| 生年月日 |
宇宙新暦986年4月28日 |
| 年齢 |
50アストラ歳(星年齢) |
| 出生地 |
星間文明統一機構 ロフィルナ行政管理区 (現.ロフィルナ王国) |
| 民族 |
王国系ロフィルナ人 |
| 学歴 |
グロノヴェイル市立管区少年学校中退 イドゥニア級恒星間移民船.行政区立管理支援学校卒業 同行政区立管理高等大学卒業 |
| 所属 |
セトルラーム共立連邦 行政評議会 連邦社会共立党 |
| 階級 |
セトルラーム共立連邦大統領 同連邦侯爵 ロフィルナ連邦共同体連邦総督代表 ユミル・イドゥアム連合帝国名誉大公 |
| 主な勲章 |
連合帝国五剣義勇勲章 連合帝国三剣義勇勲章 |
| 異名 |
ポリティカルスピナー 偽リベラル 独裁者 売国奴 ピエロ大統領 政治屋の鏡 共立世界の恥 バラマキサングラス ド腐れトップランカー |
概要
ヴァンス・フリートン(本名:ヴィニス・ベオトール)は、
セトルラーム共立連邦(後に
レシェドルト共和国、
フォレニア公国)の政治家。旧暦時代の
圧政を知る数少ない年長者であり、政策面では苦役(労働)からの解放を訴え、積極財政に注力した。生産性の向上を促しつつも、極端な自動化を推し進めている。生存権の維持を名目に社会保障システムの利権化を強行し、自らと近しい企業に係る事業の経営権を渡し、補助金を分配するなどしている。このように目的のためなら手段を選ばず、汚職も厭わない酷薄非道な人物として知られた。フリートンが福祉政策に拘るのは弱者のためではなく、消費による持続的な経済成長を促すため。ついでに『自分が破産した時に金が欲しいから』とも述べている。旧暦時代における派閥間争いで、幾度となく辛酸を舐めさせられてきた経験から『力なくして改革なし』との持論を強調し、自らが進める省内人事の掌握を正当化した。以上の性質から、世代交代を望む多くの国民から嫌われているものの、それ以上に民主化直後(
アルゼヌーク紛争)の失政を重ねた救国政権(現野党)に対する不信が根強く、消去法で支持されているのが現状とされる。そんな現職大統領を支える
ゾレイモス首相は、フリートンの性格について、『失言を数えるだけで暇が潰せてしまう』と評した。フリートン自身が自分よりも弱い立場の人間に厳しく接する一方、文武ともに長ける
アリウスおばさん()の御前では猫のようにしおらしくなることに定評がある。
- 題名:大統領と女性陣の愛憎(この世の終わりのような人間関係)
自己紹介
そう、皆が恐れる共立党の闇大統領とは私のことだ。新人諸君は、お初にお目にかかる。皆も知っての通り、私、ヴァンス・フリートンは先の選挙戦において勝利を果たし、引き続き国民に奉仕することとなった。さて、早速であるが、職員諸君には辞令を下したい。先の内閣において、私の方針に反した者は全て地方に出向してもらう。この決定は現時刻をもって私が決めたことであり、以後、大統領府が全ての人事を掌握するからだ。特に信念をもって私と対峙した統合財務省の諸君には改めて祝辞を贈ろう。君達は、いま、この瞬間から全ての重責を解かれ、自由の身となるからね。もちろん生活の心配もないから、今後は一市民として、安らかに過ごしてもらいたい。……不満そうだな?本来なら死刑に処するところであるものを。しかし、今の世は民主主義。数多の屍の上に成り立つ、この尊き共立憲法の名のもとに君達の人権は保障されている。そう、私の権力は法という名の恐怖に縛られており、この内に秘める銃弾を言葉で解き放つことしかできんのだ。晴れて解放された諸君らは、この私の発言をリークし、抵抗勢力に新たな娯楽を提供することだろう。だが、私はそれで良いと思っている。全ての責任は大統領であるこの私が持つから、新人諸君もよく心得て頂きたい。刃向かう者には自由を、忠誠に対しては相応の褒美を約束しよう。……え、
アリウス陛下がお越しになられた?ほげえ()
来歴(現代)
ヴィニス・ベオトール(後のヴァンス・フリートン)は、
旧暦時代の圧政下に生まれた。
イドゥニア星系からの脱出を経て、初代
ルドラス大公とともに
セトルラーム共立連邦の建国を導いている。草創期には党内派閥を糾合し、国営メディアを掌握することで権力基盤を固めた。一時は独裁者としての辣腕を振るったが、
アリウス女大公率いる改革派に敗れ、民主化への協力を余儀なくされた。その後、
再びの返り咲きを果たし、数世紀にわたる重圧に悩まされながらも数多くの政策事業を成し遂げた。最終的には
猛る世論に抗しきれず、大統領職を追われている。帝国への亡命以降は、
トローネ皇帝の庇護を受け、有力貴族としての道を歩み始めた。
帝国貴族としての地位を固めたフリートンは、行政官としての手腕を遺憾なく発揮した。セトルラーム時代に幾度となく味わった権力闘争の辛酸が、帝国社会での立ち回りにおいても活きている。レシェドルティ地方における影響力を着実に蓄える中で、妻
ヨバンナが築いたフリートン家の基盤もまた、現地での求心力を支える一助となった。共立公暦1195年、皇帝直轄領の再編が決定的な段階を迎えると、フリートンは再び歴史の表舞台に姿を現す。旧帝都レーゼルタスにて集う地方首長を束ね、独立を宣言した。
レシェドルト共和国の誕生である。暫定議会を即座に解散し、自らを大統領に据えたフリートンは、混乱の収拾には鉄の意志と絶対的な権力が不可欠であると公言した。セトルラームでの統治経験を注ぎ込み、衰退した古き都を近代的な要塞都市として再建する大事業を主導している。「秩序と再生の鉄の下に」という標語は、無秩序な過去を否定し、技術革新と強権的統治によって国家を興す決意を凝縮していた。独裁体制の下で工業化と近代化を推し進め、
共同統治機構の枠組みのもとで確固たる地位を築いた。同国は、やがて周辺諸国から警戒の目を向けられる存在へと変貌を遂げた。
武装白衛旅団を前身とする大統領親衛隊が体制の要となり、その苛烈な為政ぶりはレシェドルトにおいても衰えを見せていない。共立公暦1200年には
中東洋漁場戦争を引き起こし、沿海域警備局の大型巡視船80隻を一方的に展開する強硬策に打って出ている。
トローネ議長の介入により事態は収束したものの、フリートンの挑発的な姿勢は統治機構内に根深い爪痕を残した。しかし、国家の近代化が成熟し、自らの施策が軌道に乗るにつれ、フリートンの胸中に長年の重責から来る倦怠が堆積していった。セトルラーム時代から数えれば数千年に及ぶ権力闘争の果てに、やり遂げるべき仕事が消えていく空虚さは、かつてアリウスに権力を奪われた屈辱とは異質の疲弊を齎していた。後継者を指名する気は端からなく、自分以外の人間に、この国を委ねるつもりもない。ならばいっそ完成した国家を国民に返すのが、この男なりの幕の引き方であった。皮肉にも、フリートン自身の独裁が奏功した結果として民主化の条件が整い、共和国は大統領の手を離れても自律的に歩める体制を備えるに至った。自ら憲法改正を主導して民政移管の道筋を敷いたフリートンは、最後の大統領令に署名を残し、レーゼルタスを後にした。かつて、セトルラームでは世論に押し出される形で権力を失ったが、レシェドルトにおいては自らの意志で手放したのである。
レシェドルトの民主化を見届けた後、フリートンは旧友である
トローネの招きに応じ、CP3星団への長い旅路に加わった。共立公暦1850年のことである。
宮殿惑星を基盤に集った一行の中には、かつて、幾度となく煮え湯を飲まされた
アリウスの姿があった。育ての親としての過去に深い傷を刻んだ
メレザ・レクネールもまた、この旅路に同行している。セトルラーム時代の記憶が鮮明に残る面々との再会は、フリートンにとって容易な心境ではなかったはずである。それでも、レシェドルトで重責を降ろした後の彼には、かつてのような鋭い警戒心が薄れていた。数千年にわたる権力闘争に疲れ果て、自ら独裁を完成させて手放すという一周を経た男の中に、もはや旧敵を敵と見なす気力は残されていなかったのだろう。約450年に及ぶ航行の歳月は、否応なく同行者たちとの距離を詰めていった。アリウスとの間に横たわる長い因縁は、劇的な和解を経て清算されたというよりも、膨大な時間の中で敵意の輪郭が擦り減り、互いの存在が抜き差しならない腐れ縁として定着していく過程であった。
焼きそばパンの使い走りに始まり、ムチで叩かれ、政権を吹き飛ばされた記憶の数々は、この頃には、もはや一種の勲章じみた哀愁を帯びている。アリウスの側も長い歳月を経て、なお生き延びるこの男を「愛すべき下僕」として遇する態度を変えなかった。メレザとの関係は、より複雑な経緯を辿っている。メレザは
契約の代償として少しずつ古い記憶を失う宿命を負っていたが、フリートンとの間に刻まれた愛憎の記憶は失われることなく残り続けた。過去に政治利用され、用済みとして切り捨てられた痛みも、それでもなお育ての親として抱く感情も、全てを覚えたままである。フリートンの側に生じた変化をメレザは見落とさなかった。独裁を完成させながら自ら権力を放棄し、疲弊した姿で旧友たちの船に乗り込んできた男は、かつて幼い自分を恐怖に震えさせた独裁者とは明らかに異なっている。レシェドルトでの歳月がフリートンから削り取ったものの大きさを、メレザは黙って受け止めた。赦しの言葉が交わされた正確な時期は定かでないが、新天地に到達する頃には、両者の間に横たわっていた緊張は静かに解けていたとされる。
共立公暦2310年、公国の建国が宣言されると、フリートンは五貴族家の一角を担うフリートン家の当主として、政務卿および聖貴族会議長の重責を引き受けた。かつてセトルラームでは有力な政策を幾つも積み重ね、レシェドルトでは鉄の独裁者として絶対的な権力を振るった男が、五家の合議による統治秩序の中に自ら収まったのである。トローネとの長きにわたる交流の中で培われた信頼が、この選択を支えている。セトルラーム時代には政治的打算から始まった関係であった。帝国貴族としての歳月、レシェドルトでの独裁と解放、CP3への長い旅路という積み重ねを経て、フリートンはトローネのもとで働くことに素直な充足を見出すようになっている。統治代行としてスヴェリナの行政を預かり、鎖国期には行政首都リムグラフトを拠点に鉱物資源の採掘と工業化を一手に推進している。雪山に囲まれた盆地に広がる赤褐色の屋根並みと、巨大なボイラーから立ち上る蒸気の光景は、フリートンの統治手腕が生み出した産業都市の象徴となった。公国最大の人口を擁する経済都市の統治代行は、五貴族家の中でも隔絶した実務能力が求められる重責である。鎖国期の建設資材供給から開国後の通商交渉に至るまで、スヴェリナの発展を一貫して主導してきた。聖貴族会議長として公国全体の政策調整を取り仕切る姿は、かつての独裁者とは異なる形での辣腕ぶりを窺わせるものでもある。外交面では、公国の内政自治を損なう恐れのある枠組みへの参加を退けつつ経済的実益を確保するという精緻な均衡を維持し、星団議会においては調停的な手法で中小勢力からの信頼を得ている。レシェドルト時代のような強硬一辺倒の外交とは趣を異にし、議論の過程で代替案を示しながら議題を穏当な方向へ誘導する手法は、数千年分の政治経験が凝縮されたものであった。
人物
弱者に対し高圧的である反面、無能なリーダーに対しても手厳しく、敵対する組織を「自浄作用がない」と罵って憚らない。長年かけて練り上げてきた構想を台無しにされた経験から、裏切り者を「根性なし」と侮辱し、必要とあらば無慈悲に処することの必要性を説いている。以上の性質から時に自らと近しい者すら切り捨て、それを幾度となく繰り返した結果、己の周囲を取り巻く全ての存在を疑うようになった。そうした困難の中、過去の苦境を肯定し、赦すことの大切さを語る母親(
ルフィリア・フリートン)の姿に複雑な思いを抱いていることを吐露。話を聞いた
友人から信じることの有用性を説かれると、「自分にも神がいるのか」と自嘲し、以降は毛嫌いしていた宗教に柔軟な姿勢で臨むようになった。不老化の宿命として長らく無感動の様相を呈していたが、黙々と哲学書を読み漁るうちに時代の変化を最大限たのしむことに活路を見出している。
日頃の言動が災いして常に「関わりたくない人種」のトップ10に数えられる一方、交友関係を深める
トローネ皇帝からは「独裁者の鏡」と評された。そんな彼であっても、一人で過ごしている時にはギャグや日常系の番組を鑑賞し、好々爺のように穏やかな様子でくつろぐなど普段の酷薄さからは想像もつかないほど機嫌が良いらしい。また、大統領宮殿に常設されているネットワークエリアで全ての雑念を洗い流し、誰にも煩わされることのない
無限空間の海をたゆたうことに最大の癒やしを見出しているという。普段、どれほど無味乾燥な現実に直面しようと、この時だけは人類の叡智に畏敬の念を覚えるらしく、当のヴァンスにとって、より良い接続環境を得ることに並々ならぬ興味を示していた。その分、職務を疎かにするわけにもいかず、
主を刺激しかねないことから程々に嗜んでいるのが現状らしい。(官僚筋)
- ヴァンスは協力関係を維持することの鉄則として、時間を守ること、約束を履行すること、リスクを背負うことの三点を挙げている。
- 特に『取り繕った偽善者』が嫌いで、『根性なしの弱者』や、『だらしがない奴』、『日和見主義者』に対する当たりが強くなった。
- 人に過度な期待を抱かず、信用もしないため約束を違えた者に対しては自らも雑な付き合い方をしているという。文句は言わせないらしい。
- 無力な青年時代に人としての尊厳を踏み躙られ、その後の出世に至っても筆舌に尽くし難い絶望を味わわされた経験から、何事においても優位に立つことを重んじた。
- 基本的に他責思考であるがゆえに自らの落ち度を認めることはなく、事前の契約に背いた『裏切り者』の事情を他人の課題として突き放しているようだ。
- あらゆる最悪の可能性を想定して保身に走るという抜け目のなさから、基本的に誰にも愛されず、近寄り難い雰囲気を醸し出した。
戦う大統領として
過去幾度となく危機に晒されてきた経験から銃の扱いに長けており、平和を迎えて久しい今日でも携行性に優れた武器を愛用している。現政権の退陣を望む数多くの政敵から恨まれていることもあって、銃なしには生きられない性格となった。あらゆるところに活路を見出すこの男のしぶとさは、やがて民政移管を主導するアリウス女大公の妥協を引き出す流れとなり、渦中のヴァンスは九死に一生を得てもなお一種のガス抜き要員として利用され続けたのである。混迷を深める共立社会の失敗に直面し、自らの罪深さを再確認したヴァンスは、『一族の名誉を守るためだ』と称して以後精力的に社会福祉の向上に取り組んだ。当の本人曰く、そうした理想を成し遂げるまでの間に『すっかり丸くなってしまったものだ』というが、独裁者時代の彼を知る老年層からすると人殺し以外の何者でもなく、過去の圧政を知らぬ若年層ですら消去法で仕方なく支持しているだけの存在に過ぎない。彼の施策で利権を奪われた旧保守層からは常に殺す対象とされており、前述の猜疑心の強さを熟成させた。時代のニーズに即した柔軟性を併せ持つが、状況次第で主義主張をコロコロ変える。場合により、自分自身も転がされてきた経緯から、良くも悪くもポリティカルスピナーの通り名で知られるようになった。
以上のように国中から睨まれている反面、理想のためには自らの損失も厭わない、度胸と行動力に優れた人物として一目置かれる(蛮勇と見る向きもあるが……)。私生活においては公職から得た給与を投資に回し、新たに事業を始められるほどの莫大なリターンを得ていた。一方、天敵
アリウス女大公と接するのが最大のトラウマで、お茶会に誘われても何かと理由を付けて外遊に出かけてしまう。あらゆる手段を尽くして逃亡を図るその様子は、やがて多くのマスコミから非難される流れとなり、これを面白がった一部の国民によって爆発的にミーム化した。隣国での公務中に手錠をかけられ、しょぼくれながら連れ戻される現職大統領の模様が放送されると、この傾向は益々加速し、名実ともに
なさけない印象が定着したのである。
イドゥアム帝国において大統領を模した泣く人の石像が発見されると、本人はこれを『人殺しの汚名の返上に有効活用できるのではないか』と考え、
公王陛下(女大公)の御前で面白おかしく政治利用(号泣芸を披露)するなどの暴挙に及んだ。お尻をムチで叩かれ、晴れてマスコットキャラクターの仲間入りを果たしたヴァンスは彼の本性を糾弾する良識人の弱さをからかい、巧妙に大統領としてのイメージ作りに努めてきたのだという。(官僚筋)
- 元々は故国ロフィルナの解放を掲げて当選した経緯があり、左派エルドラームを含む複数の私兵組織を支持基盤としている。
(ただし、替え玉のヴィニスが本物のヴァンス・フリートン(オリジナル)と入れ替わる形で全ての指揮権を引き継いだ。)
- 旧暦時代における世俗化の過程で大陸星教(右派エルドラーム)を弾圧した前科を持ち、国中の過激派から殺害対象に指定された。
- 今日では中道リベラルないしは中道共立を自称する。しかし、必要とあらば経済的な圧力をかけたり、武力行使も辞さない傾向にあるため多くの敵を作った。
- 国内の失業問題が深刻化し、格差の開きも見られる一方で当の大統領はメイドを雇い愛人を囲うなど、人として突き抜けた生活を謳歌する。
- ヴァンス個人の価値観として、そもそも働くことに必然性を見出しておらず、苦役を厭う特定の層から消極的に支持されているのが現状らしい。
- 以上の思惑から、居場所の提供に関しても『教会が受け止めれば良い』と発言し、一部の就労支援政策を全面的に打ち切るなどしている。
- なお、歩く破滅概念として恐れるアリウス女大公の御前では低姿勢を貫く模様。政治家として大敗を喫し、リスペクトしているようだ。
家族関係
交友関係
私兵組織
沼。大統領が唯一誇れる本気の支持母体(?)。いざという時の資金源となっている。
連合帝国官房第二海外諜報工作部隊
帝国官房のセトルラーム方面を担当する部隊で、協力関係にあるフリートン政権の手駒として貸し出された。連絡隊100名、工作隊20名、護衛隊50名の総勢170名が所属している。
目的は帝国と連邦双方が有利になる為の情勢操作。連邦政府、党内、有名企業から貧民街までさまざまな場所に潜伏した。
一応、大統領の命令を受ける立場にあるが、政権の弱みになることを厭うたゾレイモス首相の提言(警告)に従い証拠が残らない形での指揮系統を成立させている。
当然のことながら、帝国官房の者が連邦の最高機密に触れることは許されない。
公共局の視点では、大統領自体が操り人形とならないよう釘を刺しているのが現状で、裏切れば即報復(+軍事クーデター)に出られるよう緻密な計画を立てているという。恐ろしいね(
語録
「識ることは責務である。それは忌憚なく、公正に、須く議論されなければならない」
国際通念上、倫理に反するものと認められた自国産テクノロジーの数々について。曖昧さを嫌うフリートンならではの価値観も含まれており、物議を醸した。
「それが虚飾であるか否かなど私にとってはどうでも良いことだ。悟らせなければそれで良い」
愛と人工知能の在り方を問われて。相応のリアクション能力を持ち、個別の事例に応じて正しい答えを導き出せるのであれば何ら問題ないとするフリートン個人の価値観が示された。
「これからは自由競争の時代だよ!投資と減税を促し、生産性の向上を図るんだ!」
一度目の返り咲きで社会主義スレスレの政策を進めていた人物とは思えない発言。めちゃくちゃ炎上した。
当の大統領本人いわく、『時代のニーズに合わせて柔軟な軌道修正を図るのは政治家として当然の義務であり、公約違反にはあたらない』とのこと。
「私の政治理念は、社会責任を命題とする法秩序の補完であって、単なる感情論に寄り添う気はない」
憲法改正案を巡る与野党間の論争が続く中、労働義務の復活を求められたことに対して。この発言の次に補足されたフリートンの主張は以下の通りである。
【閲覧注意!】センシティブかつ長文のため折りたたんでおります。
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いつの時代においても、社会が乱れるのは適切な衣食住の環境が提供されないことに起因するでしょう。無論、この考えは基本中の基本であって、少し学のある人間であれば誰でも理解できることだ。持続可能な社会を実現するためには、それ相応のビジョンを示さなくてはなりませんがね。さて、相応の幸福追求とは、どのようなものを指すのでしょうか?それを行うにあたり、誰が、どのような基準をもって全ての国民を納得させることが出来るというのか?……そう、誰にもできはしないのです。私が支持する幸福とは、福祉という概念を『施し』として捉えるのではなく、経済政策の一貫として分配し、消費を促す戦略です。働かないフリーライダーとて結局のところは消費者の一部である以上、彼らが散財を続ける限り多くの企業にとっても利益になるのだから。以上の観点を踏まえて、私が考える最善のサービスは次の通りである。それは、自立の意思に欠けた全ての国民を優良顧客の域へと導き、安易に捨てがたい、先進的かつ魅力的な固定収益の構造を作ることです。もちろん、適度な競争は大事ですよ。ここで私が述べているのは、持続可能な社会保障制度をもって国民の安心感を確固たるものとし、正しく散財させ、適切に循環させることを指します。
そして、ここからが重要なのですが、単純に金を刷ってバラまけば良いというものでもない。ハイパーインフレーションを招いてしまいますからね。では、どのような施策をもって良質な市場経済を保てば良いのか?それを実現するための鍵になるのが税制度となるわけです。金利の調整等も含めてね。無論、ここで情勢を見誤ると最悪の結果を招きますが。それはそれとして、特定の階層に税をかけると多くの反感を買いますよね?当たり前のことです。むやみやたらとスケープゴートを作り出し、特定の階層を虐げ続けると酷い目に合います。そこの愚かな連中のようにね。で、ここからが本題となるわけですが、労働の美徳をお持ちの先生方に質問がございます。そもそもの性質からして、社会人としての適正に欠ける者や、自己努力を怠る者、その他・大勢の不適合者を強制的に引っ張り出し、働かせるなど生産性低下の極みでしかないと思うんですよ。かといって今どき、役立たずは一人残らず殺せなどとは言えないでしょう?無論、これは極端な例えです。品位に欠けるのは百も承知ですが、一定数の無能力者を抱えて育てなければならない全国企業の労力を想像し、熟慮して頂きたい。
あと、人を纏めて管理したり、処分するにも相当の労力が必要です。いまや総人口の9割を占めて久しい非正規・消費者に対し、誰がそれをやるんです?警察ですか?軍隊ですか?全国の公務員でしょうか?人工知能にやらせる?設備投資にかかる予算と、指数関数的に膨れ上がるであろう維持管理の固定費を、どのように補うのか。国民の支持は元より、国際社会の理解を得られるでしょうか?無理ですよ。不可能です……今更、完全雇用に戻すのも非現実的であると言わざるを得ません。そうではなく、自己実現の観点から一定の苦役が必要だと主張されている皆さんにも再考して頂きたいのです。自己実現の手段は、本当に労働だけでしょうか?極端な話、働くのが嫌いなフリーライダーとて買い物をするだけで誰かの利益になります。お分かりですかな?現行の消費者給付制度は、治安対策であり、国家の重大事となる経済政策の一環としても機能しているわけで。これを公益と言います。働き口が見つからなくて自己肯定感が育たないとする、そのような訴えにも一定の理解を示しますが、この際なので、はっきりと名言しておきましょう。衣食住に関する権利は国が保障しますし、教育を受ける機会も提供します。その上で、ご自身が求める本当の幸せとは何なのかを、自分の頭で考え、実行して頂きたい。然るべき成功体験を積んで、自己実現を果たす方法はいくらでもあります。ただし、その最適解を導き出せるのは他ならぬ自分自身だけです。国は、そのお手伝いをすることしか出来ません。
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「この際、いっそ大統領任期の延長を図りたい。何せ技術革新が突き抜けて久しい終末の世だ。長期的な検討を要する課題も山盛りときて、同志議員諸君も出来るだけ長く職務に励みたいだろう?……よし、決まりだな。この腐った衆愚政治に終止符を打とうではないか。未来志向で誇り高い、真の民主主義に移行するぞ!」
トローネ皇帝主催の行事において、畏れ多くもアリウス女大公の隣に立たされるという地獄。この時、ヴァンスの狼狽えぶりを茶化したベルーラ・ヴィ・ハルドイルという名の侯爵に。(公約通り、復讐は完全に果たされました★)