンは、レッドマンティスの統治階級である「ヴェルナイ」(Vernai)の中に、自分を退けてその地位を奪おうと企む者がいるのではないかと疑っている。このような状況で重要な任務を任せられるPCたちは、彼女に非常に信頼されているということになる。

この物語において、PCはレッドマンティス・アサシンのメンバーであるか、彼らの緊密な協力者であることが望ましい。レッドマンティスの中でも更に象徴的な役割を果たしたいのであれば、伝説的な血の業績を成し遂げようとする者や、彼らの道を導くアチャイケクの聖職者を演じると良いだろう。

共通の目標 A Shared Goal

本アドベンチャーでは、PCたちが同じ陣営で互いに協力し合うことを前提として物語が進行する。PCたちが互いに秘密を持っていたり反目しあっていたりというお決まりのパターンは避けるよう配慮されており、PCたちは共通の哲学の下で、「悪」に属する活動や任務を抵抗なく受け入れることが求められる。

悪のキャラクターはしばしば悪事を行うが、ゲーム内で犯罪のロールプレイをするにあたっては他のプレイヤーの捉え方に配慮することが肝要である。このアドベンチャーには戦闘員に対する暴力こそ確実に含まれているものの、悪なるPCは、更に非戦闘員を危険に晒したり、捕虜を非合法な手段で脅迫したり、他者の財産を破壊したり、一般の見物人を恐怖に陥れたりする行動をとるかもしれない。確かに、アチャイケクは道具として恐怖を用いることを奨励し、暗殺行為を容認している。しかし、アチャイケク信仰やレッドマンティスの暗殺者の教えは理不尽なサディズム行為を推奨しておらず、それはこのアドベンチャーにおいても同様である。

指針と不義 Edicts and Anathemas

ここでは本アドベンチャーのPCが遵守すべき指針と不義について記載する。これは後述するアチャイケク信仰の指針と不義に合致する。

指針『暗殺を遂行せよ』 “Conduct Assassinations”
PCたちは本アドベンチャーで課される暗殺任務を着実に遂行することが求められる。一方で、これは「常に殺しの義務に従事すべき」という意味ではないことに注意すること。この指針を「常に暗殺行動をとっていなければならない」や「常に多くの人々を殺害しなければならない」などと解釈するべきではない。

指針『レッドマンティスの悪名を広めよ』 “Spread the Red Mantis's Infamy”
PCたちはレッドマンティスの恐るべき評判を維持するよう努めるべきである。しかし、それはレッドマンティスが過度にサディスティックで破壊的であったり、露骨に卑劣であるように見せる方法であったりしてはならない。レッドマンティスにおいては隠密性が好まれている。

指針『ソートゥースの刃を振るえ』 “Wield Sawtooth Sabers”
レッドマンティス・アサシンを象徴するソートゥース・サーベル(Sawtooth Saber)はアンコモンの高度武器であるが、このアドベンチャーの全PCに対してアクセス権が解放されている。ただ、全てのキャラクターがソートゥース・サーベルを効果的に扱えるわけではないため、全員がこの武器を使って戦う必要はなく、戦闘においては別の合理的な手段を選んでも良い。ただ、近接戦闘に関心のないアチャイケク信徒も、伝統的にソートゥース・サーベルを身に帯びることでこの指針を遵守することが多い。戦闘で使用されなくとも、目に見える形でソートゥース・サーベルを携帯するレッドマンティスのエージェントはこの指針を尊重していることになるのである。

不義『正統なる統治者を殺すこと』 “Kill a Rightful Ruler”
暗殺の神アチャイケクの教えにおいて、正統なる統治者は殺してはならない。非常に具体的な内容であるが、PCたちが本アドベンチャーの任務に忠実である限り、この不義は問題にならないはずである。

不義『些細な事柄に固執すること』 “Become Fixated on Petty Matters”
他者の性別や血筋など、些細な事柄に固執するべきではない。アチャイケクの信徒たちは「悪」ではあるが、カマキリの神は、偏見、先入観、そして排斥を説くことはない。PCたちもそのような行動は避けるべきである。

不義『一度引き受けた暗殺契約を放棄すること』 “Abandon an Assassination Contract You Agreed to Pursue”
PCたちに課される暗殺任務の対象は、殺すことが躊躇われるような存在ではなく、非難されるべき悪党である。このアドベンチャーでは標的を殺害するということに関して「乗り越えるべき道徳的なジレンマ」のような罠をしかけることはない。

キャラクター作成

種族

レッドマンティスの暗殺者は伝統的に人間の女性であるか、エルフまたはハーフエルフであった。しかし、アチャイケクの教えは性別やジェンダー、種族は執着すべきものではないということを明確にしているため、この伝統はPC作成時の選択を強制しない。どのような種族であってもレッドマンティスへの加入は歓迎される。また、イリズマゴルティは極めて国際的な都市であるため、GM許可の下で一般的でない種族を選択することもできる*2。

クラス

Prey for Death のプロットは、かなりの量の戦闘、ダンジョン探索、そして潜入を中心に展開する。レッドマンティスの暗殺者の間でよく見られる伝統的なクラスは、アチャイケクのクレリック、ファイター、モンク、レンジャー、ローグ、スワッシュバックラーなどであるが、どのようなクラスであってもレッドマンティスの追求において価値をもたらす可能性のある独自の能力を備えている。ただし、一部のクレリックやチャンピオンのように、混沌または善なる指針に従わなければならない者は、このアドベンチャーで要求される事柄と自らの信仰を調和させることが難しいかもしれない。

信仰

このアドベンチャーは、PCが蟷螂神アチャイケクの信徒であることを前提としている。この暗殺と神罰の神についての詳細はアチャイケクの項を参照すること。もし他の神格を崇拝したい場合、その指針や不義がこのアドベンチャーにおけるPCの役割を複雑にする可能性がある。特にアチャイケクやレッドマンティスと対立関係にある宗教(ノルゴーバーなど)や国家(ラハドゥームなど)と関係する場合はなおさらである。何より、ゴルムの信徒にとってこのアドベンチャーは非常に困難なものになることは間違いない。

技能

このアドベンチャーでは様々な技能が役立つが、特に、〈知識:アチャイケク〉や〈知識:イリズマゴルティ〉 の熟練以上、あるいは〈社会〉の達人であることはレッドマンティスの暗殺者やそのエージェントの役割をプレイする上では大いに助けになるだろう。暗殺任務に適した技能は言うまでもなく有用である。その上で、手練れの暗殺者集団として、パーティー全体であらゆる役割を果たせるような構成にすることが望ましい。

アーキタイプ

マルチクラスのアーキタイプは「クラス」の項で説明した通り、どれも全てこのアドベンチャーでうまく機能するだろう。PCが傭兵などではなくレッドマンティスの組織に所属している限り、キャラクターは「レッド・マンティス・アサシン」アーキタイプを選択することが可能である。このアーキタイプは「Pathfinder Lost Omens World Guide」に掲載されており、「Pathfinder Lost Omens Legends」でいくつか高レベルの選択肢が追加されたものである。その性能の詳細は後述する。

来歴

レッドマンティスの正規メンバーであるPCは以下の来歴を持っている可能性が高い(必須ではない)。Acolyte、Acrobat、Animal Whisperer(〈知識〉技能として〈知識:ジャングル〉を持つ)、Artisan、Bandit、Bounty Hunter、Criminal、Cultist、Detective、Field Medic、Gladiator、Guard、Hired Killer、Martial Disciple、Nomad、Occult Librarian、Pilgrim、Press-Ganged、Prisoner、Sailor、Scholar、Tax Collector、Teacher、Undertaker、Ward、Warrior、など。また、GMと相談の上でレアな来歴を選択しても良い。そのリストは、Blessed(アチャイケク)、Haunted(親や祖先によって暗殺された誰かによるもの)、Otherworldly Mission(アチャイケクからの啓示)、Revenant(ゴルム信徒に殺害された可能性がある者)である。

一方、暗殺者に雇われた傭兵であるPCは、自身が適切と考える任意の背景を選択すると良い。

アチャイケクの恩寵

全てのPCはアチャイケクの恩寵を、「神の干渉」の項に記載されているアチャイケクの下級の恩恵の形で持った状態でこのアドベンチャーを開始する。ただし、この恩恵を暴力を振るう機会を高めるためではなく、臆病な方法で逃走するために使用したPCは、アチャイケクの下級の呪いを受ける可能性がある。

ブラッドミストレスのお気に入り

このアドベンチャー開始時点において、PCたちは全員、レッドマンティスの首領であるブラッドミストレス・ジャカリンと何らかの繋がりを持っている。PCはそれを理由としてジャカリンに特別に目をかけられていることになるが、その関係は親しい友人や腹心というほどのものでもない。

各PCは、以下の利益のうちいずれかを選択し、その要素を自身の経歴に組み込むことでジャカリンに目をかけられている理由を考案すること。さらに、いつ頃からそのような立場になったのかを詳しく検討することを推奨する。

優れた暗殺者 Excellent Assassin

レッドマンティスの暗殺者としての君の働きは、多くの称賛と感嘆を集めている。そして、君の業績はブラッドミストレス自身の興味を引いた。ジャカリンは、君がアチャイケクのエージェントとして今後も仕え続けるなら、暗殺者としての君の未来に偉大なことが待っているだろう、と告げた。

最近、君はジャカリンから贈り物を受け取った。それは、13レベル以下の任意のコモンの消耗品が6回分入ったポーチである(合計で6回分であれば、どのような組み合わせでも構わない)。

幸運な捨て子 Fortunate Foundling

ジャカリンの経歴や私生活は謎に包まれており、多くの憶測の的になっている。君はかつて暗殺によって世界に一人きりになった。君とジャカリンには血の繋がりこそないが、君は、彼女がその庇護下に置くことを選んだ数少ない幸運なる一人であると自負している。レッドマンティスの暗殺者たちは君が知る唯一の家族である。ジャカリンが君と過ごすことはほとんどなかったが、何らかの理由で彼女は君のことをお気に入りの孤児の一人であると考えている。

最近、君はジャカリンから贈り物を受け取った。それは、13レベル以下の任意のコモンの着用型の魔法のアイテム1つである。

傑出した教え子 Impressive Student

数十年ごとに、ジャカリンはアチャイケクの道を極めようとする者を弟子にとり、個人的に訓練をつけるために時間を割く。数少ないこの幸運なる教え子を選ぶ方法は彼女だけが知っている。数年前に行われた最も直近の訓練において、君は選ばれし者の1人であった。そして君はその訓練中に、天賦の才能か何らかの献身を通じて、彼女に強い印象を与えた。

最近、君はジャカリンから贈り物を受け取った。それは、keenのルーンか、shockwaveのルーンか、spell reservorのルーンのいずれかが刻まれたルーンストーン1つである。君はこのルーンを、ゲーム開始時に所持している任意の武器に自動的に刻むことができる(ルーンの適用条件は満たすこと)。

ただの運 Just Lucky

時には、運がすべてを左右することがある。君はたまたま適切な時に適切な場所に居合わせ、ジャカリンの目に留まった。君の行った何かが、結果としてブラッドミストレスに「利」をもたらす状況にあったのかもしれない。あるいは、君が行った何かが引き起こした、ほとんど信じられないような一連の影響や出来事を通じ、彼女を危機や政治的なトラブルから救う結果になったのかもしれない。結果として、ジャカリンは君に予期せぬ好意を抱くようになった。

最近、君はジャカリンから贈り物を受け取った。それは、6ランク以下の任意のコモン呪文のワンド1つである。

前回の冒険

このアドベンチャーは、イリズマゴルティから遠く離れた地で新たな任務の説明を受けるところから開始する。それはPCが前回の任務やクエストを達成したすぐ後の出来事である。各PCはそのような「前回の冒険」の性質や報酬について以下のオプションから1つ選択し、その詳細を考案して経歴の最後の部分に組み込むこと。例えば、誰を暗殺したのか、それによってどのような見返りを得たのか、あるいは、どのようなダンジョンを探索してどのような宝物を回収したのか。その内容がキャンペーンセッティング(ゴラリオンの歴史)に重大な影響を及ぼすものであればGMと相談する必要があるが、レベル14で開始するPCが最後に経験した冒険として、任意の内容を設定してかまわない。また、「前回の冒険」が終了した場所もあわせて設定すること。この場所は任意に決定してよいが、メディオガルティ島でないことは確かである。

「前回の冒険」は、いくつか別々のものがあったことにしてもよいし、全PCが1つの同じ冒険に参加していたことにしてもよい。これはPC同士の繋がりを作る良いチャンスでもある。仮に「前回の冒険」が異なっていたとしても、本アドベンチャーに参加するPCは互いに顔見知り以上の関係にしておくこと。可能であれば、各PC同士の関係性について、経歴全体や「前回の冒険」の詳細を絡めて事前に検討されていることが望ましい。

暗殺完了 Assassination Completed

君たちのグループはある人物を暗殺するために雇われた。君たちは数日前の夜に任務を完了し、ちょうど依頼人と会ってサービスの対価として金貨で多額の報酬を受け取ったところである(この金貨はキャラクター作成時の資産に含まれている)。

報酬:アチャイケクは最近達成した君たちの働きを認めており、各PCはアチャイケクの中級の恩恵を獲得する。

果たされた恩義 Favor Performed

君たちのグループは、強力な個人または組織のために複雑で危険な頼み事をやり遂げたばかりだ。その結果、君たちはその人物、あるいは組織の「秘密」にアクセスする権限を手に入れた。

報酬:各PCはそのグループからの見返りとして、GMの承認を条件として、アーキタイプ、呪文、アイテムなどのアンコモンまたはレアのキャラクターオプション1つに追加でアクセス権を得る。これらのオプションは、PCが新しいオプションを再訓練して習得するために十分な時間を費やしたという前提で、キャラクター作成の一部として遡って選択することができる。同じように装備品の購入にも適用することができる。ただし、来歴をこの方法で変更するのは難しいかもしれない。

回収した財宝 Treasure Recovered

君たちのグループは宝探しを完了したばかりである。それは致命的なダンジョンの中で発見したか、あるいは埋められた宝箱を掘り起こして得られたものかもしれない。いずれにせよ、君たちは以前よりも豊かになっている!

報酬:各PCは追加で3,000gpを獲得する。各々はこれを金貨の形で保持することを選択してもよい(プレイ中に消費される可能性が高い)し、即座に使用してレギュレーションに沿ったアイテムを購入することもできる。このオプションを選択したPCは、結果としてキャラクター作成時の資産が他PCよりも多くなる。


レッドマンティス用データ

このアドベンチャーに参加するPCは、キャラクター作成時において、自動的にこの項で紹介する全てのデータに対してアクセス権を得る(「レッドマンティスの秘伝」に書かれたデータを除く)。これは特定の稀少度のデータ個数を制限するレギュレーションのカウントに含めない。レギュレーションを考慮するにあたり、全てコモンのデータと同じように選択してよい。

秘術学派

レッドマンティス学派 Red Mantis Magic School アンコモン

どんなならず者でも殺人を犯すことが可能だが、適切な暗殺には手際と悪知恵が必要である。クリムゾンシタデル(Crimson Citadel)の奥深くにおいて、レッドマンティスの暗殺者たちは、全ての魔法能力を持つメンバーのために特定の呪文のセレクションを開発した。これらの呪文は暗殺者たちの秘密裏で致命的な手法を補完するものである。
履修 Curriculum
学派呪文 School Spells

ウィザードの学派呪文

これらの焦点化呪文はレッドマンティス秘術学派の一部である。

デビリテイティング・テラー Debilitating Terror 焦点化1

アンコモン精神集中恐怖焦点化無力化精神ウィザード
出典 Prey for Death pg.100
距離 30フィート;目標 クリーチャー1体
防御 意志;持続時間 君の次のターンの開始時まで
君は目標の心に恐ろしい心象を満たし、戦闘への集中を妨害する。目標は意志セーヴを試みなければならない。

大成功 目標は効果を受けない。
成功 目標は君に対する攻撃ロールとダメージ・ロールに-1の状況ペナルティを受ける。
失敗 目標は君に対して敵対的アクションを使用できない。
大失敗 目標は朦朧状態1になり、君に対して敵対的アクションを使用できない。

シュラウド・オヴ・ザ・マンティス Shroud of the Mantis 焦点化4

アンコモン焦点化幻術操作ウィザード
出典 Prey for Death pg.100
持続時間 1分
君は自身を真紅の外套で包み込み、2ランクの invisibility 呪文と同じ制限で自身を不可視状態にする。

高ランク化(6ランク) 持続時間は10分に増加する。
高ランク化(8ランク) 持続時間は1時間に増加する。

錬金術アイテム

血視の霊薬 Blood Sight Elixir アイテム3+

アンコモン錬金術消耗品霊薬
出典 Prey for Death pg.102
用法 片手に保持;バルク 軽
起動 (操作)
このドロドロとした血のように赤い霊薬は君の感覚を鋭敏にし、君は血をより鋭く感知できるようになる。君は記載されている持続時間と効果を持つ「血の視覚(blood sight)」を得る。血の視覚は60フィートの距離を持ち、持続的な出血ダメージを受けているか、瀕死状態か重傷状態の生きているクリーチャーを感知することができる。また、最近流された独立した血だまりや滴下血痕を感知することもできる。GMの裁量によるが、血を持たない生きているクリーチャーは血の視覚で感知することができない。

タイプ 下級;レベル 3;価格 10 gp
血の視覚は不明瞭な(imprecise)感覚であり、持続時間は10分である。

タイプ 中級;レベル 6;価格 40 gp
血の視覚は不明瞭な(imprecise)感覚であり、持続時間は1時間である。

タイプ 上級;レベル 9;価格 115 gp
血の視覚は明瞭な(precise)感覚であり、持続時間は1時間である。

タイプ 特級;レベル 12;価格 350 gp
血の視覚は明瞭な(precise)感覚であり、持続時間は1時間である。君の血の視覚は特に正確であり、現在のヒット・ポイントが最大値の半分以下であるクリーチャーを感知することもできる。君が血の視覚でクリーチャーを感知する時、君はそのクリーチャーの出血ダメージ、瀕死状態、または重傷状態の値について漠然とした近似値を得る。この近似値は「過度の出血」、「死が近い」、その他正確な数値を与えない一般的な感覚として認識する。

蟷螂神の息吹 Breath of the Mantis God アイテム10

アンコモン錬金術消耗品吸入型毒大難
出典 Prey for Death pg.103
価格 200 gp
用法 片手に保持;バルク 軽
起動 (操作)
犠牲者が生き返るのを防ぐため、レッドマンティスの暗殺者たちはこの毒物でよく標的を毒殺する。クリーチャーがこの調合物によって毒に冒されると、内出血が頻繁に起こるようになり、口からは血が流れ出す。暗殺者たちはこの状態のことを「蟷螂神の息吹」(breath of the mantis god)を得たと表現するのである。犠牲者は「蟷螂神の息吹」によって引き起こされる持続的な出血ダメージから通常通り回復を試みることができるが、毒の持続時間がまだ続いている限り持続的な出血ダメージは復活することになる。クリーチャーがこの毒の効果で死亡した場合、毒素はそのクリーチャーの肉体に1年間しつこく留まる。この間、そのクリーチャーを生き返らせる試みがなされた場合、それが死者のための新しい肉体を創造する方法(7ランクの resurrect 儀式のような方法)でない限り、残留している「蟷螂神の息吹」の効果が復活の無効化を試みる(無効化判定修正値+17、無効化ランク5)。 extract poison のような呪文を使えばそのような死体を復活させやすくするために毒を浄化することができるが、 cleanse cuisine のような単純な魔法では浄化することができない。5ランク以上の cleanse affliction もまた、残留する「蟷螂神の息吹」の無効化を試みることが可能である。

セーヴィング・スロー DC 29 頑健;最大持続時間 6分
第1段階 4d6毒ダメージおよび1d6持続的な出血ダメージ(1分)
第2段階 5d6毒ダメージおよび1d6持続的な出血ダメージ(1分)
第3段階 6d6毒ダメージおよび2d6持続的な出血ダメージ(1分)

着用アイテム

アサシンズ・ブレイサーズ Assassin's Bracers アイテム10+

アンコモン幻術充填魔法
出典 Prey for Death pg.104
用法 腕甲として着用;バルク 軽
赤い革でできたこの一対の腕甲は、外側は無地の腕章のように見えるが、内側にはアチャイケクの焼印が表されている。この腕甲は、ACとセーヴィング・スローに対する+1のアイテム・ボーナスと最大【敏捷力】修正値+5を持つ鎧として機能する。君は、このアサシンズ・ブレイサーズにまるで軽装鎧であるかのように魔除けを取り付けることができる。

起動 “破滅する者への集中”(精神集中、操作)
頻度 1日に1回;効果 君は30フィート以内のクリーチャー1体を指定する。君は自身に4ランクの invisibility を発動するが、指定されたクリーチャーは依然として君を見ることができる。この腕甲は指定されたクリーチャーに対する君の外見を強調し、君をより恐ろしく気味悪く見せる。その結果、君は指定されたクリーチャーを“フェイント”または “士気をくじく”する試みに対して+1のアイテム・ボーナスを得る。また、指定されたクリーチャーは、恐怖効果に対するセーヴィング・スローに-1のアイテム・ペナルティを受ける。

タイプ I;レベル 10;価格 1,000 gp

タイプ II;レベル 15;価格 6,500 gp
アイテム・ボーナスは+2となり、アイテム・ペナルティは-2となる。

タイプ III;レベル 20;価格 70,000 gp
アイテム・ボーナスは+3となり、アイテム・ペナルティは-3となる。

マンティス・エンブレイス Mantis Embrace アイテム9+

アンコモン充填魔法
出典 Prey for Death pg.104
用法 手袋として着用;バルク 軽
この意匠を凝らした赤い手袋は、昆虫の外骨格に似せて加工された革の板で作られている。この手袋の着用者は“組みつき”または“突き飛ばし”のための〈運動〉判定に対する+2のアイテム・ボーナスを得る。

起動 “圧殺の抱擁”(操作)
頻度 1時間に1回;必要条件 君はクリーチャー1体に“組みつき”をしている。
効果 君は自身が“組みつき”しているクリーチャーに対して、近接武器または素手攻撃で“打撃”を行う。この“打撃”は追加で3d6の[精密]ダメージを与え、即死特性を得る。“圧殺の抱擁”によって殺害されたクリーチャーの死体はあまりにも凄惨に損傷しているため、その死体は talking corpse 呪文のような、無傷の肉体が必要とされるいかなる効果の対象にもとれない。

タイプ マンティス・エンブレイス;レベル 9;価格 700 gp

タイプ グレーター・マンティス・エンブレイス;レベル 17;価格 13,000 gp
〈運動〉に対するボーナスは+3となり、追加の[精密]ダメージは5d6となる。

マスク・オヴ・ザ・マンティス Mask of the Mantis アイテム5+

アンコモン充填魔法
出典 Prey for Death pg.104
用法 頭部に着用;バルク 軽
マスク・オヴ・ザ・マンティスはレッドマンティスの暗殺者のための伝統的な頭部装備である。このマスクの多くは硬い革の兜として作られており、暗殺者の素顔を隠すと同時に、その頭部をカマキリそっくりに見せる役割を果たしている。中には顔を覆うためだけの仮面のようなバリエーションも存在するが、マスク・オヴ・ザ・マンティスの性能に形状や様式の違いは関係ない。

ヴェルナイのメンバーは、自らの恐ろしい存在感を高めるために、任意のマスク・オヴ・ザ・マンティスを使用することができる。これは、下記のヴェルナイの憤怒の項目で詳述されているように、一言も発さずに組織内での地位を明らかにするためによく行われることである。

マスク・オヴ・ザ・マンティスを着用している間、君は〈知覚〉判定に対する+1のアイテム・ボーナスを得る。

起動 “視覚強化”(精神集中、操作)
頻度 1日に1回;効果 君は自身に darkvision または see the unseen のいずれかを発動する。

起動 “ヴェルナイの憤怒”(精神集中)
必要条件 君はヴェルナイのメンバーである;効果 君はマスク・オヴ・ザ・マンティスの目を深紅の光でゆらめかせ、自身にさらに凄惨な顔立ちを与える。この光はろうそくの火と同等の明かりを作り出す。君はこの能力を再び使用することで恐ろしい輝きを消すことができる。“ヴェルナイの憤怒”が起動している間、君は〈威圧〉判定に対して+1のアイテム・ボーナスを得る。


タイプ マスク・オヴ・ザ・マンティス;レベル 5;価格 150 gp

タイプ グレーター・マスク・オヴ・ザ・マンティス;レベル 11;価格 1,350 gp
〈知覚〉と〈威圧〉に対するアイテム・ボーナスは+2となる。君が“視覚強化”を起動する時、 darkvision や see the unseen 呪文は5ランクに上昇する。

タイプ メジャー・マスク・オヴ・ザ・マンティス;レベル 18;価格 19,000 gp
〈知覚〉と〈威圧〉に対するアイテム・ボーナスは+3となる。

起動 10分 “標的定位”(精神集中)
頻度 1日に1回;効果 君は pinpoint を発動する。この呪文の標的が、君が引き受けた暗殺契約の対象クリーチャーである場合、君はこの呪文の目的において、そのクリーチャーを直に見たことがあるとみなされる。

レッド・マンティス・アサシン(アーキタイプ)

※ここではレッドマンティスアサシンのアーキタイプのデータの翻訳を提示するが、原文をまとめて閲覧したい場合はAoNのデータ(Red Mantis Assassin)を参照してよい。

君はレッドマンティスの暗殺者であり、アチャイケクによって導かれ、地の果て、あるいはその先まで獲物を追跡することを誓約している。レッドマンティスの暗殺者たちの多くがイリズマゴルティ出身であり、かの都市を故郷と見なしている。一方で、世界中に散らばるエージェントの中にはそのいわゆる「首都」を訪れたことがない者もいる。しかし、そのような者たちも、人生のどこかの時点で少なくとも一度は訪れるべきだと考えるものである。

レッドマンティスの暗殺者として、君は定期的に暗殺を実行するよう求められる。そしてこの組織には掟がないわけではない。もし君がレッドマンティスの暗殺者をプレイすることを選択した場合、本ガイドに記載される関連情報をしっかりと理解することが重要である。一般的に、雇われ殺人の追求というものは、世間で評判の悪いサディスティックな人々の関心を惹く犯罪行為と見なされている。この事実は、このアーキタイプがすべてのグループにとって適切であるとは限らないことを意味している。よって、他のほとんどのアーキタイプ以上に、このアーキタイプの使用には同卓する仲間の同意と許可を必要とする。しかしPrey for Deathのようなアドベンチャーにおいては、このアーキタイプは参加を希望するすべての者に対して解放されていると考えてよい。

このアーキタイプで提示されているレアの特技は、通常、ブラッドミストレスから適切な訓練を受ける許可を得た暗殺者のみが利用可能なものである。すなわち、これらの特技はPrey for DeathをプレイするPCならばアクセス可能である。

追加の特技 Additional Feats

このアーキタイプはここで説明する特技以外にも以下の特技を選択肢として与える。
  • 2レベル:Twin Feint(Player Core 170)
  • 4レベル:Quick Draw(Player Core 171)、Underhanded Assault(Player Core 171)
  • 6レベル:Poison Weapon(Player Core 171)、Twin Distraction(Player Core 172)
  • 8レベル:Gang Up(Player Core 172)
  • 10レベル:Advanced School Spell(Player Core 203)、Improved Poison Weapon(Player Core 173)、Opportune Backstab(Player Core 174)

レッド・マンティス・アサシンへの専念 特技2

アンコモンアーキタイプ専念
出典 Prey for Death pg.108
前提条件 ソートゥース・サーベルの修得、信仰する神格がアチャイケク、レッドマンティスのメンバーであること
アクセス権 君はメディオガルティ島の出身である。
君は敵に忍び寄りソートゥース・サーベルで殺害する方法を学んだ。君は〈隠密〉と〈知識:暗殺者〉を修得にする。すでに修得である場合、代わりに熟練になる。任意の武器の習熟が熟練以上に増加するたび、君はソートゥース・サーベルに対しても新たな習熟ランクを得る。

君はアチャイケクの不義に縛られるが、アチャイケクの傾倒を受けとることができる。

レッドマンティス魔術の基本 Basic Red Mantis Magic 特技4

アーキタイプ
出典 Prey for Death pg.108
前提条件 レッド・マンティス・アサシンへの専念
君はレッドマンティスの訓練から限定的な信仰魔法を学んだ。君は“呪文発動”アクティビティを得る。君は毎日、信仰呪文リスト、または君がアクセスできる任意の信仰キャントリップから、2つのコモンのキャントリップを準備できる。君はまた、基本呪文発動の利益を得る。君は呪文攻撃修正と呪文DCにおいて修得になる。レッドマンティスのアーキタイプ呪文に対する君の重要呪文発動能力修正値は【魅力】であり、それらは信仰のレッドマンティス呪文である。任意のレッド・マンティス・アサシンのクラス特技から焦点化プールを得た場合、君はアチャイケクに祈るか、割り当てられた標的について調査することで焦点化プールを回復できる。

君はまた、レッドマンティス学派へのアクセスを得る。信仰呪文リストから呪文を準備することに加えて、この学派から呪文を準備できる。通常の魔法の体系に関わらず、この学派から準備した呪文は信仰呪文であり、君が得るすべてのレッドマンティスの焦点化呪文も同様である。

クリムゾン・シュラウド Crimson Shroud 特技6

アーキタイプ
出典 Prey for Death pg.108
アーキタイプ レッド・マンティス・アサシン
頻度 1日1回
前提条件 レッド・マンティス・アサシンへの専念
君は1分間、赤い霧のヴェールで自身を包み込む。シュラウドがアクティブである間、君は自身のレベルの半分に等しい高速治癒を得る。君は自身のシュラウドを“扱う”ことで、それを周囲に渦巻かせて次のターンの開始時までACに+1の状況ボーナスを得る。最後に、シュラウドがアクティブである間に死亡した場合、君は自らの全身を赤い霧へと消失させ、装備品のみを後に残すことを選択できる。君はこの選択をクリムゾン・シュラウドをアクティブにする際に行う。

10レベルの時点で、君はこの能力を1日1回ではなく、1時間に1回使用できるようになる。

レッドマンティス学派呪文 Red Mantis School Spell 特技6

アーキタイプ
出典 Prey for Death pg.108
前提条件 レッドマンティス魔術の基本
君はレッドマンティス学派の初期学派呪文(initial school spell)を得る。君がまだ持っていない場合、1焦点化ポイントの焦点化プールを得る。

アチャイケクの掌握 Achaekek's Grip 特技8

レアアーキタイプ
出典 Prey for Death pg.108
前提条件 レッドマンティス魔術の基本
過去1年間に君が殺害したクリーチャーが生命を取り戻したかどうかを感知する。ただし、君とそのクリーチャーが同じ次元界にいる場合に限る。また、君は焦点化呪文アチャイケクズ・クラッチを得る。まだ持っていない場合、1焦点化ポイントの焦点化プールを得る。

カマキリ形態 Mantis Form 特技8

アーキタイプ
出典 Prey for Death pg.108
前提条件 レッドマンティス魔術の基本
君は焦点化呪文マンティス・フォームを得る。まだ持っていない場合、1焦点化ポイントの焦点化プールを得る。

フェイディング Fading 特技10

レアアーキタイプ瞬間移動
出典 Prey for Death pg.108
頻度 クリムゾン・シュラウド1回につき1回
前提条件 クリムゾン・シュラウド
トリガー 君が感知できる者が君を“打撃”の標的にした。
必要条件 君のクリムゾン・シュラウドがアクティブである。
君は現実から部分的に消失する。攻撃者はDC11の平目判定を試みなければならない。失敗した場合、攻撃は背後に残された君の身体の幻影を無害に通り抜ける。一瞬の後、君は現実に帰還し、君のクリムゾン・シュラウドは終了する。

レッドマンティス魔術の熟練 Expert Red Mantis Magic 特技12

アーキタイプ
出典 Prey for Death pg.109
前提条件 〈宗教〉が達人、レッドマンティス魔術の基本
君は上級呪文発動の利益を得る。

ヴェルナイの訓練 Vernai Training 特技12

レアアーキタイプ
出典 Prey for Death pg.109
前提条件 アチャイケクズ・グリップ、レッドマンティス魔術の基本
君が殺害したクリーチャーを蘇生させるためには、呪文発動者はその死に対する君の影響を無効化しなければならない。この無効化判定のDCは君のクラスDCまたは呪文DCのいずれか高い方と等しい。

さらに、君は魔法をより上手く利用するための訓練を受けた。君のレッドマンティス呪文スロットの上から2つのランクを除いた呪文ランクについて、レッド・マンティス・アサシンのアーキタイプ特技から得ている呪文スロットをそれぞれ1つ増やす。これらの追加スロットにはレッドマンティス学派のカリキュラムにある呪文のみを準備できる。

祈祷攻撃 Prayer Attack 特技14

アーキタイプ精神集中
出典 Prey for Death pg.109
前提条件 レッド・マンティス・アサシンへの専念
必要条件 君は両手にそれぞれソートゥース・サーベルを握っている。
君はレッドマンティスの特徴的な暗殺スタイルを体得した。30フィート以内の敵1体に“フェイント”を試みる。これが成功した場合、以降のターンで君が“祈祷攻撃”を使用する際、君が標的に見えており、標的が君から30フィート以内にいる限り、“フェイント”の判定をロールすることなく、そのターン中の君の近接攻撃に対して標的は自動的に立ちすくみ状態になる。別の標的に対して“祈祷攻撃”を使用する場合は通常通り“フェイント”を試みなければならない。

“祈祷攻撃”を使用したターンに、ソートゥース・サーベルによる次の“打撃”が成功すると、標的に2d6の持続的な出血ダメージを与える。

レッドマンティス魔術の達人 Master Red Mantis Magic 特技18

アーキタイプ
出典 Prey for Death pg.109
前提条件 〈宗教〉が伝説、レッドマンティス魔術の熟練
君は達人呪文発動の利益を得る。

レッド・マンティス・アサシン焦点化呪文

以下の焦点化呪文は適切な特技を取得したレッド・マンティス・アサシンが利用可能である。

アチャイケクズ・クラッチ Achaekek's Clutch 焦点化4

レア呪い即死精神集中操作焦点化
出典 Prey for Death pg.109
射程 30フィート; 標的 クリーチャー1体
防御 意志
君は標的の身体の見える場所に、アチャイケクの宗教印を刻み込む。

大成功 目標は効果を受けない。
成功 目標はアチャイケクの印を刻まれる。1分間、各ラウンドで最初に目標が持続的な出血ダメージを受ける際、印からカマキリの爪が生え出て対象を引っ掻き、即座にその出血ダメージと同量の[斬撃]ダメージを与える。
失敗 成功と同様だが、この呪いの持続時間は永続になる。
大失敗 失敗と同様だが、目標が持続的な出血ダメージを取り除くための平目判定のDCが20(特に効果的な支援がある場合は15)に増加する。

マンティス・フォーム Mantis Form 焦点化4

アンコモン完全変身精神集中操作焦点化
出典 Prey for Death pg.109
持続時間 1分
君はカマキリに変身する。君はマンティス・フォームのランクに高ランク化された Insect Form の効果を得る。ただし変身できるのはカマキリだけである。

レッドマンティスの秘伝

以下のデータはキャラクター作成時に選択することはできないが、レッドマンティスの一部に伝わっている秘術や秘宝である。レッドマンティスの暗殺者として更なる高みを目指すPCたちは、Prey for Deathの物語を通じてこれらのデータにアクセスできる可能性が高い。ゲーム開始時点のPCはこれらのデータを知らないかもしれないが、プレイヤーはメタ的な成長計画のために事前に把握していて問題ない。

ここでは、各データの名称、特性、概要(言い伝え)を掲載する。PCがそのデータを知っているかどうかは、ルール通り、セッション中に“知識の想起”で判定することになる。本記事のデータブロックではデータレベルの代わりに“知識の想起”の難易度を示している。PCが出目1でも大成功できるか、《技能の保証》(Assurance)のように固定の判定結果でその難易度をクリアできるならば、該当のデータをあらかじめ知っていることにしてもよい。

“知識の想起”に使用可能な技能はデータに応じてさまざまである。ただし、〈知識:アチャイケク〉や〈知識:レッドマンティス〉は共通で「抽象的な適性知識」として難易度-2で判定可能である。〈知識:レッドマンティス魔術〉や〈知識:レッドマンティスの武器〉のように更に細かいカテゴリのものは「具体的な適性知識」として難易度-5で判定可能とする。

マーク・オヴ・ブラッド Mark of Blood 呪文(DC23)

レア呪い操作
出典 Prey for Death pg.100
体系 秘術、信仰、始原
接触した武器に術者の血を垂らして生命の本質を注ぎ込む。その武器の攻撃でマークされた相手を術者は容易に追跡することができるだろう。

ボーン・フレンズ Bone Flense 呪文(DC25)

レア精神集中操作
出典 Prey for Death pg.99
体系 秘術、信仰、始原
接触した武器にアチャイケクの力を吹き込む魔法。その武器で作られた傷口の骨を鋭く変質させることで相手に更なるダメージを強いることができるという。

マンティスス・グラスプ Mantis's Grasp 呪文(DC28)

レア精神集中操作力場
出典 Prey for Death pg.99
体系 秘術、信仰
地面や壁から赤いカマキリの腕の形状をした力場を生成し、相手を押しつぶすとともにその場に釘付けにする。

ソートゥース・テレイン Sawtooth Terrain 呪文(DC31)

レア精神集中操作地
出典 Prey for Death pg.100
体系 秘術、信仰、始原
ギザギザの形をしたカマキリの脚をエリアに発生させ、移動を阻害する。この地形はただ邪魔なだけでなく、ダメージを与えた上で、クリーチャーの速度を低下させる。

クリムゾン・ブレス Crimson Breath 呪文(DC33)

レア操作毒
出典 Prey for Death pg.99
体系 秘術、信仰、始原
口から真紅の霧を吹きだすことで相手を蟷螂神の息吹に曝すことができる。

ヴェルナイ・シェル Vernai Shell 鎧(DC37)

アンコモン充填魔法異次元
出典 Prey for Death pg.101
使用 鎧の着用
怪物的な昆虫のキチン質から作られたマンティス・シェルであり、ヴェルナイの暗殺者たちが使用する。暑熱への防護と異次元収納の機能がある。

アサシンズ・スキン Assassin's Skin 鎧(DC39)

レア充填魔法
出典 Prey for Death pg.101
使用 鎧の着用
強力な暗殺者用のレザー・アーマーであり、脱出や出血対策に役立つといわれる。エリジウムのペガサスの皮を剥いで作られており、その真紅の色は常に新鮮な血で染まっているように見える。

ブラッディ・ファング Bloody Fang 武器(DC39)

レア魔法
出典 Prey for Death pg.101
使用 片手で保持
鋸のようなギザギザの刃がついた湾曲したダガーであり、巨大なカマキリの大顎から削り出して作られる。この武器は血のような真紅の一閃を放つことができるという。

クリムゾン・ブラフ Crimson Bluff 武器(DC39)

レア幻術魔法
出典 Prey for Death pg.102
使用 片手で保持
幻術で相手を幻惑することを好む暗殺者に使われるソートゥース・サーベルである。その紫黒色の刃は絶えず明滅してゆらめいており、残像が相手を翻弄すると言われている。

ブラッドドリンカー Blood-Drinker 武器(DC48)

ユニーク魔法
出典 Prey for Death pg.101
使用 片手で保持
伝説に語られるソートゥース・サーベルの一振り。その漆黒の刃は犠牲者の血を吸い、持ち主に力を与えるという。

フレッシュレンダー Fleshrender 武器(DC48)

ユニーク魔法
出典 Prey for Death pg.102
使用 片手で保持
伝説に語られるソートゥース・サーベルの一振り。その白銀の刃は光の中で眩く輝き、自ら進んで敵を殺傷するという。

クリムゾン・トウム Crimson Tome 魔導書(DC41)

レア魔導書幻術
出典 Prey for Death pg.103
使用 片手で保持
この真紅の魔導書(Grimoire)は呪文書としてだけでなく暗殺の記録を記すためにも使われる。レッドマンティス・アサシンたちにとって聖遺物の一種であり、その伝説的な偉業と関わっているとも言われる。この魔導書を使う暗殺者の唱える魔法には蟷螂神の力が注ぎ込まれると伝わっている。


キャンペーンセッティング

今回の冒険で前提となる重要な世界観について説明する。本項で説明する基本情報や理念は、作成するPCが大前提として持っているべきものである。

アチャイケクの暗殺者たち

レッドマンティスを恐れるのは、罪を犯した者たち、敵を持つ者たち、あるいは盗み取った権力に執着する者たち、その全てである。この比類なき暗殺者の結社は何世紀もの間ずっと犠牲者たちの悪夢につきまとってきた。忠実にして慎重、プロフェッショナルにして効果的な殺し屋たちの刃は、平民の命も伯爵の命も同じように容易く摘み取る。マンティスに狙われた者を救えるような呪文、隠れ家、警護軍隊は存在しない。そして、レッドマンティスを雇うに足る黄金と狡猾さを持つ者が硬貨を支払って買い上げるもの、それは標的がソートゥース・サーベルによって殺されることだけでなく、そうやって死んだ者が二度と立ち上がることがないという約束なのである。

レッドマンティスのことを死の狂信者であると囁く者もいれば、陰湿なる雇われの悪魔の兄弟団であると呟く者もいる。しかし、唇に恐怖の震えを浮かべることなくレッドマンティスを語れる者は存在しない。彼らの殺戮の刃は歴史を通じて伸び続けている。その歴史には、重要な戦いの前夜に起きた将軍たちの謎の死や、見えざるナイフによって寝床に打倒された英雄たち、というようなことが満ちている。多くの人々は、レッドマンティスが何世紀にもわたって殺人を続けているのを、単に貨幣や利得のためなのではなく、古代の、謎めいた、そして疑いようもなく血にまみれた野望に沿うように世界を作り変えるためであると信じている。そしてその考えは、大多数が思うよりも真実に近い。

マンティスの流儀 The Way of the Mantis

その存在を巧妙にヴェールの下に隠してはいるが、レッドマンティスはゴラリオンの全土で活動する。彼らは、死に対する熱狂的な献身がそのプロフェッショナリズムすら凌駕する最高の雇われ暗殺者として犯罪界で知られている。レッドマンティスを雇う者は完全な破滅に対して代金を支払う。なぜなら、この暗殺者たちは標的の死だけでなく、絶対的で永続的な終焉を保証するからである。強力で秘密の方法により、レッドマンティス・アサシンは、殺す相手が正しい標的であること――それらが何らかの巧妙な魔法の複製や生贄の羊ではないことを確実にする。さらに、彼らは死後も犠牲者を監視し続け、もし標的が死から蘇ったなら彼らのマークは更新される。暗殺者たちは躊躇なく何度でも獲物を抹殺する。

レッドマンティス・アサシンたちは、多くの犯罪ギルドが行うような他の非合法な事業に手を出すことはなく、暗殺芸術の純粋性から気を逸らすものを何も許さない。彼らは契約のみによって殺しを行い、他の犯罪組織と同盟することを選ばない。同盟はレッドマンティスという結社の必要性を濁らせることになる。事実として、暗殺者たちは頻繁に他の組織との対立、特にノルゴーバーの教団との対立によく直面する。とはいえ、レッドマンティスの爪は遠くまで届くものである。秘密裡であれ公然であれ、レッドマンティスのエージェントたちは内海地域という枠を越えて、各地の政府、宗教騎士団、ギルド、そして商人のグループとのつながりを維持している。任務が要求するのであれば、彼らが手に入れられないものはほとんどない。

蟷螂神の教条 Path of the Mantis God

マンティスの暗殺者たちの手腕は執着やエリート意識からではなく、真に宗教的熱狂から生じているものである。彼らにとって契約の遂行とは金や名声をもたらすものではない。それは無慈悲なる組織の目的を推し進め、謎に満ちた蟷螂神「血の道を行くもの」アチャイケクに誉れを捧げる行為なのである。アチャイケクについて知られていることの多くは、誤解と噂の霧に包まれている。さらに複雑にしているのが、彼を「暗殺者の神」ではなく「審判の神」や「怪物の神」として語る古代の記述だ。しかし、誤解とも考えられがちなこの記述は実際に古代の真実である。なぜならアチャイケクは、天地創造の黎明期から神々の列に名を連ねており、知られざる永劫の時を通じて多くの役割を果たしてきたからである。

今日、ほとんどの者はアチャイケクを暗殺の神、神罰の神、そしてレッドマンティスの守護神として認識している。かの神はファラズマの尖塔の根元にある洞窟に住んでいる。そこで大いなる彼方(Great Beyond)を見渡し、役目を果たすことが求められたときにはいつでも行動を起こせるようにしている。レッドマンティスの首脳と最高位の執行者たちにとって、暗殺任務と神の崇拝は全くの同義である。絶たれた命のすべてが彼らの暗黒神の悦びとなり、その不滅の眠りを湛える池に血を注ぎ込むことになるのだ。

己が神への崇敬の証として、レッドマンティスは正統なる君主に対する暗殺契約をすべて拒絶している。蟷螂神が神々の武器として神命を果たしながらも正統なる神を決して討たないのと同様に、レッドマンティスの構成員たちもまた、自らを「正当なる死の代行者」とみなしている。彼らが刃を向けるのは、分不相応な権力を奪い取った者たちだけである。彼らは王や女王の殺害を冒涜と考えており、正統なる統治者に委ねられた権能を俗世における神性の写し鏡として尊重している。しかし、それ以外の者――たとえそれが聖職者や王子や将軍であろうと、または不法な手段でのし上がった者であろうと――そのすべては「血の道を行くもの」の糧にすぎない。

レッドマンティスを雇う Employing the Red Mantis

マンティスの死の奉仕を求める者は、大きな危険を覚悟しなければならない。いかなる都市でも、裏社会の住人たちの間で広まるような噂は最終的に暗殺者たちの耳へと届く。更に驚くべきことは、依頼人自身がギルドの死の奉仕を必要としていることを自覚するよりも前に、レッドマンティスの方が依頼人を見つけ出す能力があることだ。兄弟の裏切りにあった者、商売敵に騙された商人、あるいは敵の急死を企む陰謀者たち――その多くが、レッドマンティスの事務的なエージェントから接触を受ける。エージェントは、特徴的な鎧を身にまとうことも、悪名高いサーベルを振るうこともないが、あらゆる悪行を異様なほど正確に並べ立て、対価と引き換えに絶対的な復讐を提案してくるのである。この支払いはいつも金貨で定められるとは限らない。暗殺者たちは、財産、土地の権利、そしてアスモデウスのしもべにも劣らぬほどの邪悪さで「将来の貸し」といった形での報酬をも受け入れるのだ。レッドマンティスのエージェントは、仕事が完了するまで支払い方法を曖昧にしておき、事後に依頼人が最も大切にしているもの――例えば、健やかな娘や魅力的な息子など――を無理やり手放させるという噂が絶えない。レッドマンティスが暗殺の代償を決定する方法は結社の指導者たちだけが知っている。気まぐれな豪商を暗殺するのにほんの一握りの硬貨しかかからないこともあれば、狡猾な地主を殺す代償として依頼人が一族の最も大切な家宝を差し出さねばならないこともある。いずれにせよ、暗殺の標的が誰であるかと暗殺の依頼者が誰であるかは、報酬額の基準として等価であるという。そして、いざ支払いの時を迎えたときに約束を反故にした者は断罪される。たとえ遥か遠くへ逃れ、何年もの間身を潜めようとも、レッドマンティスを欺いた者の命は、必ずやあの鋸歯状の刃によって終わりを迎えるのだ。

レッドマンティスの指導者 Leaders of the Red Mantis

蟷螂神の下、レッドマンティスのエージェントたちは「至高の殺し屋ヴェルナイ」(Vernai, the High Killers)として知られる評議会に従っている。実戦で鍛え上げられ、血で書かれた名声を轟かせる数十名の強力な暗殺者たちで構成されるヴェルナイは、組織を率いるとともに、隠された島塞「クリムゾンシタデル」(Crimson Citadel)から「血の道を行くもの」の意志を解釈している。これらの指導者の階級にマスター(男主人)が任命されることはごく稀であり、ほとんどがミストレス(女主人)である。ミストレスたちは各々が影響力を持つ国や地域を持っており、エージェントをどこに派遣するかを決定し、どの標的を仕留めるかを選択し、結社の意志を推し進めるために部下に指示を出す。ヴェルナイは互いを名前で呼び合うが、そのエリート集団の外において彼らは称号でしか知られていない。そしてこれらのミストレスの頂点に君臨するのが、レッドマンティスの首領であり、蟷螂神の最も強力な従僕である「ブラッドミストレス」(Blood Mistress)である。現在、この称号はブラッドミストレス・ジャカリン(Jakalyn)が保持している。歴史的にこの地位はこれまで女性のみが認められており、おそらくゴラリオンにおける他のどの地位よりも大きな個人的権力である。故に、ジャカリンは例外的に一般にも名が知られている。この死を統べる栄光はヴェルナイに対して絶大なる影響力があり(しかし絶対的な支配権ではない)、彼女は個々のマンティス・エージェントに対する最高の指揮権を持ち、蟷螂神の意志を解釈するにあたっての絶対的な権威と、サルザリ図書館(Sarzari Library)への無制限の立ち入り権限を有している。

外見と世間の認識 Appearance and public perception

公の場において、レッドマンティス・アサシンたちはその特徴的な赤と黒のレザーアーマーと昆虫を模したマスクを必ず身に着けている。彼らは独特な戦闘スタイルを好む。ソートゥース・サーベル(鋸歯状の曲刀)を2本、刃先を下に向けて構えるのはカマキリの腕と鎌を模していると言われる。その特徴的な武器が一般大衆の間に広く出回っていることについて、暗殺者たちが特に気にする様子はない。なぜなら、それは彼らの名声を高め、組織が実際よりも広範囲に拡大している印象を与える効果しかないからである。ただし、ソートゥース・サーベルを誤った方法や拙い技術で扱う者に対しては極めて低い評価を下しているようだ。事実、そのような者の多くが、喉を切り裂かれた変死体となって発見されている。

ヴェルナイなどの強力で尊大な一部のメンバーを除き、常にレッドマンティス・アサシンたちは昆虫を模したマスクを装着している。その特徴的な姿であからさまに活動することが、彼らの教義である「レッドマンティスの悪名を広げる」指針に合致しているのである。例外は、プライベートな空間や身内しかいない環境や、潜入などの為に偽装工作を行っている最中である。レッドマンティスの暗殺者は必要があれば周囲の環境に完璧に溶け込むことで知られている。レッドマンティスの特徴的な姿でいることが任務に支障をきたす場合、彼らは完璧な欺瞞を駆使して自分たちがその場にいることが自然な状態を作り出す。そして、標的が悪名高き赤黒のカマキリのマスク姿を認識した時には、既に終焉をもたらす鎌腕は振り下ろされているのだ。

アチャイケク

アチャイケクの神聖なる起源については学者たちの間でも議論が分かれているが、彼は単一の、あるいは複数の神々の力によって、神の神性を盗もうとする者を根絶するために創られたと信じられている。以来、彼は神罰の執行者となり、暗殺集団「レッドマンティス」の庇護者(Patron)となったのである。

アチャイケク[血の道を行く者] Achaekek - HE WHO WALKS IN BLOOD

旧属性*3 秩序にして悪
関心領域 暗殺者、神罰、レッドマンティス
指針 暗殺を遂行せよ、レッドマンティスの悪名を広めよ、戦いでソートゥースの刃を振るえ
不義 正当なる統治者を殺害する、他者の性別や血統といった些細な事柄に固執する、追求に同意した暗殺契約を放棄する

信奉者の利益 Devotee Benefits

信仰能力値 【筋力】または【敏捷力】
神泉 危害
信仰の傾倒 邪から選択できる
信仰技能 〈隠密〉
領域 死(death)、力(might)、欺き(trickery)、闘魂(zeal)
好む武器 ソートゥース・サーベル
クレリックの呪文 1ランク: sure strike 、2ランク: invisibility 、4ランク: vision of death

アヴァター Avatar

avatar の呪文を発動する際、アチャイケクの信奉者は以下の追加の能力を得る。
アチャイケク 移動速度70フィート、登攀50フィート、移動困難地形と上級移動困難地形を無視する;近接攻撃 カマキリの爪(agilebackswingfinessereach 15 feetversatile P)ダメージ 6d8+6[斬撃]; 遠隔攻撃 棘の斉射(射程60フィート)、ダメージ 6d6+3[刺突]

神の干渉 Divine Intercession

Prey for Deathにおいて、PCまたは一部のNPCは、アドベンチャー中の特定の時点においてアチャイケクから恩恵(boons)や呪い(curses)を獲得する機会があるかもしれない。
下級の恩恵 Minor Boon
1度だけ、君が〈隠密〉判定に失敗した時、代わりに大成功となる。通常、アチャイケクは重要な標的を殺害するための位置につく時のような、暗殺に繋がる可能性のある極めて重大な〈隠密〉判定に対してこの恩恵を与える。逃亡を助けるための〈隠密〉判定に対してこの恩恵を与えることは稀である。
中級の恩恵 Moderate Boon
1日1回、君は生得の信仰呪文として blood vendetta を発動することができる。この呪文は、君のレベルの半分に等しいランクに自動的に高ランク化される。
上級の恩恵 Major Boon
君はローグのクラス特徴である急所攻撃を得る。これは3d6の[精密]ダメージを与える。もし既に同じクラス特徴を持っている場合、君の急所攻撃のダメージは3d6増加する。
下級の呪い Minor Curse
知性を持たない昆虫(特にカマキリ)が君に対して敵対的になる。
中級の呪い Moderate Curse
傲慢は死を招く。君の名前と位置はとあるレッドマンティス・アサシンの心に投影され、その者は君を抹殺する任務を負う。
上級の呪い Major Curse
カマキリの神は、自らを真に怒らせた者や、あえて自分たちのことを神聖と考えている者たちを弄んだり苦しめたりすることに時間を浪費しない。神は君のいる場所へのポータルを切り裂いて開き、君を殺害し、復活の魔法を妨げる方法で君の魂を裁きへと引きずり込み、そして立ち去る。

用語集

世界観に関する用語をここにまとめる。

アチャイケク Achaekek

レッドマンティスが奉じる神。巨大な赤いカマキリの姿をしている。異名は「蟷螂神」(The Mantis God)、「血の道を行くもの」(He Who Walks in Blood)。

イリズマゴルティ Ilizmagorti

レッドマンティスが支配しているといわれる都市。メディオガルティ島最大の集落であるが、あらゆる記録からの抹消が図られており、正確な位置が一般の地図に載ることはない。レッドマンティスの奉仕を自ら望む者はまずこの都市を訪れる必要がある。

ヴェルナイ Vernai

レッドマンティスの指導者階級である最高位の暗殺者。異名は「至高の殺し屋」(The High Killers)。数十人存在すると言われている。

クリムゾンシタデル Crimson Citadel

レッドマンティスの真の本拠地と言われる場所。その正確な位置や特徴を知っているのはレッドマンティスだけである。

サルザリ図書館 Sarzari Library

クリムゾンシタデルの最奥にあると言われる図書館。ゴラリオンにおける最大かつ最も包括的な古代知識の宝庫の1つとされる。

ジャカリン Jakalyn

レッドマンティスの現在の首領。ブラッドミストレス・ジャカリンと呼ばれる。

ブラッドミストレス Blood Mistress

ヴェルナイの頂点に立つ、レッドマンティスの首領の称号。現在のブラッドミストレスはジャカリンである。

メディオガルティ島 Mediogalti Island

ガルーンド大陸西岸沖、アベンデゴーの眼の西側に位置する島。レッドマンティスの本拠地であり、海賊たちの隠れ家としても知られる。

レッドマンティス Red Mantis

ゴラリオンで最も恐れられているプロの暗殺者集団を擁する結社。
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注釈

*1 これはアンコモンへのアクセスが3つに制限されているという意味ではない。元々キャラクターがアクセス権を持つデータはこの枠を使わずとも取得することができる。

*2 本卓ではレギュレーションに従うこと

*3 属性はRemasterで廃止済みであるためこれは理解のための補足情報である