オリスタ @ wiki

2話

最終更新:

adu03390

- view
メンバー限定 登録/ログイン
2話 スタンドというもの

公立汐華高等学校は汐華町が立町した時に、いっしょに作られた学校である。
51年の歴史を誇り、モットーはDo your Best。
特別学力レベルが高い高校でもないのに関わらず、テレビや雑誌で見る有名人が卒業している。
素行も優秀で有名だが、今年入学した問題児?が一人……


AM10:20 汐華高校教室
譲華「いやぁ……だから言ってるじゃないですか……か弱い乙女を不良から助けて遅れましたって」

先生「……またですか? あなたは登校するたびに不良と乙女をセットで見つける才能でもあるんですか?」

譲華「そうかもしれないですね~」

先生「これで4回目の遅刻ですよですよ。入学式が終わってから四日目で、毎日遅刻してますね」

譲華「はぁ……」

先生「次はないですよ、次したら罰を設けますよ。分かったら席に座りなさい」


窓際の自分の席に移動する。
譲華「ふぅ……」

弓子(おはよう、ハナちゃん)
席に座り、ため息をつくと隣の子が小さく喋りかけてきた。
大橋弓子、私の中学からの友達だ。

譲華(……おはよう)ヒソ

弓子(また、中学の時と一緒のことしてるの? あの時は先生に分かってもらえるまで半年かかったね)ヒソ

譲華(率先してやってるわけじゃないわ、そういう輩が目に付いちゃうのよ)ヒソ

先生「お静かに!」

その言葉と同時に弓子は教科書を見て、私は窓の外を見た。
譲華(このごろは……自分から率先してるけどね)
譲華(私の能力、――『クリスタル・エンパイア』って名付けた)

 譲華は窓の外を見つめる、校庭の桜の木を見ながら自分の力について考える。
(この能力が使えるようになってから毎朝試せるような馬鹿不良を探してたわ……。
ちょっと悪い気がしたけど、能力の条件とかも分かってきたし……)
 先生の話をダラダラとノートに書く、Kさんの罪とかどうでもいいやと思いながら――傍らに
ある者をちらりと見る。.                         ・・
 C・エンパイア。他人にとっては単なる余所見としか見えないようだけど、私とそれはちゃんと目線があってる。

 これが出るようになってからいろいろ試したが、いろいろ限度があるらしい。
 例えば、これは私の近くしかいけない。これを『出す』と『出さない』の設定が出来る。私と同じように動く。レンガぐらいなら簡単に叩き壊せる、などなど。
 特に顕著なのは透明能力と投射能力だろう。
(今日の朝も……あいつらの手を透明にしてやったなぁ)
 顕著な能力はこの二つ。
 能力?、両手で触った物を透明にする。能力?、その触った物を投射して、像を作る。
(昨日、家の洗濯機でやったら玄関先まで像ができたなぁ……叔母さんに見つかって説明大変だったけど)  
 なによりも思うことが一つある、これが本当に見えないのか、ということである。
(友達や叔母さんの前で『出し』たり、『出し』ながら歩いたりしたけど誰も気が付かなかったなぁ……)
 上野譲華はこれについて深く考える。
 別に深く考える必要はない、透明になれるって事はそれだけでいろいろラッキーだ。
 それ以上は何もしなくて良い、なのだが、しかし
(こんなに特別な能力を持ったんだ……何かしなくちゃいけないだろう!)
 と深く考える嬢華だが、透明になれる利点を考えれば考えるほど思春期中の譲華は考えがピンク方面に言っちゃうので、うーんうーん、唸ってると
「じゃあ、上野。19ページ四行目を読みなさい」
「へっ」


PM12:30汐華駅近くのゲーセン

「あ、あのー」
 治安が良いことで有名な汐華町であるが、隣町のM町では不良がはびこりにくいのでわざわざ汐華市まで
流れてくる。
 だからゲームセンターなどの施設に不良が集中することは珍しくない。
 不良Cは中央で煙草を吸っている男に声をかけた。
「……」
 身長は180越え、まさにそれっぽい学ランを来た男。普通なら関わるのは面倒なのだが、不良Cはとある報告があった。
「た、頼まれていた人物を見つけました!」
 不良Cは今朝のことを告げる、それはもちろんあの少女のことだ。
 不良Cはこのところ変に喧嘩を吹っかけてくるが、べらぼうに強い髪形に特徴のある少女の事を探すのを、
命令されていたのだった。

「ほうほう、それはご苦労だったな。それでどうなった……?」
「いや……神元さんが言ったとおり、何もしてないのにAが吹っ飛んだり奇妙なことが起こったり……」
 Cは右手を見せ、
「ほら、今は普通に見えますけど――さっきまでは透明になってたんですよ!」
 神元と呼ばれた男は頷き、軽く笑う。
「やはり――な。この頃、そんな報告が沢山あったが、これで信憑性が上がったな」
「神元さん、報復に行きましょうよ! 結構仲間がやられてるんで女にナメられたらチームの名折れッスよ」
 神元は煙草を捨て
「当然だ……案内しろ……」
「さすがッす! 制服から汐華高校って事は分かってるんで、聞き込めばすぐに分かると思います、髪形も特徴的だし」
(……やはり、そいつはスタンド使いか……俺のスタンドとどっちが強いかな……?)


PM12:30 汐華高等学校

 四時間目の授業も終わり、普通は昼休みである。
 だが、入学最初の期間は授業が四時間しかないので普通そのまま下校であるが、ぼっちではない譲華は友達と昼飯を食べていた。

譲華「なんか……殺気がする……」

弓子「いつから?」

愛菜「それ知ってますわ! さっきからでしょう」

譲華「赤い服を着た人に蹴られて、全てもってかれるぞ」

愛菜「サンタさん?」

弓子「ちょっとあってるかな?」

譲華「合ってない!」

 愛菜と呼んだ少女は頭にはてなマークを浮かべながら、高そうなお弁当を食べる。
 香坂愛菜さんはお金持ちの令嬢で世間知らずである、席が近くで弓子といつの間にか意気投合してたので食事を一緒に食べている。

 愛菜と呼んだ少女は頭にはてなマークを浮かべながら、高そうなお弁当を食べる。
 香坂愛菜さんはお金持ちの令嬢で世間知らずである、席が近くで弓子といつの間にか意気投合してたので食事を一緒に食べている。
「でも、ダメですわよ。譲華さん」
「何が?」
 口をこれまた高そうなナフキンで拭きながら
「朝、起きれないなら私みたいに家政婦さんに起こしてもらえばいいのに」
「いねぇわ!」
 声を荒らげて言うが、愛菜はまた頭にはてなマークを浮かべるだけである。
「貴女みたいなお嬢さまが、なんでここの普通の学校に来たのよ」 
「ん――お父様がここには学歴以上の得られる物があるとか言うから……しぶしぶですわ」
 そうですか、とため息まじりに言う。
 そして、考える。
(……今日、私の『クリスタル・エンパイア』を『出し』ながら授業などを受けたけど誰も気が付いてなかったなァ……)
 もしかして一部の奴は気付いてるけど気付いた振りとかしてるのか……、とか考えつつ二人の会話を聞く。

「最近、道路工事が多いよね――」
「確かにですわね」
 薄手の手袋に包まれた人サシ指を上に向け、
「あれですわ、この街古くなってきたから大規模な道路工事とか行われてますわ。 今日も学校に来る途中に通ろうとした汐華駅近くの道路も補修工事とかでコンクリで固められてましたわ。 穴ぼこだらけで車が通れなかったわよ。だからわざわざ迂回してもらったんだから」
 友子は、へー、と感心しつつ
「愛菜ちゃん、車で送り迎えしてもらってるんだ……」
「?」
 譲華は思う、
(過保護だ……)
と、そんな友人同士でよくある意味の無い会話をしていると
「すみません……譲華さん」
「ん?」
 クラスは同じじゃないが、学園で一度は目にした事があるような男子生徒が声をかけてきた。
「すいませんが……ちょっと用があるって言う人がいるんです……僕と来てください、お願いします」

譲華は友達に軽く別れを告げて、男子生徒に着いて行った。
「どこにいるの? 遠いの?」
「いや……すぐですよ」
 と言いつつ、男子生徒は靴を履き替えて外に出たので譲華もそうして追いかけた。
 普通ならここでめんどくさいので逃げても良かった。
 しかし、譲華はある予感がしていた。
 校門から出たら、それがハッキリとした。
「お前……」
 今朝の不良の一人である。
「よう……今朝はよくやってくれたな」
「ハァ……やっぱりか」
 やはり、予感は的中した。不良の報復である。
 案内した男子生徒も消えていた。脅されてやらされたのであろう。
(めんどくさっ……!)
「……それでなんなの? やるの?」
 譲華は圧倒的敵意をそいつに向けて話す。食後の運動は好きではない方なのでなんとか威圧で止めさせようと思ったが、
「いや……お前とやるのはコイツじゃない」
 と、言いながら門の陰から出てきたのは身長180cmで学ランを着た男である。
「神元さん、やっちゃってくださいッス!」
 傍らにゴツいバイクを立て掛け、口に煙草をはさみ、えらく高圧的な印象を受ける。
「あら……なかなかほんのちょっぴりだけ楽しめるか楽しめないかのギリギリ瀬戸際のデカブツが来たようね」
「ふん、褒めてくれてありがとう」
 軽く鼻で笑うが、表情は笑ってない。
(これは……もう私の能力でコテンパンにして、さっさと帰ってもらった方がいいわね……クリスタル・エンパイアッ!)
 譲華はスタンドを放つ。
「いいわよ……やりましょう。さっさとかかって来なさいよ」
 頭の中ではこう考えた、真正面から笑いながら来たデカブツを右手の突きでのびさせる、そしてそこの三下に処理させれば、残してきた食事を食べることが出来る。
 と考えていたが、 
          ・・・・
「ほう……良さそうなスタンドだ……人型か……」
(……こいつ、今なんてッ!)
 譲華の表情の変化に神元も気が付いたようだ。
「知らないのか……スタンドの事を……ほう」
「見えてるのか、私のこれ――スタ……ンド?が……」
 神元は煙草を吹き捨て、
「見えるさ……同じ『スタンド使い』だからな」
(何ィ……ッ!)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「まぁこんな学校のまん前で遣りあうと、すぐに大勢の人だかりが出来る……、お前も準備万端なわけでもないだろ……場所を指定してやる……5時30までに汐華駅まで来い」
 と言うと神元はバイクに乗ってさって行ってしまった。ちなみに不良Cも後ろに乗っていた。
「同じスタンド使い……」
 譲華は一言呟いた。


PM5:30 汐華駅近くの廃ビル 
 教室に置いていた荷物は、一度家に帰って置いてきた。
「……」
 別に来る必要はなかったが、譲華はこのスタンドというものの情報がもっと知りたかったし、たとえ何十人に囲まれたとしても自分を透明にして逃げればいい、そう思ってやってきた。
 駅に着くと、今朝会った不良どもがここ(廃ビル)まで案内してくれたわけだ。
 着いたら、そそくさと逃げたが。
 廃ビルにつく途中に、道路が舗装されていたがコンクリート車などがそのまま放置されてたり、窓が割れたり壁にスプレーされまくった看板を見かけた。
 路地裏にある水が入ったビンや、アキカンで掃除が行き届いてないことが分かる。
 ここは彼らの本拠地と言う事か。
 入り組んだ路地を抜け、大きい空き地的なところにたどり着いた。
 廃ビルが見える。
「来たか……逃げなかった事を褒めてやろう……」
 神元が空き地の中央で煙草をくゆらせている。
「……余裕ね」
 譲華はあたりを見渡すが、人気ないことに気が付く。
「何故、人がいないの?」
「スタンド使いにとっては一般人は邪魔なだけだ、手下を使って道路舗装中の奴らや手下どもを近づけさせないようにした。元々人通りも少ないしな」
 譲華は腰に手を当てて言う。
「アンタの言ってるスタンドってなんなのよ。教えなさい」
「俺に勝ったら教えてやる……まァ絶対ないだろうが」
 譲華は、そう、と言い、
「別に戦う必要はないけどね。あなたが言ってくれなくて、かつあなたが戦いを望むなら良いでしょう。かかって来なさいッ!」
ドドドドドドドドドドド

譲華「クリスタル・エンパイアッ!」
バァーン

譲華「もうこうなったらアンタには勝ち目がないわ。私はとっておきの能力があるもの」

神元「透明能力か?」

譲華「な、何故知ってるの?」

神元「手下が経験済みだ……」

譲華「そう」
譲華「だから……何? アンタがどんなパワーの強いスタンドを持っていたって、透明になって死角から近づけば敗北よッ!」

神元「まァ……それ程度の逆境なら乗り越えなくちゃあいけない……、まァ見とけ。出ろッ! 俺のブラック・アイズ・ピースッ!!」
ドギューーン

譲華「それがスタンド……なの? 何のジョーク? ただのタバコにしか見えないんですけどッ!」

神元「まァ見てなって……」
モクモク

譲華(あれは……噴出してるのは煙?)

神元「さぁてどんどん煙ってきたぞぉ~」

譲華(なんか……ヤバイ気がする……)
譲華「クリスタル・エンパイア! アイツを叩きのめせッ!」
C・E『OLAHHHHHHHH』
バシュン

神元「フンッ!」
ガキィン

譲華「な……何ッ! 煙が固まって人型にッ!」

神元「俺のスタンドは煙の量によって姿形が変わるスタンドだ……煙を集めればパワーもでる……こんなふうになッ!」
バコォン

譲華「ッ……! やっぱり……スタンドにダメージがあると本体にもダメージが来るのね」

神元「フン……、俺の攻撃を止めるとは……ふむやっぱりこれはかなりのパワーがあると考えるべきかな」
神元「提案がある……俺のスタンドとパワー比べをしようじゃあないか」

譲華「?!」

神元「俺はわざわざ持久戦をやるのはめんどくさいんでね、ここは一発力勝負で一気に勝負をきめようというわけだ」

譲華「……いいわ、その提案」

神元「よし……なら行くぞッ! ブラック・アイズ・ピースッ!!」

譲華「行きなさいッ! クリスタル・エンパイアッ!!!」
C・E『OLAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH』

クリスタル・エンパイアのラッシュがブラック・アイズ・ピースにぶち当たると同時にブラック・アイズ・ピースが消えたッ!
煙が広がったのだ。

神元「フッ」

譲華「何ッ!!!」
バシュン!

神元「元は煙のスタンドだぜぇーッ! そんな物理的攻撃が当たるわけねーじゃねーかッ!」

譲華「アンタ騙したなあァ!!!!!!!!」

神元「おいおい……それよりそんな拳を突き出してていいのかい? お前の隣で俺のスタンドの煙が集まりだしてるゼェーッ!!」

譲華「な……」

神元「遅いッ!」
ドゴン

譲華「ぐああああああああッ!」
ドシューン

神元「おやおや……もう終わりかな……もっと楽しめるかと思ったのに」

譲華「いや……? まだお楽しみは終わってないぞ?」

神元「ほう……一瞬早くスタンドを引っ込めてガードしたか……まァあばらにヒビぐらいは入っただろうな……」

譲華「ちょっと舐めていた……かな? アンタのスタンドがあまりにも弱く見えて……ちょっと痛めつけたらやめてあげようと……思っちゃってたかな……?」
譲華「最低だわ……こんな最低な奴には私が性根を叩き直すしかないようね」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ

神元「ふん……なら俺がお前の全身を叩いてやろう」

譲華「アンタはもう『詰み』って事が分からないのかしら? さっきの時点で私を倒せなかった時点で終わったと……」

神元「なんだと……」

譲華「クリスタル・エンパイアッ! 私の体を透明にしろッ!」
バシュン

神元「何ィ……!」

譲華「アンタはもう私の姿が見えない……せいぜい死角から攻撃させてもらうわ」

神元「どこだ……」
モクモク

譲華(さて……もう頭に来たわ……。後ろからのラッシュで病院送りは当然だ……)

神元「……」

譲華(あまり隙を見せないな……)

神元「……そこかッ!」
バシッ

譲華(見当違いの方向を打った! そこだッ、喰らえッ!)
ドッゴォォン

神元「残念だなァ!」
バシッ

譲華「何……だと……」

神元「くらえッ!」
バシュン

譲華「うわわあああああッ! ガードしろC・Eッ!」
ガキィン
譲華「なぜ……分かったの……」

神元「さァなァ? ところで……この煙は芳香も若干操られるんだ……知ってたか?」

譲華「……何ィ?」

神元「臭いだよ、臭い……」

譲華「ま、まさか……」

神元「その通り、さっきお前を殴った時、おまえの制服ジャケットにタバコの臭いをつけさせてもらったッ!」

譲華「何だってッ!」

神元「普通ならわからないほどの微妙なにおいだが俺のスタンドの臭いだ、位置ぐらいわかるッ」

譲華「くそっ!脱がなけねばッ!」
ガバッ

神元「そんな事させるかッ! ブラック・アイズ・ピースッ!!」
ドグシャア

譲華「ガードしろッ! C・E!!」
ガキーン
譲華「なッ! ガードが弾かれたッ!」

神元「フッ さっきの会話中も俺の煙草からは煙がモクモク出てんだぜぇ~~~~!」
神元「時間が経つたび、もっと強くなっていくのさァ~~~~!」

譲華「グ……」
譲華「ここは一旦退くしかないッ! さっきの路地裏にッ!」
ダダッ

神元「逃がすかッ」
ダシュ

譲華「ヤバイ追ってくるッ! 服を脱いでる時間がないッ! どうすればいいんだッ!」


神元「捕まえたぜッ! 路地裏に入ったがいいが、お前は袋小路になっていってんだぜぇ!」

譲華「くそッなんとか時間を……」

神元「捕らえたッ! 終わりだッ!」

譲華「オラッ!!」
バリーングッシャア

神元「何ィ!」

譲華「路地にあった水入りのビンを空中で破壊した……ちなみに煙ってのは水によくなじむよね……なじんだ後は水滴になるけど」

神元「くそッ! 煙を減らして……悪足掻きをッ!」

譲華「今だッ!」
ダダダダダッ


PM5;45汐華駅近くのゴーストタウン

神元「クソッ……最悪だ……」
神元「どこだ透明になっているのか……だったら臭いで……」

神元(いたッ! あそこだッ! 透明になってないッ! 一撃勝負に出たか……)
神元(俺が近づいた瞬間、一撃集中の攻撃をしてくるかもなァ)
神元(だが……なんか怪しいぜェー)

譲華「……」

神元「フン……それならそれでいい、お前に近づかなくともお前を倒せるからなァ」
神元「俺のブラック・アイズ・ピースは煙の多さによって遠距離タイプにも変えることが出来るッ!」
神元「安全にお前をぶっ殺せるぜぇーッ! くらえッ! ブラック・アイズ・ピースッ!!」
B・E・P「シャアアアアアアアアアアアアアアッッッ!」バシュン

ブラック・アイズ・ピースが譲華の体を捕らえた瞬間、ブラック・アイズ・ピースの攻撃がすり抜けたッ!

神元「何ィ!」

譲華「上野家の代々伝わる教訓は……やられたらやりかえせって事だァー!! ボディがガラ空きよッ!!!!」

神元「ま、守れッ! ブラック・アイズ・ピースッ!!」

譲華「遅いッ!」

神元「ぐぼッ!」
ドグシャ

譲華「ハァハァ……クリスタル・エンパイアのもう一つの能力……投射……さすがにアンタは知らなかったようね……」

神元「透明になり隠れ……そして、ジャケットを……投射した像の場所に置いたのか……」
神元「ゲボッゲボッ!」

譲華「ハァハァ……もう『詰み』のようね……、私はもう臭いでは追えない……もうジャケットは脱いじゃったわ。あなたの負けよ……」

神元「ド畜生がッ! だが、まだ諦めないぞッ!」

譲華「そう……だったらもう眠りなさいッ! クリスタル・エンパイア! 私を透明にしろッ!」

神元「……ム」

譲華「えッ……!」

神元「どうやら……お前はすごく疲れてるみたいだな……ものすごく……」

譲華「消えないッ! てか薄い! どうゆう事だッ!」

神元「どうやら……ぜぇぜぇ……俺にもまだ勝気があるようだぜ」

譲華「私が『疲れて』いるからか、今まで『疲れた』まま能力を使ったことがなかったからッ! 気が付かなかった……」

神元「ゲホッゲホッ、俺のスタンドは本体の『疲れ』は関係ないぜ……煙を集めるだけだからなぁ~~」

譲華「ど、どうする……このまま叩きあっても『疲れ』がある分負けるッ!」

神元「とてもフラフラしてんぜ……近づいて終わりだ……ッ! お前をボコボコにする……殺しても仕方ないと思え……」

譲華「クソッ……ハァハァ……」
ダダッ

神元「待てッ!」
タタタタッ


神元「どこだ? ……見つけたッ! 道路でヘタれてやがるッ!」

神元「どうやら……終わりみたいだぜッ! ここに人が居たらなんとかなったかもしれねぇが……手下は上手くやっているようだ……」

譲華「動かないッ……、さっきの攻撃で体がッ……」
ベタッ

神元「道路に倒れて……良いザマだッ! 遠距離攻撃はもういらない……お前に近づいてラッシュを決めれば終わりだッ!」

譲華「グッ……」

神元「終わりだッ!!!! ブラック・アイズ・ピースッ!」
ダダダダッ ドボッ

神元「何ッ……!」

神元「なんだ……この足の感覚はッ!!!!!!!!」

譲華「クリスタル・エンパイア能力解除よッ!」

神元「何ッ! こいつはッ! 生乾きのコンクリートの上じゃないかッ! こんな物見えなかったぞッ!!!!」

譲華「クリスタル・エンパイアで道路を透明にして、一番デカイ舗装中のコンクリートの地面の上に普通の地面の像をかぶせて、錯覚させたのよ……これでアンタは少しの間だけ動けないッ!!!」

神元「舐めやがってッ!! だが、俺がここから動けなくてもお前の所に攻撃は届くぜッ!!!! 煙を遠隔距離で飛ばせばなァ!! 勝ったッ!! 吹き飛べッ!」
ドッグオオオオオオオオン
ピシュン

譲華「……残念、それも像だ……」
譲華「頭に血が上って……私が近づいていたことや……像がボヤけている事に気が付かなかったお前の負けだ……暗くなってきたのもあるがな、食らわせろッ!クリスタル・エンパイアッ!」
C・E『OLAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH』
ドコドコドコドコドコドコドコドコバッグォーーーーーン

神元「ぐばああああああああああああああああッ!!!!!!!!!」

譲華「あ……生乾きのコンクリ地面の上でぶっ叩いちゃったから、こいつの全身がコンクリに半分めり込んじゃった……」

譲華「まぁいいか……寒空で一日反省してろ……ッ!」


神元・・・再起可能、だが地方新聞と一部の有名新聞にコンクリにめり込んだアワレな不良リーダーとして有名になり社会的に再起不能
記事メニュー
ウィキ募集バナー