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カード名 . ..: ジェネシスコード <無> [エンディング]
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レアリティ...: L
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カードスキル : 【自MS全て埋まっている場合AF開始時手札からCost:0で発動可】
場か手札の[ジェネシスコード]をデッキに戻し、場のカードを全て忘却する。エゴと忘却したARCの同種を忘却からリアライズ
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ステータス. . : <コスト:4> <SP:1>
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フレーバー .: 全てを書き換える究極の文字列。
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効果の解説
―― 我が声を聞けッ!
数少ないレジェンドリフレにしてエンディングの究極形。
悪用の極致として名を馳せるカードである。
少々効果が複雑で、一見して具体的にどのような効果処理を行うかは想像しづらいかもしれないが、一つ一つ解説していく。
1:「【自MS全て埋まっている場合AF開始時手札からCost:0で発動可】」
最近増えてきた【】付ルール効果であり、この場合は特殊タイミングでの発動条件となる。
この条件で発動する場合、ジェネシスコードは手札にあるままコストを無視して発動され、場には出されない特殊な処理を行う。(リアライズ扱いになるかは不明)
タイミング上、必然的にコグニ・武装化アルマでサブサークルを埋めるという、通常のデッキではあまりとらない戦略を取る必要がある。
また、「AF開始時」はアルマをリアライズする前のタイミング(ドローの後)であるので、メインのアルマは前のターンから生き残っていなければならない点にも注意。
この条件を主軸に戦うなら、
専用デッキの構築が必要になるだろう。
2:「場か手札の[ジェネシスコード]をデッキに戻し、場のカードを全て忘却する。」
このカードを発動した場合、まず具体的な効果処理の一段階目として、RFに通常通り使ったなら場の自身を、上記の効果でAFに使用したなら手札の自身をデッキに戻す。
この前半効果がこのカードの大きな特徴の一つであり、要するに記録へカードが送られず、デッキに1枚しか入れられないレジェンドカードでありながら、デッキから引ければ何度でも発動できるのだ。
当然、自身のデッキがもう一枚も無い状態なら、(コストさえ何とかすれば)毎ターンこのカードを発動できることになる。実用上はほとんど意味がないが。
また、
見てしまった者がメインに存在する場合に狂気を使用して発動した場合は、デッキに戻ったこのカードを即座にサーチすることができる。
ただし、この効果により
パラレルフューチャーによるコピーで効果を発動することが基本的に不可能なのは注意しよう。
後半の効果も強力であり、場全体にエスケープを強要する効果だ。
破壊されかけの自場アルマのエスケープと、相手の万全なアルマの排除を同時に行うことができる。
反面、適当に発動したのでは、出したばかりの自分のアルマを無駄に忘却させてしまったり、相手に与えられるはずのCPダメージを軽減させてしまったりといったことになりかねない。
発動タイミングはよく見極める必要があるだろう。
同時に互いのサブサークルのカードも、アルマ・リフレ・コグニの種類やその発動・未発動問わず全て忘却に流すが、これについては次の効果と一体になっているので次の項で解説する。
3:「エゴと忘却したARCの同種を忘却からリアライズ」
ジェネシスコードが「悪用の極致」と呼ばれる最大の要因がこの効果である。
まずは互いに自身のエゴをリアライズし、その後上記の効果で忘却した同種ARC、つまりアルマ・リフレ・コグニを、それぞれ同じ枚数ずつ忘却からリアライズする。
ここで、リアライズするカードはARCの種類さえ同じであれば、忘却したカードと同じでも違っていてもどちらでもよい。
また、メインサークルのアルマを忘却した場合、エゴが先にリアライズされるためメインに出し直すことはできず、武装化アルマとしてサブサークルに出すこともできない。
以上は効果によるリアライズのため、全てそのカードのコストは無視される。どれだけ重コストのカードでも発動できるのだ。
RFに発動するなら、手札のコストを無視したいカードや忘却の再利用したいカードと同種のカードと同時にリバースすることになるだろう。
Exカードは忘却の際そのまま消滅してしまう。こちらのExカードは利用しにくい反面、相手のExカードにはめっぽう強い。
なお、このカードの発動時にどちらかのメインに >>> 神秘 <<< 持ちがいた場合、エゴをリアライズできないためこの効果は不発になり、場ががら空きになる。
リアライズ後は、まずは互いのエゴの効果を発動した後、通常のSP順通りカードを処理していくこととなる。
厳密には、SP1のジェネシスコードの処理の中で一連の処理を行っていくため、SP2以上の神秘持ちをSSに出していた場合は、先にそれ以外のカードを処理することになる。
ガチヒッキーや
語り人、
駆け出し勇者とは特に相性がいい一方、これらのエゴを相手にする場合には普段よりも使用に注意する必要がある。
一方、
ドジな奉仕者は同時リアライズとなるため奉仕が発動せず、少々相性が悪い。
その仕様上、RFに使用する場合は一気にカードを複数枚リバースするため、比較的発動タイミングは見破られやすい。
上記のことは当然、相手側もその恩恵に与るため、効果を逆利用されることも大いにあり得る。
また、RFに発動する場合は、通常自分が利用できるサークルはこのカード以外の2枠である一方、相手は3枠全て利用でき、一つ分のビハインドがある。
場合によっては、あえてカードをたくさん伏せず、このカードの存在を悟らせないようにするプレイングも必要だろう。
起源の文字列は自身だけに利するものではなく、賢しき者には平等にその恩恵を与える。そこがこのカードの一番面白いところなのだが。
使用例
以上、このカードの中身を見てきたが、このカード自身が無属性のコスト4ということもあり、あらゆるデッキに入りえる比類なき汎用性とパワーを持っていることはお分かりいただけたと思う。
適当に投入するだけでも中々役に立つが、ジェネシスコードはデッキの中心、切り札たるデッキに一枚しか投入できないレジェンドカード。
汎用性が高いということは、専門性に欠けるということでもある。
そもそも、このカードは他のカードとの組み合わせ、または悪用を前提としたカードデザインであり、その点が他レジェンドと大きく差別化されるところである。
それぞれのテーマに特化した他のレジェンドを押しのけこのカードを採用するというなら、このカードだけの強みを生かした使い道をそれぞれのデッキで想定したいものだ。
以下ではジェネシスコードを使ったIRC環境でよく見られるコンボをいくつか紹介する。
このカードを使う際の参考にしてほしい。
なお、これらの効果の前提として全場強制エスケープがおまけで(おまけで済まされない強力な効果なのだが)付いてくることも忘れないようにしたい。
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初級編 |
- 高コストカードのコスト踏み倒し、カードの使いまわし
基本にして奥義である。
星の激憤ですらノーコストで2連発可能である。自身の効果で破壊された 物語る妖刀を再利用することもできる。
最高マイライフ、 自賛の銅像の反響効果を再起動することもできるし、 メモリードライブで忘却した 先手必殺を引っ張ってこれる。
暁に目覚めよを出すと同時にアルマを武装化してもいいし、エゴを合わせ エクストラコード、 荒野のグランギニョルを何度も使うのも強力だ。
前述したとおり、使い方は無限大にある。
ただし、ほとんどの場合、そのカード本来の使い方をした場合よりも、相手に与えるダメージは下がるということは留意しておくべきである。
単純に、互いの場に低ステータスのエゴが居座るため、CFにプレイヤー・アルマに与えるダメージが下がるということもあるし、相手もジェネシスコードのこの効果を利用できるということは忘れてはならない。
一人回しをする分にはこのカードの強力さしか目がいかないだろうが、前述の通り実際のゲーム上ではそのパワーを相手が逆利用してくることもままある。
ARCは相手ありきの語り合いである。相手の存在感をも引き立たせうる、まさにARCを体現するカードといっても過言ではないかもしれない。
基本的には上記のカード使いまわしと同様であるが、本編終盤で登場した 天蓋の星がジェネシスコードと極めて相性がいいので別枠で紹介する。
コスト増加は無視でき、 天蓋の星は忘却されるためジェネシスコードで気軽に再発動できる。
SSのアルマ・コグニは相手に逆利用される心配がなく、全てのエゴが変身でき、ジェネシスコードに使用したWillをも回復できてしまう至れり尽くせり具合。
武装化スキルは追撃・衝撃持ちを優先するとよい。(詳しくは 天蓋の星のページを参照)
ジェネシスコードは元々ボムと混ぜやすいため、その点でも相性良好。
少し変則的な使い方である。
リセット後にエゴをリアライズすることに着目し、アルマが少なめなデッキにエスケープを兼ねたアルマ枠として採用するものである。
ノーアルマデッキを前提としてデザインされた 瑠璃空の邂逅とは若干相性が悪いが、アルマ少なめの ナイトメアチャージ型【エスケープドール】とはなかなか相性がいい。
悪夢の発動手段であり、エスケープが途切れた後のアルマの数少ない補充手段でもあり、忘却した 編纂:騒がしい人形小屋を持ってきて 朽木の忘却人形につなげることも可能だ。
また、 愛される娘など一時的に場が空いてしまうカードの隙を埋めるために使用するのも悪くない。
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中級編 |
ジェネシスコードの効果で相手の場のコグニが再リアライズされた場合、そのコグニは「自分(のカード)がリアライズした」扱いになる。
つまり、自身の ダストボムで破壊する対象になるのである。( デブリボム等他のボムで爆破することはできない。 ラプチャーボムは可能)
籠から出た歌い鳥にも同様の裁定が出ているが、この点に着目したのが 【栄光ボム】(通称栄光の爆撃戦)である。
一見ネタデッキのように見えるが、栄光に多い高コストコグニがジェネシスコード、歌い鳥、ボム全てに相性がいいこと、 因果交差の歌い鳥がボムでコストを踏み倒せること、ジェネシスコードで気軽にボムの種が引き出せること、などの細かい所で綿密なシナジーが光り、実践レベルの強さを誇っている。
ジェネシスコードはサブサークルのカードを忘却できる希少なカードでもある。
代表例は コード・ヨルムンガンドとの組み合わせだろう。相手の場にある コード・ヨルムンガンドを問答無用で消滅させることも可能。
さらに、メイン・サブ関わらず くず鉄人形を忘却することもできる。アルマ確保手段でもあることもあって、【ドール】との相性は良好である。
また、相手の場に神秘が存在する場合はそのカード以外を全て忘却して処理が終わるが、それを利用して 朽木の忘却人形につなげることも一応可能。(相手の記録に 眠りゆく伝説が存在する場合も同様)
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上級編 |
使用したジェネシスコードは基本的にそのままデッキに戻る。運命力さえあれば1ゲームで何度でも発動可能なのがこのカードの特徴なのだが、これを意図的に狙うのが【ジェネループ】である。
基本的には、それを前提とした専用デッキを組む必要がある。
大きく分けて、【ジェネループ】にはサークルを無視するものとそうでないものがある。
サークルを無視しないデッキは主にアルマの効果でデッキのジェネシスコードをサーチするもので、 青空教室の学徒を利用するものと 百貌の奉仕者などの武装化効果を利用するものにさらに分かれる。
青空教室の学徒を利用するものは、デッキのリフレをジェネシスコードのみにすることで 青空教室の学徒の残響効果により確実にジェネシスコードを持ってくるというものである。
青空教室の学徒はサーチしたジェネシスコードでまたリアライズされるので、ループが成立することになる。
デッキの残り枠は 火刑場の旗、 大厄災アバドーン、 貴腐人の汚部屋といった高コスト・高性能コグニや 破城槌の戦士などの優秀な武装化アルマで埋める非常に特殊な構築となる。
特に 因縁との邂逅は好相性であり、 不屈の魔導騎士と一緒に採用するとよい。
準備が整い次第、AF開始時のリアライズ効果で相手にエゴ以外のアルマをリアライズさせることなく一方的に叩いて勝利を目指す。
武装化アルマを利用するものについては、上のデッキとは異なりエゴを自由に選べること、デッキ構築がそれほど縛られない点が長所となるが、準備を整えるまでが手間となる。
ガチヒッキーと 暁に目覚めよを組み合わせるのがよいか。 語り人もいいだろう。
上記の 天蓋の星とも相性抜群である。
ジェネシスコードをサーチする武装化効果を持つアルマには、 百貌の奉仕者や 小さき協力者、場合によっては 人理の雷撃隊などがある。
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以上、ジェネシスコードについて簡単に触れてきたが、このカードの全てを語りつくすにはまだまだほど遠い。
筆者自身にも把握したとは言い難く、今なお新しい使い方が見つかっている。
今後カードが増えていくほど、このカードの使用法も増えていくことだろう。
開拓の余地は無限にあるのだ。
このページを読んで少しでもジェネシスコードを使ってみたいと思っていただけたならこれ以上の幸いは無い。
さあ、君だけのジェネコ悪用法を見つけよう。
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余談 |
複雑な効果の宿命か、このカードは過去何度もARCのゲーム性を破壊しかねない凶悪な悪用方法が発見され、その度にエラッタの憂き目に合ってきた。
初登場時、このカードのテキストは以下のとおりである。
ジェネシスコード/無/R/Cost:4/SP:1/自MS全て埋まっている場合AF開始時手札からCost:0で発動可。 場のカードを全て忘却し互いにエゴと忘却したARCの同種を忘却からリアライズ/[エンディング]/[][]L
見てすぐにわかる通り、このころのジェネシスコードには自身をデッキに戻す効果がなかった。
本編での使用時には、AFリアライズ効果のみが使用されたため問題にならなかったが、このテキストだと忘却した自身をそのままリアライズできる。
なんと、一枚で無限ループ可能なカードゲームにあるまじきカードだったのである。インチキ効果もいい加減にしろ!
ファランクススタイル+ 先手必殺で簡単にワンショットキルできたため、当然すぐにエラッタされ、以下のテキストになった。
ジェネシスコード/無/R/Cost:4/SP:1/自MS全て埋まっている場合AF開始時手札からCost:0で発動可。 場のカードを全て忘却し、このカードをデッキに戻す。エゴと忘却したARCの同種を忘却からリアライズ/[エンディング]/[][]L
ほとんど今のテキストと同じになった。なお、テキスト上は場の全忘却が先であったが、実際はデッキに戻る効果の方を先に処理していた。
これにより、カード3枚による無限ループは阻止されたわけである。
しかし、しばらくして一人のIFがまた悪用方法を見つけ、問題になった。
このカードを パラレルフューチャーでコピーした場合、そのまま第二のジェネコと化してデッキに戻ってしまうのである。
パラレルフューチャーは忘却に行きコピーしたスキルは元に戻る特殊裁定が一時下っていたが、それにより即座に別の無限ループが発見された。
字列変換でデッキのこのカードを直接忘却した後に パラレルフューチャーで即座にコピーすることで、無限ループを組むのである。
残りの空きサークルに 星の激憤や ロングレンジショットを挟めば、またもや簡単にワンショットキルが成立することになる。
直後のエラッタにより、現在のスキル文となり、 パラレルフューチャーによるコピーが不可能となった。
今後、現テキストがさらにエラッタされてしまう機会が来るのだろうか…
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口上 |
アナザーリアライズ! 我が声を聞けッ!この言葉こそ全ての答えになる。 世界よ今こそ! 真なる世界へとなれ! ―― 全ての物語をここに束ねる。 レジェンド・リアライズ。さぁ、響け。[ジェネシスコード] ―― 世界をここに再構築する by小金ヤマト
―― リアライズ。 我が声を聞けッ!この言葉こそ全ての答えになる! 世界よ今こそ――真なる世界となれ。 ――全ての物語を、ここに束ねる。 レジェンド・リアライズ! by小金ヤマト VSキング
リアライズ。 文字列は無限、故に夢幻、故に森羅であり、万象ッ! 我が声を聞け!全てに連なる系統樹よ! 世界は、再構築される! 其れは滅亡、其れは創世。 ―― 散逸し、収束し、再び描け! レジェンド・リアライズッ!響け、[ジェネシスコード]! by小金ヤマト VSキング 2発目
王の号令を聞け! この言葉こそ、世界を変える! 示せ言霊、示せ世界!仮初の万象よ、森羅を描き、ここに世界を書き換える! 世界を、ここに束ねよう。 byキング VS 小金 3発目
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最終更新:2020年04月03日 22:10