ピオトル・マウォポルスキ
基本情報
※本キャラクターは「故人」のキャラクターです。
所属 | 聖十字架教会 |
---|---|
聖職位階 | 司祭 |
誕生日 | 8月14日 |
享年 | 74歳 |
血液型 | O型 |
身長 | 176cm |
体重 | 55kg |
好きなもの | ポーランド、教会、子供 |
嫌いなもの | ドイツ、ソ連、界異 |
天敵・弱点 | 驕り、煙突の煙 |
ステータス
身体強度 | E |
---|---|
霊体強度 | F |
加護出力 | A |
被呪耐性 | C |
祭具運用 | C |
概要
欧州の祓魔史に名を残したポーランドの英雄。またの名を『長老』ピオトル・マウォポルスキ。
1894年にロシア帝国統治下のポーランドで生まれ、パン屋を務める両親のもとですくすくと育っていった。8歳の頃に生まれた妹のアンナが天然痘に罹り、回復を祈ったところ回復したことから信仰に目覚めた。それを受け、18歳の時に修道院に入り、著しい祓魔術への技能があることが発覚しカトリック教会より本格的な指導を受け大成する。その後、修道院を出て司祭となった際に本格的な祓滅活動を行うように成った。
しかし、1939年に二次大戦が幕を開けると祖国ポーランドは火の海になり、家族は生死不明という悲惨な状態に陥ってしまう。そこで、祖国を守るべく立ち上がるも一人では多勢に勝つことは出来ずに収容される最悪な結果となる。1944年、ワルシャワ蜂起に合わせて脱出し、無惨に破壊された聖十字架教会を目の当たりにし、激しい怒りと無気力感に苛まれる。そこで改めて、ポーランドの敵をひとり残らず殲滅することを決意し、長老としての伝説が始まる。
まず、1945年に悪名高きディルレヴァンガー師団を一人で壊滅させ、同時にソ連に寝返ったポーランド第一軍の部隊に大被害を齎す戦果を上げる。この時、スタニスラフ大将は「たった、一時間で音信不通の部隊が多数出てきた。ワルシャワには亡霊でも居るのか?」と言ったことが知られている。それ以降、ポーランド人民政府に対して祓魔戦力を狙った攻撃を繰り返し、ポーランド人民政府が祓魔戦力を拡大することを妨げていた。
時は巡り、1956年。ソ連において行われる党大会にボレスワフ・ビェルト書記長が参加すると聞き、彼を暗殺することを決意。党大会故に厳重な警備が為されているモスクワに単身乗り込み、警備の連邦少女及び非化学戦旅団を撃退し、暗殺に成功。無傷で再びワルシャワに帰還する快挙を成し遂げる。
一方、ソ連においてはフルシチョフがこれを受けて激怒し、非共産主義的な祓魔師の殲滅を謳う『スモレンスクの夜明け』を実行する。この『スモレンスクの夜明け』はKGBが主導し、ワルシャワ条約機構軍を動員する大規模かつ広域(各WTO加盟国とソ連を含めた全域)な作戦となっている。事実上、一人の男によって始まったと言っても過言ではない。
そして、彼によって始まったこの作戦は彼によって幕を閉じた。同年10月、ハンガリーのヴァンパイア居住地を急襲し、暴徒化させたことでハンガリーの祓魔戦力を釘付けにすることに成功。これによって戦力的な空白が生じたハンガリーでは革命騒動が勃発、『スモレンスクの夜明け』作戦は中止に追い込まれる事態にまで拡大した。
ただ、英雄の栄華は無限には続かない。1968年に行われた『第二次スモレンスクの夜明け』作戦において交戦した分離主義の連邦少女であるイーナKGB少尉に驕りによって油断したことで敗れ、戦死。御年74歳であった。
1894年にロシア帝国統治下のポーランドで生まれ、パン屋を務める両親のもとですくすくと育っていった。8歳の頃に生まれた妹のアンナが天然痘に罹り、回復を祈ったところ回復したことから信仰に目覚めた。それを受け、18歳の時に修道院に入り、著しい祓魔術への技能があることが発覚しカトリック教会より本格的な指導を受け大成する。その後、修道院を出て司祭となった際に本格的な祓滅活動を行うように成った。
しかし、1939年に二次大戦が幕を開けると祖国ポーランドは火の海になり、家族は生死不明という悲惨な状態に陥ってしまう。そこで、祖国を守るべく立ち上がるも一人では多勢に勝つことは出来ずに収容される最悪な結果となる。1944年、ワルシャワ蜂起に合わせて脱出し、無惨に破壊された聖十字架教会を目の当たりにし、激しい怒りと無気力感に苛まれる。そこで改めて、ポーランドの敵をひとり残らず殲滅することを決意し、長老としての伝説が始まる。
まず、1945年に悪名高きディルレヴァンガー師団を一人で壊滅させ、同時にソ連に寝返ったポーランド第一軍の部隊に大被害を齎す戦果を上げる。この時、スタニスラフ大将は「たった、一時間で音信不通の部隊が多数出てきた。ワルシャワには亡霊でも居るのか?」と言ったことが知られている。それ以降、ポーランド人民政府に対して祓魔戦力を狙った攻撃を繰り返し、ポーランド人民政府が祓魔戦力を拡大することを妨げていた。
時は巡り、1956年。ソ連において行われる党大会にボレスワフ・ビェルト書記長が参加すると聞き、彼を暗殺することを決意。党大会故に厳重な警備が為されているモスクワに単身乗り込み、警備の連邦少女及び非化学戦旅団を撃退し、暗殺に成功。無傷で再びワルシャワに帰還する快挙を成し遂げる。
一方、ソ連においてはフルシチョフがこれを受けて激怒し、非共産主義的な祓魔師の殲滅を謳う『スモレンスクの夜明け』を実行する。この『スモレンスクの夜明け』はKGBが主導し、ワルシャワ条約機構軍を動員する大規模かつ広域(各WTO加盟国とソ連を含めた全域)な作戦となっている。事実上、一人の男によって始まったと言っても過言ではない。
そして、彼によって始まったこの作戦は彼によって幕を閉じた。同年10月、ハンガリーのヴァンパイア居住地を急襲し、暴徒化させたことでハンガリーの祓魔戦力を釘付けにすることに成功。これによって戦力的な空白が生じたハンガリーでは革命騒動が勃発、『スモレンスクの夜明け』作戦は中止に追い込まれる事態にまで拡大した。
ただ、英雄の栄華は無限には続かない。1968年に行われた『第二次スモレンスクの夜明け』作戦において交戦した分離主義の連邦少女であるイーナKGB少尉に驕りによって油断したことで敗れ、戦死。御年74歳であった。
台詞
『何故! 効いていない、神の奇跡が! 異教徒であっても効くこの術が!!』
『バカな! 何故、貴様ら神を捨てた無神論者どもがそれほどの奇跡を行える!!』
『死に晒せ! くそイワンが! 俺等の仲間を殺しやがって』
『さぁ、神の御業によって裁かれよ! この無神論者が!!』
『愚かな無神論者よ、引っかかってくれて感謝するとも!』
『さぁ、さぁ、歓喜せよ! 審判の時は来た!』
『な、なんだ……ただの脅かしか……』
『バカな! 何故、貴様ら神を捨てた無神論者どもがそれほどの奇跡を行える!!』
『死に晒せ! くそイワンが! 俺等の仲間を殺しやがって』
『さぁ、神の御業によって裁かれよ! この無神論者が!!』
『愚かな無神論者よ、引っかかってくれて感謝するとも!』
『さぁ、さぁ、歓喜せよ! 審判の時は来た!』
『な、なんだ……ただの脅かしか……』
技一例
- 埋葬式
【詠唱短縮】主よ
十字を切ること三度、神の御名を呼ぶこと一度。奇跡を行う奇跡、それは伝統的なキリスト教祓魔術において至高と言える域のもの。即席の埋葬式を執り成し、相手を神の下に送るための儀礼。どんな罪深きものでも神であれば、平等に審判するという聖書に基づいた術式を強引に相手に押し付ける『死』の奇跡の技。
相手を強制的に死んだことにする儀式。その原理は相手の過去に介入し、『埋葬式』を終えたことにすることで今生きている人物を問答無用で殺害する過去干渉型の技である。
- 起工式
【詠唱破棄】
ばら撒かれた香の匂いはフィールドを作り、ここを教会とする
その場が神聖であること(聖遺物がある、聖書が埋められている、巡礼地である、聖書の一節に基づく等)を満たしている場合、香を撒くことで加護フィールドである教会を建てる事ができる。教会はそのフィールド上において行われるキリスト教的な術に基づく祓魔術の威力向上や概念的な意味の付与など極めて強力なバフを術者に与える。ただ、神聖じゃなくなった場合や相手がキリスト者である場合は成立しなくなる。
- 起工式(その2)
【詠唱短縮】「私はピオトル。この岩の上に教会を建てる」
固まりきった熔岩を指し示し、教会とした
マタイによる福音書16章18節「あなたはペテロ(ピオトル)。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てる。陰府の力もこれに対抗できない。」に基づく教会の成立。自身の名がピオトルである上に、使徒ピオトルであると前置いて宣言しておくことで、全文ではなく「この岩の上に教会を建てる」のみに短縮することが可能になっている。多くある教会の成立方法の一つ。
- 審問
「限りなき願いをもって、この(対象者を表す宗教的蔑称)に、荊の冠を」
大樹の如き荊が無数の棘を纏って、イーニャへ、私へと飛来する。
無数の巨大な棘を纏った荊を地面から出現させ、相手を追跡した上で拘束する術。地面の状態を問わずに生えてくるため、海などの水深が深すぎる場所でない限りは川でも使うことが出来る。この術自体は15世紀に成立したとされ、古いため追跡が一度外れると無効化される弊害がある。
- 佩剣式
背きの王杖よ、神の怒りに触れよ。傲慢の芽は生え、群衆は絶える。そして、その時は来た。今となって。
王杖として見立てたAK47に対して掛けられた怒りの祝福は如実な事実によって示される。司祭へ向かう弾丸は西側から東側へ、無神論者を射抜く審判の矢。銃口を離れた弾丸は即座にイーニャを狙う。
杖と見立てることが出来る相手の武器の攻撃が常にその使用者に向けさせることが出来る術。昔は槍や剣に対して使われていたが、今では銃に対しても使われる。
- 名の看破
【詠唱短縮】「名はなんと言うか」
強制的に返事させ、相手の術式を解く。簡単な祓魔術で、基本中の基本と行っても良いだろう。ただ、そういう術式こそ緊迫した場面ではよく決定打となる。
マルコによる福音書5章9節「主が『おまえの名は何か』とお尋ねになるとそれは答えた。『我が名はレギオン。我々は、大勢であるがゆえに』」に基づく術。相手に聖書の一節を唱えさせることで相手の詠唱をキャンセルすることや相手が悪魔などであった場合霊的損傷を与えることが出来る。
- 魔術師シモンへの天罰
「我が名はピオトル。愛されし使徒ピオトル。私はあなたを愛する故。この祈りを聞いてくれたまえ。悪魔の御使シモンよ、偽りの高座から地に墜ちよ。墜ちよ。墜ちよ。墜ちよ。父と子と聖霊に捧ぐ、三度の祈りにて。我が名はピオトル、かの鍵を持つ者。その声を届けん。墜ちよ、シモンよ。私はそれを望む。」
空を駆けていたイーニャは成すすべもなく、真っ逆さまに落ちていく。
極めて高等な複合術。自身の名がピオトルであることに掛けて、使徒だと仮定し、その使徒が活躍した外典の逸話を再現している。この場合はペテロ(ピオトル)行伝において魔術師シモンが天高く飛んでいた時にペテロが主にかの男を空から墜としててくださいと祈り、実際に墜ちたことを術にしている。効果は相手が空を飛んでいなければ発動しないが、逆を言えば空を飛んでいる対象であれば必ず墜とす事ができるというもの。
- ユダの死
「アケルダマ! アケルダマ! アケルダマ!。この地は血の土地なり!!」
肺いっぱいにして叫ばれた聖書の一節は教会に血の池としての側面を加える。
教会を前提とする術。使徒言行録にてユダが墜ちて死んだことを教会の概念に組み込み、ユダとされた敵が墜ちた場合にユダと同じ形で死亡するという未来を確定させる凶悪極まりない術となっている。相手が墜ちてきており、キリスト者でないことを条件に使用できる。
- ヴェローナの刺し傷
「多くの罪を犯しこの者を。神の御下へと送り給え。ヴェローナの刺し傷!。安らかに眠れ!」
刺し傷によって死に絶えたヴェローナの聖ペテロにあやかった中世時代から続く処刑術式。刺された人を無条件に殺す、極めて単純な致命の一撃。今まで生き残れた人はかのルネサンスの最盛期を築いた大貴族、ロレンツォ・デ・メディチの他に居ないと言われる絶対絶死の奥義。
上記に補足するならば、過去に乱用されまくり多くの死者を出したためカトリック教会より厳重に規制されている術になっている。普通はカトリック教会の祓魔師であっても人間相手には使ってはいけない。
権利情報
権利者 | イワシコ農相 |
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コンタクト先 | https://x.com/w9YQhGV1zEPgA70?s=09 |
他作品での使用範囲 | 故人なためフリー |
R18作品での使用範囲 | NG |
所属カノン | FEATO式世界線 |
登場作品 | https://w.atwiki.jp/nandayo/pages/676.html |