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新ジャンル「未来人で宇宙人で超能力者で幽霊」04_vol02

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未来人で宇宙人で超能力者で幽霊でメイド服山登り
226 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 14:00:06.68 ID:fFwnn/lx0
~再会を果たすふたり……~

229 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 14:06:15.60 ID:fFwnn/lx0
>>
これまでになく険しい表情をしていた。
「アルもラクも、すべきことを放り出してうつつを抜かすとは何事じゃ、答えい」
「すみませんでした……」
「ごめんなさぁい……」
「済むも済まないも御免されることもないぞ、きちんと答えねばワシは許さぬ」
長は、腕を組んだ。

230 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 14:12:00.26 ID:mIcYrCmNO
キタ━━(。A。)━━ッ!!!

232 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 14:12:34.42 ID:fFwnn/lx0
村へと戻り、ぼくとアルがこれまでの経緯を伝えると、長はすぐさまふすまの向こうにいたアイに何事かを話し、何処かへと向かわせた。
その次に長が言ったことが、「ラクを呼べ」である。
ラクの『杖』がぼくを助けたのだし、アルも道でぼくを助けてくれたのだから、なんらかほめるなり褒美を与えるなりするものだと思った。
実際、ラクもそう思ったのだろう、にこにこ顔で楽しげに長の屋敷に現れた。

234 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 14:17:34.96 ID:fFwnn/lx0
ところが、長の反応は叱責であった。
「答えい、どうしてそんな勝手をしたんじゃ?」
「……ユウさんが迷うかと思いまして」
「おにーちゃんのためになると思ったから……」
アルは伏せ目がちに、ラクはうなだれたまま答えた。
「たわけ。よいか、なんのためにこういう儀式があるのかということをアルもラクも分かっておらんのじゃ。だから、こんなわがままを――」
「待ってください」
ぼくは長の言葉をさえぎった。

236 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 14:22:55.65 ID:fFwnn/lx0
「確かに、自分の仕事をおいて行動したことは悪いことかも知れませんけれど、それは『まだこの世界に慣れきっていない新参者』のためを思ってしたことですから――」
「阿呆、そんな事例を許せば規律など何の役にも立たんじゃろうが」
「ですけど! ぼくは、そのおかげで命を救われたかも知れないんですよ!?」
声が自然と大きくなる。
「それは結果じゃ。たまたま偶然が重なっただけであって、そんな勘や運でいちいち予定を崩されては何もできん」

237 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 14:25:12.15 ID:E5AExM140
これは長の方がスジ通っておる

238 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 14:26:25.28 ID:fFwnn/lx0
「それはそうですけれど――今回はほぼ最良の結果じゃないですか! 『密猟者』を見つけて、しかもすぐに通報さえできたんですよ!?」
「間違った道のまま歩んでおれば、『密猟者』と接触することさえなかったかも知れん。最良は上の上にある」
いらいらする。
間違ってはいないけれども……だからといってそれで……。
「じゃあ、ラクの『杖』がなくて、ぼくやアルが『密猟者』の手におちていても良かったっていうんですかっ!?」

239 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 14:31:41.67 ID:fFwnn/lx0
「そうはいっておらん。勘違いをするな、何十年となかった偶然が今日起きたんじゃ。そんな率の低い偶然さえ恐れては、生活することもできんじゃろう?」
「うっ……でも!」
そこで、アルの手がすいっとぼくの前に差し出される。
「長、ラクさんはユウさんと別れてそのまま仕事に取り掛かりました。そして、きちんと予定通りに仕事を進めています。ですよね?」
「う、うん!」
「ならば、とがめられるのは私だけのはずです。ラクさんまで叱るのは筋が違います」

241 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 14:34:39.19 ID:fFwnn/lx0
「ふむ……」
と、少し考えて、
「……ラクとそなたは帰ってよい」
長は言った。

242 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 14:34:46.58 ID:mIcYrCmNO
当然おしおきだよな?…(*´Д`)ハァハァ

244 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 14:39:22.14 ID:fFwnn/lx0
半ば追い出されるようにして、ぼくとラクは長の屋敷から出た。
表は夕焼け色に染まり、日が落ちようとしていた。
「ごめんね、おにーちゃん……」
ラクはぼくを見上げて言った。

247 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 14:46:13.68 ID:fFwnn/lx0
「わたしのせいで、長を怒らせちゃって……」
「いや、いいよ。気にするな」
というか、こちらこそラクに謝りたいくらいだ。
「『杖』を昨日のうちに用意しておければよかったんだけれど……間に合わなかったの……」

249 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 14:50:15.22 ID:E5AExM140
アルちゃんお説教タイムだ

250 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 14:52:29.83 ID:fFwnn/lx0
「……ラクのおかげでぼくもアルも助かったんだよ。ありがとう」
ぽん、とラクの頭の上に手を置いて、ゆっくりとなでた。
「……うん。ありがと……おにーちゃん」
困ったような表情で、ラクは笑んでみせた。

251 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 14:53:55.83 ID:dbqrRtjt0
>>249
調教タイムの間違いじゃね?

252 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 14:54:53.57 ID:B45mOiOAO
羽娘はまだ地下室?

253 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 14:55:51.49 ID:fFwnn/lx0

「わたし、ちょっと帰り遅くなるねー?」
「ん? このまま帰らないのか?」
ラクはすっかりいつも通りになって、
「実はね、今日の分、まだ終わってないんだ。お仕事」
はにかみ混じりに答えた。

254 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 14:58:44.10 ID:fFwnn/lx0
「ああ、そうなのか……。おっけー、内緒にしておくよ」
「ありがとっ、おにーちゃん!」
長の屋敷の目の前で、こんな話もどうかとは思ったが。まあいいか。
「そうだ、せっかくだし仕事場までラクを送――」

「――ッ!」

振り返る。
「……? おにーちゃん、どうしたの?」
「ああいや……なんでもないよ」

255 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 15:03:06.16 ID:llXoRFL80
お?なんか異変?

257 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 15:05:14.53 ID:fFwnn/lx0
嘘だ。
なんと言ったかは分からないが――聞き間違えでなければ、今聞こえた大声は、長のもの。
そこまで大声で叱るようなことがあったか、といらいらが再燃する。
「……」
でも、文句をつけるにもアルは自ら「咎があるのは自分だけだ」と言ったようなものだ。
ここで話も知らずに乱入するわけにも……。
うーん。


どうしよう?

1.アルと長は放っておいて、ラクを送る
2.何を大声で言っているのか、その場に残り、耳をそばだてる
3.思い切って闖入
4.ラクとも別れ、そのまま『神殿』に帰る
5.その他
>>300

259 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 15:06:00.30 ID:fFwnn/lx0
☆なお、私は羽娘を忘れているわけではないのであしからずw

260 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 15:06:07.09 ID:llXoRFL80
うわ、すげぇ悩む選択肢ktkr

261 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 15:07:10.13 ID:fFwnn/lx0
☆即死はしないけれども重要度は高いよーw

基本的に、遠投であれば遠投であるほど重要度が高いと思うといいw

268 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 15:09:44.25 ID:llXoRFL80
…戻ってもユウにアルを庇いきれるとは思えないのがなんともなぁw;
だがお人好し的には2かね。5えクレアボヤンスも併用できたらなおよし

269 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 15:12:42.59 ID:E5AExM140
そのてがあったか

277 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 15:20:03.16 ID:i4ePS5nZO
1が無難
でも怖い

280 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 15:21:22.55 ID:dbqrRtjt0
乱入はまずいと思うが何も知らないのもどうかと…

2かな…へタレwwwww

292 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 15:28:27.05 ID:fFwnn/lx0
止まり始めたら『即死』の札を持って安価に近付けってばっちゃが言ってた。

293 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 15:28:40.18 ID:E5AExM140
((;゚Д゚))ガクガクブルブル

294 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 15:29:07.48 ID:llXoRFL80
ヒィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!
お、おまえら!kskだ!ksk砲だ!!

295 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 15:29:10.22 ID:fFwnn/lx0
『即死』

299 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 15:30:07.23 ID:fFwnn/lx0
じっちゃが『大遠投』もイイヨネって言ったけれども「グリーンだよ」っていってた

300 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 15:30:27.06 ID:llXoRFL80
5=2+透視ksk!

303 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 15:30:49.06 ID:fFwnn/lx0
>>300
把握した。

306 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/06/16(土) 15:31:42.74 ID:RYnSindHO
安価間に合った
やっぱり、まずは知る事だろう
盗み聞きして長がこちらに教えてくれない不自然な部分を知りたい

307 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 15:32:00.24 ID:llXoRFL80
…とっちまった。スマン。2以外の人スマン。
しかしこえーなぁ。即死は

308 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 15:33:54.05 ID:0qnd8GKwO
好奇心、猫殺してニャーゴとも言うがな……

309 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 15:34:49.73 ID:llXoRFL80
いわねーよwwwwwwwwなんだよニャーゴってwwww

310 ニャーゴ to I eva 猫耳器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 15:39:51.21 ID:fFwnn/lx0
どうしても気になる。
そもそもぼくがひとりでは頼りなかったことが問題なのだ。『迷子属性』といわれるほど……。
だから、アルがひどく怒られるようなことは――理屈が通ってもぼくの道理は通らない。
いざとなったらその責任も取るべきはぼくなのだ!
……ということで、盗み聞きが道理としてどうなのかはさておこう。うんうん。

311 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 15:41:31.52 ID:llXoRFL80
>310
ちょwwwwwww猫耳wwwwwwwwww

313 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 15:43:59.25 ID:fFwnn/lx0
アルを待つ、と言って長の屋敷そばに残り、ラクの姿が見えなくなったことを確かめて、ぼくは壁に耳をつけた。
「……長、もうやめませんか?」
アルの声だ。
「うるさいのぉ……」
長の声もする。
聞き取りやすい位置を探して移動しながらも、ふたりの話しは続く。

314 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 15:45:59.60 ID:fFwnn/lx0
「これは何の利益も生みません、そうでしょう?」
「うるさい」
「長」
「うるさいっ」
「ナシィ!」
「だまれだまれだまれまだれっ!」
だん、とテーブルを激しく叩く音が響く。

317 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 15:48:41.93 ID:0qnd8GKwO
まだれ!!

318 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 15:49:14.76 ID:fFwnn/lx0
>>314>>317
☆うはwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

319 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 15:50:11.89 ID:fFwnn/lx0
「貴様が『左の』であろうとも、ワシは長じゃ! 今の長はワシじゃ!」
「そんなものは関係ないでしょう!」
「いいや、ならばなぜ貴様がワシに意見できる? ワシは誰じゃ? 長じゃろうが! 長の命令は絶対じゃろうが! 従う気がない、反抗するという貴様はそれを見る気がないからじゃろうが!」
「……血なんて……くだらないっ!」
がん、とさらにテーブルを激しく叩く。

320 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 15:50:30.77 ID:0qnd8GKwO
え、わざとじゃないのかwwww

321 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 15:51:06.12 ID:fFwnn/lx0
>>320
単なるミスタイプwwwwwww

322 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 15:52:28.88 ID:0qnd8GKwO
テンパった長が噛んだ表現かと思ってたwww

324 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 15:56:27.21 ID:fFwnn/lx0
「……今、貴様は『右の』じゃ。否定しても立場は変わるまい。納得するものもおるまい」
「そうでしょうね。私もそう思います」
「貴様がおびやかそうとしても、経験も能力も実績も今のワシに太刀打ちできるはずがない!」
「そうでしょうね。私もそう思っていますし、おびやかすつもりなど最初からありません」
「ならばなぜ逆らう!?」

326 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 15:59:33.32 ID:fFwnn/lx0
しん、と静まり返る。
「いいや、いいさいいさ。言う必要はない。分かっておる、あの娘……じゃろう?」
「……ユウさんのことですか?」
分からない流れから、急にぼくの名前が出た。
「いいや、『クロー』のことじゃ」

327 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 15:59:37.41 ID:llXoRFL80
長が、悪い子に見える(´・ω・`)

328 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 16:02:30.26 ID:fFwnn/lx0
「……クローさんを悪くいうのはやめてください」
「ふん、『これだけ』で終わるのなら、単なる役立たずだったということではないか」
「あなたに、クローさんの何が分かるんですかっ!?」
アルが、ほえた。

329 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 16:06:59.12 ID:fFwnn/lx0
「あんなに純粋で優しい娘を、そんな、盤上のコマでしかないように……ッ!」
「そのとおりじゃろうが! 知的障害、自我欠損、『そんな』を育てて何の意味がある?」
「損得以外にもひとの感情はあるでしょうが!?」
「『感情』でひとが殺せるなら、ワシはとっくに殺しておる! そんなことすらもできない『感情』など、何の意味もないッ!」

330 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 16:10:10.96 ID:fFwnn/lx0
「……矛盾です。矛盾していますよ、ナシィ」
「何か? 『自分は、知的障害のクローを見返りもなく介護していました。だから、感情は損得じゃないです』とでもほざく気か?」
「クローさんは、私の友達です! クローさんに介護をしていたのではなく、仲良くしていたんです!」
「はっ、それこそ矛盾じゃ」

332 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 16:11:54.10 ID:llXoRFL80
長がー。長がー(´;ω;`)

333 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 16:13:43.76 ID:fFwnn/lx0
すうっと一息、空白時間が生まれ――

「ならば、なぜ『ローク』は放っておく?」

「……ッ!」
「貴様は心地よかっただけじゃ! クローに頼られ、見下ろして、優越感に浸ることが!」
「違いますッ!」
「ならばなぜ、『ローク』を放った!? クローと何ひとつ変わらぬ『あれ』を、なぜ放った!?」

334 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 16:17:05.09 ID:fFwnn/lx0
はあはあ、と息を整える音が流れた。
「……ワシはまだやめんぞ」
「ナシィ……」
「次がいつかも分からぬのだ、やめられるわけがあるまい!」
「ふたつ以上覚えたという事例はないのでしょう!?」
「発見できていないだけかも知れないじゃろ。今回から発見されるかも知れないじゃろ!」





「――ようやく得られたのが『透視』だ? 冗談にもならんじゃろうが!」

びくり、と身体が震えた。

335 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 16:21:01.29 ID:U8RqCSlOO
散らばっていたピースが集まりだしたな
まだ朧げだが

337 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 16:21:28.22 ID:fFwnn/lx0
「……のぉ、今日は羽を背にした暴漢を前に、あやつは貴様を守ったというではないか?」
「……手段があって、方法をユウさんが思いついたからですね」
「たとえそれが前提であったとしても、あやつは『アルを守ろうとする』わけだ」
「……」
「優先順位の何番目か、いずれにしてもそう低くはない位置に、貴様がいるわけだ?」

340 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 16:24:34.63 ID:fFwnn/lx0
「……そうですね」
「ならば、それで十分じゃ。『災厄』が訪れたときに、あやつは戦う。貴様を守るために、その周囲を守るために」
「私を……人質にでもするおつもりですか?」
「そんな必要はない。貴様が、ただこの村にいるだけで、ワシの庇護下にあるだけで、ワシの支配下にあるだけで――結果として、あやつはワシの『コマ』となるんじゃ……」

341 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 16:27:22.55 ID:fFwnn/lx0
「……」
「協力せよ、アル」
「お断りします」
「……口外するつもりはあるか?」
「ありません。しかし、ユウさんに関する限りのことでは協力できません。必要があれば妨害します」
「ふん……」

342 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 16:29:50.32 ID:fFwnn/lx0
話し合いの終わった気配を感じ、ぼくは急ぎその場を離れた。
何もかも分からないけれど、何もかも分かったような、黒い沼に下半身を飲み込まれたような。足に絡みつくものが泥とも水草とも魚とも知れないままで。
ぼくは、走って、帰った。

344 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 16:34:01.37 ID:fFwnn/lx0
浴びたお風呂は暖かく、呑み込まれた体内のように包まれた。
ラクもアルもまだ帰らぬ『神殿』の中、静まり返ったそのまどろみに。
なぜだか不安よりも悲しさが湧き出てきて、汗か水か分からないように、顔を湯船に沈めた……。

345 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 16:34:46.20 ID:fFwnn/lx0
☆ここで区切りどぇすw

350 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 16:39:16.88 ID:fFwnn/lx0
☆ようやく中盤戦に入ったところで昼の部終了ー。

あと、ジズ忘れてないですからwww深夜回しですからwww



質問やれないとなかなか好感度変化しないから、いっそのこと無視しようかなぁ……w

351 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 16:46:44.48 ID:llXoRFL80
ちょwwww
まぁ、好感度は全体が用意できてないと難しい希ガス(´・ω・`)

354 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 17:02:50.40 ID:E5AExM140
外の気配で盗み聞きに気付かれたりとかー
そういうのはないかなウン

370 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 18:49:25.99 ID:fFwnn/lx0
ところで、今日で七日目なんだがみんな良くついてこられるなぁw

私はもうバテ気味www

















そうだ、樹海に行こう!

372 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 18:51:32.28 ID:i4ePS5nZO
>>370
落ち着け!!
この画像みて考え直せ!!!!
http://imepita.jp/20070616/678450

p04_372_678450.jpg
373 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 18:53:59.95 ID:B8WHheeg0
>>372


|←樹海|
. ̄.|| ̄     オワタ┗(^o^ )┓三
  ||           ┏┗   三
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

374 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 18:56:44.35 ID:E5AExM140
>>370
案内なんてしてやらんw

375 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 19:02:48.95 ID:i4ePS5nZO
っイロウ木寸

これやるからほしゅって漢字作っとけ

376 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 19:02:57.88 ID:E5AExM140
疲れたなら休息も大事だよー

377 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 19:03:49.91 ID:E5AExM140
 ロ ウ
イ木 寸

こうですか!わかりません!

380 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 19:31:25.23 ID:0qnd8GKwO
まぁ、別に連日じゃなくてもいいんだがなw:
保守

382 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/16(土) 19:48:28.19 ID:fFwnn/lx0
>>380
ならば冨樫ペースうわなにすやめ銀髪脱色系男女くぁwせdfrtgひゅじこlp;:@

384 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/16(土) 19:59:40.70 ID:llXoRFL80
富樫って復活する気あるのかねぇw;



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