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リシス・レールストラ

リシス・レールストラ
作:@Freeton2
生年月日 不明
年齢 45歳
出生地 ロフィルナ連合王国(転移前)
民族 ロフィルナ人
所属 セトルラーム共立連邦(転移後)
階級 部長
渾名 痛医者
癒やされたくないTOP3
形容しがたい何か
BBA


概要

 リシス・レールストラは、セトルラーム共立連邦に身を置く内科医である。ロフィルナ連合王国の出身だが、事象災害による転移を経て現在の世界に至った。前世界で培った医療技術と臨床経験をそのまま携えており、専門は内科全般で、その腕には定評がある。現在はセ連大統領の専属医を務める傍ら、自ら小さな診療所を切り盛りしている。しかし、その診療所は一度盛大に潰れており、今の経営は大統領との縁あってのものに過ぎない。転移前の世界でも医師として相応の名声を築いていたが、転移後は挫折と衝突の連続で、積み上げた信用の大半を自分の手で燃やすという離れ業をやってのけた。渾名の数々が、その証拠であり、「痛医者」だの「形容しがたい何か」だのと呼ばれている時点で、周囲からの扱いは推して知るべしである。そのくせ医師としての矜持だけは頑として手放さず、泥を被ってでも筋を通す場面が過去に幾度もあったというから厄介な人物と言うほかない。国家権力の不正を暴く活動()に手を出しているあたり、懲りるという概念が辞書から抜け落ちている節がある。


自己紹介

 リシスだ、45歳。海沿いの田舎で医療をやっている。見ての通り、それなりに鍛えてる。患者を担いで走れないようじゃ話にならないからな。得意なのは人の身体と頭の中身を診ることで、これまで何人もの命を現場で拾ってきた。使命感だけで走ってきたつもりはない。情熱というほど綺麗なものかは怪しいが、手だけは抜かずにやってきた。波乱万丈と言えば聞こえはいいだろう。要するにトラブルの種を自分で蒔いて自分で踏み抜いてきた人生だ。肩書きだけは無駄に増えた割に、中身は相変わらず泥臭い町医者だよ。困難が来ようが何だろうが、前を向いて歩くだけだ。信念を貫く、なんて大層な台詞は似合わないだろうけど、医者としての矜持くらいは持ち続けてる。よろしく頼む。……これで満足したか?なんだ、この罰ゲームは。あー、くっさ。ゲロ吐きそう

来歴

転移前の出世

 転移前の世界にセトルラームや文明共立機構は存在せず、ロフィルナ連合王国が健在だった。列強の利害対立は戦争へと直結しやすく、大規模な武力衝突が幾度となく繰り返されていた。連合王国も、その渦中にあり、同盟と敵対を目まぐるしく繰り返していた。そうした物騒な情勢の最中にあって、リシスは内科医としてのキャリアを着実に積み上げていった。数々の難病患者を救った実績を持ち、医師として相応の名声を高めていたが―――突如発生した事象災害の渦に巻き込まれ、順調だった人生は、そこで断ち切られた。次にリシスが目を覚ましたのは、前世界とは似て異なる『共立世界』だった。馴染みのある祖国は影も形もなく、代わりにセトルラームという名の星間勢力が台頭していた。国際秩序も、文化も、技術水準も、まるで勝手が違う、この世界で、リシスは否応なしに一から生活を立て直す羽目になった。前世界で培った医学知識と臨床経験だけが、彼女に残された唯一の武器だった。新たな仲間との出会い、そして己の存在意義との格闘を経て、リシスの物語は、この見知らぬ時間軸への放り込みから始まった。

再びの出世と凋落

 転移後のリシスは、セトルラームでも有数の大病院に職を得た。有力な部長候補として順風満帆にキャリアを重ねていたが、患者の治療方針を巡る上司との対立を続けたのが運の尽きだった(ただの上司じゃなく、教授です。そのクラスに逆らってはなりません)。無謀にも下克上の旗を掲げた結果、見事に解雇された。どこの病院からも門前払いを食らい、医師免許だけ抱えて路頭に迷う地獄を味わった。「もうだめだ」と自暴自棄に陥っていた、ある日、国際イベントの会場で上空から降ってきた現職大統領(ヴァンス・フリートン)と衝突し、昇天寸前の彼を、その場で蘇生させるという離れ業をやってのけた。なお、衝突の衝撃でリシス本人も頭から盛大に流血しており、普通に死にかけたらしい。この一件を契機に大統領専属医の一人として遇され、小さな診療所を開く程度の社会復帰を果たした。病院勤務時代から唯一の理解者だった親友を理事長に据え、自らは院長に就任した。地域医療に貢献する穏やかな日々の始まりである…かのように思えたが、すべての元凶たる教授の所業をリシスの執念は許さなかった。社会復帰を素直に喜ぶ親友にドス黒い本音を打ち明けられるはずもなく、「やっぱり復讐したい★」の一心で大統領の政治的使命感を焚きつけ、教授を(物理的に)葬り去ることに成功した。

そうして一時の溜飲を下げたリシスだが、代償は想像以上に重かった。そのサイコパスぶりにドン引きした理事長から絶交を叩きつけられ、診療所の運営は一気に傾いた。「どうして私の苦しみを分かってくれないんだ」と八つ当たり気味に憤ったリシスは、理事長と激しい舌戦を繰り広げた挙句、「理事長やめろムーブ」という最悪手を繰り出してしまった。理事長派閥との亀裂は修復不能となり、小さな所内で不毛な権力闘争が勃発した。人望で圧倒的に劣るリシスに勝ち目などあるはずもなく、最終手段として大統領のコネを無断で振りかざし、所内の実権をもぎ取った。しかし、事の顛末がリークされて世間の怨嗟を一身に浴び、地域住民の結束によって診療所ごと干された。その結果、無事倒産へと追い込まれたわけである。かくして、リシスの内面に宿るハートフルエピソード(カルマ)が、ここに完成した。かつて憎んだ教授よりも底が抜けた自分の無能さを呪い、猛省の日々を過ごすことになったリシスだが……追い打ちのように露わになる大統領の腹黒さにも振り回され、畜生の如き仕打ちを受け続けた。現在の立場は、大統領のさじ加減ひとつで星の海へ飛ばされかねない綱渡りとなっている。専属医として、食いっぱぐれこそ避けているものの、その裏では生き残りを賭けた計略を巡らせているのが現状で、反政府勢力との接触にまで手を広げているという。

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人物

 古い書物や文献の収集を趣味とし、とりわけ医学書や心理学関連の書籍を好んで手元に置いている。休日の過ごし方は至って地味で、カフェに陣取って一日中読書に耽るのが定番の光景だという。チェスやパズルといった頭を使う遊びにも熱を上げており、本人曰くストレス解消の一環だが、負けると途端に不機嫌になるあたり逆効果の疑いが拭えない。都会の喧騒から離れて森や公園を歩く自然散策も好むが、日頃の言動からは想像しにくい穏やかな趣味である。料理の腕も磨いており、新しいレシピへの挑戦を楽しんでいる様子で、時には友人を招いて手料理を振る舞うこともある。腕前は中々のものらしく、少なくとも食べた側が社交辞令以外の感想を述べる程度には仕上がっている。医師としては内科を専門に掲げているが、目の前に倒れた人間がいれば専門の垣根など平気で踏み越える質で、応急処置から蘇生まで「やれることは全部やる」の精神で手を出す。本人に言わせれば「医者が専門を言い訳にして患者を見殺しにするほうがどうかしている」とのことだが、周囲からすれば内科医の守備範囲をとうに逸脱している。性格は一言で片づけるには複雑すぎる。過去のトラウマと挫折が折り重なった影響で毒舌が口癖のようになっており、弱者に対しても容赦のない物言いをする場面が際立つ。ただし、根は面倒見のいい性質で、いざという場面では黙って手を差し伸べる一面も持っている。知的な素養は確かにあるのだが、キツいギャグを平然と飛ばしたり、常識人がドン引きするような言動を繰り返すため、その印象は容易に霞む。独立心が極めて強く、自分の信念を曲げることを何より嫌う反面、がさつでやさぐれた態度が顔を出す場面も少なからずある。仕事ぶりも一見すると雑に映ることがあるが、あれは心の中で絶えず何かと戦っている人間の余波のようなものだろう。自分の過ちに対しては苛烈なほど厳しく、自己否定の深みに嵌まり込むことも日常茶飯事である。場の空気を変えること自体は得意で、唐突に強烈なムーブを繰り出したりと、手段は選ばない。周囲が和むか引くかは五分五分(❓️)だが、本人は、あまり気にしていないらしい。かくして、周囲の評価は「優秀な医者」と「関わりたくない変人」の間を絶えず揺れ動いており、当の本人だけが涼しい顔をしているという。

戦闘能力

 医療の知識を戦場に持ち込むという、かなり風変わりなスタイルで戦闘に関わっている。直接的な殴り合いの才能は正直なところ乏しいが、応急手当と精神分析を軸にした回復支援に関しては頭一つ抜けた実力を持つ。戦闘中に負傷した仲間を迅速に治療して戦線へ送り返す、地味だが倒れた味方を放置すれば戦局が崩壊する局面では替えの利かない役割である。内科医とは一体……❓️護身術は基本的なものを一通り身につけており、回避と最低限の打撃(拳、蹴り、組み付き)で急場を凌ぐ程度の自衛手段は持っている。もっとも、本人も、その程度だと割り切っているようで、前線に出たがる素振りは見せない。リシスの真骨頂は、冷静な状況分析から仲間の戦闘力を最大限に引き出す戦術的サポートにある。混乱した戦場でも動じず、的確な指示と判断で全体の立ち回りを整える手腕は、医師として培った観察眼と肝の据わり方の賜物と言えるだろう。ここぞという場面で飛ばす皮肉交じりの一言が、妙にチーム全体の緊張を解すこともある。(ありがた迷惑と紙一重だが)

語録

「あんたが倒れる前に、ちゃちゃっと治しちゃうから黙って座ってろ」

「……どうしてここにいるのか、私自身がわからないのです。でも何故かそうしなければならない使命を感じたので。はい。何を逝っているのか自分でもわからないのですが。なにが悲しくてクリスマスに苦しまないといけないの?」

「ご自慢のブラックカードでもお使いになられては?ブラックなだけに」

「面白いやろ?笑えよ」

「人生なんてクソだらけ。でも、やるしかないからな」

「あんたの命だ、勝手にしろ。でも後で文句言うなよ」

「はいはい。どうせ私は三十路をとっくに過ぎた売れ残りですら無いゴミですからね。ストレス解消になりそうなら」

「またこんな状況か…。やれやれ、どうしようもないな」

「もう一度言うぞ、私は魔法使いじゃない。奇跡なんか期待すんな」

「いま、この瞬間を全力で楽しんでますよ。もちろんこれからもね。楽しみにしてます。この催しが終わったらまたblackな日常に戻るんです。探さないでください。よろしくお願いします」

「あのね、死ぬ気で来いっていうのは比喩表現であって、本当に死にかけの状態で来られても困るんだわ」

「大丈夫、痛くないよ。痛くないよ。痛くないって言ってるだろうが。……ほら、痛かったでしょ?嘘ついてごめんね。でも終わったから。偉いね。次はもっと痛いよ」

「患者の容態が安定しました。代わりに私の精神が不安定になりました。プラマイゼロですね。医療の均衡は保たれた」

「え、私のこと心配してくれてるの?……は? なに? 怖。やめて。裏がありそうで怖い。帰っていい?」

「本日の診察は終了しました。理由は医師の心が終了したためです。明日も終了してる可能性がありますが、その場合は翌日にお越しください。翌日も終了してたら……そうですね、お互い頑張りましょう」

「治療費?大統領にツケといて。あの人のカルテ握ってるの私だから、払わないとは言えないでしょ」

「笑顔で接しましょう、患者さんには笑顔で。はい、笑顔。……これが精一杯なんですけど。え、怖い?怖いの、これ?そっかぁ」

エピソード


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最終更新:2026年03月08日 23:40