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  • And、 s0MΣD@Y SOme0Ne ArE afRAid. 前篇

おはようセックス@小説まとめ

And、 s0MΣD@Y SOme0Ne ArE afRAid. 前篇

最終更新:2012年08月12日 03:35

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 1.二人羽織亜麻露について

 当たり前の事ですが、物語には始まりと終わりがありまして、きっと語るときには──それが多分の例外を含むことになろうとも──始まり、から語られるのがふつうでしょう。
 しかして、私はどこから始めればよいのでしょう?
 これは私、『二人羽織亜麻露』の身に起きた事件──或いは、単なる凡庸な日常の記録──の物語であります。
 主人公は私で、私が中心で、基本的には私の視点で語られる、私の身の周りの事についてのみのお話なわけです。
 つまり主役は一応、私ということになります。むろん、基本的に私は語り手に過ぎず、事件や印象深い出来事を取り出す事が多いので、私自身の印象は地味なものでしょうが。
 主役を名乗る以上は、一応、そろそろ、私の事について語らなければならないように思います。
 本当のところを言えば、これから語る物語は私の人生で経験してきたものの中で最も凄烈で、水のついていない筆と絵具で、脳味噌に叩き付けられたような印象を残した事件で、だからこそ、この場を借りて改めて、今更ながらの自己紹介をしておかなければならない、と感じた次第です。
 さて、どこから語りましょう。考えてみれば難しいものです。私の事を語る、と一口に言っても、今着ている服とか、そんな事を語っても、私という人間の本質には触れられませんし、かと言って母親のお腹の中から出てきたときからを語れば、遠大かつ超大で、グイン・サーガも真っ青な、私の人生というものを延々と語らなければなりません。
 どこから始めるべきか。この物語は、事件は、どこが始まりだったのでしょう。私が生まれた時から始まっていたのかもしれません。それとも、私の両親が日比ノ台高校で出会った時から始めればよいでしょうか?何なら祖父母の馴れ初めから、その始まりから……遡ろうと思えば幾らでも出来ますが、それではあまりにも長過ぎます。そんなの、私の物語では足りません。いつまで経っても、語りきれません。
 ですから私は、取り敢えず適当なところから始めなければなりません。私のごく簡単なプロフィール(とは言っても、あくまで私の主観に過ぎませんが)を提示する事で、一先ずは納得していただきたいと思います。
 私の名前は二人羽織亜麻露。二人羽織家の長女で、下に弟が一人。この苗字については代々受け継がれてきたもので(あまり信じてもらませんが)、亜麻露、という名前は、祖母と祖父の名から一字ずつ貰い、それに私個人としての一字を両親に賜って付けられたものです。
 学生時代はどうも妙な連ればかりができましたが、今は省略いたしましょう。
 現在は大学生で、とあるマンションの三階に部屋を借りて一人暮らしをしています。礼儀には気を使っているつもりですが、友人にはよく『他人行儀』と評されました。
 趣味は特にありませんが、強いて言うならインターネットで見知らぬ人とチャットをするのが楽しみではあります。それから、最近飼い始めた猫とも遊んでやったりします。一人でいるのが気楽でいい、と思いつつ、ずっと一人でいるのは寂しいという天邪鬼なたちの私ですから、猫とは割合相性が良い気がします。
 たまに引っかかれますが。
 あとは、友人曰く音痴だそうです。自覚はないのですがね。
 こんなものでしょうか、私についての事は。
 むろん他にも語るべきところはあるのでしょうが──今は、これまでです。

 ♦

 2.時湯歯噛

「あんたってさあ」口を開くとそんな言葉が唾と一緒に飛び出してくるのが、私の学友(悪友?)の時湯歯噛(ときとう はがみ)でした。
 たいていはその後に「服のセンスナイよね」とか、「爪短すぎじゃね?」とか、「言論取ってる?ノート貸してほしーんだけど」とかいった言葉が続いて飛来してきます。
 服はだらしなく着崩して、髪は妙な形に固めてあり、ところどころから枝分かれした毛がボサボサと生い茂っていて、爪は長く華美な色に彩られていて、まつ毛は髪の毛でも接いだのかという程に長く、眉毛は描いてあり、頬が常にエゲツないピンク色で、どう見ても私には不潔でふしだらというのがこんなに似合う女性はそうそういまい、と思える風貌です。
 ただこんな彼女ですが交友関係はかなり広いようで、一部の教師にまで顔が利くとか。
 何故彼女がそんな人脈を持っているか、長いことナゾに感じていたのですが、それも今回の事件で明かされる運びとなりました。

 ♦

 3.ファースト・インプレッション

 始まりは一本の電話でした──というのは、多くの物語でありうる事です。
 突然やってくる電話は、いわば想定外、予定外であり、つまりは日常の崩壊──非日常への入り口──その象徴足りうるからです。
 私も御多分に漏れず、ある一本の電話がきっかけで、事件に巻き込まれることになりました。
 「はいもしもし……え?警察の……ええ、確かにそうですが……」
 晩御飯の支度をしていた私は、突如かかってきた電話に驚きました。
 それはとある『殺人事件』についての電話でした。それも、警察直々に、態々私を指名してかけてきたのです。
 話を聞く限りでは、どうやら最近この地方で多発している連続殺人の容疑者が、私の住むマンションに潜伏していると言うのです。
 確かに最近ニュースで、残酷な連続殺人がここいらで起きている、という事は一応知ってはいましたが。
 目玉が飛び出んばかりに驚きでした。よもやこのマンションにその犯人が潜んでいるとは。
 それではマンションの住人一人一人にこうして電話をしているのですか、と訊ねてみると、どうやらそうでもないらしく。
 容疑者は非常に用心深いらしく、警察の匂いを感じるとすぐに潜伏場所を変え、行方をくらましてしまうのだそう。
 だから徒にこのマンションの住人に注意を喚起する訳にもいかず(誰かが騒ぎ立てればすぐに容疑者は逃げてしまい、新しい犠牲者が出てしまう)に、止むを得ず一部の住人にのみ伝え、容疑者の確保に協力して欲しいとの事。
 ……ですが、私はこれを非常に胡散臭く思って、かなり疑いました。
 まず警察が、本当にたかだかマンションに住む一般住民に、協力を仰ぐでしょうか?
 相手は連続殺人鬼、ともすれば命の危険が伴う事に、一般人を巻き込むものでしょうか?
 そう訊ねても電話の先からは『非常事態なのです』と答えるばかりで、私は惑いに惑い、結局、説得された末に、「命に危険が及ばない範囲で」という条件で、容疑者の確保に協力すると約束してしまったのでした。
 ちなみに、どうして私が選ばれたのか、と訊くと、『上からの命令』と小さく聞こえた後、慌てて『厳正なる審査の結果、貴方が協力を仰ぐに相応しい人間であると……』などと言い、包められてしまいました。
 まあ、協力とは言っても本当に一部で、危険はまず及ばないらしい事を約束してもらいましたし、一応謝礼のようなものも出るそうですから、そこまで悪い話ではないでしょう。一人暮らしの家計はなんだかんだ辛い所もありますし。
 と、その時の私は暢気に構えていました。それがあんな事になるなんて、全く思いもよらずに。
 つくづく我ながら、愚かでした。


 ♦

 4.殺人事件のこと

 電話があった日の翌日、私服姿の警官が二人やってきて、私にやって欲しい事や注意すべき事項、犯人の特徴についての資料──を与えました。
 端的にまとめますと、私は、確かに協力をするとは言いましたが、それはあくまでも可能な範囲で、の事であり、本職の警察の方々のように容疑者が現れるまでどこかへ監視するとか、そういった事を求められている訳ではありませんでした。
 むしろ普通に今まで通りに生活をしていて構わないそうです。一応、マンションの周りには私服警官が交代で張り込みをしているとの事ではありましたが。
 私に与えられた役目はただ一つ、容疑者を発見次第通報する事、です。
 むろん容疑者自身に通報している事がばれてはいけませんので、できる限り気付かれず、が望ましく、一応は聞かれても怪しまれない、普通の会話に聞こえるような簡単な暗号も作りました。ボタン一つで警察に直通する専用の消音仕様携帯電話まで貸し出してもらえました。
 私がどこかで容疑者と思しき人物を発見した際に、即刻通報して、集まった警官が容疑者を捕える、というのが作戦の内容です。
 まあ、警官の方々も私の成果にはあまり期待はしていないようでした。むしろ、本当はこんな事をするなんて滅多にない、上からの命令でなければ、といったニュアンスも匂わせてすらいました。
 一応伝えておいて、もし使えたらラッキー、程度の位置づけなのでしょう、私は。
 殺人事件についての情報も伝えられました。
 これから話す内容は口外無用である事。それを前提として説明されたその事件は、驚くべき程に凄惨なものでした。
 一人目の被害者は四十台の女性で、喉笛を鋭利な刃物で切り裂かれて殺害されたのち、顔の皮を剥がされ、眼球が抉り出されて潰され、鼻孔や眼孔、耳孔には砂を詰められていたそうです。
 二人目の被害者は五歳の女の子で、何らかの原因で殺害され、その後腹を裂かれ、内臓が全て放り出されて潰された上、腹には代わりに砂が詰めてあったそうです。
 三人目の被害者は五十台の男性で、これまた喉笛を切り裂かれて殺害され、顔の皮を剥がされ眼球が抉り出されて潰され、孔という孔に砂を詰められ…と、一人目の被害者と同じ状態になっていたそうです。
 四人目の被害者は四十台の女性で、これもまた一人目、三人目の遺体と同様の状態で発見されたとの事です。
 発見直後の遺体の写真もあるそうで、資料として見ても構わないとの事でしたが、非常にショッキングなものであろう事は説明され、また想像するだにおぞましいので、遠慮しておきました。
 この事件について警察が掴んでいる事は、容疑者はとても用心深い人物である事。今まで何度も発見はされたのですが、その都度警察のわずかな隙を突いて逃亡し続け、潜伏場所を変え、殺人を続けているそうです。
 被害者は全員身体のどこかに砂を詰められており、また二人目の女児以外は全て、医者の妻ないし恋人であった事が分かっているそう。
 聞くだけで鳥肌が全身に広がりましたが、その犯人と今後会う可能性がある、会ったら通報をしなければならない、と考えただけで腰が抜けそうでした。
 容疑者についての情報は少ないようで、顔がはっきりと分かる写真などはありませんでしたが、似顔絵や監視カメラに映った後姿などから察するに、20歳~30歳ほどの痩身の男性との事。
 その似顔絵には、楕円のレンズの眼鏡をかけて、眉を弱気にハの字に垂らした、たらこ唇の男性が描かれていました。
 「とても犯罪をする度胸があるようには見えないのですが」と私がうっかり素面で言うと、警官の一人が真面目な顔で、「みんなそう言います」と答えた。私も、それは、そうなんだろうな、と思ったので、黙って頷きました。
 警官はそれから容疑者の資料──何枚かのぶれた写真や着ていた服を示すもの──を私に提供しました。それから最後に先程とは別の警官が、「もしも犯人に感付かれて、殺される!と思った時は、走って逃げてください」と、半ば冗談のように言って、出て行った。
 私は息の詰まりそうな環境から解放されて、ふぅ、と一つ息を吐きました。そして、これから私が外を歩く度に、あの男性の顔を探して、警戒していなければならないのだ、と意識して、はぁ、と大きなため息をつきました。

 ♦


 5.楕円眼鏡の殺人犯

 結局私は容疑者の姿を発見する事はできず(けして恐怖に萎縮して外出しなかったという事ではなしに)、次の日の朝、私がぎゃあぎゃあと喚く人々の声で目を覚ますと、どうやらその声はマンションの真ん前から聞こえているようだ、という事が分かり、何事か、と確認しに行く事にしました。
 私がその騒音の現場に向かうと、既にそこには人々が群がっており、何が起こっているか判然としません。
 集団から少し離れて煙草を吹かしていた年配の男性に話を伺うと、どうやら、死体が二つここに転がっているといいます。

 私は聞いた瞬間血の気が引くのを感じました。
 だってそんなの、絶対、例の『連続殺人犯』の仕業ではありませんか!
 私が唾を呑み込み、一度喉に詰まらせて悶絶した後、再び男性に尋ねると、なんでも直接は見ていないそうですが、腹が裂かれて砂を詰められていた、酷い有様だったらしい、との事。
 ああ、もう確実にアノ人じゃあありませんか。痩身で、眼鏡をかけた……眼鏡を────

 ぐるり。
 めまいがしそうでした。
 私の視界の隅、人の山の向こう、少し離れた場所に立っている、人影。
 楕円の眼鏡をかけ、眉を弱気にハの字に垂らした、痩身の男。
 紛れもなく、ああ紛れもなく、彼はあの似顔絵に描かれていた、容疑者その人でした。
 私は嗚咽しました。
 気持ちが悪くて仕方がありませんでした。
 死体が現れたという事実に、犯人と思しき人物がそこに現れた、というだけでも、私の寝起きの頭には相当な負荷であったらしく。
 加えて、通報をしなければならない、という私の脳裏に焦げ付く指令が、私の正確な思考を搔き回して、言いようのない、ドス黒い何かに胸が押し潰されるような気持に、拍車をかけました。
 頭の中で、「そんな馬鹿な」という声と、「犯人は必ず現場に戻ってくる」というどこかで聞いた台詞が入り混じって聞こえました。
 「大丈夫……顔色が悪──」
 男性の声に少しだけ意識を持ち直して、私は「大丈夫です」と発したかどうか分からないぐらいの声で言い、懐から携帯電話を取り出そうとして、はっとしました。
 私は携帯電話を持っていなかったのです。そう、寝起きのまま、パジャマで出てきてしまった私は、身支度もしておらず、当然携帯電話など持ち合わせていません。せっかく、専用の通報用携帯電話まで借りていたのに。
 途方に暮れるような思いになりながら、いやまだだ、謝礼が懸かっている──と半ば呆れるようながめつい神経にどうにか支えられて、先程の男性に「すみません、携帯貸してもらえませんか」と呟くように言いました。
 男性はしばらく戸惑っていたようでしたが、「ああ、携帯」と言い、その後すぐに「通報ならもう、他の人がしましたよ」と付け加えました。
 「違うんです、そうじゃないんです」私はどう説明したものかと回らない頭で考えて、「ごらんの通り体調がすぐれないので、友人に迎えを頼んで病院へ行きたいのです」と頼みました。もちろん本当は、サイレンを鳴らしながら警察がやってこようものなら、容疑者は逃げてしまうであろう事を見越して、連絡しておこうという魂胆です。何より、謝礼の為です。
 私は男性から携帯電話を引っ手繰るように奪い、すぐさま110と数字をタップし、通話ボタンを押しました。
 私が名乗り、昨日協力要請を得た者だと説明した上で、容疑者と思われる男性が現場にいる、と伝えました。それから、パトカーや救急車のサイレンを鳴らせば警戒される、と言うと、相手方は要領を得ないようでしたが、電話の相手が代わると、途端に「了解、すぐに指示する」とやけに渋みのある野太い声が聞こえてきました。私はどうにか胸を撫で下ろして通話を切り、やけにうるさいなあ、と思ってふと横を向くと、携帯電話を貸してくれた男性が「一体あんた何者だ」などと驚いた様子で訊ねてきていたので、携帯電話をそっとその手に返し、引き攣った笑みを浮かべて、「一般人です」と精一杯答えた。
 間もなく、警察官が到着しました。とは言っても、パトカーも救急車もなく、来たのは筋骨隆々の私服姿の男二人で、ゆっくりと私に近付いてきました。
 警察官は小声で、「容疑者は?」と訊ねてきたので、私は小さく容疑者と思しき男性を指さして、「あそこです」と小声で答えた。
 警察官は私の指さした先を見、二人で頷き合った後、猛然と容疑者に向けて走り出しました。
 そして、逃げようと走り出した容疑者をあっさりと捕えて、手錠をかけました。
 警察官が何やら無線機で合図を送ると、救急車とパトカーが現れて、容疑者は連行されていきました。
 嵐のような出来事で、しばらく、その場にいた人間全員が、ぽかぁんとした表情で、それを見送りました。
 そして残った警察官達が、あの刑事ドラマとかでよく見かける黄と黒の横断幕を張り出し、野次馬達はその外に追い出されて、瞬く間にざわざわと与太話を始めました。
 私は気が抜けてその場にへたり込みそうになりながらも、ふらふらと覚束ない足取りで部屋に戻ろうと一歩踏み出し、ぐらり、と頭が揺れる感覚を覚えました。
 どこかへ落ちる──と思った矢先、警察官の一人に抱き留められました。彼は私に名前を尋ねると、協力に感謝すると言い、それから、あとの事はまた後日改めて連絡する、と言いました。
 私は朦朧とする意識の中、「その、謝礼の方は出るでしょうか」と間抜けな事を言い、警官に大笑いされました。
 その日は結局その警察官の方に肩を貸してもらい、部屋まで戻って、まるで一日分の体力を全部使ってしまったように、マラソンを走り終えたように、酷く疲れ切ったようで、敷きっぱなしだった布団に倒れると、すうっ、とそのまま眠りに落ちました。
 こうして、連続殺人事件は幕を閉じた────
 かに、見えました。

 ♦

 次の被害者が出たのは、一週間後の事でした。

 ♦ 

 To bE c0N丁inuED。

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