概要
魔物のような獣、魔獣に化身することができる魔法族。
獣と言っても千差万別であり、非常に多様な種類が確認されている。
火竜族や地竜族、魔竜族、妖精竜族と更に細分化される竜族などと異なり、魔獣族たちは明確な括りをもたない。
と言うのも両親が共に犬の魔獣でありながら、子が猫の魔獣となることなどが当たり前であるため。
子が何の魔獣として生まれてくるかが分からないので、「犬の魔獣族」や「猫の魔獣族」などで括るのはナンセンスである。
これは遺伝子が関係しており、祖先の情報が組み取られて子が化身する魔獣を決めると言われている。
全体的には好戦的で猛々しい者が多い種族であり、戦いが得意な武闘派。
物理戦闘が得意だが魔力も重要で、保有する魔力が多いほど強く長く化身することができる。
とは言っても化身するのは物理的に戦うためであり、元々の物理戦闘力が無くては化身する意味が無い。
魔獣たちの王は血筋ではなく強さで選ばれる。最も強い者が魔獣王となるのだ。
現在の魔獣王は
ゾンゾゾヌヌンポヴォース・ォモ・ヅヌ・ヲッポーンXII世である。
血筋ではないと述べたが、XII世とあるように、ここ千年以上もヲッポーン一族が魔獣王として君臨し続けている。
ヲッポーン一族は代々子だくさんな家系であり、きょうだいの中で最も強い者が次の王となる。
王族の血を引いた者の中でも一番強い者を選ぶのだから、その強さは確かなものであり、ここまでヲッポーン一族が続いてきたのも頷ける。
関連項目
【
ドゥリンョルメゥサ】
魔獣王の娘。絵本を愛する引っ込み思案な鹿の魔獣。
ゾンゾゾヌヌンポヴォース王の娘であるが性格は真逆で力もほとんどない。
きょうだいの中でも最も貧弱なため、父親には嫌われていると思い込んでいる。
しかしそれは
ドゥリンョルメゥサの勘違いで、ゾンゾゾヌヌンポヴォースは彼女のことを誰よりも心配している。
王が最も信頼できる者を執事として就けさせているのもそのため。
最終更新:2018年04月05日 23:22