ユミル・イドゥアム連合帝国 > 政治


概要

 当記事では、ユミル・イドゥアム連合帝国の政治体制に関する記録を纏める。

国内派閥

皇国派(中道右派)

「優秀なケルフィリア人の皇帝に統治され、優秀なテルスヴィネル人に守られる帝国こそ理想の国家である。古き良きフォフトレネヒト皇国がそうであったように、他国に影響力を伸ばす事は必要だが急ぎ過ぎると仕損じるぞ」
 旧フォフトレネヒト皇国や旧ヘズレル共和国の貴族。大戦時にはガルロ派と並ぶ2大派閥の一つであった。
戦後は支持していたガルーネの裏切りと民主派の台頭によって勢力を失う。
民主派貴族やガルロ派貴族の存在に嫌気がさしたトローネが支援し、再び勢力を増した。

民主派(極左・制限対象)

「内政も大事です。しかし!まずは国際関係が優先!全ての外国と友好関係を結んでから民主化し、国民の意見を取り入れながら内政問題に取り掛かればいい!」
 戦後、誕生した派閥。外交に力を入れ、イドラム2世(ガルーネ皇帝)に皇国派を裏切らせて民主化を目指した。
当時の連合帝国において対外交渉の主翼を担うも、トローネの治世に国内問題の責を問われ、規模を縮小させた経緯がある。
以上の権力闘争を背景に一部は日和見主義へと転じたが、大半は反皇帝派にまわり粛正された。

ガルロ派(極右・粛清対象)

「我々帝国人は共立世界を支配し頂点に立つべき優等種族である。他国の劣等種族を従わせる為に戦争は継続するべきである」
 初代皇帝(イドラム1世)を支えた派閥。大戦初期には皇国派と並ぶ2大派閥の一つとして国の政治を担っていた。
ロフィルナ系イドゥアム貴族が大半であり、権力基盤を固めたイドラム1世のもとで長らく圧政を敷いた。
攻撃的な主張が強く、外交面での思慮に欠けることから粛清対象となって久しい。近衛騎士団による殲滅作戦が効果を出し、現代ではほぼ壊滅状態となっている。

公式の組織

連合帝国中央評議会

 連合帝国全体の方針を担う。直轄領を始めとする各加盟国の助言と同意により最高議長が選出される。
形式上、加盟国の不満を抑えるための調整を続けているが、本土系の人物による続投が続いており、皇帝の意向が色濃く反映される体制となった。
実際の合議にあたっては皇帝を始め、連合省庁を纏める中央貴族、エルクール大公国、その他の加盟国の代表が列席する。

帝国執政院

 皇帝を頂点とする最高機関。直轄領の方針を担う要職として、皇帝、近衛騎士団、中央評議会議長(宰相)等が参加する。
貴族や各省庁から中央評議会に挙げられて決められた重要かつ国の方針に関わる議題を決議するが、国家機密情報は中央評議会をすっ飛ばしてここで直接決められる。
一般の貴族は関わることが出来ず、皇帝や皇室の運営に関わる人物達を中心に中央評議会議長、帝国官房長、共立機構執政補佐官が列席する。

帝国直轄領中央評議会

 直轄領の統治を担う。政治組織。地方貴族や各省庁から挙げられる問題に取り組み平時における直轄領の運営を行うが、国家機密や国際関係に関わる場合は帝国執政院に上げられる。
実際の合議にあたっては執政院の長たる皇帝を始め、中央貴族、地方議会の代表などが列席する。

帝国直轄領地方議会

 地方行政庁の長たる各領主が参加し、領地間の問題や取り組みを纏めて直轄領中央評議会へ提出する。
 議長は各領主から選挙で選ばれた代表領主が担う。

地方行政庁

 地方領主を長とし領地内の統治を担う組織、およびその組織が働く施設。大抵は地方首都に置かれており、領主が暮らす宮殿の側に建設される。ここで伯爵や男爵の領主が準男爵や平民の行政官や領主軍を指揮する。広大な領地を保有する場合は情報の伝達が隅々まで行き渡るよう地方首都から離れた街に行政分館という施設を建てられる。

帝国の省庁と省庁外の組織

帝国内務省

 帝国直轄領内の内政をコントロールする。公共施設や公共機関の運用の他、帝国国営放送やソフトフリーネットワークを指揮下に置いている。組織のトップは大大公クロキルシさん。

帝国外務省

 連合帝国の外務を担当する。帝国政府が主導する公式行事において、他国との調整や交易調整などを担当する。組織のトップはラートロ。

帝国官房

 内務にも外務にも属さない省庁外組織、国内外において帝国に不都合な人物を粛清する影の部隊。敵対国はもちろん、友好国にも多数潜伏しており世論操作をおこなう。帝国政府に忠誠を誓い暗躍する。

帝国軍

 連合帝国が保有する陸・海・宙の三軍。国内外双方で活躍するため省庁外組織となっている。

非公式の組織

帝国管理会

 連合帝国にある非公式の組織。連合帝国内でトローネ個人に対して忠誠を誓う人達で構成されており、他国にも影響力がある。
よく行われるのは政治、外交の結果を裏で操作とトローネに批判的な人物の排除。
各省庁、工作員、近衛騎士団もこの組織と共に行動する。

貴族制度

中央貴族

 帝国中央評議会に所属し、領地を持たない代わりに帝国の各省庁にて政務を執り行う。政務貴族とも呼ばれる。
中央貴族は地方貴族の互選で推薦され、皇帝の任命により中央評議会における立法権を担っている。

準中央貴族

 外来貴族の中で帝国国籍を持ち、自身の宮殿を所有し一定の帝国中央貴族としての権限を持つ。中央評議会において投票権は無いものの発言権があり、帝国貴族としてさまざまな式典に公式参加が可能。

地方貴族

 各惑星ごとに存在する地方議会に所属し、その主な構成員たる地方領主が皇帝より賜りし封土を治める。
そうではない一族の構成員が中央省庁に出向し、中央貴族の元で経験を積むのが通則となった。
地方貴族は、中央省庁において経験を積んだ貴族から構成され、それぞれの領主の政治に協力している。

即位貴族

 帝国国籍が無く宮殿を持たない貴族。制度上、階級による区別は存在しないが、通常は帝国に対して有益な一部の富裕層に授けられる。「即席で与えられる爵位」の意味。

代官

 首都星内の各地域に派遣され、各地域と帝国直轄領中央評議会間の伝達役兼代理行政を担う貴族。皇帝に任命された侯爵がこの役職に就く。
地方貴族とは違い基本的に内政に関わることは出来ないが、地域によっては街や都市の長からアドバイスを求められる事もある。

爵位

 他国の元首に対して認定を行う場合は、外交儀礼上、トップクラスにおける待遇(相互対等の原則)とは別段の解釈をもって授与される形式を取る。
皇帝直轄領では役職によって爵位が変わる為、爵位の変更時「移爵書」という書類が中央評議会から貴族家に送られ爵位の変更が通知される。

大太公

 宰相職。連合帝国中央評議会最高議長専用の爵位。現在はパヴェル・クロキルシが大大公を務める。

大公

 政府高官や皇室補佐の職務を担う中央貴族の爵位。帝国執政院の参加資格において最低条件となる。

準大公

 エルクール大公国成立に対応して作られた。連合帝国構成国の代表やそれに連なる人物に与えられる爵位。

名誉大公

 地位は大公と変わらないものの、こちらは他国の要人に与えられる名誉爵位。決定権や投票権は無いものの中央評議会に出席し発言出来る権利を持つ。
例外的に帝国軍の一時的な指揮権を与えられる場合もある。

侯爵

 政府役人や帝国軍の現場指揮官の職務を担う中央貴族の爵位。

名誉侯爵

 地位は侯爵と変わらないものの、こちらは他国の政府以外の要人に与えられる名誉爵位。決定権や投票権は無いものの中央評議会に出席できる権利を持つ。

中央伯

 政府役人の見習いとしてやってくる地方貴族家の人物に与えられる爵位、中央貴族として独立する場合は爵位が変わり侯爵となる。

伯爵

 地方貴族の領主の中で広大な領地を治める人物に送られる爵位。特殊な経緯をもつ地方貴族のアルバス大公は帝国政府の公式文書では伯爵と同等の地位とされている。
しかし、セトルラーム共立連邦から停戦後の人質としてやって来た関係で中央へ呼ばれる事もあり、例外的に大公と呼ばれている。

男爵

 小領地の領主や伯爵の補佐をする人物に送られる爵位。

準男爵

 帝国に貢献した平民に与えられる一代限りの爵位。領地は持てないが地方貴族の中に含まれている。能力次第で二代三代続く場合もある。
伯爵家や男爵家の自治軍を指揮する人物等にも準男爵を与えられる場合がある。

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政治
最終更新:2024年04月04日 18:29