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サーカスの生活
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【目次】
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サーカス運営ルール
出典
:Pathfinder #151: The Show Must Go On - Life in the Circus 59-69ページ
サーカス運営の基本原則
PCたちは「ウェイワード・ワンダー・サーカス団」の運営者兼出演者となり、一座を成長させるために以下の基本ステータスや収支ルールを管理する。
管理する主要なステータス
評判 Prestige
- サーカス団の知名度や格付けを表す(初期値は1)。
- 見物料の計算に影響する。
- より高度な「機能向上」を購入するための前提条件となる。
興奮度 Excitement
- 観客の満足度や熱狂度を表す。
- 各公演の準備開始時に0からスタートする。
- 公演中の「曲芸披露」の成否や裏方のサポートによって随時累積する。
期待度 Anticipation
- 公演に対して観客が事前に抱いている期待の大きさを表す。
- 各公演で獲得すべき興奮度の指標となる。
- 公演成功時に獲得する見物料の計算基準となる。
最大期待度 Maximum Anticipation
- テントの収容限界などによる期待度の上限(初期値は20)。
- サーカス団の機能向上等により段階的に引き上げられる。
公演の成否判定
公演の成否は、最終的な「興奮度(EXC)」と「期待度(ANT)」の数値を比較して決定する。
- 大成功:最終興奮度と最終期待度が完全に一致(EXC = ANT)
- 成功:最終興奮度が最終期待度を上回った(EXC > ANT)
- 失敗:最終興奮度が最終期待度未満(EXC < ANT)
第1回公演時のハウスルール *
- 大成功:最終興奮度が最終期待度を上回った(EXC > ANT)
- 成功:最終興奮度と最終期待度が一致(EXC = ANT)
- 失敗:最終興奮度が最終期待度未満(EXC < ANT)
中盤以降のルール修正示唆 *
- 大成功:最終興奮度が最終期待度+評判×5を上回った(EXC > ANT + Prestige×5)
- 成功:最終興奮度が最終期待度以上(EXC ≧ ANT)
- 失敗:最終興奮度が最終期待度未満(EXC < ANT)
経営と収支
サーカス団の経営活動には、PC個人の冒険資金とは異なる運用ルールが存在する。
経費の自動相殺
サーカス団は常に、基本的な維持経費、テント設営費、一般従業員への給与を賄うに十分な資金を自動的に稼いでいるとみなす。そのため、データとして毎回の固定経費を差し引く必要はない。「見物料」(Payout)はこの基準値を超えた利益を表している。
私的流用の禁止
サーカスの活動で得た見物料の貯蓄はサーカスに関連する費用(新しい宣伝の購入、施設の機能向上、芸人の新規雇用など)にのみ使用できる。見物料をPCたちのアイテム購入費や旅費などの「冒険の資金」に充てることはできない。
公演シートの役割
公演中は専用の「公演シート」を使用し、現在の期待度(ANT)と興奮度(EXC)の数値を管理する。本番中はこれらの数値の増減をリアルタイムに記録し、常に観客の状態を可視化しておく必要がある。
公演準備
週に1回の公演の夜に向けて、観客を呼び込み「期待度」を高めるフェーズがある。合計6日間のこの期間に、PCたちは余暇アクティビティが行える。
宣伝の依頼 Purchasing Advertisements
- 週の初めに1回だけ「宣伝段階」を購入することができる。
- この処理に余暇日数は消費しない。
- 宣伝段階に応じた期待度を即座に獲得する。
- 宣伝の有効期限はその週の公演1回きりである。
- 宣伝段階の購入にはPC自身の冒険資金も使用できる。(*1)
サーカスの広報 Promote the Circus
- 公演準備期間に“サーカスの広報”を行うことができる。
- これは未修得の余暇アクティビティである。
- 一度にこのアクティビティをとれるのは1人のPCのみだが援護可能である。
- 準備期間に最大3回行える計算となる。
最大期待度による上限
- 現在のサーカスの「最大期待度」を超える期待度を準備期間に獲得しても全て切り捨てられる。
公演前の興奮度
- 公演開始前に興奮度を獲得することもある。
- 主な獲得手段は「機能向上」(Circus Upgrade)や各種サーカスイベントである。
公演開催
客席が埋まり、幕が上がって開演するまでに、その日の公演のセットアップを行う。
一時的機能向上の購入
その公演1回限り有効となる特別な設備投資の最終決定を行う。
裏方の役割の割り当て
出演(曲芸披露)を行わないPCは、一座をサポートする「裏方の役割」を1つ選択して担当する。
- 裏方の役割を担当できるのはPCのみである。
- 裏方PCはその公演中に曲芸を行うことができない。
- 一度決定した裏方の役割は次の公演まで変更できない。
- 1回の公演で特定の役割に就けるのは1人のPCだけ(=役割の重複不可)。
ランダムイベントの発生
公演直前にGMまたは代表プレイヤーがd12をロールし、その日の突発イベントを決定する。
初期期待値の確定
準備フェーズで稼いだ最終的な数値を「初期期待度」としてシートに記入する。「初期興奮度」がある場合は、このタイミングで同じように記入する。
公演本番
開演後の公演は遭遇モードに準じた処理で行われ、出演者は1ターンに3アクション+1リアクションを持って演技に臨む。
演目の進行構成
1回の公演は全4幕の演目で、合計7つの曲芸枠で構成され、順に処理する。
| 幕番 | 演目名 | 曲芸枠 |
|---|---|---|
| 第1幕 | オープナー | 1 |
| 第2幕 | ビルドアップ | 2 |
| 第3幕 | ビッグナンバー | 1 |
| 第4幕 | フィナーレ | 3 |
出演者のアクション
出演者は自分のターンに以下のアクションをとることができる。
- “曲芸披露” 1
- “道化師を送り込む” 1
- “共演” r
演目の制約
観客を飽きさせないため、1回の公演を通じて同じ曲芸は1回しか披露できない。
精算処理
公演が終了して観客が退場した後、結果の評価と報酬の獲得、サーカス団の成長処理を行う。
公演の成功度決定
最終興奮度と最終期待度の値を比較して成功度合いを決定する。
見物料の獲得
獲得する見物料(Payout)は公演の成功度合いによって変動する。
大成功
- 成功時の2倍の見物料を獲得する
- 悪天候時の効果と累積する(その場合はあわせて4倍となる)
成功
- 見物料 (gp) = 公演開始時の評判 + 最終期待度
失敗
- 見物料 (gp) = (公演開始時の評判 + 最終興奮度) × 1/4
評判の更新
公演の成功度合いに応じてサーカス団の評判(Prestige)を永続的に加算する。
- 大成功:+4
- 成功:+2
- 失敗:+1
パラメータのリセット
公演終了後、蓄積されていた期待度および興奮度は0に戻り、次の週のサイクルが新たに開始される。
サーカス公演用データ
宣伝段階
宣伝(Advertisement)は、費用を支払うことで即座に期待度を高める要素である。宣伝が購入できるのは週に1回だけであり、その週の公演にのみ効果が適用される。低段階では貼り紙、中段階では町の有力者の推薦、さらに高段階では魔法の看板など、様々な度合いの宣伝を表現している。
表:宣伝と期待度
| 段階 | 市価 | 期待度 |
|---|---|---|
| 1 | 1 gp | 1 |
| 2 | 5 gp | 2 |
| 3 | 20 gp | 4 |
| 4 | 40 gp | 6 |
| 5 | 80 gp | 9 |
| 6 | 150 gp | 12 |
| 7 | 250 gp | 16 |
| 8 | 500 gp | 20 |
| 9 | 800 gp | 25 |
| 10 | 1,200 gp | 30 |
| 11 | 2,000 gp | 40 |
| 12 | 3,000 gp | 50 |
サーカスの広報
サーカスの広報活動は2日かかる未修得の余暇アクティビティである。
“サーカスの広報”(未修得) Promote the Circus
a 獲得期待度 = (レベル + 魅力修正値)×2 ※最小2
b 獲得期待度 = (レベル + 魅力修正値) ※最小1
c 獲得期待度 = 1
f 獲得期待度 = 0
b 獲得期待度 = (レベル + 魅力修正値) ※最小1
c 獲得期待度 = 1
f 獲得期待度 = 0
なお、他1名のPCは2日間費やす余暇アクティビティとして君を“援護”することができる。そのPCがDC20の〈社会〉判定に成功すれば、君の〈社会〉判定に+2の状況ボーナスが付与される。
演目中のアクション
公演は遭遇モードで進行し、演目の出演者は曲芸枠1つに対して1ターンあたり3アクションと1リアクションを持つ。出演者は演目の中で以下のアクションをとることができる。
“曲芸披露” Perform a Trick
サーカス
君は自分自身の得意曲芸を披露する。君の曲芸に関連する曲芸判定の1つを試みること。この曲芸判定のDCは君のレベルに従って決定される。各曲芸判定の結果により、興奮度や期待度が生み出されたか、あるいは失われたかが決定される。
君は自分自身の得意曲芸を披露する。君の曲芸に関連する曲芸判定の1つを試みること。この曲芸判定のDCは君のレベルに従って決定される。各曲芸判定の結果により、興奮度や期待度が生み出されたか、あるいは失われたかが決定される。
a 獲得興奮度 = 曲芸レベルに等しい値、獲得期待度 = 曲芸レベル×1/2に等しい値(切り上げ)
b 獲得興奮度 = 曲芸レベルに等しい値
c 影響なし
f 喪失興奮度 = 曲芸レベル×1/2に等しい値(切り上げ)
b 獲得興奮度 = 曲芸レベルに等しい値
c 影響なし
f 喪失興奮度 = 曲芸レベル×1/2に等しい値(切り上げ)
君は1回の演目で“曲芸披露”を複数回行うことができ、試みるたびに異なる実行可能な曲芸判定を選択することができる。同じ演目の間に“曲芸披露”を2回行う場合、2回目の曲芸判定に–5のペナルティを受ける。3回行う場合、3回目の判定へのペナルティは–10となる(これは複数回攻撃ペナルティの仕組みに似ている)。君の曲芸に機敏特性がある場合、これらのペナルティはそれぞれ–4と–8に軽減される。
このアクションには常にサーカス特性が付与される。1レベルの時点で、君は自分の得意曲芸として使用可能な追加の曲芸特性を1つ選択し、このアクションにも適用することができる。君のレベルが上昇するにつれて、さらに特性を追加することができる。
“道化師を送り込む” Send in the Clowns
サーカス
必要条件 君または他の出演者が、現在の演目中に曲芸判定に失敗または大失敗する。
必要条件 君または他の出演者が、現在の演目中に曲芸判定に失敗または大失敗する。
君はサーカス団の道化師たちに合図を送り、舞台上の失敗した曲芸を救済させる。失敗した曲芸は代わりに成功になり、大失敗だった場合は代わりに失敗となる。“道化師を送り込む”ことができるのは1回の演目につき1回だけで、効果を及ぼす曲芸判定は1回分だけである。
「道化師の補助」を担う裏方PCがいる場合、1つの演目でこのアクションをとることができる回数が1回増加する。また、「道化師調整係」を担う裏方PCがいる場合、このアクションをリアクションとして実行できる。
“共演” Costar
サーカス
トリガー 君と同じ演目を行う他の芸人が曲芸判定を試みる。
必要条件 対象の芸人が同意して君の支援を受け入れる。
トリガー 君と同じ演目を行う他の芸人が曲芸判定を試みる。
必要条件 対象の芸人が同意して君の支援を受け入れる。
君はその演目における他の芸人が曲芸を成功させる手助けをし、場合によってはトリガーとなった曲芸判定にボーナスを与える。君は援護しようとしている曲芸判定と同じ判定を試みる。"共演"のDCは対象の曲芸判定のDCに等しい。NPCは"共演"を行うことはできない。それ以外の点について、このリアクションは“援護”アクションとして機能する。
曲芸のルール
曲芸(Trick)とは、PCやNPCが公演中に観客を沸かせるために行う演技である。NPCはあらかじめ設定された固有の曲芸を修得しており、PCは自身でカスタマイズした得意曲芸を作成して披露する。
得意曲芸 Signature Trick
得意曲芸は作成したPC以外は披露することができない。得意曲芸は以下の要素から構成される。
- 曲芸レベル:PCの現在のレベルに等しい。
- 曲芸判定:任意の技能チェック、セーヴィング・スロー、または攻撃ロールから選択する。
- 曲芸特性:任意の曲芸特性を付与する。自動的に付与される特性もある。
曲芸の再構築
得意曲芸は以下いずれかの方法で再構築することができる。このプロセスで曲芸判定や曲芸特性も変更できる。
- PCがレベルを得たタイミングで再定義する。
- 連続した6日間の余暇期間を費やす。
表:曲芸の進行
得意曲芸はレベルとともに複雑さを増し、複数の判定や特性を持つことができるようになる。
| レベル | 曲芸判定 | 曲芸特性 |
|---|---|---|
| 1 | 1個 | 1個 |
| 4 | 2個 | 1個 |
| 8 | 2個 | 2個 |
| 12 | 2個 | 3個 |
| 16 | 3個 | 3個 |
| 20 | 3個 | 4個 |
曲芸判定 Trick Check
- セーヴィングスローを行う曲芸には自動的に致傷型*の曲芸特性が追加される。
- 曲芸判定のDCは曲芸レベルに基づく標準のDCが設定される。
- 1つの曲芸の中で行う2回目、3回目の曲芸判定には複数回実行ペナルティが課される(機敏特性で軽減される)。
NPCの曲芸 NPC Tricks
- NPCの芸人も固有の曲芸を持っており、PCとほぼ同様のルールで披露することができる。
- NPCの曲芸は曲芸判定や曲芸特性の数についてPCのようなレベル依存の制限はない。
- NPCの曲芸判定のDCはNPCの曲芸に記載されているものを用いる。
- 新たに雇い入れたNPCが新たな曲芸特性を持っていた場合、PCはその特性を自分の得意曲芸に適用することが可能になる。
曲芸特性
曲芸特性とは、各曲芸に付随して判定や効果を補正する固有のデータ特性である。
- 括弧書きがあるものは技能を使った曲芸判定が+1の状況ボーナスを得ることを意味する。
- アスタリスク(*)付きは、条件によって自動付与される必須特性であり、レベルに応じた最大特性数の制限に数えない。
空中(軽業) Aerial
- この曲芸は魔法的または一般的な手段で宙を舞う。
- 曲芸判定を〈軽業〉技能で行う場合、+1の状況ボーナスを得る。
- ランダムサーカスイベント「悪天候」の影響を受ける。
風(生存) Air
- この曲芸は霧や風の操作、またはその他の大気の性質を持つ仕掛けを必要とする。
- 曲芸判定を〈生存〉技能で行う場合、+1の状況ボーナスを得る。
錬金術 Alchemical
- この曲芸の一部として所持している錬金術アイテム1つを消費することで、曲芸判定に+1の状況ボーナスを得ることができる。
- この曲芸で使用した錬金術アイテムは破壊される。
機敏 Agile
- 同じ演目の中で複数回“曲芸披露”を行う際、累積する複数回ペナルティが軽減される(2回目の判定は-4、3回目以降の判定は-8となる)。
- この特性はゲーム開始時点から選択できる。
動物(自然) Animal
- 訓練された動物を使った曲芸であり、裏方の役割「動物飼育係」による効果の対象となる。
- 曲芸判定を〈自然〉技能で行う場合、+1の状況ボーナスを得る。
- ランダムサーカスイベント「動物の脱走」の影響を受ける。
- この特性はゲーム開始時点から選択できる。
観客(社会) Audience
- この曲芸では観客が曲芸に参加し、裏方の役割「衣装係」の効果の対象となる。
- 曲芸判定を〈社会〉技能で行う場合、+1の状況ボーナスを得る。
魔獣(秘術) Beast
- この曲芸は知能の高い魔獣を使用する。
舞踏 Dance
- この曲芸には踊りや振り付けのある動きが含まれる。
- “共演”リアクションによる状況ボーナスが累積する。
地(伝承) Earth
- この曲芸には泥や土、石などが使われている。
- 曲芸判定を〈伝承〉技能で行う場合、+1の状況ボーナスを得る。
- ランダムサーカスイベント「悪天候」の影響を受ける(ポジティブな影響)。
感情 Emotion
- この曲芸は錬金術や魔法効果を用いて観客の強い感情的反応を誘発する。
- この特性を持つ曲芸は錬金術か魔法のどちらかを持っている必要がある。
- この特性を持つ曲芸に成功または大成功した時、生み出される興奮度と期待度の量を任意に減少させることができる(最小0)。
火(威圧) Fire
- この曲芸には火や煙、花火などが使われ、裏方の役割「火工術者」による効果の対象となる。
- 曲芸判定を〈威圧〉技能で行う場合、+1の状況ボーナスを得る。
- ランダムサーカスイベント「悪天候」の影響を受ける。
- この特性はゲーム開始時点から選択できる。
致傷型* Injury
- この特性は曲芸判定にセーヴィングスローを含む曲芸に自動的に付与される。
- この特性を持つ曲芸判定で「大失敗」した場合、DC15の平目判定を行い、これに失敗すると芸人は負傷する。
- 裏方の役割「救急処置係」による効果の対象となる。
負傷した芸人のルール
- 負傷したその公演の残りの時間、曲芸を行うことができない(*2)。
- 次の公演の開始時にDC15の平目判定に成功しなければ、後遺症や恐怖によってその公演に出演できない。
- 負傷した公演の後に1回公演を休めば、負傷に関わる判定は不要となる。
魔法 Magical
- この曲芸には魔法が使われている。
- 芸人は曲芸中に任意ランクの呪文スロットを1つ消費することで、成功時または大成功時に消費ランクに等しい量の興奮度を追加で獲得できる。
音楽(芸能) Musical
- この曲芸には音楽的な要素が含まれており、効果音や音楽で何らかの拡張がなされている。
- 曲芸判定を〈芸能〉技能で行う場合、+1の状況ボーナスを得る。
植物(自然) Plant
- この曲芸には木や花、菌類などの植物、或いは植物に影響を与える魔法が使用されている。
- 曲芸判定を〈自然〉技能で行う場合、+1の状況ボーナスを得る。
小道具(製作) Prop
- この曲芸には一般的な小道具や舞台装置を必要とする。
- 曲芸判定を〈製作〉技能で行う場合、+1の状況ボーナスを得る。
団体* Team
- この曲芸には複数の者を必要とする。
- 得意曲芸を演じているPCが、芸人から“共演”リアクションを受け入れると、当該の曲芸にこの特性が付与される。
時間 Time
- この曲芸には何らかの方法で時間を歪ませたり、変化させたりする要素が含まれる。
- この特性を持つ曲芸を行う芸人は1回の演目内に追加で1回の曲芸を行うことができる。
- 4回目の曲芸判定に受ける複数回実行ペナルティは3回目と同等である。
水(運動) Water
- この曲芸は水の特徴を主体にしている。
- 曲芸判定を〈運動〉技能で行う場合、+1の状況ボーナスを得る。
- この特性はゲーム開始時点から選択できる。
裏方の役割
裏方(Non-Performer)は公演直前フェーズにて、曲芸を披露しない(出演しない)PCが担当するサポート役である。NPCは裏方の役割を担うことができない。1回の公演で1つの裏方の役割につけるのは1人のPCのみであり、複数のPCが重複した同じ役割につくことはできない。
動物飼育係 Animal Handler
道化師の補助 Backup Clown
- 1回の演目につき追加で1回、“道化師を送り込む”が実行可能になる。
楽団指揮者 Bandleader
- 各曲芸が完了した後、楽団指揮者のレベルの半分を切り上げた値に等しい「期待度」の生成を選択できる。
- この裏方の役割を選択するには、サーカス団に永続的な機能向上「音響」が設置されている必要がある。
客引き Carnival Barker
- 客引きは公演の進行に伴って多くの観客を引き寄せ、公演への「最大期待度」を高めていく。
- 曲芸判定に1回成功する毎に、公演の「最大期待度」を5上昇させるかどうかを選択できる。
道化師調整係 Clown Coordinator
- 1アクションを使う代わりに、リアクションとして“道化師を送り込む”が実行可能になる。
衣装係 Costumer
- 出演者は観客特性を持つ曲芸判定に+1の状況ボーナスを得る。
照明係 Lighting
- 出演者は〈欺瞞〉および〈盗賊〉による曲芸判定に+1の状況ボーナスを得る。
- この裏方の役割を選択するには、サーカス団に永続的な機能向上「照明」が設置されている必要がある。
救急処置係 Medic
- 出演者は致傷型*特性を持つ曲芸に大失敗しても負傷しない。
火工術者 Pyrotechnic
- 火特性を持つ曲芸判定は2倍の「興奮度」を生成する。
警備員 Security Guard
ランダムサーカスイベント
幕が上がり、公演が始まる前にあらゆる可能性を考慮することは不可能である。各公演の開始時、d12をロールして以下の表を参照し、ランダムイベントが発生させること。GMは独自のイベントを作成することもできる。
| D12 | イベント |
| 1 | 動物の脱走 |
| 2 | 悪天候 |
| 3 | 怠ける道化師 |
| 4 | 装備品の故障 |
| 5 | 食中毒 |
| 6 | 野次り屋 |
| 7 | 出演者の負傷 |
| 8 | 押し寄せる観客 |
| 9 | ダフ屋 |
| 10 | 星の巡り合わせ |
| 11 | テントの破損 |
| 12 | 2回ロールする (結果が12なら再ロール) |
動物の脱走 Animal Escape
- この公演において動物特性を持つ曲芸ができない。
- 観客の「興奮度」と「期待度」はそれぞれ2d6増加する(別々にロール)。
- 「動物飼育係」の裏方PCがいる場合、イベント決定のためのロールを再ロールすることができる。
悪天候 Bad Weather
怠ける道化師 Clown Lung
- PCが「道化師の補助」の裏方の役割を担っていない限り、この公演の出演者は“道化師を送り込む”ことができない。
装備品の故障 Equipment Malfunction
- 曲芸レベルが最も高いNPCがこの公演に出演できない。
- 最も高い曲芸レベルのNPCが複数いる場合はランダムに1名選出する。
食中毒 Food Poisoning
- 曲芸判定は-1の状況ペナルティを受ける。
- GMはランダムに2つの曲芸特性を選び、その特性を持つ曲芸判定は-2の状況ペナルティを受ける。
野次り屋 Hecklers
- 各演目ごとに1人の出演者の曲芸判定は-1の状況ペナルティを受ける。
- 複数の出演者がいる演目では、演目でどの曲芸を実施するか選択した後でランダムに選ばれる。
- 「警備員」の裏方PCがいる場合、この効果は無効化される。
出演者の負傷 Injured Performer
- PCのうちランダムに選ばれた1人はこの公演に出演することができない。
- そのPCは裏方の役割を担うことができる。
押し寄せる観客 Overflowing Crowd
- 観客の「期待度」の開始値が4d6増加する。
- 公演の「最大期待度」が20増加する。
ダフ屋 Scalpers
- PCたちの「評判」が「見物料」の計算にあたって3小さく扱われる(最小値1)。
- 「警備員」の裏方PCがいる場合、この効果は無効化される。
星の巡り合わせ Stars Align
- 曲芸判定のDCが2減少する。
テントの破損 Tent Breaks
- 公演の「最大期待度」が10減少する。
サーカスの機能向上
- 公演と公演の間の任意のタイミングでサーカスの機能向上を購入することができる。
- 機能向上の購入のために「見物料」の蓄積や個人資産を使うことができる。
- 永続的な機能向上(Permanent Upgrades)と一時的な機能向上(Temporary Upgrades)がある。
- 購入のための最小評判の値が設定されている機能向上もある。
永続的な機能向上
- それぞれ一度だけ購入宇でき、購入以降は全ての公演に効果を及ぼすようになる。
- 順番に購入していく必要がある機能向上は表においてインデントで表現されている。
| 機能向上 | 価格 | 最小評判値 |
|---|---|---|
| 音響 | 30gp | 5 |
| 床面 | ||
| 安全ネット | 20gp | - |
| パッド入りの床面 | 100gp | 6 |
| 観客席 | ||
| 外野席 | 50gp | 5 |
| 指定席 | 100gp | 10 |
| クッション付き座席 | 250gp | 15 |
| 照明 | 40gp | 4 |
| テントの拡張 | ||
| 大テント | 40gp | 3 |
| 巨大テント | 100gp | 10 |
| 特大テント | 300gp | 15 |
| 透かし入りチケット | 50gp | - |
音響 Acoustics
床面 Flooring
致傷型*特性を持つ曲芸を行う出演者は、曲芸判定で大失敗した後に怪我を負うリスクが低くなる。
安全ネット Safety Net
出演者が負傷するか、次の公演に出演できるかを決定するための平目判定のDCは10に減少する。
安全ネット Padded Floors
出演者が負傷するか、次の公演に出演できるかを決定するための平目判定のDCは5に減少する。
観客席 Seating
高品質な観客席の選択肢は、サーカスの公演にさらなる「興奮度」をもたらすが、サーカスの「最大期待度」を10減少させる。
外野席 Bleachers
各公演の開始時、5の「興奮度」を生成する。
指定席 Assigned Seats
各公演の開始時、10の「興奮度」を生成する。
クッション付き座席 Upholstered Seats
各公演の開始時、20の「興奮度」を生成する。
照明 Spotlights
- サーカスの「評判」を永続的に+1増加させる。
- PCは「照明係」の裏方の役割を選択できるようになる。
テントの拡張 Tent Expansions
大テント Big
サーカスの「最大期待度」が50に増加する。
巨大テント Huge
サーカスの「最大期待度」が100に増加する。
特大テント Massive
サーカスの「最大期待度」が200に増加する。
透かし入りのチケット Watermarked Tickets
- 偽造チケットの販売を減少させる。
- 見物料計算において、サーカスの「評判」は実際の値より2ポイント高く扱われる。
一時的な機能向上
- 公演ごとに購入することができ、次の公演1回だけに効果がある。
- それぞれの一時的な機能向上は1回の公演で1個ずつしか購入できない。
| 機能向上 | 価格 | 最小評判値 |
|---|---|---|
| ビール | 5gp | - |
| お菓子 | 15gp | 5 |
| 使い捨ての双眼鏡 | 25gp | 8 |
| 基本グッズ | 20gp | 3 |
| 高品質グッズ | 40gp | 6 |
| 極上グッズ | 60gp | 10 |
ビール Beer
お菓子 Confections
- 次の公演の開始時に追加で2d6の「興奮度」を生成する。
使い捨ての双眼鏡 Disposable Binoculars
- 次の公演においては「最大期待度」の上限が存在しなくなる。
グッズ Merchandise
- 次の公演で得られた「最終期待度」の一部が、その次の公演へと引き継がれる。
- この機能向上は2公演連続で購入することができない。
基本グッズ Merchandise, Basic
その次の公演の期待度として「最終期待度」の25%(切り捨て)を維持する。
高品質グッズ Merchandise, Quality
その次の公演の期待度として「最終期待度」の50%(切り捨て)を維持する。
極上グッズ Merchandise, Extraordinary
その次の公演の期待度として「最終期待度」の75%(切り捨て)を維持する。
訳語
専門用語対訳リスト
| 英語原語 | 日本語訳語 | 用語の解説・補足 |
|---|---|---|
| Show | 公演 | 週に1回、遭遇モードで行う大舞台。 |
| Act | 演目 | 1回の公演を構成する4つの区分(オープナー、ビルドアップ等)。 |
| Trick | 曲芸 | 特定の妙技や演技。各芸人が固有のものを修得している。 |
| Signature Trick | 得意曲芸 | PC自身がデザインした、レベルに伴い成長するPC専用の曲芸。 |
| Trick Check | 曲芸判定 | 曲芸の成否を決定する判定(技能、セーヴ、攻撃ロール)。 |
| Trick Trait | 曲芸特性 | 各曲芸に付随する「機敏」「動物」などの固有データ特性。 |
| Anticipation | 期待度 | 観客の熱気や期待を表す数値。見物料の基準になる。 |
| Maximum Anticipation | 最大期待度 | テントの収容限界による期待度の上限値(初期値は20)。 |
| Excitement | 興奮度 | 公演に対する観客の満足度。期待度を上回れば公演成功. |
| Payout | 見物料 | 公演後に獲得できるサーカス専用資金(gp)。 |
| Prestige | 評判 | サーカス団の知名度や影響力。見物料計算などに影響。 |
| Advertisement (Tier) | 宣伝(段階) | 費用を支払って事前に期待度を高める要素。 |
| Upgrade | 機能向上 | サーカスを強化する永続的または一時的な設備投資。 |
| Non-performer Roles | 裏方の役割 | 公演中、演技をしない代わりにサポートに回るPCの役割。 |