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帝国歴2363日
本日来訪の外交官 - 人
昨日来訪の外交官 - 人
計画:クロムウェル |
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クロムウェル大宰相は国民国の経済を再生させ次世代の大国とするための長期政策指針計画を発表した。大宰相の名を取ってクロムウェル計画と呼ばれているこの計画では経済の大規模な自由化と諸外国への門戸開放による経済拡張、外交的な協力を通した国家基盤の安定が謳われている。この計画は国民同盟内で全会一致で受け入れられ、関連法案の提出が始まっている。 国民議会には既に早速計画の第一弾となる外国投資の誘致を目的とした特別経済地域の設置に関する法案が提出され、賛成多数で採決される見込みである。同法案ではボグラ、チッタゴン、コックスバザール、ショナルガオンの四か所が経済特区に指定され、企業は多くの税制上の優遇措置や法規制の免除を受けることができる。 |
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クロムウェル暫定議長の承認によって今日国民国の憲法が正式に成立、発布された。あくまで暫定政府であった国民議会は憲法の制定を急ぎ、つい先週に憲法の正式案が国民議会を通過した。国民議会を通過した憲法案はその後暫定的な国家指導者であるクロムウェル暫定議長によって議会で発布が宣言され、国民国は立憲体制へ移行した。 新たな憲法は新国家体制について国民議会が持つビジョンを明確に示している。憲法によって国民国建国宣言の際に宣言された民主主義と君主制の復活が現実のものとして規定された。国家の主権は君主に帰属するものとされ多くの君主大権が認められたが、その一方で議会の選出プロセスは完全に民選によって行われることが定められている。また左翼議員が訴えた社会権の明文化をはじめとした人権規定はその多くが盛り込まれることはなかったが、法律の範囲内で認めるものと定められた。歴史学者のヒュー・パイン氏はこの憲法をプロイセン的憲法と評し、レグルス連合帝国時代への回帰だと指摘している。 憲法の通過によって国民議会は正式な国会となり、国会として初めて行われた決議によってクロムウェル暫定議長は君主が戴冠するまでの摂政に任命された。クロムウェル摂政は国民とレグルスの王冠の下で君主大権を代行することを宣誓、続けて自らを大宰相に指名した。 |
国民国建国宣言 |
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アーデルハイト・クロムウェル国民議会暫定議長
全てのレグルス国民、ベンガルの市民!旧政府は崩壊し無政府は終焉した!恐怖の独裁は終わった! 今日ベンガル国民会議とレグルス暫定政府は合意に達しレグルス国民議会が成立した。ここにレグルスの民主主義は復活した。そして我々はここにレグルス君主国の復活を同時に宣言する。祝福されしレグルス国家万歳!新たなレグルス国民国万歳!
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社会主義 -----■ 資本主義 |
計画経済 -----■ 自由経済 |
孤立主義 ----■- 介入主義 |
独裁的 --■--- 民主的 |
ハト派 ----■-- タカ派 |
皆幸福 -----■- 皆不幸 |
【統一歴史】
119年 |
レグルス連合帝国建国 |
123年 |
アフリカ・アジアに植民地を創設。第一次レグルス植民地帝国 |
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レグルス内戦 |
124年 |
第一次東地中海戦争勃発 |
126年 |
第一次東地中海戦争終結 |
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講和条件に不満を持つ市民による情勢悪化 |
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皇帝暗殺 ギース・クロムウェルによるクーデター レグルス第二帝国の成立 |
127年 |
レグルス共産革命勃発。東西分裂 |
128年 |
革命鎮圧 |
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シェラルド=レグルス連合形成 |
129年 |
インド洋戦争勃発 |
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クーデター シェラルド=レグルス連合解消 |
130年 |
ルークリア共和国無条件降伏 レグルス領ルークリア創設 |
133年 |
政治AIの導入決定 |
134年 |
第二次東地中海戦争勃発 |
135年 |
第二次東地中海戦争終結 ドデカネス諸島併合 |
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ニューイングランド事変勃発 |
139年 |
トランスコーカサス事変 |
140年 |
アフリカ大戦勃発 |
141年 |
アフリカ大戦終結 |
144年 |
レグルス戦争勃発 |
149年 |
レグルス戦争終結 本土失陥 |
150年 |
レヴィツェンスクのクーデター 国家再生政府の樹立 |
174年 |
パキスタン戦争に介入 |
182年 |
インド戦争に介入 新ソ連による核攻撃 国家再生政府の崩壊 |
183年 |
ルークリア軍進駐 国民国樹立宣言 |
【国の象徴】
【国名】
正式名称はレグルス国民国 、英語表記はNational State of Regulusとなる。
レグルスとはラテン語で獅子もしくは獅子の心臓を表す言葉である。かつて中東に存在した統一王朝が獅子の紋章を用いており、ギリシア人が彼らと遭遇した際に彼らを獅子の王国と名づけたことに由来する名称である。国民国政府はレグルス帝国の正統な後継者を名乗っているため、本土を失い継続性の殆どなくなった現在でもレグルスという国号を用いている。
また国民国はしばしば自国を表す際にライヒ(reich)という言葉を使用する。ライヒはドイツ語で国家、帝国を意味する言葉に由来し、レグルス帝国が伝統的に自国を表す際に用いてきた用語である。
国民国の略称は立場によって変化する。学術的な場面では戦前のレグルス帝国や新ソ連との混同を防ぐため国民国と呼称されることが多い。国民国のレグルスの継承者としての地位を認める場合はレグルスと呼ばれ、国民国をそもそも認めない新ソ連などでは地理的にベンガル地方政権と表現する。また一部の国は新ソ連のことを依然としてレグルスと呼ぶ場合もあるが、新ソ連・国民国のどちらもこの呼び方は不適切として修正を求めている。
【国旗】
緑地に国旗の上下の両端に黒色、中央左に白円と赤で
ルブ・エル・ヒズブ
が描かれている。国旗に黒白赤を用いてきたレグルスの伝統に加え、イスラム教のシンボルである緑とルブ・エル・ヒズブを用いたデザインである。従来黒白赤のみで構成されてきたレグルスの国旗に対し大きく緑が用いられるなどイスラムの影響が強い。これはベンガル人に対する国民国側の懐柔の一つであると考えられている。ベンガル独立急進派はこの国旗をベンガル人のものではないとして、国家社会主義者はイスラムとの妥協は不要としていずれもこの国旗を認めていない。
【国章】
国民国にはこれまでのレグルス国家と同様に正式な国章はない。国旗に用いられている赤色の正方形を用いたルブ・エル・ヒズブが国章の代わりとして用いられることがある。
【国歌】
国歌は「祖国の歌」。レグルス戦争後レグルス本国からルークリアに亡命した作曲家ミハイル・アイスラーが作曲したもので、戦争の廃墟からの祖国の復活を願ったものである。メロディーは東ドイツの国歌「廃墟からの復活」と同様となっている。
【その他】
国獣・国花については法律上の定めはないが、ベンガルトラとジュートがそれぞれ国獣・国花として扱われることが多く、ジュートは農業省のシンボルでもある。ただし政府はあくまでレグルスは中東の領土とベンガル地方の両方で構成される国家であるとしてこうした国の象徴としての扱いを避ける傾向にある。
【国民】
【人口】
国民国の人口は183年時点で1億3624万人である。インド戦争終盤の核攻撃によって人口の大幅な減少を経験したが、依然として世界で最も人口密度が高い国の一つである。人口は国家再生政府期を除いてこの60年間増加傾向にあり、特にレグルス帝国期には人口爆発が発生、帝国期後半には人口抑制政策がとられたこともあった。現在では国家再生政府期の反動から再び人口爆発の予兆を見せている。
【民族】
国民の9割以上をベンガル人が占める。残りの1割には旧レグルス帝国領・新ソ連から亡命してきたレグルス人や、チャクマ族・マルマ族などの少数民族などが存在する。
【言語】
アラビア語とベンガル語が用いられる。
もともとベンガル人はベンガル語を用い、その他の人々は独自の言語を用いていた。しかしレグルスの支配下ではレグルスの公用語であるアラビア語が持ち込まれ万人が理解できる言語として導入された。もともとイスラム教徒が多数を占めていた地域ということもあり、この導入に対する抵抗は少なかったといわれている。教育でもアラビア語教育が推進され、現在でもアラビア語は官公庁や教育現場で用いられる。
国家再生政府期には言語を通じた支配として人工言語「Lingish」が導入されたがなかなか広まらず、国家再生政府の崩壊後は誰も使わなくなった。
【宗教】
国勢調査によると国民の7割弱がムスリム、1割が多神教徒(主にヒンドゥー教)で残りは無神論となっている。帝国時代に行われた国勢調査では編入当初はムスリムが9割、ヒンドゥー教徒が1割だった。レグルス帝国後期には本国と同様に無神論政策が推進されだが、無神論者の増加は少なかった。無神論者が本格的に増加に転じたのは国家再生政府期と考えられ、国家再生政府の文化破壊によってイスラムの伝統の多くは他の文化と同様に失われ無神論者が増加した。国家再生政府が核で崩壊すると彼ら無神論者の一部は原始的な信仰に頼るようになり新たな宗教が生まれた。
【教育】
この地域の近代的教育基盤はレグルス時代に大きく整備された。レグルスは従来富裕層しか受けられなかった教育を本国と同様の普通教育制(義務教育6-3-3制)の導入によって全ての階級に行った。これは同化政策の一環であったが、識字率の改善や知識人の誕生に貢献した。
国民国は国家再生政府期の知識人層の消滅の影響を強く受け教育水準の低下を経験している。義務教育は初等教育の6年のみである。就学率は99%、修了率は88.3%である。識字率は79.8%とやや低い。
【衛生】
国土の多くが低湿地であることから衛生状態が悪く、インド戦争によって衛生インフラが破壊されたことで改善の兆しも見られない。特に水を媒介とする感染症が社会問題となっている。上下水道の整備が行き届いていないことも問題の悪化に拍車をかけている。
国内の福祉も不十分で安価な公共病院は政府からの投資不足が原因で設備が不十分であったり、人員が足りておらず医療免許を持っていない看護師による治療がしばしばみられる。私立病院では高度な医療が受けられるが、医療費が非常に高く国民の多くは公共病院にかかるか市販薬でごまかすしかないのが現状である。
【祝日】
- 1月1日:元日。新年を祝う。
- 2月15日:勝利記念日。第二次東地中海戦争でのクレタ島沖海戦での勝利を祝った日である海軍記念日が元。
- 3月16日:統一記念日。国家の諸民族の団結を祝う日。レグルスによるアフリカ領土化が始まった日である。
- 5月26日:国民の日。国民国の樹立が宣言された日。
- 8月1日:国旗の日。国旗の制定を祝う日。
- 10月7日:収穫祭。
- 11月9日:建国記念日。レグルス連合帝国の成立日。
【政治】
レグルス国民国は憲法の規定上君主の権力が強いプロイセン型の
立憲君主制の単一国家。しかしレグルスの君主についてきた家系はいずれも断絶しており、現在に至るまで君主は不在である。
君主の執政権限を代行するのが議会によって指名される
摂政である。現在の摂政は
アーデルハイト・クロムウェル。クロムウェルは国内行政の長である
大宰相も兼任しており、国民国内で絶大な権限を持っている。
三権である立法(国民会議)・行政(摂政・大宰相府)・司法(国民国裁判所)は君主の下で分離しているが、いずれも国民同盟による強い影響下にあり有名無実化している。
行政区分はダッカ国家直轄区と23の県に分れている。
【君主制】
レグルス六月憲法はレグルス国民国を世俗的立憲君主制国家と定めている。君主は憲法で定められている領土(後述)において主権を持つ存在と規定され、閣僚や裁判所にその権利を委任するという形式をとっている。また君主には大宰相を任命・罷免する権利、外交・軍事大権など多くの権限が残されている。
しかし前述のとおりレグルス国民国には君主が存在しない。これはレグルス君主号を抱いた2つの家系(大和朝・イェリング朝)のいずれもが既に断絶しており、またレグルスの君主が即位することで現地人の反感を買うことが予測されているためである。
摂政
レグルス国民国における摂政は君主が不在、もしくは若年や病気で大権を行使できないとされたとき議会によって任命される地位である。摂政は君主の公務を君主の名で代行する。摂政の任命・罷免には議会の2/3の賛成が必要である。
現在の摂政であるアーデルハイト・クロムウェルは摂政の名で君主大権を行使し自身を大宰相に任命した。
【議会】
国家再生政府の崩壊後に成立したベンガル国民会議を母体とするレグルス国民議会による一院制をとる。任期4年で解散はなく、定員89名で議員は男女普通選挙によって選出される。ただし投票不正や野党に対する弾圧によって与党レグルス国民同盟による一党優位制となっている。またベンガル人による完全独立や共産系政党は「国家安全保障法」によって活動が禁止され親体制的な政党しか立候補できないなど複数政党制さえ形骸化しているとの指摘もある。加えて8%条項により得票率が8%未満の政党は議席を得ることができない。
国民議会 |
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政党名 |
備考 |
モットー |
議席 |
レグルス国民同盟(国民同盟) |
与党/右派 |
国家の再生、秩序の復活。 |
53 |
国家復興運動(NRM) |
与党/極右 |
国家社会主義によるレグルス復活 |
8 |
ベンガル・イスラーム党 |
野党/右派 |
イスラームの伝統による新体制 |
15 |
ベンガル社会党(社会党) |
野党/左派 |
民族多様性と文化の再生と新たな社会の構築 |
9 |
レグルス自由市民党(自由党) |
野党/左派 |
経済と社会の二つの自由化 |
4 |
イスラム社会正義党(ISJ) |
極左/解体済み |
ムスリム同胞での平等と連帯。無神論者は地上から消えろ |
- |
緑色社会主義党(緑党) |
議席なし/極左 |
復活した社会正義党 |
0 |
【行政】
憲法では行政権は君主から大宰相府に委任されているものと定められている。大宰相府は大宰相を頂点とする行政機関と定められており、君主と国民に対し責任を負っている。大宰相は国民会議の推薦の下で君主によって任命される。
継承順位 |
行政機関 |
長官 |
備考 |
- |
大宰相府 |
アーデルハイト・クロムウェル大宰相 カテリーナ・スミス副宰相 |
行政の代理人たる大宰相及び各行政機関とその長によって構成される機関 |
1 |
内務省 |
オスカー・ポール内務相 |
地方行政、上下水道、宗教、警察、福祉衛生等国民生活に関する広範な範囲について司る機関。 |
2 |
財務省 |
エズワルト・シャハト財務相 |
国家予算の決算、会計、国債の管理、通貨為替の統制及び国有財産の管理を司る。 |
3 |
法務省 |
リヒター・エッケナー法務相 |
法の整備、法秩序の維持、国民の権利擁護、出入国管理、刑務所の管理等を所管する。 |
4 |
外務相 |
カール・アンデルセン外務相 |
外交政策、外交使節、通商航海、条約等の国際法規の締結・運用、外国政府との交渉、情報収集・分析・発信、在留邦人の保護および文化広報活動など国の対外関係事務全般を司る。 |
5 |
国防省 |
カテリーナ・スミス国防相(副宰相兼任) |
レグルス国民国の軍事組織である国防陸軍海軍空軍を管制する。 |
6 |
科学省 |
ヴォルフラム・リーベンス科学相 |
国内の研究機関及び教育機関を総括し国家の科学技術及び人材開発の振興を司る機関。 |
7 |
労働経済省 |
エルマー・クリューガー労働経済相 |
国家経済の発展を任務とし、企業や貿易を管制、労働者福祉及び雇用の増進を図る機関。 |
8 |
国土管理省 |
ヴェルナー・シーレ国土管理相 |
国土の開発、国土及び河川の管理、交通インフラの管理及び建設、防災対策を総合的に司る機関。 |
9 |
国家エネルギー省 |
ゲルラッハ・ラファエル国家エネルギー相 |
国家のエネルギー安全保障、原子力関連の統制、発電所及び配電網、ガス供給を総括し司る機関 |
10 |
農業省 |
エルネスト・ラガルド農業相 |
食料の安定供給の確保、農林水産業の発展、水産資源の適切な保存及び管理、また国内の自然環境の保護を図ることを任務とする機関。 |
【イデオロギー - 国家復興主義】
唯一のレグルス正当政府であるレグルス国民国は、非合法政府である新ソ連を打倒し国家の栄光を再建しなければならない!
【外交】
【治安・人権】
治安は悪い。凶悪犯罪、軽犯罪ともに頻発しており、特に警察の目が届かないスラムや農村では統計に乗らない犯罪が頻発している。国も対策の必要性は理解しているが、要人を狙ったテロへの対策に重点を置いているため当分は改善の見込みはないものと考えられている。
【法執行機関】
国民国の警察は内務省の管轄におかれている。またテロや暴動、要人警護に対応するための組織として警察とは別に高等保安警察(Higher Security Police)が存在する。高等保安警察はしばしば反体制派とされた個人に対する誘拐や強制失踪を行っているとされている。
また上述の通り警察を頼りにすることが難しい現状から富裕層や企業向けの警備サービスが数多く存在する。保安警察やこれらの警備サービスは強力な武装をしていることが多い。
【人権】
国民国では憲法によって法の範囲内で認められるものとされている。人権のうち憲法に明記されているのは生存権、自由権、平等権の三つである。ただしこれらの権利は国家が必要とする場合には停止されることも憲法に記載されている。
憲法に記載されている権利以外にも、国民国は教育を受ける権利や勤労権は万人に認められているものととらえている旨の発言を過去に行っている。
一方で政治に関する権利は制限が大きい。与党優位を保つため国家の安全を保つ名目でベンガル独立派の選挙出馬が拒否されたり、共産主義者であるだけで逮捕されることがある。
ジェンダー面では比較的進歩的な姿勢を見せておりイスラム圏でありながら多くの女性の権利に関する法律が存在する。
労働者の権利は国民国で特にないがしろにされている権利の一つで、法律上の規定がほぼ存在せず、ストライキはしばしば政府や雇い主の暴力的な鎮圧に遭うほか、労働組合が強制的に解散される場合もある。
【死刑】
国民国では死刑は禁止されていない。殺人、内乱罪及び準備罪、外患誘致、麻薬に関する犯罪、誘拐、強姦、軍事犯罪とスパイについて死刑を定めている。うち内乱、外患誘致については法定刑として死刑しか設けられていない。
【地理】
【国土】
レグルス国民国は憲法第65条で領土を規定し、実効支配する
バングラディシュ地方に加えて中東の
新ソ連が領有する旧領土を領土としている。
ベンガル地方
ベンガル地方のイスラム系住民・ベンガル人が多数を占める地域であるバングラディシュ(東パキスタン)を実効支配する。熱帯性の気候で乾季と雨季に分けられる。国内にはガンジス川を含む大河が流れ、国土のほぼ全域がこれら河川による堆積平野である。このため農業には極めて向いた地理である一方、鉱産資源は乏しくわずかに天然ガスが産出するのみとなっている。またジャングルが多く存在し、沿岸にはマングローブ林や世界最大のビーチが存在する。
サイクロン・洪水による被害が頻発する土地で国民国経済の発展を阻害する原因になっている。防災対策はリソース不足で遅々として進んでおらず、例年大勢の被災者を出し経済的損失も無視できないものになっている。
旧本土
レグルス戦争以前に領有していた中東地域の領土。現在の新ソ連の実効支配地域にほぼ一致する。国民国はこの地域への帰還を最大の目標に掲げている。詳しくは
新ソ連#地理
を参照
【領土問題】
ルークリア国内の国家主義者や
ルークリア人民共和国
はルークリアの不可分の地域として領土全域を請求している。
【都市】
ダッカ
オイゲン城
オイゲン城、オイゲン要塞、またはオイゲン宮はダッカ郊外に存在する城塞・行政府。レグルス国民国成立後からは大宰相府として用いられている。そのため国民国政府を指してオイゲン宮と呼ぶことがある。
オイゲン城は統一歴130年にベンガル地方を併合したレグルス帝国によって建設が開始された。建設の目的は併合されたばかりのベンガル支配を行うための拠点であり、当初は軍事拠点兼行政府となる予定だった。しかし当初の予想よりベンガルの抵抗が弱かったことからレグルス帝国はベンガルの民政移管を決定し、強権支配の象徴となり得る要塞からの行政も不適当とされた。そのため要塞は純粋な軍事拠点として完成することになった。要塞はインド洋戦争でルークリア本土侵攻に参加し戦死したベルマーク・オイゲンの名前を取ってオイゲン城と名付けられた。
完成した要塞はレグルスインド東部軍の司令部となり有事の際には行政府の避難場所となることが想定された。
しかし130年後半からは規模の不足が指摘されるようになり、拡張工事が行われるとともに軍司令部機能が移転し代わりにベンガル警察の本部が入った。
150年に発生したレヴィツェンスクのクーデターでは亡命レグルス政府が一時的に立て籠ったが攻略された。
国家再生政府の下ではオイゲン城はより威圧的な外観に改装され、秘密警察秩序総局の本部が置かれ監視網の中心となった。
インド戦争では郊外に位置したことで核の直撃を免れ構造物の大部分は保持された。
戦後進駐したルークリア軍はオイゲン城を制圧し新レグルス政府が設置された。レグルス国民国成立後も引き続きオイゲン城は大宰相府が置かれ政治の中心となっている。
チッタゴン
クルナ
ボグラ
ショグラナオン
【歴史】
【近代以前】
はるか古代からベンガル地方には人類が定住していた。13世紀のイスラム教の流入まではベンガル地方は仏教・ヒンドゥー教の影響を受けていた。イスラム教の流入とムスリム化は16世紀にピークに達し、イスラム教が主流の主教となった。この頃ベンガルスルタン国の下でこの地域は飛躍的な成長を遂げ鉱業・経済の中心地域となり南アジア最大の国家となった。
【近代以降~歴史の分断まで】
インドでの英国による植民地化が始まるとベンガルもまた英国の支配下に置かれた。20世紀中盤にはパキスタンとして独立し、続くバングラディシュ独立戦争ではパキスタンからも独立した。
これ以降の歴史は資料の逸失、錯綜から不明瞭な点が多いため割愛する。
【ルークリア・レグルスの支配】
この地域が再び世界史に登場するには統一歴120年代まで待たなければならない。この時点でベンガル地方はルークリア・レチアル共和国の支配下に置かれていたが、依然として南アジアで有数の経済中心地であった。
インド洋戦争でルークリア国が大敗を喫しレグルスの支配下に置かれると、ベンガルも同様にレグルスの支配下に置かれた。この時ルークリア政府は大公国としてレグルスの間接支配下に置かれたが、ベンガル地方は経済的重要性、同じムスリム地域であること、様々な植民地モデルの試験などの理由でレグルスの直接統治下に置かれた。
レグルスの統治下のベンガルでは搾取を志向したルークリア支配と異なり積極的な同化政策が行われた。130年代後半からは法的にレグルス本国と同様の扱いを受けるようになった。これら同化政策は現代でも一定程度成功したと考えられており、現在でもレグルス政府が外国であるベンガルで存続できている理由の一つである。しかし同時にレグルスとの密接な関係によって140年代以降のレグルスの混乱に巻き込まれる要因にもなった。
145年に勃発した
レグルス戦争ではベンガル人も多くがレグルス軍として出征しレグルス軍の人的資源不足を補った。しかし大戦末期になりインド洋の制海権が失われるとベンガルは殆ど戦争に関与できなくなった。
レグルス戦争が終結すると崩壊した本国から逃れた多くの市民や知識人、要人がベンガルに亡命した。
パリ終戦条約ではレグルスからすべての領土を奪ったと考えられていたが、ベンガル地方は参戦国すべてから見逃されたため法的にレグルス領として残ることになった。しかしレグルス政府が存続していることは同時にシェラルド国をはじめとするインドを狙う国家の侵略の格好の口実となり、
ルークリア・レグルス継続戦争の際には実際にレグルス残党の排除が侵攻理由となった。
【国家再生政府の支配と国民国の樹立】
147年、レグルス領ルークリアの一官僚に過ぎなかったアンドレイア・レヴィツェンスクがレグルス亡命政府に対しクーデターを起こした。亡命政府要人は亡命の混乱の中で全員が殺害され、レヴィツェンスクがベンガル地域の全権を握った。レヴィツェンスクは
レグルス国家再生政府の樹立を宣言し、仏教思想と国家社会主義の融合した、国家の脱自然を目指す
アプソゴスイデオロギーの下で独裁を行った。国家再生政府は国内の全ての反乱分子を殲滅しレヴィツェンスクの思想に基づく国家運営を行った。この間レグルスは依然として戦前からの軍事同盟
オストロアジア連邦共同体(OFC)に加盟していたが、それ以外については殆ど鎖国状態であった。また国家再生政府は殆どの軍隊を持たず防衛を
ルークリア国政府に依存していた。ルークリア国は唯一のレグルス正統政府としての国家再生政府に価値を感じていたため、国家再生政府を保護していた。但し国家再生政府はレグルス由来の核兵器を20発前後保有した核武装国家であり、
パキスタン戦争ではルークリアに侵攻したペルシア国・
新ソ連に対し恫喝の材料とされ実際に使用された。
続く
インド戦争でも崩壊の危機に瀕したルークリア国を保護するため
大中華・新ソ連に対し核の恫喝を行った。この結果大中華を戦争から離脱させたが、独自核戦力を保有していた新ソ連は国家再生政府の核武装を破壊するため
サザンカ作戦を実行した。作戦中に新ソ連は保有する核弾頭の3/4に匹敵する34発の核兵器を国家再生政府に対し使用した。この攻撃で国家再生政府の中枢は消滅し、直後ベンガル人が起こした大反乱によって国家再生政府は崩壊しベンガルは一時的に無政府状態に陥った。攻撃に対する対外支援はこの件に対する国際的な関心の低さやレグルス政府の消滅、国境の9割を接するルークリア国が難民対策で国境を閉鎖したことでほとんどが届かなかった。さらに国家再生政府が市民インフラを軽視していたこと、ベンガルが人口密集地域であったことが重なり、攻撃によって
1600万人以上が死亡する大惨事になった。
攻撃から一か月が経過すると無政府状態は徐々に収まり暫定政府として
ベンガル国民会議が樹立された。
インド戦争が終結するとルークリア国は「同盟国の治安を回復する」としてベンガルに進駐した。ルークリア国は依然としてレグルス正統政府の維持にこだわっており、新ソ連に潜伏していたレグルス軍残党のリーダーであったアーデルハイト・クロムウェルと接触し新レグルス政府の指導者として擁立した。ルークリアの新レグルス政府とベンガル国民会議は合流を目指し交渉を行ったが、あくまでベンガル人での独立を目指す国民会議と新レグルス政府間の溝は埋まらなかった。最終的にレグルス側がルークリアとともに実力を行使し、国民会議から反レグルス派を追放し新レグルス優位での合流を行い
レグルス国民会議を結成した。国民会議は続けて六月憲法を制定し
レグルス国民国を樹立した。
【経済】
【経済構造】
国民国の経済の基盤は農業であり、国家再生政府期の後先顧みない工業化政策もあったが、工場が核兵器で破壊されたこともあり依然として労働人口の76%が一次産業に従事している。レグルス統治時代からは人口成長が続き伝統的な農業経済の雇用がしばしば人口増加に追い付かなくなり失業が大きな問題になった。加えて同化政策の進展やレグルス本土での人不足からレグルス帝国時代には多くのベンガル人がレグルス本土に出稼ぎに向かい、この地域の収入源となった。国家再生政府期には徹底した計画経済が敷かれ失業者は強制的に工場に収容された。インド戦争後は核攻撃による人口減少によって失業問題は強制的に解決された。
国民国の潜在的な経済力はその労働人口の多さから非常に高いとみられることが多い。しかしサイクロンや洪水などの自然災害や未成熟な官僚機構、非効率的なインフラから未だに貧困から脱することができていない。
【通貨】
通貨にはルークリア国の通貨であるルークリア・ネオドルが用いられている。これは建国期の混乱と技術の未成熟から来る暫定的な措置である。なおルークリア・ネオドルはレグルス帝国の公式通貨であったネオドルを帝国崩壊後植民地であったルークリア政府が事実上乗っ取ったものであり、レグルスの継続政府である国民国がルークリアネオドルを用いることはは皮肉にも主従が逆転しているといえる。
【インフラ】
デルタ地帯にあり国土に多数の河川が流れていることから道路は発達せず、代わりに水路が張り巡らされている。舟運が国内輸送で重要な地位を占め、舟運可能な水路の総延長は5500kmに達する。乾季と雨季では水位に大きな差が生じ輸送経路が変化する。国家再生政府は国民の移動を阻止し地域を分断するため水路交通を完全に禁止し道路の整備を行ったが、現在ではこれらの道路の保守は重要性の低さや予算不足から行われておらず荒れ放題となっている。
主要な港湾は海港のチッタゴンのほかにダッカなどの大型の河川港も存在する。
鉄道
全線が国土管理省が管轄するレグルス国鉄によって運営される。狭軌が主流で、鉄道総延長は3900kmである。
【農業】
農業国家として見た場合、国民国はガンジス川の氾濫によって涵養された「黄金のベンガル」と呼ばれるほど豊かな大地にあり高い潜在的な生産性がある。
穀物
国民国の穀物生産は自給目的で行われ市場にはほぼ流出しない。国民国の穀物自給率は9割に達し、米についてはほぼ完全に自給している。近代以前は乾季の水不足で稲の二期作は一部の地域でしかできなかったが、レグルス領になってから灌漑設備が整備されると二期作や地域によっては三期作が行われるようになった。米の生産量は年にもよるが世界第3位か4位である。
小麦、トウモロコシはもともとこの地域では生産されていなかったが、灌漑の進展やこれらの作物の需要から生産の転換を行う農家も現れた。
穀物ではないが、ジャガイモの生産も盛んでありこれもまた国内で消費される。
商品作物
ベンガルの熱帯性の気候は先進国で需要の高い商品作物の生産に適しており、国民国の外貨収入の相当程度の割合を占めている。
ジュートはベンガルでは伝統的で安価な繊維作物で、国民国の農作物の輸出金額では最大の割合を占める。またしばしば食用にも供される。生産に多大な手間がかかる綿花と異なり容易に生産できる特徴がある。国民国にとって象徴的な植物で農業省のシンボルにも用いられている。化学繊維産業が興隆すると需要は減少したが、先進国で環境問題への関心が高まると持続可能な繊維として注目を集めている。
マンゴー、パラミツ、バナナやパイナップルといった熱帯果物やサトウキビは国内で消費されることが多かったが、近年では国策として輸出向けに栽培地域が拡大している。
茶はジュートに次ぐ輸出額の作物で、アッサム州に隣接するシレット地方で生産が盛んである。
また食用油として用いられるマスタード油が生産される。マスタード油は南アジア地域の伝統的な植物油で、地域の文化と深く結びついている。
【畜産・水産・林業】
家禽
イスラム圏であり、ヒンドゥー教との関わりが深かったベンガルでは伝統的に養鶏が盛んである。気候も養鶏に適しており数種類の家禽が飼育されている。これらの家禽は主に卵と肉を消費する目的で生育されている。これら家禽の飼料は主にルークリア国から輸入されるトウモロコシである。
現在国民の多くは健康のため必要とされるタンパク質摂取の水準に達していないことから農業省と内務省は合同で畜産の増産に関するキャンペーンを行っている。
水産
国民国はベンガル湾の非常に優れた水産資源を有している。排他的経済水域は国土の73%に達し、また国内の大河川は淡水魚の捕獲・養殖やエビの養殖に適している。国家再生政府期には一切の水産資源の利用が規制された影響で水産業は大きく衰退したが、現在では復活し国民国の5~10%の人口が漁業に従事していると考えられており、また国民のタンパク質摂取量の6割強が水産資源由来である。伝統的な漁法として飼いならしたカワウソを利用した追い込み漁がある。近年ではエビの養殖が盛んであり、国家再生政府期も養殖業は例外的に推進されていたため現在でも重要な産業の一つである。
国民国の水産業最大の課題は他の一次産業と同様に近代的なテクノロジーの導入が依然として進んでいないことである。特に外洋での漁業や養殖業では技術不足が危険や低品質化を招くため、政府は新技術の導入を推進している。
林業
国民国での林業は主に家庭用の燃料取得目的で行われている。レグルス帝国期には人口圧力によって森林破壊がピークに達し、国内の森林面積は10%を切った。国家再生政府期には強制的な集団化と工業化によって天然ガスや石炭が大規模に導入され、一方で薪のような原始的な燃料の使用が禁止されたことで森林面積は回復した。しかし国家再生政府が崩壊すると再び薪の需要は拡大し、農地や養殖池の拡大と合わせ環境破壊が再開している。
国民国の森林は主に南部のマングローブ林とチッタゴン周辺の落葉樹林の2種類がある。前者は主にパルプ材や葉っぱが家の屋根に使われ、後者はチーク材などに用いられている。
【工業】
廃船解体
労働人口が有り余る国民国にとって労働集約産業である廃船解体は重要な地位にある。廃船は満潮の際に浜辺に打ち上がり、人海戦術によって解体される。鉱物資源に乏しい国民国のとってこの際発生するスクラップは重要な金属資源の入手元で、国民国内の鉄資源の7割は廃船スクラップから得られている。
繊維産業
廃船解体と同じく労働集約産業であり、地元で生産されるジュートを使用できる繊維産業はレグルス帝国時代から盛んだった。国家再生政府期も繊維産業は維持され、安価な労働力を武器に国際市場で一定のシェアを得た。現在では国家再生政府期ほど人件費は安くないが、それでも安価であることに変わりなく多くのアパレル製品が先進国へ輸出され続けている。
【企業】
ザ・ペンタゴン
レグルス国民国の経済を支配している主要五大企業を指す言葉。いずれの企業もレグルスの自由経済システムと非常に緩い経済・労働規制によって躍進し繁栄している企業である。ペンタゴンに挙げられる企業のリーダーは労働経済省の組織する
国家経済戦略評議会の常任メンバーであり、国家の経済戦略の意思決定にも深く関与している。
ベルンカステル・グループ(Bernkastel Group)
ルークリア国に本拠を置く多国籍巨大企業体。民族資本が成長していない国民国では民間部門最大の雇用者であり、国民国経済の4割近くはベルンカステルグループに関連している。
ローゼンベルク・グループ(Rosenberg Group)
英語読みでローゼンバーグ・グループとも呼ばれる国内の企業グループとしては最大の規模を誇る金融コンツェルン。ローゼンベルク銀行を持ち株会社とした企業体制をとる。多様な産業を支配する企業だが特に貿易、小売、建設、輸送及びサービス業を支配している。特にメディアの分野では新聞社ベンガル・レポート、ベンガル・レグルス放送局を支配しほぼ独占的な地位を確立している。ローゼンベルクの社員は無料の医療や格安の社宅を受け取り、国民国の中では一般的に高給取りである。このことからローゼンベルクは国民国の中で最も人気のある就職先である。
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会長 パウル・フォン・ローゼンベルク |
パウル・フォン・ローゼンベルクは熱心なレグルス復古主義者であり、彼の家系はさかのぼればレグルス帝国の伯爵家であった。彼の祖父マーシャル・フォン・ローゼンベルクはインド戦争後にルークリアに移り住みプランテーションを営んだ。レグルス戦争後もローゼンベルク家は他の在ルークリアレグルス人と同様にレグルス帝国への支持を隠さず、秘密裏に新ソ連におけるレグルス勢力のテロ活動に支援を与え続けていたとされる。
父の死後当主となったパウル・ローゼンベルクは172年にレグルス国家再生政府が崩壊すると直ぐにルークリア政府に接触しレグルス系テロリストとの間を仲介し新レグルス政府の樹立を確約させた。ローゼンベルクはこの対価として経済活動について大幅な便宜を与えられ、家の財産とコネクションを元に現在のローゼンベルクグループを築き上げた。
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RGエネルギア(RG Energia)
国民国の唯一の天然資源といえる天然ガスの採掘生産供給販売を独占する巨大企業。国民国の建国期に容易にガス産業が破綻することが無いよう国家エネルギー省の指導で単一の企業として成立した。国民国のエネルギー安全保障がこの一社にかかっているといっても過言ではなく国民国政府に与える影響力は絶大である。一方で労働環境は国内一、二を争うレベルで劣悪でありストライキが頻発している。しかしこれらの抗議はいずれも国民国政府の黙認の下で強制的に排除されているのである。
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CEO エーロヒ・マクラーレン |
エーロヒ・マクラーレンは国民国の腐敗の代名詞であり、労働者を強制労働させる悪の資本家そのものである。一貫した政治信条に欠け、純粋に自分自身の懐を豊かにすることに関心を抱いている。また浪費家として知られ、コックスバザールのビーチの別荘や腕時計のコレクション、1000人を超える使用人など枚挙にいとまがない。
国民国で最も豊かな個人の一人であり、国内第三位の銀行であるRGエネルギア銀行の会長も務めている。彼はこの銀行を通した投資によってその莫大な財を築いているが、これには政府や政治家を巻き込んだ汚職が深く関与しているといわれている。しかし今のところマクラーレンはこれまで訴追されたことはない。
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インターナショナルロボティクス・テクノロジー(IrTec Ent.)
IrTecはペンタゴンの中で最も小さく、若く、先進的な企業である。外資を最も積極的に受け入れ、卓越した技術者であり経営者であるリヒター・シュトルヒによってIrTecは国民国における電子工業及びロボティクス分野でのトップに君臨した。シュトルヒの経営方針によって社員のレベルは高く保たれ、国民国でIrTecに勤務していることは高い才能を持つ証左であると考えられている。
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CEO リヒター・シュトルヒ |
ペンタゴンの経営者のうち最も天才的な人物を挙げよと言われたとき100人の内100人がの名を挙げるだろう。国家再生政府時代に行われていた職業判別テストにおいて4人しかいない満点達成者であり、指導的な研究者階級の一員だった。そして彼は国家再生政府が作り出した悪魔的な監視システムの開発者でもあった。国家再生政府の崩壊後の混乱を地下のシェルターで生き延びた彼は同じく生き延びた同僚とともにIrTecを立ち上げた。シュトルヒには大きな野望が隠されているという噂もあるが、今のところ真実は定かではない。
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シグナス国家工場(Reichswerke Signas)
国家工場はその名の通りザ・ペンタゴンのうち唯一完全な国営企業であり、軍需産業を中心に重工業に影響力を持つコングロマリットである。国家工場の企業規模自体はペンタゴンの企業としては小さく、IrTecに次いで下から2番目である。しかしそれにもかかわらず、国家工場は工業的生産の最終段階を支配しているため他の企業と工場を下請けとして酷使し重工業を支配し続けている。
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社長 オットー・フォン・エスターライヒ |
ペンタゴンの経営者たちの中でもっとも経営に無知で無気力なのがオットー・フォン・エスターライヒである。彼はもとは国家再生政府の中間管理職の役人であり、有能でも無能でもなく、忠臣でも裏切者でもなかった。そして彼は幸運にも国家再生政府の崩壊を生き延び、都合の良い人物として国家工場の社長の座に押し込められた。国民国は彼に何も期待せず、国家工場は彼の言葉なしに動き続ける。エスターライヒの仕事はただそこにいて必要な時に首を切られることである。
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その他重要な企業
オーギュストAG(Auguste AG)
航空機、車用、船舶を問わない発動機製造を行う企業。国家工場の傘下にある。
クラーゲンフルト・アエロエンジニアリング(Klagenfurt Aero Engineering)
航空機の設計製造を行う国営企業。国内で唯一航空機の生産能力を持つ企業であり、レグルスの航空機は全てクラーゲンフルトで設計生産が行われている。航空省に割り当てられた企業符号はKl。国家工場の傘下にある。
ド・ブロイ理化学研究所(De Broglie Physical and Chemical Research)
科学省の下に置かれている研究所。生物学から電子工学に至るまでの自然科学を研究する総合研究所である。
ベンガル化学産業団(Bengal Chemical Industry)
RGエネルギアの傘下にある化学産業トラスト。業種は染料、窒素合成物、製薬など多岐にわたる。
レグルス国鉄(Regulus National Railways)
国民国の全ての鉄道路線を管理する公企業。国土管理省の管轄下にある。
【貿易】
【人物】
【アーデルハイト・クロムウェル】
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役職 摂政・大宰相
レグルス国民国の事実上の国家元首である。国民国の樹立までは新ソ連内部でレグルス最高のための闘争を指導していたとされているが、これはクロムウェルの外見年齢(明らかに10〜20代)に反するためプロパガンダであると考えられている。権限上国民国の独裁者といっても過言ではないが、政府内での力については疑問が呈されておりレグルスの名門クロムウェル家の血を継ぐものとして利用されていると考えるものが大半である。
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【軍備】
レグルス国防軍
国防陸軍
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師団 |
所属人数 |
資料 |
状態 |
第01師団 |
8千人 |
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第02師団 |
8千人 |
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第03師団 |
8千人 |
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第04師団 |
8千人 |
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第05師団 |
8千人 |
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第06師団 |
8千人 |
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総兵力:5万
銃火器
戦車
歩兵戦闘車()IFV
水陸両用車両
回転翼機
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国防海軍
国防空軍
戦闘機
爆撃機
近接航空支援機
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Kl-8 ウォーサンダー
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訪問者: - 人 ~
帝国歴2363日
本日来訪の外交官 - 人
昨日来訪の外交官 - 人
レグルス第三帝国 (Third Reich of Regulus)は
ポストコラプス・カノン
においてレバントからイラクまで支配する国家である。
-体制 レグルス国家社会主義祖国統一党と国家指導者であるアレス・レクスフォード総統による全体主義カルトによる支配が行われている。レクスフォードはE.F.60年代初頭の国家解放戦役で指導的地位を果たした後絶対的指導者として君臨し続けていることになっている。第三帝国では総統と国家と党は不可分のものとして神格化され、国民はそれに絶対の忠誠を果たす事が義務とされている。 MOBとの長い戦い(先の大戦を含めるとE.F.150年時点で160年以上)の中で国家は総力戦という戦争形態へ最適化され国家の全てが戦争継続のために動員され続けている。ここでは先に述べた総統、国家への忠誠と、国家教会を始めとする諸機関が精神的支柱となっている。 国家の意思決定の全ては国家機密のベールに覆われている。名目上は国家=党の幹部による帝国最高会議において総統が意思決定を下す事になっている。第三帝国は高度に技術化され、諸機関にはいずれも国家の専門家によって統制されている。第三帝国はこの最高意思決定と諸機関の技術官僚的意思決定のシステムを総括してレグルス国家社会主義と呼ぶ。
-歴史 レグルス戦争の条件付き講和と直後の混乱でレグルス第二帝国は崩壊し第二共和政が始まった。その後長く軽武装中立を貫き平和を謳歌したが、先の大戦に巻き込まれる。更に大戦末期に起きた「壊滅の日」によって大きな打撃をこうむる。政府は国家要塞に移転し60年以上抵抗を続け、その中で国家は軍国主義に傾倒していった。E.F.60年代の国家解放戦役の勝利によってそれはピークに達し、レグルス国家社会主義祖国統一党とアレス・レクスフォードによる独裁が始まった。
-経済 長きにわたる総力戦のなかで国家は総力戦へ最適化され、経済もまた例外ではない。経済はコンピューターによる需給予測をもとにしたテクノクラートによる完全な計画経済が敷かれている。国家の生産能力は第一に軍需物資の生産に割り振られ、消費財の生産などは低調である。 |
レグルス国 Regulus Reich |
国旗 |
国の標語 |
一つの国家、一つの党、一人の総統 |
国歌 |
忠誠無くして勝利なし |
公用語 |
アラビア語 |
首都 |
要塞都市ニネヴェ |
総統 |
アレス・レクスフォード |
政党 |
レグルス国家社会主義祖国統一党 |
通貨 |
ライヒス・ネオドル (1ネオドル=約200円) |
補助通貨 |
ライヒスネオセント (1ネオドル=100ネオセント) |
人口 |
総計 |
約63,190,000人 |
民族 _レグルス人 |
1民族 |
国教 |
国家教会 |
建国 |
レグルス連合帝国 |
統一歴119年(2018年11月) |
レグルス第二帝国 |
統一歴126年(2019年6月) |
レグルス第二共和政 |
統一歴149年(2021年5月) |
社会主義 |
■----- |
資本主義 |
計画経済 |
■----- |
自由経済 |
孤立主義 |
----■- |
介入主義 |
独裁的 |
■----- |
民主的 |
ハト派 |
------■ |
タカ派 |
皆幸福 |
重要ではない |
皆不幸 |
【歴史】
正史とは
レグルス戦争の途中から分岐する。レグルス第二帝国の総力戦は頓挫し148年には連合国に対し条件付き講和を行った。体制の維持のため領土の大幅な削減と軍縮を含む過酷な条約を飲んだ第二帝国政府は、しかしその後の軍のクーデターと連合国の再介入によって瓦解、レグルス第二共和政が樹立された。
第二共和体制はレグルス戦争の反省から軽武装中立を掲げ、原油輸出による貿易立国を志した。この政策は長年にわたってレグルスに富と平和をもたらした。しかし先の大戦が始まると世界最大の産油地であったレグルスも巻き込まれることになる。大戦の中で平和の中の体制であった第二共和政は徐々に解体され軍事国家へと変貌を遂げていった。しかし議会は依然として影響力を保ち「壊滅の日」までその天秤がどちらかに傾くことはなかった。
「壊滅の日」が訪れると他の諸国と同様にレグルスにも厄災が襲った。レグルス政府は西部を放棄し国家要塞へ移転した。国家要塞は険しい山岳地形のクルディスタンに位置する空前絶後の規模の要塞地帯でレグルス戦争中に計画・建設が開始され、大戦中に建設が再開されていた。レグルス軍の防衛線は当初イラク全域に及んでいたが、徐々に縮小していきE.F.8年ごろには国家要塞は包囲される形になった。しかし最悪に備え内部で国家運営ができるように設計されていた国家要塞は避難民による地下都市を築き、地下工場・農場を備え、山岳と無数の火砲、コンクリートトーチカで武装しており難攻不落の文字通りの国家要塞であった。国家要塞は防衛戦中も地下へ地下へ拡張を続け50年に渡り抵抗を続けた。この50年にわたる国家要塞での生活で人々と国家、軍の結びつきは強化され、議会という意思決定プロセスも変容を遂げていった。
そしてE.F.60年4月15日に度重なる戦闘と技術開発、物資備蓄によって十分な戦力を整えたレグルスは大反攻作戦、通称「国家解放戦役」を開始する。レグルス軍はまず要塞から南進、僅か6ヶ月でペルシア湾に達した。その後地形が緩やかで旧領でもあるシリアへの進撃を開始した。数十年ぶりの攻勢作戦にレグルス軍の進撃は鈍ったが軍最高司令官であったアレス・レクスフォードの強硬な戦争指導の下で前進を続けた。レグルス軍は64年2月10日に首都ダマスカスを解放、10月には地中海に達した。翌65年4月30日にはパレスチナ全域を奪還しレグルス戦争の敗戦で失われた領土を含むレグルス全域を解放した。
国家解放戦役の後、既に軍と省の翼賛機関に過ぎなくなっていたレグルス議会は最後の選挙を行った。選挙にはレクスフォードが組織したレグルス国家社会主義祖国統一党のみが出馬した。議会を掌握したレクスフォードは議会の承認によって帝国宰相に就任、宰相兼軍最高司令官である「総統」の座に着いた。
総統となったレクスフォードは既に著しく進んでいた国家の軍事化をさらに推し進めた。レクスフォードは国家と軍、政治の強力な結合を行いE.F.30年代には既に基礎が築かれつつあった第三帝国体制を完成させた。
【国の象徴】
【国名】
正式名称は「Regulus Reich(レグルス国、レグルス帝国)」である。この国号は66年のレクスフォードの総統就任後レグルス共和国から改称されたものである。「レグルス第三帝国」は正式な国号ではないが多くの公文書、切手などで用いられていることから事実上の国号となっている。第三帝国という呼称はレグルス連合帝国、レグルス第二帝国に次ぐ正統な(権威的、国家社会主義的、軍国主義的な)レグルス国家としての意味がある。帝国という名称だが、皇帝がいるわけではなくこれは複雑な意味を持つReichの訳語として考えるのが適当である。
【国旗】
黒地に赤の帯、中心に白円と旋風のシンボル(旋風十字)が描かれている。黒白赤の組み合わせはレグルスを表す伝統的な配色である。党の公式見解では黒が国家、赤が戦争とその中で流れた血、白が勝利を表している。旋風十字は古代シリアに由来する紋章で、四本の腕はそれぞれ忠誠、規律、義務、犠牲の四つの美徳を表している。
【国章】
国民国にはこれまでのレグルス国家と同様に正式な国章はない。国旗に用いられている旋風十字が国章の代わりとして用いられることがある。
【国歌・党歌】
国歌は「忠誠なくして勝利なし」。E.F.30年代に軍人のアン・ヴェッセルが作詞作曲した軍歌に由来する。レグルス国家社会主義祖国統一党の党歌も兼ねる。
【その他】
国獣は国名の由来になっているライオン。ただし国内のライオンは20世紀を最後に絶滅している。
【地理】
【国土の変遷】
レグルス第二帝国はドデカネス諸島、キプロス、パレスチナ、ヨルダン、シリア、レバノン、イラク、クウェートを領土とした。レグルス戦争の敗戦によって領土は大きく削減されドデカネス、キプロス、パレスチナ、シリア北部を割譲することを余儀なくされた。「壊滅の日」以降はMOBの侵攻を受けレグルスの支配領域は減少し国家要塞となったクルディスタン地域のみを支配した。国家解放戦役ではこれらの失った領土の多くを解放し、キプロスとドデカネスを除く領土を奪還した。
北西レグルス
北西レグルスはほぼシリア地域と重なる。アンチレバノン山脈によって内陸と隔離されている沿岸部を除き荒涼とした砂漠が広がる。人の居住は主にオアシスとユーフラテス川沿岸に限られる。
南西レグルス
パレスチナ、ヨルダン地域を指す。激戦地であるシナイ=アラビア戦線に近いため再定住は進んでいない。
北東レグルス
クルディスタン、アッシリア地域と重なる。クルディスタンには世界最大級の要塞地帯であるレグルス国家要塞が存在する。山岳地帯に建設された国家要塞には国家機能、地下都市、トーチカ群が存在し第三帝国の戦争継続を壊滅の日以来支えてきた。
南東レグルス
レグルスの建設以来レグルス国家を支えてきた穀倉地帯、資源地帯、工業地帯。MOBとの戦いが始まった後もその重要性は変わらず重要地域であり続けていた。E.F.8年に失陥したが国家解放戦役では最初の奪還目標とされ、奪還後は大油田地帯として人類の反攻を支えた。
【国民】
【人口】
国民国の人口はE.F.140年時点で6319万人である。壊滅の日以降のMOBの侵攻とそれ以降続く激戦でE.F.35年には人口3000万人を割った。しかしその後は強制出産プログラムに代表される人口回復計画によって人口は増加に転じた。
【民族】
第三帝国に民族は無くただレグルス人あるのみ
【言語】
レグルス・アラビア語が用いられる。壊滅の日以前はアッシリア語やヘブライ語も使われていたが国家要塞での生活の中で統合され消えていった。現在のレグルスアラビア語は連合帝国時代からのドイツ語やロシア語の語彙を含むレグルス・アラビア語に国家要塞地帯のあったクルド語が混ざったものになっている。
【宗教】
第三帝国には国家教会を除く宗教は存在しない。国民の3割が無神論、7割が国家教会を信仰する。国家教会はユダヤ、イスラム、キリスト教の教えを元に国家主義と古代の異教を広く混合した体制宗教である。国家教会はレグルス帝国を天命を受けた永遠の超国家的存在と規定し、総統を救世主として崇拝する。総統は国家教会において指導者的地位も有し、国家教会の宗教的な儀式や礼拝も行う。国家教会は幹部を除きボランティアで運営され、殆どのメンバーは国家教会での役職と別に職業がある。
【教育】
壊滅の日以降レグルスの教育体制は破綻した。兵士不足からティーンエイジャーの少年兵が前線に投入され、それが日常となった。この情勢が大きく変化するには戦局が安定するE.F30年代を待たなければならない。戦局が安定すると技術開発や熟練技術者が必要とされたことから再び教育計画が大規模に再始動した。現在のレグルスの教育は6年の初等教育のあと能力・適性に応じて5年、もしくは6年の職業学校か9年の高等教育機関に進む。
【福祉・衛生】
国家総力戦のため国家のもはや奉仕することができないと判断されたものは安楽死することが義務である。ただし医療技術の向上によって四肢の喪失程度であれば高度な義肢によって職場復帰が可能で、また志願制ではあるが脳をコンピューターとして運用することもある。
衛生器具、医薬品が常に前線で消耗するため国内の医療環境は十分とは言えない状態が続いている。
【祝日】
- 1月1日:元日。新年を祝う。
- 4月30日:解放記念日。国家解放戦役の勝利を祝う。
- 11月9日:建国記念日。レグルス連合帝国の成立日。
【イデオロギー】
第三帝国の全ての政治的思想は究極的に国家の永続的な存続をその目的とする。そのための手段である第三帝国のイデオロギーがレグルス国家社会主義と軍国主義である。
【レグルス国家社会主義】
レグルス国家社会主義は指導者原理による国家の統制と国家の専門家による諸機関の統制を根底に置くイデオロギーである。国家の統制という側面では、総統=国家=党という結合の下で国家の最高意思を決定する機構の思想的基盤である。専門家による諸機関の統制の思想的源流は正にレグルス国家で見られた官僚主義的側面の拡大である。この国家社会主義体制が軍隊的意思決定を国家全体に適用している。なお国家社会主義運動が元はE.F.30年代までの軍と政治の対立と軍の優位を解消するために形成された思想であることはあまり知られていない。現在の第三帝国は国家全体が軍隊のようになっているが、一方で軍が完全に総統=党の意思決定の下にあることを鑑みると一定の成功を収めている言える。
【軍国主義】
軍国主義は第三帝国の性質に明確に表れている性向である。長年にわたるMOBとの総力戦で国家の軍事化が進み、第三帝国の国家機能は軍を運用し総力戦を継続するために最適化されている。国家の資源は軍へ供給され、模範的な市民のモデルは死を厭わない兵士である。
【政治】
第三帝国の政治体制は軍最高司令官と宰相を兼任する総統アレス・レクスフォードを頂点とする指導者原理によって指導されるものとされている。実際にはこれに総統を輔弼する機関である国家最高会議が意思決定に加担する。総統と国家最高会議の決定は国家のあらゆる分野に及び、政治・軍の分野だけでなく市民生活にまで関与する。
総統と国家最高会議には政治機構と軍事機構が並ぶ。これらの機関は各分野の専門家、軍人、テクノクラートによって運用され、最高会議が提示する目標を達成するために動く。これらの機関は原則相互干渉することはなく、必要に応じて最高会議や調整機関を通じて意思疎通や融通を行うものとされた。国民生活はこれらの機関に従属する。このような国家機構は天井と柱、土台のモデルからしばしばアクロポリス型政治機構と呼ばれる。
【総統】
第三帝国における総統とは宰相と軍最高司令官を兼任するアレス・レクスフォードその人個人である。レクスフォードの意志は国家と党の総意であるとされ、その言葉は全ての明文法に優越する。第三帝国ではレクスフォードの神格化と個人崇拝が活発に行われ、プロパガンダではレクスフォードは無謬の存在として扱われている。また総統は第三帝国の唯一の宗教である国家宗教における最高司祭であり、救世主である。一方でプロパガンダに登場するレクスフォードは政権を奪取したときから外見が変わっておらず、レクスフォード本人を直接見たことがあるものがいないことから架空の存在ではないかと分析するアナリストもいる。この疑問に対し第三帝国は総統は既にテクノロジーによって人智を超えた力を持っていると説明している。
【党】
第三帝国の政治結社は唯一「レグルス国家社会主義祖国統一党(Nationalsozialistische Einheitspartei Regulus,NSEPR)」のみである。レグルス国家社会主義によれば国家、総統、党は同一であり三位一体であると形容される。これは第三帝国の国家スローガンである「一つの国家、一つの党、一人の総統」にも表れている。
党は縦割り的な国家体制から来る国家の階級分裂を抑止し国家の統一性を保全、および国家の形態を監視し内部からの腐敗を制圧する機関であると定義された。実務的には党は国家よりさらに密接な国民生活の分野に干渉し統制する役割を果たした。例えば国民に数少ない娯楽であるラジオ放送を提供し、国民を政治運動に動員し、労働者階級からの通報によって国家全体の改善を行っている。このような性質から特に労働者階級や小市民にとっては国家よりも身近な存在である。党員は各階級・役職問わず幅広く存在し、国民の3割が党に所属している。
【国家最高会議】
国家の最高意思決定者である総統を輔弼する機関である国家最高会議はレクスフォードを偶像に過ぎないと考える人々にとっては事実上の意思決定機関である。最高会議は議長である総統と10の国家機関の代表、および3人の党幹部によって構成される。しばしば党幹部は国家機関の代表を兼任している場合もあるが、その場合も補充などは行われない。
【行政機関】
継承順位 |
行政機関 |
役職名 |
備考 |
- |
軍司令官兼宰相 |
総統 |
国家の二柱である軍と政治の最高指導者。 |
1 |
軍務省 |
軍務相 |
帝国陸海空宇宙軍および国家憲兵を組織、維持、運用を所管する。 |
2 |
生産省 |
生産相 |
国家維持のため国内の全ての生産活動・流通活動を統制し資源供給を管制する。 |
3 |
労働及び教育省 |
労働及び教育相 |
国民の状態を監視し最高効率の労働を行える状態を保ち、小市民に対しては国家が求める教育水準を提供する。 |
4 |
技術省 |
技術相 |
戦争遂行を円滑化し生産を増大するすべての科学テクノロジーの発展を監督し、これを推進する。 |
5 |
国家秘密警察 |
国家警察長官 |
|
6 |
魔法省 |
魔法相 |
MOBに由来する通常の物理法則では説明できないテクノロジー「魔法」について解析、運用し、その能力者を発見する。 |
7 |
外務省 |
外務相 |
外交政策、外交使節、通商航海、条約等の国際法規の締結・運用、外国政府との交渉、情報収集・分析・発信、在留邦人の保護および文化広報活動など国の対外関係事務全般を司る。 |
【外交】
【秩序】
第三帝国はその軍国主義的なイデオロギーの下で国家秩序を形成している。国民生活は党と国家と密接に結びつけられ、一切の人権は国家を危機に陥れるものとして認められていない。
【法執行機関】
第三帝国の通常警察機能は軍内部の法執行とともに第五の軍である国家憲兵が管轄しており、民間警察は存在しない。国家憲兵は第三帝国の主権が及ぶすべての領域(つまり占領地も含む)で行政警察活動、司法警察活動を行う。また有事の際には国家憲兵は軍属として前線に投入されることも多い。
国家秘密警察
国家秘密警察(Geheime Reichspolizei)は第三帝国の秘密警察である。長官は国家警察長官と呼ばれ国務長官級として扱われる。
戦争継続の障害になるすべての人物を排除・矯正を使命とし軍を含む国家全体に監視ネットワーク網を張り巡らせている。監視は市民の相互監視から盗聴、諜報員を市民生活に張り巡らせる事に至るまであらゆる手段で行われる。そして監視の結果反体制的、敗北主義的、怠惰と判断された人物は強制失踪し、拷問、洗脳、殺害などの手段で無害化される。
【人権】
第三帝国では人権は著しく制限されており、法的にその存在が否定されている。反体制派は強力に抑圧され、市民生活のレベルは著しく低い。国民は国家への奉仕を最大の目的とすべきであり、必要であれば進んで自殺的使命を果たすべきであるという社会的規範が形成されている。
【死刑】
第三帝国は最高法規として死刑を導入し広範な犯罪に適用している。しかし軍規違反を除き実際に死刑執行が行われることは少ない。これは人道的配慮ではなく、犯罪者を強制労働させる方が無駄が少ないためである。
【歴史】
統一歴148年
ドデカネス、キプロス、シリア北部、パレスチナの割譲と莫大な賠償、軍縮を条件とした「イスタンブール条約」を締結。
149
イスタンブール条約に反発した軍によって総統府が襲撃される。政府主要メンバーは拘束されるか殺害された。クロムウェル総統は地下壕に避難したものの自殺。
第二帝国体制に嫌気がさしていた国民の多くが歓迎する。
151
第二帝国時代と変わらない政策に反発する国民が増加。第二帝国派の秘密警察・諜報機関が軍への協力を拒んだことで国内の不安定化が加速する。
首都ダマスカスで発生した抗議デモに軍が発砲する。事件の余波は全国に波及し軍は全土に戒厳令を布告する。
軍の民主派エルマー・フォン・レーデルン将軍と重鎮リカルド・フォン・ヘルシング元帥が東部で蜂起。レグルスを東西に分け第二次レグルス内戦が始まる。
152
- CELTO軍、ビザンティウム軍、神聖ローマ帝国軍が内戦に介入。反乱軍が全土を統一する。
- ダマスカス条約
レグルスの国際的な中立が宣言される。
160〜
- 世界各地の戦争に伴う石油需要の拡大を受け輸出額が飛躍的に増加、戦後復興が進む。
- フードペーストが発明される
完全食品フードペーストが開発される。苔をベースにしたペーストで工場でゼロから作ることができたが、味が酷く製品化には至らなかった。
E.F.-10年
世界的な規模の大戦が始まる。開戦当初レグルスは中立を保った。
E.F.-8年
大戦が全世界的に波及。大規模な軍拡・国防計画である「予備計画1号」が承認される。
E.F.-6年
- 両陣営の飴と鞭を用いた自陣営への勧誘工作が加速。
- ベイルート密約
旧領返還を条件にダマスカス条約を破棄し大戦に参戦する。
E.F.-4年
キサラギ陸軍中将の下で戦局打開を目的とした超兵士開発の秘密研究「アンブロシア計画」が始まる。
E.F.-3年
戦線はレグルスからは以前として離れていたが、本土が戦場になる可能性が高まる。国家要塞計画が復活し予備計画1号に組み込まれる。
ダマスカス大学のシグナス博士が魔術を発見、魔術理論を定型化する。魔術は国家機密として同盟国へも秘匿され研究が続行された。
E.F.-2年
国家要塞内に地下都市を建設することを目的とするオルガノイド計画が結成される。地下都市のスペースの採掘を検証する核実験「パレオロゴス作戦」が行われ、成功する。パレオロゴス作戦によって作られた地下空洞はセダンⅡと命名され研究施設が建設された。
E.F.-1年
アンブロシア計画の副産物としてEXPオーブが発明される。EXPオーブを投入された生物が広範な形態変容と代謝の活性化を引き起こすことが判明。EXPオーブを用いた生物兵器開発計画「ゴーレム計画」が分離する。
ゴーレム計画による最初の生物兵器マテリアル1が完成。マテリアル1は後のMOBとよく似た特性を有していた。
某国がスポナー衛星を大量に打ち上げる。打ち上げから翌週にかけて世界中へのMOBの落着が始まる。
E.F.1
MOBの大群がアラビア半島に降下、アラビア戦線が形成される。レグルス共和国は国内軍を展開しMOBによる本土侵攻を阻止。
国家要塞への国家機能移転を含む予備計画2号が起案、準備が開始される。
MOBによる侵攻を受け徴兵年齢を2歳拡大し18歳から22歳まで兵役に就く事になった。
E.F.2
- MOBによってそれまで細々と続いていた海上交通が完全に遮断される。
- シリア北部アレッポにMOBが降下
レグルス戦争後外国領となっていたが現地軍は阻止に失敗。シリア戦線が形成される。
シリア戦線の形成を受け政府機能が国家要塞へ移転。国民の国家要塞への疎開を含むアーク計画が開始される。
MOBの知識収集を目的とするダイダロス計画が開始される。
E.F.3
シリア戦線を含む西部全域が国家要塞から遮断されることを恐れた政府によって落着と同時に戦術核12発による核攻撃が実施される。住民24万人の犠牲に全落着MOBを排除。
- 戦略防空構想(Strategic Air Diffence Initiative)を発表
度重なるMOB降下に危機感を抱いた政府によってMOB落着を阻止する防空体制の形成を謳った。
国中からリストアップされた研究者とその家族が国家要塞へ強制的に移住させられた。
E.F.4
シリア戦線が崩壊する。レグルス西部の放棄を決定。シリア戦線とアラビア戦線が合流する。
放棄される西部からの大規模な民間人・資源避難を目的とした作戦だったが、戦線の崩壊によって失敗。避難できた人数・資源は予定の20%に留まり、7500万人の人口のうち2000万人以上が死亡/行方不明となった。
E.F.6
国家要塞内のフードペースト生産施設であるフォウ・リーフプラントが完成する。理論上200万人分の食料を生産できるプラントの運用に目処がついたことによって国家要塞への国民退避が現実的なものとなる。
年末にかけてMOBの攻勢圧力が飛躍的に高まる。アンブロシア計画由来の強化兵士が前線に初めて投入される。
国家の危機を受け議会の選挙が無期限延期となる。
E.F.7
MOBの攻勢を受けメソポタミア地域の民間人・文明の脱出を目的とするアリアンロッド作戦が発動する。メソポタミアが陥落する翌年E.F.8まで継続。
凄まじい兵員損耗のため学徒動員が決定。大学の繰り上げ卒業や義務教育の切り捨てを含める改正教育法が施行される。
E.F.8
メソポタミア戦線最期の拠点であったバグダッドが陥落、メソポタミア戦線の放棄が決定される。これによって残る支配地域は国家要塞のみとなる。
E.F.9
MOBによる国家要塞への大攻勢が始まる。要塞の未完成の区画が未だ多数存在していたことで危機に陥るが多大な犠牲を払い防衛に成功。
E.F.11
再びMOBによる国家要塞への大攻勢が始まる。再び防衛に成功するものの消耗が激しく次の攻勢には耐えられないと判断される。
第二次要塞戦役で失った兵員を補充するため徴兵が拡大する。女性も徴兵対象となる。
E.F.13
三度目の国家要塞への攻撃が始まる。戦術核を全戦線に対して投入しMOBを消滅させる。僅か24時間で戦役は終了。
E.F.14
2年ごとに起きていた要塞戦役に備えて準備を行ったが、予想された攻勢は起こらず。前線のMOBの絶対数不足が原因であるとの仮説が提唱される。
確実視されていた将来的な弾薬枯渇に備えるため開発されていたレーザー兵器が実用化される。
E.F.15
四度目の国家要塞への攻撃が始まる。再び戦術核を使用し12時間で戦役は終了。パターン分析によって大攻勢の開始と終了が前線のMOBの数を参照していることが確実視される。
E.F.16
MOBの「間引き」を目的とする攻勢作戦が始まる。歩兵攻勢によって前線を飽和させ味方諸共砲撃によって破壊する対超大型MOB戦術が初めて実行される。
E.F.17
予想通り攻勢は起こらず。以後継続的な間引き作戦が始まる。
E.F.21
初めて飛行型のMOB、ファントムが確認される。これまで絶対的だった制空権を失い間引き作戦を行っていた2個大隊が12時間で殲滅される。一時的に間引き作戦が中止される。
E.F.22
間引き作戦の中止によって前線のMOBの数が再び増加に転じ攻勢が発起される。制空権を失ったことで戦術核が投入できず第二次要塞戦役と同様の激戦となる。総力戦の末防衛に成功する。
E.F.23
対ヘリコプター用であった対空地雷を転用しMOBの制空権を奪うことが計画される。
E.F.24
要塞動力に接続するレーザー対空砲の配備が始まる。要塞全域への配備が急速に進む。
MOBによる大攻勢が始まる。対空兵装が活躍し撃退に成功する。
E.F.25
前線のMOBの数が攻勢開始の水準に達していないにもかかわらず突如としてMOBが大攻勢を開始。
地中を掘削するMOBが岩盤を突破し要塞内部へ侵攻する。観測されたMOBの数が少ないのは彼らが地中に存在したからであった。レグルス軍は内部の非戦闘員諸共区画閉鎖、注水、区画爆破によって遅滞戦闘を行った。
- 非戦闘員を含めた全員に戦闘指令が下される
- MOBの大群が要塞に降下を開始する
- ダモクレス作戦
レグルス軍による起死回生の反撃作戦が開始される。降下中のMOBに対し対空核兵器を使用、続けて陥落の危機にあった要塞サウスブロックから最低限の戦力を残し戦力を抽出、残された部隊・人員への事前通告なしにサウスブロックの核融合リアクターを暴走させ一帯を消滅させた。サウスブロックから抽出された戦力は他方面に配備され戦線の立て直しに成功、軍人220万人、民間人690万人の犠牲を払い勝利する。
E.F.26
これまでに戦死した兵士たちを慰霊する祭りが行われる。以後戦死者を神格化する風潮が生まれ、国家教会へ発展する。
E.F.29
E.F.32
- A-203-!歩兵携行ビームライフルが実戦投入される。
重爆撃か集中砲火によってのみ排除できた超大型MOBを排除可能な歩兵火器の配備によって前線の負担が一時的に軽減される。
E.F.38
大火力による敵の一掃を志向する新兵器の開発が始まる
【経済】
【経済構造】
第三帝国の経済は戦争を継続するための物資生産へ最適化され、物流や管理システムのロジスティクスもこれに準ずる。市民生活が必要とする消費財や耐久財の生産は補助的で最低限のものに過ぎない。
最も中央集権的計画経済を敷き、生産消費計画は半年ごとに生産省によって策定される。生産手段はすべて国有であり、私有財産は認められていない。
生産量の増大と一人でも多くの人間を前線に送るため多くの分野で機械化・省人化が重要な課題であり、教育水準が回復した50年代以降に急速に進展している。特に国家要塞の内部には半世紀に渡る籠城戦を支えた地下工場群が存在し、拡張と修繕を続けながら現在でも国内生産の9割をまかなっている。
【通貨】
公定通貨はライヒス・ネオドル。レグルス戦争後に発生した激しいインフレに対処するため1万分の1デノミネーションによってネオドルから移行した通貨である。ただし長きにわたり厳密な配給制と国有生産手段による経済体制を取り続けてきたため通貨は統計単位上の意味しかなく、多くの市民はその存在すら把握していない。市民間の取引は通貨が存在しないためもっぱら物々交換によって成り立っている。
【インフラ】
長く国土そのものであった国家要塞はファントムや降下する敵MOBの侵入を妨げるため殆どの輸送活動は地下通路を経由して行われた。国家要塞の地下に張り巡らされた通路の総延長は数万kmに及び、物資輸送用のパイプライン、ベルトコンベア、四車線道路や鉄道すら存在する。
一方で国家解放戦役で解放された地域のインフラは、MOBによる長い占拠の間に荒廃した。MOBによる再侵攻を懸念し遅々として進まない復興の中でインフラの再建もまた先送りにされ続けている。
【食料生産】
第三帝国の食糧生産はほぼすべて工場で行われている。このような工場での食糧生産の歴史は国家要塞に建設されたフォウ・リーフプラントの建造にさかのぼる。同工場は生産性に優れ未来の食糧とされながらも味がなく、流動食特有の食感の悪さから歴史に埋もれていたフードペーストの生産工場だった。同工場はE.F.2年に同型の工場5つと同時に建設され、E.F.6年に初めて稼働を開始した。プラントの生産能力は当時の時点で理論上200万人を養うことができ、以後フードペースト工場は30年代後半まで国家再生政府の食料生産を支えた。
このように優れた生産性を持っていたフードペーストだったが、一方でその味は通常食品に比べるとかなり劣るもので士気の低下が懸念された。前線では連日のフードペーストに耐えかねた兵士が倒したゾンビの肉を食べ腹を壊す事件が頻発し、これはゾンビ肉食禁止令が出されてからも続いた。このため政府は食糧改善委員会を設置し対応に乗り出した。新たな食品開発はリソース不足から早々に放棄され、代わりに味付けや食感の変更などで対応した。
しかし30年ごろには再びフードペーストへの反発が強まり、遂に工場生産可能な代替食品の開発が始まった。現在の第三帝国の食糧生産はこのときに開発されたバイオ食品を加工したものである。
【工業】
国家の資源を無尽蔵に消費する総力戦体制下である第三帝国では工業(第二次産業)がGDPに占める割合が非常に高い。労働人口別割合でも約7割が何らかの製造・建設に従事している。
第三帝国の工業最大の課題は資源不足にある。特にE.F.60年までは天然資源が石油や僅かな非金属資源しか産出しなかったため厳しい資源統制が敷かれた。多くの金属製品がプラスチックや陶器で代替され、多くの金属製品が回収された。また限られた資源を活用するためリサイクルが徹底され、金属資源のリサイクル率は95%以上に達している。
また不足する資源は金属に限らない。軍事資料の作成のため第三帝国では大量に紙資源が必要とされているが、E.F.初頭は生産が不足し古紙の大量回収が行われ、またパルプ不足から化学繊維や炭酸カルシウムを用いた紙が通常の印紙に代わって利用されている。
軍需産業
MOBとの戦争を続ける第三帝国にとって軍需産業は死活的な分野である。兵器生産に絞っても製造業の内4割を占め、軍需関連産業全てではその倍に膨れ上がる。
【企業】
【人物】
【アレス・レクスフォード】
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役職 総統
レグルス第三帝国の頂点に君臨する独裁者。国家の中枢たる政治と軍の最高指導者であり党の指揮者。E.F.60年代の国家解放戦役を軍最高司令官として指揮し、その後祖国統一党を結成し第三帝国体制を築いた。
レクスフォードは国家の中で無謬で全能の存在として扱われており、個人崇拝の対象となっている。
一方でその存在には不可解な点も多い。E.F.140年の時点でレクスフォードは120歳を超えているにもかかわらず国家解放戦役のころと変わらない外見でテレビジョンに登場し続けている。
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【国防軍】
【国防軍陸軍】
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総兵力:
銃火器
戦車
水陸両用車両
回転翼機
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【国防軍海軍】
【国防軍空軍】
戦闘機
爆撃機
近接航空支援機
【帝国宇宙軍】
【国家憲兵】
最終更新:2025年04月15日 12:14