死火(しか)
※本キャラクターは「呪詛犯罪者」のキャラクターです。
監視カメラ内の映像、複数の奪取した黒不浄を使用していることから、犯人を呪詛犯罪指定指名手配犯「不浄狩り」死火と判断し、捜索を続けている。
基本情報
所属 |
- |
誕生日 |
6月11日 |
血液型 |
B型 |
性別 |
男性 |
身長 |
196cm |
体重 |
115kg(非常に筋肉質) ⇒130kg ※『その敵、呪詛犯罪者。』100話以降 |
好きなもの |
蹂躙、享楽、黒不浄、カニ、赤身肉 |
嫌いなもの |
弱者からの反撃、セロリ |
天敵・弱点 |
油断、失明した右目 |
ステータス
身体強度 |
A+ |
霊体強度 |
E |
瘴気出力 |
B |
被呪耐性 |
F |
祭具運用 |
B(刀剣類:A+) |
総合能力 |
存在規模四〜五号程度 |
※呪詛犯罪者であり加護を使用しないため、「加護出力」を「瘴気出力」にて対応しています。
※霊体強度、被呪耐性については一部「使用祭具・儀式技術」の項目参照。
概要
呪詛犯罪指定指名手配犯の一人であり、連続殺人鬼である大男。他呪詛犯罪者・組織に殺し屋として起用されることもある。
女性的な口調で話し、行動もどこか親しみやすく艶があるが、その性質は凶悪で残忍。他者を殺害することを躊躇わない。
「不浄狩り」の異名を持ち、刀剣型黒不浄を所持する祓魔師を襲撃、殺害後、黒不浄を奪取し収集するのが趣味。
奪った黒不浄は儀式技術を用いて体内に収納している。
強い者と戦い勝利することに至上の悦楽を感じており、骨のある相手として祓魔師をつけ狙う。
ただし、戦うことそのものが好きなのではなく、圧倒的に強い力で蹂躙するのが好きであるため、互角もしくは苦戦を強いられると機嫌が悪くなる。
霊体強度・被呪耐性が低いのは単に霊的に脆いのではなく、霊体が非常に柔らかく感覚が鋭敏であるため。
微細な霊子の変化を感じ取る敏感さを持っており、いわゆる殺気や気配を読むこと、直感的な未来予知や読心を行うことを可能としている。
回避や不意打ちに優れた霊体を持つと言える反面、霊体の耐久面は非常に弱い一長一短な特徴がある。
一見遭遇したら詰みじみた雰囲気があるが、かなり調子に乗りやすく、勝利を確信すると隙ができやすい性格のため、油断している状態の死火からの逃走は──失敗時のリスクは高いが──難しいことではない。
また、知能の高い祓魔師であれば戦略的(タクティカル)に騙して撒き、彼が悔しがる様を見ることもできるだろう。
容姿
顔周辺はページ冒頭の画像を参照。赤い長髪と赤い瞳を持ち、右目側を前髪で隠している。また、鼻上を通り、顔の右側に及ぶ大きな傷跡がある。隠している部分の下にも痛ましい傷跡があるが、本人が積極的に見せることは少ない。
戦闘時の服装についてはぴっちりとしたノースリーブの黒い服を纏っていることが多い。普段着ではこの上に和服風の服装を羽織っていることもある。ズボンについても袴のようなものを着用している。(参照⇒
こちら2ページ目)
靴についてはミリタリーブーツに類似したものを履いている頻度が高い。移動しやすく、かつ丈夫なものが好みなようだ。
使用祭具・儀式技術
完全に本人のものである大業物1振り、祓魔師から奪取したものを複数所持している。現在確認されている黒不浄については下記項目参照。
使用した黒不浄や
その他刀の血のり、汚れを自動で清めるインスタント儀式技術。血統を要求する難易度の高いものではない。
物質化していない穢れや軽い状態異常を所持する黒不浄に肩代わりさせ無効化する儀式技術。また、黒不浄による霊体への穢れの影響を受けない。死火自身は霊的な耐性を持たず、霊体強度・被呪耐性が非常に低いため、この術式でカバーしている。黒不浄を持たない場合は発動しない。
第×班員・東吼からのプレゼント(『
最悪の祓魔師 Ⅴ』参照)。
黒不浄を体内に収納する儀式技術。
体内にてマヨヒガを契約しているようだが、契約界異とやり取りをする様子は見受けられず……?
第×班員・央田からのプレゼント(『
最悪の祓魔師 Ⅴ』参照)。
界異の遺骸や物理的に残った穢れから、刀剣型黒不浄を作り出す術式。
ただし、正式な忌み火による作成方法を踏まないため、作り出された黒不浄は瘴気が強く効果にクセがある。
また、鍛刀というよりは穢れを形状変化させる術式に近いため、黒不浄の効果として元の穢れの素材の味そのままに近くなることが特徴。
所持黒不浄
境界対策課にて確認された、死火の使用する黒不浄の一覧。
確認されていない黒不浄を他にも所持しており、下記一覧が所持しているものの全てではない。
※他権利者様(霧島以外の権利者様)の黒不浄については名称の背景色を変えております。
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詳細 |
[形状:打刀、太刀]
[前所持者:-]
境界対策課にて一般的に配布される刀剣型黒不浄。特に特殊な効果を持たず、同時に穢れを除けば特殊なデメリットもない普通の黒不浄である。
相当本数所持しており、(積極的に消費することはないが)必要であれば使い捨てしている。
大概の基礎一号は見分けがつかないため、第三者には区別ができず、詳しい所持本数は不明。
大きな特徴がなく相手に手の内を明かさずに済むためか、明確に格下と判断した相手には基礎一号を使用することが多い。
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[形状:太刀]
[前所持者:境界対策課 攻性祭具管理部門]
境界対策課 攻性祭具管理部門が黒不浄を輸送していたところを襲撃、輸送トラックを破壊して強奪した太刀型の黒不浄。
登録上は攻性祭具管理部門から発注していた祓魔師に送られる予定のものであったが、実際は死火が採点者に依頼をして境界対策課の発注に紛れ込ませた偽装注文であるため、(明らかに受け取り手段が違法だが)一応死火の私物である。
形状は黒不浄基礎一号とほぼ同じだが、柄の長さや曲がり具合が死火向きに調整されている。
いわゆる普段使いの黒不浄。
(メタ的な使用頻度としては「ただの基礎一号で相手をするような強さではないが、特殊能力のある黒不浄を使っているわけでもない」という時はだいたいこれ。)
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[形状:大太刀]
[前所持者:██ ██ 祓魔師]
██祓魔師を殺害し奪取した、長刀型の黒不浄。
刃長190cmという、刀剣型黒不浄の中でも最長級の長さを誇る。同時に、現在確認されている死火の所持刀の中でも最大。
虫や甲殻類などの姿をした界異(節足動物型境界異常)に対して特攻を持ち、穢装等級を無視してダメージを与える特殊効果を持つ。
基本的には節足動物型の界異を祓滅する際に使用。また、刃長が非常に長いため、近接で間合の広い相手との戦闘に使用することも多い。
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[形状:太刀]
[前所持者:赫 祓魔師]
赫祓魔師を殺害し奪取した、太刀型の黒不浄。刃に中華風の龍の彫り物が施されている。
通常時は他の黒不浄と同じ黒色だが、霊子を流して活性化することで赤熱し、高温の瘴気と炎を噴出する特殊効果を持つ。
刀身に炎属性を纏わせるだけでなく、コツを掴めば高熱の瘴気で間合を伸ばしたり、火炎放射器のように先端から瘴気の炎を発射したりすることも可能。
使用するには使用者にも耐火性が必要だが、死火は簡易術式「鉄形代」にて赤鑪由来の熱を防御している。
火傷は痛みや損傷が続きやすいため、長期戦になりそうな相手や痛めつけたい相手には専ら使用されがち。
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[形状:太刀]
[前所持者:██ ██ 神祇官]
██神社にて管理されていた『神痛』を、管理者である██神祇官を殺害し奪取した。形状は太刀。
物理的な破壊力がほとんどない刃の潰れた黒不浄であり、刃物として使用するならば豆腐も切れず、鈍器として使用することしかできない。
ただし、霊体を切断する力が非常に強く、界異や生物の霊体部分に対して特攻を持つ。
この黒不浄で霊体を切断すると、切断箇所に物理的な傷がないまま霊的激痛が生じるため、過去の所持者によって『神痛』の名が与えられている。
物理防御の高い相手に対して使用することが多い。逆に霊体部分に対して以外はほぼ刀ではなく鈍器のため、上記以外の相手にはあまり好んでは使用されない。
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[形状:短刀]
[前所持者:██ ██ 祓魔師]
██祓魔師と同行の縁起「██狛」を殺害し奪取した、短刀型の黒不浄。柄の中心に数珠玉が埋め込まれている。
██祓魔師の先代の縁起であり、縁起「██狛」の親である縁起「緋██狛」が殉職した際に、その遺骸の穢れを用いて作り出された黒不浄である。
縁起「緋██狛」と同形の式神を召喚する能力が付与されていた。
██祓魔師と同班員であった祓魔師に対して死火が上述能力の仕様を試みた際に、真っ二つに割れて自壊。使用不可となった。
現在は死火が欠片のみ保管しているとされる。
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[形状:打刀]
[前所持者:██ ██ 祓魔師]
██祓魔師を殺害し奪取した、打刀型の黒不浄。特殊な穢れを原料としており、色は透明に近い薄黒。
一見ただの透明な刃の刀に見えるが、峰から鎬にかけての表面かなり細かく水晶のように凹凸としており、きらきらと光を反射する特殊な形状を持つ。
この透明な凹凸は戦闘の際には周囲の光を反射して相手の視界を撹乱し、剣筋を読ませない働きをする。
日光のある日の外部での戦闘、あるいは日光が入る室内での戦闘で使用されることが多い。ただ、単純に見た目が綺麗なのでこだわらず使う時もあるようだ。
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[形状:太刀]
[前所持者:萩原 楓 祓魔師 → 萩原 椿 祓魔師]
クラシカル祓魔師の名家である萩原家にて伝わっていた太刀型黒不浄。萩原家を襲撃し、まだ学生であった萩原椿祓魔師以外を殺害して『重刃・八梅』を奪取した。
霊子を籠めて活性化することで、刀身に触れる空気中の霊子が花びらのような飛び道具タイプの加護「飛梅」に変質する。
黒不浄を振る際に「飛梅」も発射され、発射された「飛梅」は所持者の意で自由に軌道を変えることができる。命中した場合、出血の伴わない切断が発生する。
本来は女性でなければ特殊能力を発動することはできないが、男性である死火が能力を使用できるのは、幼少期に女子として育てられ祭具の性別判定がどちらの性別にも適用されるため。
死火が使用する際には黒不浄による斬撃をメインとし、「飛梅」をサブ攻撃として使うことで相手の注意力を削ぐという戦闘を展開する。
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[形状:打刀]
[前所持者:██ ██ 祓魔師]
██祓魔師を殺害し奪取した、打刀型の黒不浄。柄尻の部分から音叉のような二又の装飾品が生えている。
振ると仏具の鈴の音とともに、刀身を中心に周囲の霊子に強い振動を発生させ、前方と左右に物的・霊的衝撃波を引き起こす。
振動を吸収する柔らかいものには相性が悪く、振動の響きやすい固いものにはダメージがよく通るという変わった黒不浄である。
建物の破壊なども簡単に可能であるため、障害物の多い場所でそれらを破壊しながら使用することが多い。
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[形状:打刀]
[前所持者:██ ██ 祓魔師]
██祓魔師より奪取した打刀型の黒不浄(██祓魔師は黒不浄を奪われたが、援軍の祓魔隊第██祓班に救出された)。柄まで黒い、完全な黒色の見た目が特徴。
霊子を籠めて振ると、刃の軌道上の空気中の霊子を凝固させ、その場に固形化された穢れ「墨流し」として残す効果を持つ。黒不浄の軌道が形になる関係上、三日月型、半円型、扇型などの「墨流し」になることが多い。「墨流し」は一時間ほどで霊子に戻り霧散する。
「墨流し」は空中の設置罠や足場として使うことができる。だが同時に、「墨流し」の輪郭は刃となっており所持者でも触れれば切れるため、使用には注意が求められる。
死火は数の多い敵との戦闘の際に、死角に「墨流し」を設置して対応をすることが多い。
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[形状:直刀]
[前所持者:██ ██ 祓魔師]
██祓魔師を殺害し奪取した、直刀型の黒不浄。落ちる雨粒を表現した、真っ直ぐな樋(刀身に彫られる細長い溝)が刀身に刻まれている。
通常時は一般的な黒不浄と相違ないが、命中した場所に刀身の穢れを残留させ、その穢れを用いて次回の命中の際に威力を上げる効果を持つ。
端的に言うと「同じ場所に攻撃し続けると回数に比例して威力も上がり続ける」黒不浄。
攻撃に用いる以外にも、戦闘中に地形や建築物に当てておき、相手の接近時に命中させることで破壊して地形攻撃を仕掛けるなど、罠の準備としても利用される。
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[形状:大太刀]
[前所持者:██ ██ 祓魔師]
「巌剛僧」の異名を持つ██祓魔師を殺害し奪取した、大刀型の黒不浄。
刃長170cmという長さと重々しい見た目が特徴的だが、見た目通りに重量も相当なものであり、身体強度A以上でなければ使用は難しい。
「術式ごと対象を斬る」という力押しの極致とも言える能力を持っており、あらゆる防御術式や無効化術式を貫通する。
やっかいな防御・無効化術式を使用する者に対して使用することが多い。
死火は軽々この黒不浄を振っている……ように見えるが、実際は使用が長引くと体力と筋力の限界があるので、この黒不浄を使用する際にはできるだけ短期決戦を目指している。
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[形状:太刀]
[前所持者:██博物館 → 闇オークション組織]
1500年代後半に作成された歴史的黒不浄。
豊臣秀吉すら欲したとされる黄金の鞘、刀身に施された黄金の龍の彫刻と見た目がかなり派手。龍の彫刻については当時霊力・加護が非常に強いと謳われた祓魔師の白川正彦によって彫られている。
██博物館から祓魔博物館への輸送中に呪詛犯罪組織が盗んだものを、闇オークション会場にて死火が奪取した。詳しくは「 #26 20██年07月闇オークション摘発」。
特殊な能力は持たないものの、鉱石型の界異の遺体を元にした黒不浄であるため丈夫。たいていのダメージでは掠り傷すらつかないだろう。
本人は武器としてより芸術品としての価値を感じているため、戦闘で使用したことはない。
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[形状:打刀]
[前所持者:横野 秋斗 祓魔師]
横野秋斗祓魔師を呪詛犯罪者・ 羽賀正義と共謀して殺害し、奪取した黒不浄。詳しくは「 #36 甘美なる哉、絶望」。
通常の黒不浄に、鍔の部分に遊環(錫杖の先端に複数ついている輪)がついている。刀身が通しているこの遊環は引っかかる部分はないが、不明な原理で鍔の位置から移動しない。
『破魔麗』の攻撃を武器で受けた場合、受け手は自身の犯した罪の重さ分の重りが肉体につけられる。重りの見た目は遊環に似た小さな金属の輪だが、重さの上限はない。
死火としてはだいたい相手より自分の方が罪が重いのもあって、本人の悪性的に使いづらいらしくあまり出してこない。
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[形状:不定形 ※非活性化時は打刀]
[前所持者:██ ██ 祓魔師]
所持と同時に、霊体となって体内に"納刀"される変わった黒不浄。
抜刀時には、血縁の親族からエネルギーを吸い上げ、必殺の霊力光線を発射する技を持つ。親族が多いほど個人ごとの負担は軽くなる。
"納刀"されるのは所持者の最も霊力の強い部位である。
過去の所持者は腕などに納刀していたようだ。
また、霊力光線についても納刀をしている部位から発射される。
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【備考】 |
死火の霊体において最もエネルギーがあるのが股間であったため、現在は(本人としても不本意ながら)股間に納刀されている。
当然、光線も股間から出る。
死火チルドレンが多いため、負担先個人の負担そのものは軽いのは不幸中の幸い。
光線を撃つとチャージ中の反動で服が吹き飛ぶばかりか、霊体の股間から伝わる反動が死火の柔らかい霊体に響き、強制的にエクスタシーするため、とてもではないが戦闘どころではなくなる。必ずこの一撃で決めなければならない、リスクの高い最後の手段である。
特に『陽握剣』にそんな効果はないのだが、脱衣時に背景に薔薇のエフェクトが出る。
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[形状:大太刀]
[前所持者:不明]
古式黒不浄 「八重菊三十二振り」の一振りである長刀型の黒不浄。全長120cm、刃渡り90cm程度。
公文書上では行方不明となっているが、どういった経路で死火が入手したのかは不明。
「八重菊三十二振り」はそれぞれその黒不浄が全力を発揮できる、所持者への適合資格を持っており、『桐花』の場合は 「覇者」である。
死火は『桐花』に対して完全に適合していると思い込んでおり、『桐花』の使用しやすい古式祓魔剣術でこれを振るう。
しかし、「覇者=支配者に必要な権力としての支配力を持たない」「霊体強度が著しく低い」「精神的に覇者の適性がない」という理由から、実は『桐花』との適合率はかなり低い。そのため、特殊効果が発揮されることはなく、基本的には通常の黒不浄と同様である。
適合率は低いものの、適合候補となる強者との出会いが多いという点ではビジネスパートナーとしての相性はいいのかもしれない。
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- ガーデントーチャー/庭園の苛む者(ていえん-さいな-もの)
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◆高瘴威指定黒不浄◆
ガーデントーチャー/庭園の苛む者
3号級界異「クランブルウィード」から作られた切っ先両刃作りの刀剣型黒不浄。
なかごの内から漏れ出る茨は非常に再生能力が高く、使用者或いは敵対者の血肉を吸う事で千切れた破片からでも増殖しようとする。
呪詛犯罪者 チョウ・キョウテキに「武闘派呪詛マフィアの重要拠点を破壊して欲しい」という依頼を受けた際の報酬として譲り受けた黒不浄。
チョウ・キョウテキの護衛任務中、チョウを捕縛しようとした 村田叢匡祓魔師との戦闘(→ ①、 ②、 ③)にて使用。村田祓魔師は妖刀の生まれ変わりであり、戦闘は熾烈を極め、チョウ氏のアジトは物理的に壊滅した。
死火の所持する黒不浄の中でも珍しい、先端が両刃型の黒不浄である。
刀身から発生する広範囲攻撃の茨を主力として相手の動きを制限し拘束することに長けており、機動力の高い相手や式神・縁起使いに使用されることが多い。さらには茨に血液や体温への追尾機能もあり、かなり殺傷力も高い。
また、直接の攻撃だけでなく、茨を増殖させることで人質の固定や足場の補強などにも使われることがあり、死火は利便性が高いと感じているようだ。
他者のみの血肉のみを喰う状態( 限定解鞘)と、所有者すらも傷つけ栄養とする状態があり、後者となると威力、攻撃範囲はさらに広がる。
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詳細 |
これまで仕入れた黒不浄の中でも特に悍ましい一振り。
刃に強力な穢装を纏い対象を腐食させながら切断する。
真に恐ろしい機能は生きた対象の心臓に刃を突き刺し穢れを流し込むと心臓を黒不浄化させてしまう。
これにより生きた屍となった者は文字通り「ゾンビ」として使い手の手駒にされてしまう。
「気持ち悪いし倉庫全体が傷むからはよはけてほしいネ・・」
呪詛犯罪者 チョウ・キョウテキに依頼を受けた際の報酬として譲り受けた黒不浄。
チョウ氏が死火への報酬として用意していた海外産黒不浄数振りのうちの一振り。(参照⇒ こちら)
黒不浄化した人体を素材とした、アメリカ産の黒不浄であり、チョウ氏からも厄物扱いされている。
効果については上記解説の通り。
基本的に単独行動で部下を持たない死火であるため、他者をゾンビ化できるのは人手の追加や自分が相手をするのが面倒な敵を任せるなど、重宝している。
なお、それ以上に敵の大切な人や誇り高い戦士を操り人形にすることで尊厳を破壊し、本人・関係者を傷つけ辱めるのが目的のことが多い模様。
ブシド・オブ・ザ・デッドに関する使用マニュアルは こちら。
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[形状:打刀]
[前所持者:鳶田 禄彦 祓魔師]
堕神剣『班叢雲』出現に際し、決闘を行った鳶田禄彦祓魔師を殺害し奪取した黒不浄。詳しくは「 斑叢雲剣狂奇譚」。
境界異常「鎌鼬」の手鎌から打たれた。打刀の中では小柄で軽量なのが特徴だが、その形状の理由は後述の能力を活かすため。
刀身部分に風の加護を纏っており、霊気を籠めることで風が突風や真空波として機能するようになる。
抜き身の状態でも威力は充分にあるが、前所持者である鳶田祓魔師は居合と組み合わせることで、納刀時に風の加護を圧縮し爆発的な瞬発力を加えていた。この技術により、鳶田祓魔師は圧倒的な速度と破壊力を持つ真空波 「飛剣」と、風力による神速の移動 「縮地」を得意としていた。
奪取した死火も、使用方法の参考が鳶田祓魔師であるため、居合術「飛剣」「縮地」をメインに据えて使用することが多い。納刀先が体内である分、補助としての鞘での攻撃を行うことはできないが、体のどこからでも居合ができる"、"手を添えずに片手で抜刀ができる"という点で別方向から柔軟性のある使い方をするようだ。
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詳細 ※グレン亜種さん提案より転記 |
[形状:大刀]
[前所持者:呪詛犯罪者████]
八咫ノ川市にて行われていた地下闘技場。そこで連続優勝をしていた3号級界異「生刎解(ナマハゲ)」が混じった上質な悪霊髄液を使用していた呪詛犯罪者(身長2m以上)が使用していた大きな中華包丁の様な黒不浄。
使用者に殺意が籠もった時、この黒不浄は使用者に山をも断ち切る力を与え………その代償として、同時に使用者に重さを与える。時間が立つたびに重さは増えていき、最終的に使用者は立てなくなり、殺意が消えるまで…またはその命が潰されるまで重くなり続ける。
長期戦により、その自滅の形で殺害しこの黒不浄を手にした死火だが、前の所有者が不潔だった事も含めて「品の無い黒不浄」という認識を抱いていた
が、とある出来事を経てから、この黒不浄の認識を改めた。
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その正体 ※グレン亜種さん提案より転記 |
隕鉄を混ぜられて作られた黒不浄。重死肉断という鞘の中に納められた、本来の姿。細身の刀身から発せられるその加護は、夜の様に黒い刀身を覆い尽くすほどの白い輝きを発する。
とある事情により、重死肉断を使わざるを得なかった死火が、重さで潰れる瞬間に抜き放つ事が出来た。
刎駆神を抜いた死火の体は驚くほどに軽くなり、加護による身体強化が無いにも関わらず消えたと錯覚するほどの超高速で動き回れる様になった。
また、加護を纏ったこの黒不浄は空間を斬り裂き、無の空間を作り出す。この無の空間は直ぐに閉じて消えてしまうが、その際に使用者以外の周囲の物を引き寄せるブラックホールと化す。
この性質を使い、遠くの奴らを引き寄せるのは勿論、防御力の高い相手を無の空間へ閉じ込めたり、空間が閉じる現象を利用して強制的に切断する事もできる。
また、刀身に纏った加護を飛ばすことで、着弾地点の空間を斬り裂いたり、逆に加護が通った軌道の空間を全て斬り裂いて巨大なブラックホールも作る事が出来る様だ。
ひょんな事がきっかけでこの黒不浄を目の当たりにした死火は「品の無い黒不浄」という認識を改めた………が、朝起きたらいつの間にか鞘である重死肉断に戻っていてキレた。絶賛抜刀条件を模索中である。
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詳細 |
[形状:太刀]
[前所持者:不明]
三号級界異「 黒モドキ」を原料とする黒不浄。
元々は苦手とする界異から作り出されたものであるため、死火は使用を躊躇いがちであった。
しかし、「性欲が高まるほど切れ味が増す」という黒モドキの淫靡らしい効果により、持っている黒不浄の中でも相当使いやすいことが発覚して後は愛用している。
(愛刀である『逢瀬』は色情的な興奮を誘発する効果を持っているため、併せて使うことも多いようだが、本人でもこれは卑猥なのではなかろうかと若干思っている。)
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詳細 |
直刀型黒不浄。
タクティカル新陰流の大家の一つである室戸家に伝わる室戸三本の内の一振り。古く、戦国時代に朝廷より中納言の位を与えられた際に贈られたモノ。
刀剣としてとても精巧な作りをしており、また刃紋に星が浮かぶ幻想的な刃を持つ。それゆえに室戸家に渡るまでは観賞用として扱われていた。
能力は斬撃の軌道に星光を映し出すこと。それは眩く、数十億年の数多の祈りに彩られた高熱量の星明かりで以って相手を滅する。ただし刀剣の中に貯蓄された星光と使用者の霊力を使って能力を使用する都合上、あまりにも燃費が悪く、一度の戦闘でガス欠になる上、星光の充填には最低でも一週間はかかる。
死火が室戸と初回交戦をした際、勝利をして略奪した黒不浄。
この一件により、現在の室戸祓魔師は奪取されても大きな痛手にはならない安価な黒不浄を使用することが多いようだ。
※画像はマキアンさんより
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[形状:脇差]
[前所持者:西陶院 珠二郎衛門美麿 祓魔師]
祓魔師時代に西陶院から死火(当時の南宮志火)へとプレゼントされた脇差型黒不浄(『 最悪の祓魔師 Ⅴ』参照)。
遺跡調査の際に発掘され、祓魔博物館にて展示される予定であったが、西陶院が父親にゴネて死火の手元へとやってきた。本来ならば█億ほどする逸品。
神経毒タイプの瘴気をうっすらと帯びており、切断した対象に短時間の肉体の痺れや感覚の麻痺を発生させる。加護が高い場合には数秒で解除することが可能。
基本的には使用せず、必要となった場合のみ別の打刀・太刀型黒不浄と組み合わせて二刀流で使用する。
思い入れが強いのか、黒不浄では最も大切にしている中の一振りである。
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詳細 |
[形状:打刀]
[前所持者:-]
死火の持つ特別な"黒不浄 基礎一号"。彼が最初に手にした刀剣型黒不浄であり、相棒と言っても過言ではない。
死火が境界対策課に保護される以前、故郷「羽々狩村」で鍛錬をしていた頃から使用している。
特殊な効果を持たない、形状としても一般的な刀剣型黒不浄だが、細部が死火によって使用される中で彼向きにチューニングされており、実質的な死火専用。
相手が強者であり、かつ実力勝負が最も通ると判断した際に抜かれる。死火が実力を120%発揮できる愛刀であるがゆえに、これが抜かれれば死火の実力だけの完全な正面戦闘となる。
(余談だが、『逢瀬』の穢れは色情系の境界異常を原料としており、加護・狩衣抜きに所持していると肉体的な損傷はないものの興奮剤に似たデバフを受ける。現在の死火がそういったことに奔放なのは『逢瀬』の効果があるから……かもしれない?)
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詳細 |
[形状:太刀]
[前所持者:-]
死火が五号級境界異常「█████」を祓滅した後に、その遺骸を用いて打たれた太刀型黒不浄。死火の切り札と称される逸品である。
硬度や切れ味については死火の持つ黒不浄のうち、現状最強を誇る。
この黒不浄については、手の内を見られるのを防ぐため、死火が「命の危機を感じるほどの強敵」かつ「絶対に殺害する」と定めた相手に対してのみしか使用しない。
①「相手が自分を恐れれば恐るほど」黒不浄『█████』の強度と穢れの出力が上がる
②「自分が相手を恐れる」と使用者の祭具運用(刀剣類)が恒久的に上がる
という二つの効果を持つ。
②の効果について具体的な上昇度合いは不明だが、必ず相手を上回れるということではない。ただ、実際に②によって相手を上回り勝利した例もある。
『█████』の使用時、黒不浄の放つ瘴気の影響を受けて、死火の目元から頬にかけて青い隈取りのような紋様が出現する。
(境界対策課では不明瞭な映像越しのみで存在を確認しているため、名称・効果は認知されていない。課内での仮名は「死剣」。)
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台詞
「聞いてるわぁ、アナタ祓魔師の中でも剣の腕がいいんですって?素敵ね、昂ってくるわ!」
「勘違いしないでネ、アタシは戦うことが好きなんじゃなくて、蹂躙が好きなの。強い相手ほど、絶望した時の顔はかわいらしいでしょ♡」
「やぁねえ、そこそこの強さ期待してたのにとんだ外れじゃないっ!界異が出たの感知して駆けつけたのに損したわぁ」
「黒不浄『六狩(むつがり)』。アナタみたいな虫ちゃんの仲間を狩るために作られたものなんですって」
メタ的な使用用途
「
キャラクター/有得流我(ありえ・るが)」が噛ませ用途・ギャグ用途に使用想定なのに対して、死火は強めの敵・シリアス用途を想定しております。
強敵戦、
キャラクターの親しい人物の仇など自由にお使いください。
行動としてはどんな外道な行為でも行わせて問題ございません(凄惨な事件のきっかけとしてもご使用いただけます)。
出生
+
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「見てもあんまり面白いものはないと思うわよ?」 |
愚智 志火(おろち しか)
「あたし、志火!世界一の最強の剣士になるのよっ!」
天災を縫い留めるために堰として築かれた隠れ里「羽々狩村」の出身。
この里では 堕神剣『班叢雲』を一代に一人が受け継ぎ、幽世との境界で戦い続けることで災厄の出現を防いでいた。
その魔剣を振るう一人を選ぶために、里では生まれた時から恐ろしい剣の修練を行うこととなる。愚智志火もまたその一人であり、その代にて「女士が神剣を振るう」と予言されたがために男として生まれながら7歳まで女子として育てられた。
しかし、神剣を受け継ぐ直前になって「剣からの借り物の力で強くなるのは本当に自分のなりたい強さの形なのか」「自分の力だけで強くなりたい」との強い欲を持ち、里の規則に反旗を翻し、里を脱走。
彼の脱走により、志火の妹が神剣に選ばれることになる。
……が、その行動が巡り巡って彼の妹を剣の末代とし、羽々狩村の破滅を招くことになるとは当時の彼は知らなかった。
里を下りた先の都市で野良の祓魔剣士として活動した後に、孤児として境界対策課に拾われた彼は「南宮 志火(みなみや しか)」と名を変え、祓魔師として働くようになる。
⇒ 祓魔第×班 班員
余談だが、幕ノ内 醍醐氏の妻が志火の妹であるため、実は(年齢的には死火が下だが)幕ノ内氏の義兄にあたる。
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関連ページ
死火の出身である「羽々狩村」、そこで受け継がれてきた一振りの魔の黒不浄の話。
死火が黒不浄『重刃・八梅』を得た際、彼に全てを奪われてしまった女性祓魔師。
復讐者として死火を追っており、死火も彼女を反応のいい相手として好んでいる。
死火にとっては過去に縁のある人物であり、現在でも見かけると進んで近づいていく傾向にある。
加害目的で興味を持っている、というよりは……。
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死火の祓魔師時代に肉体関係を持っていた相手の一人。
鬼山祓魔師の肉体変化の相談に乗るうちに親交を深め、性的な関係を持つに至った。
当時の死火(南宮志火)は鬼山祓魔師の間との子どもができた場合、戸籍的にはともかく金銭的には責任を取るつもりでいた。
が、とある事情により祓魔師としての職を離れたため。彼との関係は続くことはなく────
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死火の呪詛犯罪的バディであり、肉体関係を持つ友人の一人。
絶望を愛する彼にとって暴力装置である死火は都合が良く、同時に死火にとっても好みに合うターゲットを見つけてくれるため、WIN-WINの関係性である。
仲は良好で、二人の間には子どもがいる。
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日頃の様子①、
日頃の様子②、
日頃の様子③、
日頃の様子④
羽賀正義氏の間に生まれた青年。
性転換境界異常によって一時的に女性となった正義氏の受精卵を取り出して界異「
黒山羊の微睡」を培養母胎とし、半界異として生を受ける。
「両親を蹂躙し絶望に落としたい」という目標がある。
死火としては子どもたちの中でも抜きん出てかわいがっているようだが、一方で愉しい戦闘相手として育てたい願望や自分は越えられないだろうという慢心など、歪んだ感情も向けている。
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日頃の様子①、
日頃の様子②、
日頃の様子③、
日頃の様子④、
半界異体
祓魔武者の名家「刀堂家」の当主を屠り、入手した黒不浄。……なのだが、見透かし宗光の持つ精神性と能力が死火と相性が悪く、本黒不浄を破棄することとなった。
現在は祓魔隊仮設九班にいる見透かし宗光からは倒すべき因縁と考えられており、いずれ刃を交える日も来たるかもしれない。
幾度か刃を交えたことのある、境界対策課の名祓魔剣士。
死火であっても手を抜くことのできない強敵であり、室戸祓魔師との互角に近い戦いを楽しんでいるフシもある。
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死火は室戸祓魔師に勝利するたび、彼の肉体のメスらしさ中性的な柔らかさをいいことに、性的に貪っている。
彼らが肉体関係を持つのはこういった戦闘の後のみだが、繰り返すうちに室戸祓魔師の心身に変化が訪れているとかいないとか……。
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