概要
共立公暦1200年、
レシェドルト共和国の
ヴァンス・フリートンは中東洋における主要漁場に対する保護を宣言した。その背景として各帝国構成国による
中東洋シジ(シジ科中東洋シジ)と呼ばれる高級魚の乱獲で漁獲量が減少していたことにある。
この宣言以降レシェドルト共和国沿海域警備局の大型巡視船による監視が始まった。
この一方的なやり方には漁場で漁をしていた他ユミル・イドゥアム構成国が不満を表明、各々が自国の沿岸警備隊や海警局を使い巡視船による熾烈な瀬取りの取り締まりを開始した。
中東洋での出来事
- 共立公暦1200年 保護宣言から5日後の12月3日、レシェドルト共和国沿海域警備局の大型警備船80隻(第三保護船団)による漁場の監視を始める。
- 12月19日、少しでも規定を超えた漁船を威圧し海域から追い払うレシェドルト共和国沿海域警備局の大型警備船に対する不満が各国から出始めている。この日ニツリア公国の公王とラギルネ諸島王国の王がレシェドルトにたいして遺憾の意を出すと共に自国の漁船に対する威圧をやめない場合、両国も保安船団を出す事を宣言した。
- 12月21日、ニツリア公国とラギルネ諸島王国による遺憾の意に対しレシェドルト共和国は国際的なシジの安定的な供給を乱す行為だとし、2カ国の宣言に対して反対を表明。これによりニツリア公国の海洋警察とラギルネ諸島王国の沿岸保安局が巡視船を派遣する事となった。
- 13月1日、レシェドルト共和国の056級大型警備船とラギルネ諸島王国のリアーナ型巡視船に挟まれる形となったゴントク=東ムハロヤ共同体の遠洋漁船が転覆する事故が発生。原因は056級大型警備船とリアーナ型巡視船が起こした高波による物だったため、ゴントク=東ムハロヤ共同体の元首であるテハル総統は人民海警局の警備船を中東洋へ派遣する事となった。
- 13月10日、ゴントク=東ムハロヤ共同体の警備船派遣を受けてレシエドルト共和国は遺憾の意を示しつつ、体制の変化はない事を宣言。これを受けラル・リーネリア王国、カムレア王国、リミレセムス国、ロンドルア王国、ハムラノア部族連合、サヴィレーネ共和国、ディアロナ王国が自国漁船の保護を目的として警備船の派遣を決定。
- 共立公暦1201年 1月3日、自国の優先領域に別の漁場を持つカラネア王国を除いた各国の派遣した船団が集結。中東洋における権益争いが本格化する。
- 1月25日、これまで静観していたアロレヤ伯爵領武装海警局が武装警備船団の派遣を決める。各国の巡視船に阻まれて漁ができず漁場を追い出されるアロレヤの遠洋漁船が増えた事が理由。
主な出来事
遠洋漁船転覆事故
ゴントク=東ムハロヤ共同体の遠洋漁船「第二凱旋号」が2隻の大型巡視船に挟まれて転覆し、乗組員5名のうち3名が亡くなり、1名が行方不明となった事件。巡視船による争いが本格化するきっかけにもなった。
アロレヤ警備艇誤射事故
共立公暦1201年2月1日、アロレヤ伯爵領の武装海警局に所属している新型警備艇0065号で勤務していた26歳の砲手が、誤って自動警戒装置を作動させてしまう。この自動警戒装置は新型警備艇に初めて搭載された新技術であり、装甲を持つ敵船やキメラ生物に囲まれた際1番近い存在に対して自動で機関銃を操作し攻撃する。新型警備艇0065号のそばに居たのはアロレヤ伯爵領の北部漁港から来た遠洋漁船へ燃料を補給する大型油槽船リップシュヴァイク号だった。結果的に新型警備艇0065号の機関銃から放たれた1500発の小銃弾はリップシュヴァイク号の船橋の操舵室に叩き込まれ、25人の重軽傷者を出す。
ラヴァンジェ本国からは、事故調査委員会が派遣された。これによって、誤射であることがはじめて明らかになった。
ラギルネ巡視船衝突事件
1201年2月15日、中東洋常に発生した霧の中、自国の漁船を護衛していたラギルネ諸島王国沿岸保安局の巡視船0115リリウスが、アロレヤ伯爵領武装海警局の大型巡視船ヴァート0021とレシェドルト共和国の大型漁業母船レジェドルトの恵み号に対して二度に渡り衝突を繰り返した。衝突の影響で、大型巡視船のヴァート0021は左舷に亀裂が入ったもののすぐさま危機的状況に陥るような被害はなく、自国の修理ドックへ戻っている。レシェドルト共和国の大型漁業母船レシェドルトの恵号は乗組員全員が救助されたものの、右舷に強い衝撃を受けたため船体が真っ二つになり沈没した。ラギルネ諸島王国政府は中東洋には現在各国の漁船やそれを護衛する巡視船が想定よりも多く避けるのが困難だった事を述べ、安全のためにレジェドルトを含む各国の派遣巡視船や漁船の数を減らす事を提案する。
サヴィレーネ海警局漁船拿捕事件
1201年4月27日、サヴィレーネ共和国海警局保安隊の武装艇が自国の漁船に急接近する他国の漁船を発見、強行突入後に拿捕してしまう。しかし、その漁船はロンドルア王国から来た漁船でサヴィレーネ共和国の漁船とシジがどこで捕獲できるかの情報の共有作業をしていただけだった。ロンドルア王国の漁師は、その事を話す暇もなく取り押さえられ、サヴィレーネ共和国に連行されている。ロンドルア王国政府はサヴィレーネ共和国に対して、漁師と漁船を返還するよう求め、漁師は5月3日に帰国できたが漁船は沈められており返還されなかった。
ヴァンス・フリートン共和国大統領による煽り
ハムラノア漁船乗っ取り事件
1201年9月19日、漁場北東の海域にて、ハムラノア部族連合の海洋警察が一隻のレシェドルト漁船を拿捕した。ハムラノア海洋警察の武装艇がレシェドルト共和国の漁船を武装で攻撃して拿捕した事件。海洋警察側は漁船が停戦せず体当たりして来た事や、拿捕した際に反撃を受けてやむを得ず銃撃を行ったと主張しているが、レシェドルト共和国側は漁船が一方的に攻撃を受け漁師全員が死亡している事を追求し、共和国の更なる巡視船の投入に繋がった。
ミサイル誘導監視艦投入
1201年13月29日、レシェドルト共和国所属の大型船舶が漁場内で確認された。各国の専門家が解析したところ、商船のような船体に巨大なレーダーを大量に載せた様な見た目からレシェドルト共和国海軍に所属していたミサイル誘導監視艦という海軍艦だった。各国はついに大戦へと踏み切るのかとレシェドルト共和国に問い詰めたが、該当のプロジェクト1002型ミサイル誘導監視艦は漁場で初めて確認される2週間前に海軍から沿海域警備局に移動して大型監視船ヴィレーニカへと船名を変更していた。
統治機構介入
1202年1月30日、漁場に発生した大規模な嵐により数百隻に及ぶ漁船、商船、巡視船による衝突が発生し数十隻の船が沈没した。中にはフリーネア特別行政区からやってきた小型商船が、大型巡視船に挟まれて押しつぶされてしまうなど、統治機構外にまで問題が拡大する。巡視船による威嚇射撃が飛び交って混乱が拡大してしまったため、統治機構が海軍を投入し介入に動いた。
関連記事
最終更新:2025年06月13日 23:16