アマノジャック@新ジャンル専用
新ジャンル「自虐クール」01_vol01
最終更新:
new_jack
-
view
新ジャンル「自虐クール」
PREV :
NEXT : 新ジャンル「自虐クール」01_vol02
- 1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 01:57:11.75 ID:MsfM45IRO
-
男「あ、おはよう女さん」
女「……ああ、男か。おはよう。朝から君に私の様な地球上で最低最悪の
ウジ虫以下の汚物である私へと声をかけさせてしまってすまない」 - 4 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 01:58:21.27 ID:LgYmEwRiO
-
- 5 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 01:59:31.61 ID:lE66Viun0
-
いや、これは意外と…?
- 7 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 02:05:35.66 ID:MsfM45IRO
-
男「今日の一限は、先生が病欠だから体育に変更だって」
女「……なら、体操着を着なくてはいけないか。
恐らく……いや確実に、ただでさえみすぼらしく薄汚い私の身体の見える面積が広がって、
皆を不快にさせてしまうだろうな。本当に申し訳無いよ」 - 8 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 02:09:29.72 ID:98bfZPTMO
-
萌える以前に距離を起きたくなるなwww
- 10 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 02:14:17.25 ID:MsfM45IRO
-
男「女さん、学食行かない?」
女「……行きたいが、やめておこう」
男「え?何か用事あるの?」
女「いや、ゴキブリ以下の生ゴミである私などと君が一緒の席で食事するのは、君に、
更にはこの学校の生徒全員に対して失礼だからだ。
私にはトイレでこそこそと一人弁当を食べるのがお似合いさ」 - 12 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 02:24:43.81 ID:h2E2IVrP0
-
もう少し自虐レベルを下げたら化ける
- 13 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2009/05/04(月) 02:26:44.95 ID:6sncQPk5P
-
意外といけるww
- 14 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 02:28:56.02 ID:MsfM45IRO
-
女「っ……!」
男「うわっ!?だ、大丈夫女さん!勢い良く転んだけど……」
女「……ああ、大丈夫だ。心配される価値の無い、いっそ転んで足が折れて悶え苦しむべき
存在である私を、心配してくれてありがとう。すまない。
……君は優しい人なんだな」 - 18 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 02:36:17.83 ID:yKF3E1ir0
-
クールじゃない気が
- 19 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 02:37:17.38 ID:UJOOWaerO
-
自虐ヒートなら面白かったかもな
- 20 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 02:41:39.38 ID:MsfM45IRO
-
女「……」
男「あれ?女さん昼飯食べないの?」
女「……ああ、クズで愚鈍で白痴な私は昼飯代を忘れたらしくてね。
まあ、そもそも私が人並みに食事を摂ろうというのが間違っていたんだが」
男「んー……それじゃあ僕の弁当半分あげるよ」
女「……え。ああ、いや卑しい私が君の食事を奪うなどあってはいけない事だ。遠慮させてもr」
男「いいからいいから。ほら、食べて」
女「んむ!? ……もぐもぐ」 - 21 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 02:43:42.40 ID:UFDadc4aP
-
男「いっけねえ、遅刻遅刻!」←勿論パンを口にくわえて
女「キャッ!」
ドンッ!
男「あっ、ごめん!急いでるんで!」
女「生徒手帳落と…行ってしまった…」
女「名前は…男か…」
――そして朝のHR――
教師「転校生の男くんだ」
男「よろしく」
教師「そして女さんは転校しました。
こんな汚物とぶつかってしまった君に、合わせる顔がない
すまない、手帳は先生に預けたから…とだけ」
男「えっと、俺はどうしたら」 - 23 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 02:45:00.81 ID:MsfM45IRO
-
- 26 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 02:49:13.86 ID:98bfZPTMO
-
>>19
ドンッ
女「キャアッ!!」
男「スマン、大丈夫か!?」
女「スマン、こんな産業廃棄物にも満たない愚図で馬鹿で本来存在することすら害悪な私を気遣ってもらって」
男「いや、あの…」
女「これほど貴方に迷惑をかけて無傷でいることに耐えられない!さぁ折ってくれ!私の足を折ってくれ!!」
男「………。」
こうですかわかりません>< - 27 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 02:51:00.04 ID:UJOOWaerO
-
どう恋愛に発展するのか全く想像がつかないwwwwww
- 28 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 02:51:31.10 ID:MsfM45IRO
-
女「もぐもぐ……」
男「あれ?女さん、何でこんな誰もいない屋上で弁当食べてるの?」
女「……クズである私の食事風景を見たら、皆不快に思うだろうからだ。
君に見苦しい光景を見せてしまって、すまない」
男「いや、どこも見苦しくないから……」 - 29 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 02:53:03.04 ID:98bfZPTMO
-
- 30 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 02:53:26.26 ID:UFDadc4aP
-
- 33 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 02:58:01.44 ID:UFDadc4aP
-
女「死ぬ価値すらもない私は、黙々と汚物を製造するのみ」
男「カレーおいしいお」 - 36 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 03:00:49.80 ID:GzA+Px0YO
-
濡れ場かいてよ
- 37 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 03:01:40.25 ID:98bfZPTMO
-
- 38 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 03:03:41.04 ID:UFDadc4aP
-
女「ああ、くどい言い回しは癖なんだ
実にうざったらしい、自分でも嫌になるよ」
角川スニーカー辺りの編集男「女先生!原稿まだですか!」
女「水増ししてる所だ。待ちたまえ」
角(ry 男「堂々と言わんで下さい」 - 40 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 03:06:40.89 ID:MsfM45IRO
-
男「女さんは成績良いよね」
女「……ああ。道端にこびりついたガム未満の私は、せめて
クラスの人間の足を引っ張らない様、ゴミ虫なりの努力をしているからな」
男「へぇ、すごいなぁ」
女「……あ。すまない、失言だ。
私の勉強程度を努力というのは、真に努力している人々に失礼だな……やはり最低だよ、私は」 - 44 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 03:13:38.68 ID:rCYKYlg+P
-
男「ねえ女さん。一緒に食堂行かない?」
女「私のような者と行っても面白くないだろう?友達と行けばいいじゃないか」
男「友達は今先生にお説教喰らってるwwwだから暇なんだww」
女「話題がないから嫌だ。君に不快な思いはさせたくない。ではこれで」タッタッタッタッタ・・・
男「あぁ・・・なぜあんなに美人なのに友達がいないんだ・・・」
無理 - 45 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 03:15:01.17 ID:UFDadc4aP
-
>>36
女「フフフ…」シュッシュッ
女「我ながら箪笥の奥でモヤシ栽培とは良く似合う」シュッシュッ
女「いや、モヤシ様に失礼だな」シュッシュッ
男「満面の笑みで霧吹きとか。
そういうとこも可愛…ウッ」チンチンシュッシュッ - 46 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 03:15:41.52 ID:MsfM45IRO
-
- 47 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 03:16:03.85 ID:UJOOWaerO
-
クラス女A「ねぇ女さんってキモくない?なんであんな自分を悪く言うわけぇ?」(ヒソヒソ)
クラスB「さぁねぇ?虐待でもされながら育てられたんじゃなぁい?w」(ヒソヒソ)
クラスC「うわぁ超悲惨なんですけどwwwでもありそーwww」(ヒソヒソ)
女「…」
男「おはよう女さん」
女「っ…なぁ男くん。 なぜ君は私の様な馬糞のように肥料にもならない鶏の糞、そう鶏糞のような私に毎度毎度話しかけてくるのだ?」
男「ばふん…え?なに?」
女「あまり私に話しかけると君まで糞の臭いが、いや、糞まみれになってしまうぞ?」
男「なんだかよく分かんないけど俺は女さんと仲良くなるためには糞まみれにならなきゃいけないってなら
喜んで糞まみれになる覚悟はあるよ?」
女「……物好き糞野郎」
男「有吉?」
初めて書いたにしては頑張った - 48 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 03:16:58.39 ID:MsfM45IRO
-
- 51 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 03:23:17.10 ID:UFDadc4aP
-
男「女ー!好きだー!結婚してくれーっ!」
女「女は足元がお留守的な意味で隙だらけで血痕が汚ならしい…か。
すまん私はもう、いや前からだな。ダメだ」グフッ
男「なんだか良く分からんが死ぬな女ーっ!」 - 52 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 03:30:51.41 ID:UFDadc4aP
-
女「ねぇ男くんってすごくない?なんであんな私を良く言うわけぇ?」(ヒソヒソ)
女「さぁねぇ?愛しでもされながら育てられたんじゃなぁい?w」(ヒソヒソ)
女「うわぁ超幸福なんですけどwwwでもありそーwww」(ヒソヒソ)
女「っと、いかんいかん」
男「どうした女、考え事か?」
女「いや、脳内の天使と悪魔というか、ペルソナというかそんな感じだ」 - 53 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 03:32:03.75 ID:UJOOWaerO
-
「女さん…」
「ん?男k…ぁっ」
ギュッ
「君の全てが大好きだ…愛してる…」
「男…くん…」
「女さん…」
男「女さんっ 起きてっ」
女「…ん……男…く…」
男「珍しいね女さんが居眠りなんて」
女「ん…ちゅうぅ…」
男「ふぇ? ちゅう?」
女「ぇ…?…はっ!!!!! いやっちがっ何でもないんだっ!!!
ちゅっ…ちゅちゅっ…チューチュー!! そうだ私は汚物にまみれ汚物の中で死にゆくドブ鼠なのだよ!!!!!
アッハッハッハッハッハ!!!!!!!!!////」(ダバダバダバダバ)
男「……ちゅう?////」 - 54 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 03:33:06.47 ID:98bfZPTMO
-
女「男、すまない。黒板が見えないんだが。」
男「あ、ああ」
女「ありがとう。でも男が頭を下げる必要はないよ。私の目のほうを潰してくれないか?黒板を見る必要が無いように。」
男「え?」 - 55 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 03:37:39.44 ID:98bfZPTMO
-
男「ちょっと、女さん。落ち着いて。目を潰すのはおかしいだろ?」
女「ああ、すまないな。言われてみれば、男に前科がつくものな。」
男「そうだ。いや、なんかそれも違う気がするが…」
女「ゴソゴソ」
男「(…弁当箱を出した?早弁か?)」
女「自分で潰すよ。」ヒュッ
ガシッ
男「箸はそうやって使うものじゃありません!!!!」 - 56 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 03:44:26.38 ID:98bfZPTMO
-
男「いいか。黒板が見えないなら俺はどくし、後でノートも見せてやるから目は突くな。わかったか?」
女「ああ、すまない。私が厄介なばかりに…。」
カリカリ
ポキッ
ビシッ
男「いてっなんだコレ!」
女「すまない。シャーペンの芯が折れて飛んでしまった。」
男「はは、なんだ。びっくりした」
女「申し訳ない。お詫びのしようもない」
男「いいよいいよ、気にすんなって」
女「駄目だ。責任をとって私も飛ぶ」ガラッ
男「わーーっ!!窓開けちゃらめぇっ!!!!」
教師「そこうるせぇぞっ!!!!!!!」 - 57 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 03:49:32.69 ID:UJOOWaerO
-
男「おっ、女さん少し髪切った?」
女「なっ…なんで分かったんだ…」
男「ん?いやぁなんか少し雰囲気変わったなぁって思って」
女「それは夏休みの間中机に忘れられて中身がオレンジ色のカビで大変な事になってる弁当箱から
肥溜めに一年間漬け込んで最早全く原型をとどめていない大根になったくらいの変化か?」
男「すまん、例えが複雑過ぎて訳が分からん」 - 59 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 03:54:02.13 ID:98bfZPTMO
-
男「廊下に立たされてしまった」
女「私はまだしも男まで。」
男「気にすんなよ」
女「両手のバケツ、重くないか。」
男「ん、ああ。それなりに鍛えてるからな」
女「いや、男が辛い思いをするのは堪えられない。」
男「どうしたのいきなり!?」
女「私がバケツの水を全部飲む。」
男「もうわけわかんねえよっ!!」 - 60 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 03:54:10.40 ID:LA9gHljo0
-
新ジャンルってすごい久し振りに見るな
- 61 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 03:56:06.43 ID:johe8X7cO
-
>>60昨日立たなかったっけ?
- 63 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 03:59:11.04 ID:UFDadc4aP
-
- 64 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 04:00:04.66 ID:qfJjUZTv0
-
新ジャンルを新境地と言ってみてはどうか
- 65 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 04:00:06.52 ID:98bfZPTMO
-
男「このバケツは汚いからこの水は飲んじゃいけません。お腹壊すから」
女「そうだな。日頃から私がしっかりとこのバケツを清潔に保っていれば男の重荷を減らしてあげられたのにな。」
男「いや、もうベクトルがわけわからん」
女「はぁ。私はなんて気がつかない女なんだ。」
男「いやそれはおかしい」
女「今後このようなことが無いよう、今から学校中の清掃、備品交換を一人で行おうと思う。」
男「待て待て待て待て」 - 69 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 04:03:33.46 ID:rCYKYlg+P
-
女「なぜ私なんだ・・・?」
男「女の笑顔が見たいから」
女「世の中には私より良い女性なんていくらでもいるだろう?君の人生を私ごときで無駄に消費するな」
男「無駄かどうかなんて僕が判断する事だ。女がいつも僕のそばにいて一緒に笑って欲しい」
女「・・・信じていいの・・・?」
男「少なくとも僕は女を信じてる。女、僕と結婚してくれ」
女「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私なんかでよければ」
誰か中間を書け。ハッピーエンドは作っておいたから - 70 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 04:06:04.26 ID:98bfZPTMO
-
女「しかしそれでは私の気がすまない。」
男「その気持ちだけでいいって。十分ありがたいから」
女「そうだ。」
男「…空気椅子?」
女「さあ、私の上に座れ。遠慮しないでいい」
男「いや、それは女が辛いだろ!」
女「そうか。やはり私の洗濯板のような胸では座りたくないか。すまなかった」
男「やっぱ座っていい?」
教師「廊下でいちゃいちゃすんじゃねえ!!」 - 71 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 04:07:33.41 ID:98bfZPTMO
-
ヤバい女のキャラが崩壊してきた気がする
- 72 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 04:09:27.31 ID:yeJEFquK0
-
- 74 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 04:19:25.32 ID:98bfZPTMO
-
女「また怒られてしまったな。私のせいで。」
男「いや、責任は俺にもあるから」
女「私の胸が小さいせいで。」
男「いやいやいやいや」
女「胸の小さい女はこの世に不要な存在だからな。」
男「それは無いぞ!断じて無い!」
女「ビクッ」
男「貧乳はステータスだ!希少価値だ!!!」
女「そ、そうか。(私のせいでおかしくなってしまった。どうしよう。)」
男「女、もっと胸を張って生きたらどうだ!?女は神に選ばれた存在なんだぞ!?」
女「……ごめんなさい。」
教師「もう頼むから静かにしてください」 - 75 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 04:22:25.42 ID:LrUpAuoiO
-
カチカチカチカチ
女「でない」
男「何してんだ」
女「シャープペンの針が出ないんだ」
男「針切れたんじゃないか?俺のでよかったらやるよ」
女「いや、いい。書けなくなったってそうたいしたことじゃない」
男「針くらい気にするなって。ほら」
女「私のためにそんなことはしないでくれ。針がもったいない」
男「お前、何言ってんだよ……」
女「もう嫌なんだ。私なんかの為に誰かが何かするのは……」
男「……」
な?携帯だろ - 76 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 04:25:14.15 ID:64R/vIhKO
-
- 77 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 04:26:42.06 ID:98bfZPTMO
-
男「貧乳好きがクラス中に露呈してしまった。しにたい」
女「どうした。元気が無いみたいだが。」
男「あ、いや。元気だぞ俺は。」
女「そうか。また迷惑をかけてしまったかと思った。」
男「大丈夫だから心配すんな」
女「しかし誤解して男の貴重な時間を浪費してしまった。この責任はとらなければならない。」ダッ
男「走ってどこに行く気だお前は!!」
女「誰にも迷惑をかけないように隠居しようかと。」
男「その歳でか?」 - 78 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 04:30:14.26 ID:98bfZPTMO
-
- 81 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 04:41:02.37 ID:98bfZPTMO
-
キーンコーンカーンコーン
男「やっと昼休みか」
女「そうだな。」
男「箸で目突いちゃ駄目だぞ」
女「もちろんだ。考えてみたら箸を作った人に申し訳ないからな。」
男「そうじゃないが」
女「さて。」スッ
男「あ、待てよ。折角だから一緒に食べないか?」
女「いい。男の食欲が減衰する。」
男「そんなわけないだろ?むしろ食が進むから一緒に食おうぜ」
女「それは私はおかず代わりという意味か?」
男「その言い方はマズい」 - 82 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 04:46:05.23 ID:98bfZPTMO
-
男「へー。女ってベジタリアンなんだな」
女「私の食事で命が失われるのは堪えられない。」
男「女らしいというか…」
女「だから私の体は発育が悪い。」
男「菜食主義万歳だな」
女「よく考えたら。」
男「なんだ?」
女「植物も生きてるんだよな。」
男「お前死ぬぞ」 - 83 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 04:51:50.39 ID:98bfZPTMO
-
男「しかし美味そうな弁当だな」
女「私が作った。」
男「女が?すごいな!」
女「母親の手を煩わせるなんて、そんな事考えられない。」
男「自虐的だな」
女「違う。母は自虐的過ぎてそんなことさせると後が面倒。」
男「お前が言うか」 - 84 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 04:59:25.38 ID:98bfZPTMO
-
男「女の母親ってどんな人なんだよ」
女「一分に一回は自殺をはかる。“世間に申し訳ない”が口癖。」
男「…どうやって生活してんだよ」
女「普段は拘束具をつけている。舌を噛まないように猿ぐつわも。」
男「……はい?」
女「そして暴れて怪我をしないように普段は独房に閉じこめている。」
男「…聞かなかったことにしよう。」
女「男の気分を害してしまった。やはり窓から」
ガシッ
男「お前は母親似だ!!」 - 85 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 05:21:25.26 ID:98bfZPTMO
-
男「過疎だな」
女「そうだな。やはり私なんか誰も見たくないんだ。」
男「いや女のせいじゃないさ」
女「私の胸が無いから。某みくるくらい胸があれば。」
男「いや、某みくるはハルヒSSでは大概空気だ。やはりそれは原因ではないと思うぞ」
女「では私には何が足りない。可愛らしい語尾かにゃん?」
男「それはえらく使い古された語尾だな…」
女「すまない。私の頭が古臭いばかりに。」
男「だからお前のせいじゃないって。書き手のせいだ」
女「ああ。そうだな。」
男「それはすんなり認めるんだな」
女「事実だからな。」 - 87 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 05:33:21.75 ID:98bfZPTMO
-
男「あ、女さんが飲んでるジュース一口貰っていい?」
女「私の飲みさしを飲んで、私の口内細菌があなたの口から侵入して男くんが体調を崩してしまうといけない。」
男「そんな事ないって。一口もらうね」
女「あ。」
男「女さんありがとう」
女「(これは俗に言う間接キス)」ゴクリ
女「いや。私程度がおこがましい。とう。」ポイッ
男「ああっ!窓から投げた!そんなに嫌だったら言ってくれよ!」 - 89 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 05:48:50.84 ID:98bfZPTMO
-
男「女よ」
女「なに。」
男「日曜日暇か?」
女「私なんかに予定があるわけない。」
男「好都合だ。じゃあ一緒に映画に行かないか?」
女「男くんの貴重な時間を私といることに浪費することはない。もっと建設的に使うべき。」
男「俺には女といるのが一番建設的なんだよ」
女「しかし、男が映画に集中できなかったりしたら」
男「四の五の言わず、ほら」パシッ
男「嫌だったら来なくてもいいからさ」
女「チケット受け取ってしまった。」 - 90 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 06:03:06.49 ID:98bfZPTMO
-
女の家
女「男がくれた、このチケット。」
女「私が行くなんて、とても。」
女「私が男くんの横を歩くと、男くんが笑われるかもしれない。」
女「しかし、男くんを裏切るなんてできない。」
女「そんなことをしたら、私なんかには償う術がない。」
ゴロン
女「それに、チケットを無駄にするなんて、資源の無駄使い。」
女「私のせいで地球が温暖化する。」
ポフン←枕に顔を埋めた音
女「行くしかないかな。実に迷う。」
女「今のうちに死んでしまおうか。」
女母「うー!!うぅ!」
女「母さん五月蝿い。」 - 94 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 06:18:31.40 ID:98bfZPTMO
-
男「よう、女」
女「おはよう、男。」
男「来てくれて嬉しいよ。来てくれないかと思った」
女「男くんに対してそんな不義理は出来ない。」
男「ははっありがとう。ところで待たせちゃったか?」
女「いや。全然。」
男「そうか?ならいいが。ちなみにいつ着いたんだ?」
女「昨日の終電でここに。」
男「いま朝の9時だよ?」 - 95 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 06:24:23.10 ID:98bfZPTMO
-
女「遅れたらいけないと思った。許して欲しい。」
男「いや怒ってないから。むしろ喜ぶべきことだな」
女「ごめん。」
男「いいって。しかしそれなら待ち合わせなんかせずに、俺が直接女さん家に行って一緒に来れば良かったかな」
女「そんな、悪い。もしわざわざ男くんが来てくれるなら、私は一睡もしないで玄関で待つ。」
男「一緒か」
女「確かに。」 - 96 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 06:28:48.36 ID:98bfZPTMO
-
男「しかし…」
女「どうした。」
男「私服初めて見るけど、すげえ似合ってるな」
女「………。」
男「どうした?」
女「嬉しい。」
女「男くんに恥をかかせないよう、一生懸命選んだ。せめて服装だけでも、と。」
男「恥なんかかくものか。むしろ自慢したいくらいだ」
女「………。」 - 97 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 06:36:47.67 ID:98bfZPTMO
-
女「…見てる。」
男「ん?」
女「みんな、私をチラチラ見てる。」
男「ああ、そりゃあこんな可愛い女の子がいたらそりゃあ…」
女「やっぱり、私の格好、おかしかったのか。」
男「そんなことないって」
女「は。まさか、さっき男は」
男「え?」
女「“似合ってる”じゃなくて“臭ってる”って言ったのか。」
男「は?」
女「ついに私は耳まで腐ってしまったのか。」
男「お、おい」
女「おかしい。昨日は念入りにお風呂に入った筈なのに。」
男「いや、だから」
女「ちょっと待ってて。急いでファブリーズを買ってくる。」ダッ
男「女、落ち着け!」 - 98 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 06:39:50.27 ID:+fHLIWxmO
-
これは可愛い
- 99 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 06:40:28.18 ID:98bfZPTMO
-
男「びっくりするだろーが」
女「ごめん。」
男「怒ってないけど」
女「消臭剤は常に携帯するべきだったな。肝に銘じておく。」
男「いや、そうじゃなく」 - 100 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 06:50:10.13 ID:98bfZPTMO
-
男「あのさ」
女「どうした、男。」
男「どうして少し後ろを歩くんだ?」
女「男くんの視界に入るのは、忍びない。」
男「そんなこと気にすんな。行くぞ」グイッ
女「(手を繋いでしまった)」
男「どうした?」
女「なんでもない。申し訳ない。」
男「?」 - 103 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 06:57:39.65 ID:98bfZPTMO
-
男「やっと映画館についた」
女「私が足手まといなばかりに。」
男「すまん、そういう意味で言ったんじゃ」
女「いいんだ。慣れているから。」
男「違うと言うに。さぁ入るぞ」
女「あ、男。」
男「なんだ」
女「もし私が上映中に鬱陶しくなったら、頭上からポップコーンをドーンしてくれて構わない。」
男「それはすごく遠回しにポップコーンを買って欲しいってことか?」
女「すまない。そんなつもりでは無かった。自分でドーンする。」
男「せんでいい」 - 104 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2009/05/04(月) 06:59:13.03 ID:4JzA0Zi2O
-
- 105 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 07:00:28.08 ID:+fHLIWxmO
-
- 106 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 07:08:32.91 ID:98bfZPTMO
-
男「座席は…、あったあった。さてと」トスン
女「実は映画館は初めてだ。」トスン
男「そうなのか?」
女「ああ。私みたいな人間が来るのは公序良俗に反する。」
男「はは、今来てるじゃないか」
女「それは、男くんといるから。」
男「なら、いつでも連れて来てやるよ。」
女「本当か。本当にいいのか。」
男「当たり前だろ」
女「夢みたい。」
男「大げさだな。ほらポップコーン」
女 ビクッ
男「ドーンはしないから」 - 107 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 07:17:12.90 ID:98bfZPTMO
-
上映中
男「(恋愛映画とは、我ながらベタな…)」
男「(そう言えば女は恋愛映画は好きなのだろうか?何も聞かないで誘ってしまったが)」
女「………。」
男「(さっきから無言で見てる…。結構大丈夫?)」
男「(うわ~濃厚なラブシーン…、ちょっと気まずいかも)」
女「………。」クテッ
男「!(寄りかかってきた!これはもしかしてあれか?手を握ったりとかOKのサインとかそういうのか?)」
男 チラッ
女「………。」
男「寝ている…。」 - 109 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 07:24:32.84 ID:98bfZPTMO
-
女「…スー…。」
男「(ずっと起きてたんだもんなぁ。そりゃあ疲れてるよな)」
女「…スースー…。」
男「(寝かしといてあげるか。)」
男「(しかし…、寝顔が可愛いすぎて映画に集中できん)」
上映終了
女「せっかく男が誘ってくれたのに。眠ってしまうとは情けない。」ゴン!ゴン!ゴン!
男「壁に頭を打ちつけるのはやめなさい」 - 110 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 07:31:12.51 ID:+vOizR2lO
-
女かわいいかわいい
- 111 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 07:32:43.64 ID:98bfZPTMO
-
女「すまない。男。土下座がいいか。」
男「よくないよくない」
女「じゃあポップコーンを」
男「それも駄目だ」
女「じゃあ、どうすればいい。もう腹を切るか頭を丸めるしか」
男「いやあるから。そもそも謝らなくていいから」
女「さあ、好きにしろ。」ゴロン
男「映画館のロビーで大の字になるのはやめなさい、みんな見てるから」
女「やっぱり、私の格好はおかしかったか。」
男「格好じゃなくて言動が…」 - 112 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 07:39:32.90 ID:98bfZPTMO
-
女「取り乱してすまない。」
男「ああ、それはいいけど、おでこ赤いぞ」
女「……痛い。」ヒリヒリ
男「ちょっと待ってろ。冷やすもん買ってくるから」
女「すまん。」
男「そんなに謝る必要ないって」
女「…ありがとう。」
男「どういたしまして」 - 114 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 07:57:20.62 ID:98bfZPTMO
-
男「どう?ちょっとはマシになった?」
女「冷たくて、気持ちいい。」
男「そりゃ良かった」
女「………。」ヒンヤリ
男「さて、そろそろ腹減らないか?」
女「少し。」グゥ
男「腹鳴ってるぞ。もしかしてずっとなにも食べてないとか?」
女「待ち合わせ場所に着いてからは、何も。」
男「おいおい、そりゃ腹ペコペコだろ?じゃあ昼飯食いに行くか…って、そういや女はベジタリアンだったな。どうしようか」
女「実は。」
男「?」
女「お弁当。作った。」
男「おお!」
女「一緒に食べたい。駄目ならいい。」
男「駄目じゃない!ありがたいよ」 - 115 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 08:09:49.81 ID:98bfZPTMO
-
女「男、無理してないか。口に合わなかったら遠慮なく罵ってくれていいぞ。」
男「ああ、美味しいよ」
女「本当か。お世辞じゃないか。」
男「お世辞なわけないだろ?」
女「そうか。良かった。良かった。男の気に入らなかったらどうしようかと。不安で、不安で。」グスッ
男「何も涙ぐむことないだろ」
女「あ。涙がお弁当にかかってしまった。」
男「気にするな。女の涙ならむしろ嬉しいぐらいだ」
女「………。」グスッ
男「だから思いつめた顔でお箸見つめるのはやめろ?なっ?」
女「しかし。」 - 116 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 08:11:44.78 ID:ynLVBfDA0
-
可愛いと言うかある意味無知で純粋だなこれ
- 117 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 08:13:02.35 ID:bVDfhK0tO
-
神原駿河を知る人はいないのか
- 118 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2009/05/04(月) 08:17:30.62 ID:HRqNFF9eO
-
女「私が生まれてきてしまったことを……
本当に…………
すまないと思っている」
男 「お笑い、好きなの?」 - 119 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 08:19:07.53 ID:98bfZPTMO
-
なんか書いてて男が腹立たしくなってきた
- 120 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2009/05/04(月) 08:21:01.61 ID:PFWNepYw0
-
ザンギャクール・・・
いえなんでもないです - 121 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 08:23:57.49 ID:98bfZPTMO
-
- 122 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 08:33:13.16 ID:MsfM45IRO
-
男「女さんって髪長いよね」
女「……ひょっとして暑苦しいか?すまない。
そうだな、こんな腐った昆布みたいに欝陶しい私の髪などバリカンで刈った方が……」
男「いや、違うから!長くて綺麗だって話をしたかっただけだから!
だから、その手に持ったバリカンを置いてくださいっ!?」 - 123 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 08:35:03.89 ID:98bfZPTMO
-
男「しかし、女が箸を持つと目を突きそうでヒヤヒヤするな」
女「男をヒヤヒヤさせてしまった。なんて私は罪深い存在。書き置きを残して蒸発する。」
男「蒸発するっつって蒸発するやつなんか聞いたことねーよ。しかし今度から箸以外を使って食事したらどうだ?」
女「?」
男「例えばフォークとか」
女「なるほど。頸動脈に突き立てやすいからな」
男「やっぱ今のナシで」 - 127 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 08:40:50.49 ID:98bfZPTMO
-
- 128 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 08:42:00.80 ID:MsfM45IRO
-
自分語りはいいからさ、続けてくれよ。
続きが楽しみでワッフルが溢れ出そうなんだよ。 - 129 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 08:49:43.58 ID:MsfM45IRO
-
女「……GWか」
男「そだね。女は何処か行く予定とかあるの?」
女「いや、私の用なカラスの死骸的存在が休日を謳歌するなど、許されないからな。
部屋に篭って延々と太宰治の人間失格を読ませて貰うとするよ」 - 130 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 08:54:40.36 ID:98bfZPTMO
-
女「じゃあ私は、何で食事をしたらいいんだ。」
男「そうだなぁスプーンとか?」
女「成る程。突くよりくりぬくほうが痛みがはg」
男「箸でいいです」 - 131 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 08:56:11.21 ID:pA+iqqUUO
-
底飛車系だな
- 132 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 08:56:41.56 ID:3DQOLWkaO
-
男「いてっ!」
女「ああ…すまない、ウジムシがびっしり毛穴に住み着いてるような手が当たってしまった」
男「はは…大丈夫だよ」
女「いや、わかっている…この手が悪いんだ…この手が…」
ドシュ!ドシュ!ブシュ!メタアァ!
女「無くなってしまえ!!死ねぇ!死ね!デュクシ!デュクシ!」
男「痛いから!痛いからぺんでささんといてー!」 - 133 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 09:07:25.52 ID:98bfZPTMO
-
>>131
男「ん、なんかいかにもお嬢さんっぽいのが歩いてるな…」
嬢「!滅相もない。わたくしのような下衆をお嬢さんだなどと。それに彼女とのデートの最中にわたくしのような者が前を横切るなんて、無礼をお許しください」
女「いや。彼女だなんて。私は男に付随するゴミだ。忌むべき存在だ。こちらこそ気分を害してすまない。」
嬢「いえいえ、こちらこそお食事の最中にこのような醜悪なわたくしめの姿を晒してしまったこと、万死に値しますわ」
女「いやいや。こっちこそ…」
男「お前ら仲いいな」 - 134 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 09:15:21.36 ID:98bfZPTMO
-
男「あの底飛車なお嬢さま、何者だったんだ?」
女「わからない。だが彼女とは仲良くなれそうだ。アドレスを交換してしまった。」
男「ほんと仲良いな!!」
女「いやしかし、向こうはこんな惨めな私なんかと仲良くなりたいとは思ってないに違いない。」
男「いや、そんなことはないと思うぞ」
女「メールなんか送っても、迷惑だと思われる。いや。おそらくもう受信拒否されているはず。」
男「そんなことないって」
女「ならばこちらも受信拒否する。」
男「いやそれはおかしい」 - 136 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 09:18:22.52 ID:UrXjAwKmO
-
- 137 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 09:24:39.43 ID:98bfZPTMO
-
男「受信拒否は駄目」
女「確かに、今の私はどうかしていた。気が動転していた。」
男「確かにな」
女「アドレスを交換するなんて滅多にないからな。一大イベント。私の身には余る。」
男「そんな大袈裟な」
女「私の携帯には、アドレスがまだ996件も登録できる。」
男「心配するな。この書き手もアドレス帳はまだスカスカだ。」
女「そうなのか。恥だな。」
男「おい、言ってやるな」 - 138 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2009/05/04(月) 09:30:00.35 ID:V0RcS4zm0
-
っ□←アドレス
- 139 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 09:32:18.40 ID:98bfZPTMO
-
男「そのたまに出る毒舌はなんなんだ」
女「すまない。つい。」
男「気持ちはわかるけどな。さてお腹いっぱいだし行くか!」
女「完食してくれるなんて。男。すまないが私を強く蹴ってくれ。」
男「どうした急に!?」
女「いや。夢じゃないかと思って。」
男「夢じゃない。夢じゃないよ。」
女「確かに。若干おでこがヒリヒリするからな。」
男「だろ?」 - 140 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 09:38:26.74 ID:98bfZPTMO
-
男「>>138が書き手の為にアドレスを差し出してくれたな」
女「こんなクズにあなたのアドレスは勿体無い。今すぐ撤回するべき。」
男「毒すげぇぇ!」
女「書き手は私が胸を張って屑と言える数少ない存在。私も屑だが、書き手は屑というのも正直はばかられる。」
男「書き手がショック受けてるぞ」
女「いい。男にムカついた罰。」 - 142 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 09:51:25.72 ID:98bfZPTMO
-
男「さて、次はどこいこうか?」
女「もし良いのなら、私は本屋に行きたいな。いやしかし、それは男の時間をドブに捨てる如き行為だ。やはり私は自重するよ。」
男「いや、いいよ。いこう」
女「ほんと。嬉しい。」
男「ああ、嬉しそうな女の顔を見るのが俺も嬉しい。ほら」サッ
女「手…。」ギュッ
女「♪。」
男「(女のこんなに喜んだ顔、初めてだな)」 - 143 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 09:52:42.79 ID:HRqNFF9eO
-
澄まし顔で自虐的なことを言ってるくせに、実際見放されたら泣いちゃうんだろ?
興奮させんじゃねぇよ - 144 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 09:52:57.58 ID:MsfM45IRO
-
男「まずい、教科書忘れた……」
女「……男、良ければ私の教科書を使うか?」
男「え?いや、いいよ。僕に貸したら女さんが大変だs」
女「あ……そうだな。いくら教科書を忘れたとはいえ、病原菌の私の手垢が着いた
汚らわしい教科書など使いたい筈が無い。すまなかった。
……せめてものお詫びに、私の教科書をこの場で破り捨てて私も先生に叱られよう」
男「いやいやいや」 - 145 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2009/05/04(月) 09:53:45.81 ID:DvpXADcBO
-
読み方はもちろん『ジギャクール』だよな?
- 149 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 09:57:58.85 ID:98bfZPTMO
-
男「そういえばさ、女はどんな本が好きなの?」
女「an・anとかnon・noとか。最近はCanCamも読むかな。」
男「普通!!」
女「すまない。私がファッション誌を読むなんておこがましいな。素直にNIKITAを読むとするよ。」
男「いや、それもファッション誌だから。まぁ学生であれ読むのは嫌だけども」
女「私は所詮、艶女。」
男「それって自虐なのか?」
女「自分で言ってたら痛いだろう。」
男「確かに」 - 152 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 10:10:26.84 ID:98bfZPTMO
-
男「雑誌じゃなくて小説ならどんなのを読むんだ?」
女「最近なら森見塔美彦とか森博嗣とか読むかな。少し前までは江戸川乱歩とか。」
男「これまた普通だ!!」
女「私が悪かった。私が読むと言ったら、ファンの方々の気分を害してしまうな。現代用語の基礎知識の角で頭を打って死ぬとするよ。」
男「その死に方は全国ニュースになるくらい滑稽だからやめなさい!」
女「イミダスのほうが良かったか。」
男「そういう意味じゃなくて。というか女は太宰治の『人間失格』とか好きなイメージがあったから」
女「太宰は人間の屑じゃないか。吐き気がするよ。」
男「ファンの人が怒るぞ。ていうかお前目下だと思う人間には辛辣だな」 - 153 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 10:14:23.21 ID:98bfZPTMO
-
男「ちなみにいうと書き手は太宰が好きらしいぞ」
女「だから屑なんだ。」
男「だからそんなこと言うと面倒くさいでしょうが!太田光あたりが抗議しに来たらどうするんだ!」
女「ああ、あの最近インテリとか言われて増長してるお笑い芸人か。」
男「お前、ただの毒舌になってるって…」 - 154 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2009/05/04(月) 10:15:14.04 ID:FPgNyzsb0
-
男が動かんと恋愛に発展しないな
- 156 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 10:20:11.83 ID:98bfZPTMO
-
- 157 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 10:27:43.02 ID:98bfZPTMO
-
男「あくまでキャラは守ってくれよ」
女「すまない。私はどうしようもない女だな。最低限守るべきことすら守れない。」
男「次から気をつければいいさ」
女「すまない。男はこんなはしたないどうしようもない女にも優しいな。涙が出そうだ。」
男「で、どの本を買うんだ」
女「こいぞr」
男「守れてねえじゃねえか!!」
女「ごめんなさい。もうしません。なんでもしますから許してください」 - 159 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/04(月) 10:33:02.25 ID:98bfZPTMO
-
女「さっきのは冗談だ。どうしようもなく詰まらなくて、男も思わず私のことを鈍器で殴りたいと思ったことだろう。遠慮しないでいい。さっさとやってくれ。」
男「よしわかった」
女「え。」ウルッ
男「ごめんごめん!冗談だから!」
女「う。」ポロポロ
男「ごめん俺が悪かった!許してくれ!甘いもの奢るから!」
女「うう。」グスッ
PREV :
NEXT : 新ジャンル「自虐クール」01_vol02