生年月日 |
不明 |
年齢 |
不明 共立公暦1000年時点. |
出生地 |
日本国大阪府大坂市 (現:アケノミヤ学区) |
民族 |
日本人 |
所属組織 |
ユピトル学園主権連合体 リンベルーク大学付属サー・フォス・カレッジ |
最終階級 |
遊理部班長 薬法二電 |
渾名 |
怪人11号 |
概要
エリカ・キリシマは、遊理部の圧倒的武力のもとに拘束された野生の女子大生。重度の薬物依存症患者でもあり、真面目に通院の義務を負っている。結構、重めのキャラクターだ。隙あらば部員の金をちょろまかしたり賭け事に出てしまうため、
スーラ部長は知り合いの医師
リシス・レールストラに依頼し、特性の秘伝ナノデバイスを処方させた。特定の行動を取ろうとすると頭の中がファンファン鳴り始め、素行の改善を促す強引な対処療法だ。やがてエリカは、自分をこの地に誘ったスーラの思惑に興味を持ち始め、少しずつ部員たちとの交流にも関心を見せるようになった。エリカの背景には、多くの波乱万丈なエピソードがあり、過去は謎に包まれている。大坂市(現:
アケノミヤ学区)で生まれ育ったエリカは、ある日突然異世界に転移し、そこで困難な生活を送ることになった。最初の転移先では汚物と一緒に荒れ果てた部屋ごと転移し、狂気の中で生き延びた。路頭の海賊に殺される寸前だったが、鋭い危機察知能力で命をつないだ。その後、様々な仕事を経てユピトル学園主権連合体に到着。しかし、そこでも新たな試練と自己改善のための厳しい環境が待ち受けていた。遊理部の活動に興味を抱き始めたエリカは、少しずつ仲間との絆を深め、問題を抱える部員たちとの交流を楽しむようになった。エリカは「怪人11号」としても知られ、その異名は波乱万丈な人生経験と強烈な個性に由来する。
自己紹介
はーい、どうも。エリカ・キリシマです。遊理部の戦闘部門班長なんて肩書きがついてるけど、正直、あんまり気にしてない。仕事は淡々とこなすタイプだから、そこまで大げさに考えなくてもいいよ。戦闘はあんまり無駄に手を汚すつもりもないし、さっさと終わらせてさ、次のこと考えたいタイプ。失敗?そりゃするさ。でも、それで落ち込むようなタマでもない。だって、失敗しない奴なんていないし、そんなこと気にしても仕方ないじゃん?まあ、周りがどうしてもついてこないなら、ちょっとだけ手を貸すこともあるけど、基本的に自分のペースでやってるよ。仲間?まあ、邪魔さえしなければ、あたしだって一緒にやるつもりだし。あんまり堅苦しく考えることないよね。適当にやって、適当に終わらせればそれでいいんじゃない?
来歴
『あはは……やっちゃった。お母さん……お父さん……あたし、人を殺しちゃった』
あれはいつの話だったかな。もう随分前のことに思えるんだけどね。まず、一言で説明すると変な宗教と関わっちゃってさ。なんかよく分からん奴らの生贄にされかけたんで、全力で拒否って、ぶち殺してやったんよ。そんときに使った凶器がこれ。このカバンであいつの頭をかち割ってやったのさ。それでね、これもなんかよく分からないんだけど、それ以前の記憶もね……ごっそり抜けちゃったみたい。記憶の断片が消えて、でもその消えた部分を思い出すのが恐ろしい。きっとそれ以前の生活は、普通の女子大生だったんだろうけど、今のあたしにはその記憶がまるで他人のもののように感じるんだ。カバンの中の服がきれいに畳まれてたのを見た時、何もかもが遠い昔のように思えた。つらくなって、全部捨てちまったけど、今のあたしにはその過去が重すぎるんだ。
転移後?転移後はね~、アンタらみたいに都合の良い案内役がいてくれたら良かったんだけどね。生憎あたし、そん時にはもう狂気全開で過ごしてたから、酷い状態でさ。汚物と一緒に荒れ放題の部屋ごと転移して、気がついたら、よく分からん武器を背負ったオッサン達がね……普通に保護されてって思うでしょ?それがねえ、自分で言うのもなんだけど、あたし、危機察知するのが得意でね。あの時も、今思うと、自分でもびっくりするくらい冷静に判断してた。でも、後になって分かったことだけど、そいつらメイディルラングの海賊っちゅー話じゃん。暴れて勝てるような人数でもなかったし、着の身着のまま解放されるまで大人しくしてたよ。くそったれめ。それから先の生活も、まあ酷かったな。むさい連中を相手にゲロゲロやってたら仕事を紹介してくれてね。それで食いつないでた。時には違法で危ない橋も渡って、ようやっと夢のユピトルに到着ってわけ。もうね、テンション上がって叫んだよ。例の事件で、そっちのリーダーを怒らせたのが運の尽きだったな……ああ、はいはい。もう誰もいじめないし、貶めたりしないよ。悪かったって……
人物
過去のトラウマと現在の試練に立ち向かう強烈な特性を併せ持つ。彼女の性格は、さまざまな矛盾と複雑な感情が混在している。まず、エリカの最も顕著な特長は、その生存本能と鋭い危機察知能力だ。異世界での過酷な生活経験は、彼女を一瞬で判断し行動に移す能力を持つように鍛え上げた。この能力は彼女の強さの一部であり、困難な状況でも冷静に対処する力を与えている。一方で、エリカは内面的には非常に脆く、不安定な部分を抱えている。薬物依存症に苦しみ、過去の記憶が部分的に失われたことで、自身のアイデンティティに対する不安感が強くなっている。この不安感は、彼女の反抗的な態度や自己破壊的な行動に繋がっており、時折周囲に対して攻撃的になることもある。彼女の反抗的な一面は、自己防衛のためだけでなく、自分を守るための壁としても機能している。しかし、遊理部の仲間たちとの交流を通じて、その壁が少しずつ崩れ始めている。
特にスーラ部長の活動に興味を持ち始めたエリカは、部員たちとの絆を深めることで自己改善の意欲を見せるようになっている。これにより、彼女は他者との信頼関係の重要性を学び始め、新しい価値観を受け入れる姿勢を見せている。さらに、エリカは非常に知的で、ユーモアのセンスも持ち合わせている。時折ブラックユーモアを交えながら、自分自身の状況を笑い飛ばすことで、困難な状況を乗り越えようとする力を持っている。彼女のユーモアは、仲間たちとの交流を円滑にし、彼女自身の心のバランスを保つための大切な要素とされる。総じて、エリカ・キリシマは強さと脆さを併せ持つ多面的なキャラクターとして知られた。彼女の性格は、その複雑さゆえに深みがあり、彼女の行動や態度がその内面の葛藤を反映している。エリカは自己改善を目指しつつも、まだ多くの課題を抱えながら成長し続けている人物だ。その成長過程は、彼女が直面する困難や新たな発見を通じて描かれていくだろう。
通念上の常識から大きく逸脱しており、一般的にはいかなる役職も不適当と考えられる。しかし、エリカの才能に目をつけた
スーラ・ヴィ・レクサーニ(遊理部部長)の独断で戦闘部門の班長に任命された。スーラはエリカの過去の経験と能力を高く評価し、その直感力とサバイバル能力が戦闘部門で生かせると判断した。エリカは
共立世界で過酷な状況に身を置き、数多くの困難を乗り越えてきたため、冷徹かつ計算高い戦闘スタイルを持つ。スーラは彼女の危機察知能力や柔軟な対応力が部隊の強みになると確信し、班長の座を与えた。独断での任命には賛否両論があったが、エリカは班長としてその実力を証明し、戦闘部門内での存在感を確立する。指導方法は型にはまらないが、部隊員たちは彼女の非凡な判断力と危機対応能力に信頼を寄せており、任務においては冷徹かつ効率的に部隊を指揮し、成功へと導いている。結果的に、スーラの判断が正しかったことが証明され、エリカは戦闘部門の班長としてその地位を確立した。
戦闘能力
エリカ・キリシマは二丁拳銃を駆使する戦闘スタイルを持ち、高い機動力と攻撃力を発揮する。彼女の戦闘スタイルは迅速な判断力と反射神経を活かしており、絶えず変化する戦場の状況に対応できる。これまでの実戦経験を通じて磨かれた技術により、エリカは高速連射や迅速な位置移動が可能で、敵に対して圧倒的な火力を提供する。彼女の射撃は極めて正確で、動く標的に対しても高い命中率を誇る。危機察知能力が非常に高く、潜在的な危険を瞬時に察知し、回避するための最適な行動を取ることができる。二丁拳銃は軽量で取り回しが良く、高速連射性能に優れており、短時間で多くの敵を制圧することができる。エリカは戦闘中に冷静さを保ち、敵の動きや環境を素早く分析し、最適な戦術を選択する能力を持つ。これにより、困難な状況でも効率的に戦うことができる。彼女の戦闘スタイルは非常に動的で、戦場を舞うように動き回りながら攻撃を繰り出し、敵の攻撃を回避しつつ反撃の機会を見極めることができる。その鋭い判断力と迅速な行動が特徴で、戦場での生存率を大きく高めている。エリカ・キリシマの戦闘能力は、鋭い判断力と迅速な行動、高速連射可能な二丁拳銃を駆使するスタイルにより、非常に高いレベルにある。彼女は敵に対して冷静かつ効率的に対処する頼もしい戦力で、その戦闘技術と戦術は他の追随を許さない。
語録
「銃の音が鳴ったら、もう手遅れだってこと、覚えときなよ。その音が鳴った瞬間から、あたしが決めることになるから」
「死ぬ気なんて全然ないから。だって、まだまだ見たい未来があるんだもん。それに、希望を持ってるほうが強いんだから」
「痛み?そんなの慣れっこよ。あんたもそのうち味わうことになるだろうけど、どうせすぐに忘れるでしょ。痛みなんて所詮通過点に過ぎないし」
「失敗したって、なんてことないよ。失敗しても、その分強くなるだけ。人は何度でも転んで、その度に立ち上がる。それが本当の強さでしょ?」
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最終更新:2025年01月18日 10:00