ネルポラ級電子巡航艦

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項目 内容
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艦級名称 ネルポラ級(Nerpora class)
種別 多目的対EMP戦闘艦
建造者 セトルラーム共立連邦シナリス連合共同開発
全長 約2,800メートル
全幅 約850メートル
全高(艦体高) 約600メートル
推進方式 エリスドライブ第四世代核融合炉(ZETAコア搭載)×2基
最大航行速度 LT-10
クルージング速度 光速の0.2倍(通常航行時)
乗員数 乗組員:6500名(パイロット、戦術要員、技術要員含む)
補助乗員・AI AI制御ユニット300名相当(搭載無人機及び遠隔操作システム含む)
主要武装 フルイド・バブルレーザー砲×10基
マルチロック量子誘導ミサイル発射管×120基
事象光子魚雷発射管×60基
事象改変プラズマ砲×20基
マルチプル自態変形波射出装置×20基
AI制御式魔法陣榴弾砲
防御システム ディメンション・シールドデフレクター
フェノメノン・リプレーサー
グラビトン・シールドデフレクター(GSD)
装甲素材 量子流体装甲(ナノ自己修復機能付き) MIS-Field(多層干渉装甲)
電磁防御性能 EMP耐性指数:99.8/100(トップクラス)
センサーシステム 量子位相干渉センサー(QPI)、EMフィールド探知器、事象感知レーダー多次元スキャナー、多次元レーダー
通信システム 超光速量子通信(エリスドライブ連動型)、サブ空間通信装置 、双方向バブルレーン通信システム
自己修復機能 自己修復マシン搭載(損傷部位をリアルタイム修復)
搭載機 SC-717戦闘機リバライア×2400機、第3世代量子戦闘爆撃機エリッツ・トラソルティーア×1200機
運用環境 宇宙空間(多次元・量子領域含む)、異常重力環境対応      
就役開始年 共立公歴850年(セトルラーム共立連邦正式配備)
戦術運用適応範囲     宇宙戦闘全域、EMP・量子・異次元攻撃対応


概要

 ネルポラ級は、セトルラーム共立連邦シナリス星域連合直轄領特務機関ピースギアが共同で開発した多目的戦闘艦。EMP(電磁パルス)攻撃への耐性を極限まで高め、多次元空間や量子領域での戦闘を想定した設計を持つ。艦の規模は宇宙戦の戦略拠点として機能するほど大きく、広範囲の作戦を単艦で遂行可能。特に変異型KAEDEのような進化型の脅威や、異次元から仕掛けられる攻撃に対して、他の艦を圧倒する戦闘力を発揮する。両勢力の技術を融合させることで、従来の戦闘艦では不可能だった戦術の柔軟性と生存性を確保した。乗員は戦術、操艦、技術の専門家が連携し、AI制御システムが無人機や遠隔操作を統括して戦闘の効率を最大化。武装はエネルギー集中型から広範囲破壊、特殊波動攻撃まで幅広くカバーし、どんな戦場でも対応力を発揮する。防御システムは多次元攻撃や異常環境を想定した多層構造で、損傷をリアルタイムで修復する機能を持つ。通信とセンサーシステムは、超光速通信と高精度な環境解析を可能にし、異常重力や量子領域でも途切れず運用可能。搭載機は戦闘機と爆撃機で構成され、艦の戦術を補完する。共立公歴850年に就役し、宇宙戦の最前線で戦略的優位性を確立している。

設計思想

 ネルポラ級の設計思想は、EMP攻撃、多次元攻撃、量子領域での戦闘を含む多様な改変系脅威に対応し、宇宙戦の戦術的限界を突破することにある。従来の戦闘艦では対処困難な複雑な戦場環境を想定し、敵の空間やエネルギー構造を操作する攻撃パターンを高精度に解析し、その影響を無効化する防御システムを構築している。攻撃システムは敵のエネルギー構造を直接崩壊させる手段を備え、戦術の主導権を確保しつつ、敵の想定を超える速度と柔軟性で対応する。多次元空間や量子領域での戦闘では、空間歪曲や異常エネルギーが常態化する中、防御システムがこれらの環境変化を吸収し、艦の機能を安定化させる。攻撃システムは多次元環境特有の弱点を突く戦術を展開し、推進システムは異常環境での戦略的機動を可能にし、敵の位置や動きを先読みした攻撃を仕掛ける。両勢力の協力により、戦闘効率を極限まで高めるシステムを構築し、AI制御が複雑な戦況での判断を迅速化し、乗員の負担を軽減する。通信システムは異常環境での情報伝達を維持し、戦術的連携を強化し、単艦で広範囲の作戦を遂行可能な柔軟性を確保する。改変系脅威との戦闘は長期戦を前提とし、自己修復機能が戦闘中の損傷を迅速に修復して戦闘力を維持し、センサーと搭載機が異常環境での状況把握と機動性を強化して艦の戦略的役割を支える。ネルポラ級は、多様な改変系脅威に対応する戦闘艦として、宇宙戦の戦略的枠組みを再構築する存在に仕上がっている。

攻撃能力

 ネルポラ級は、異次元エネルギー抽出・事象改変・波形最適化技術を基盤とする多層兵装群を搭載しており、広域殲滅・局所突破・因果撹乱・演算遮断といった複合戦術に対応する高適応型戦闘艦である。主兵装には、フルイド・バブルレーザー砲、マルチロック量子誘導ミサイル事象光子魚雷事象改変プラズマ弾マルチプル自態変形波射出装置、自己適応型プラズマキャノン(事象改変プラズマ弾運用)などが含まれ、物理・波動・位相・因果・演算の各領域に対する干渉・突破・撹乱を目的として設計されている。これらの兵器群は、戦術AIと連動した適応型運用体系により、敵の構造・挙動・演算特性をリアルタイムで解析し、出力・波形・干渉構造を動的に再編成することで、複合的・非定型的脅威に対して柔軟かつ持続的な攻撃能力を発揮する。AIは敵性ユニットの進化傾向や戦術的変異を逐次学習し、干渉プロファイルを更新しながら、単一兵器では対応困難な多層防御・位相遮蔽・演算撹乱構造に対しても、連携型の突破戦術を即座に構築する。

電子戦能力

 ネルポラ級は、情報・演算・通信領域における干渉・改竄・撹乱に対抗するため、多次元干渉バリア・システムの電子戦構成を中心とした戦術機構を搭載している。この構成では、演算空間・通信網・認知処理系に対する非物理的攻撃に対し、逆位相処理・波形解析・情報遮断を用いた即応的な防御と反撃が可能となっている。演算・認知領域に対しては、艦独自の認知干渉防壁(Fクオリア・プロテクション)が展開され、現象置換や情報波形撹乱に対して逆位相処理を行うことで、演算空間の情報整合性と戦術判断系の安定性を維持する。電磁領域に対しては、EMP耐性層が広域に拡散する高出力波を多層構造で吸収・分散し、艦内の電子制御系統や通信網への影響を遮断する。これらの防御層は、戦術AIによって統合的に制御され、干渉波形・発生源・攻撃特性に応じて動的に再編成される。加えて、艦内には多数の分散型AI戦術ユニットが配置されており、各ユニットは独立した演算能力と戦術判断機構を持つ。これらは艦内ネットワークを介して連携し、敵性AIの演算パターン・情報構造・干渉波形をリアルタイムで解析・逆干渉・撹乱することで、電子戦領域における優位性を確保する。ユニット群は、敵のアルゴリズム進化や戦術的変異に応じて、自己更新・再構成・予測ベースの適応戦術を継続的に実行し、艦の電子戦能力を常に最適化された状態に保つ。

防衛システム

 ネルポラ級は、戦闘環境における物理的・空間的・因果的脅威に対応するため、艦体全域に統合型防護構造を採用している。この構造は、物理的衝撃、波動干渉、情報汚染、空間歪曲、さらには因果撹乱や次元干渉といった非定型的・超物理的攻撃形態に対しても、段階的に防御層を展開することで、艦の機能維持と乗員保護を両立する。外殻には、自己修復機能を持つ量子流体装甲およびMIS-Field(多層干渉装甲)が張り巡らされており、損傷部位を即座に検知・再構成することで、戦闘中の防御力低下を最小限に抑える。これらの装甲層は、空間的に非連続な衝撃波や干渉波に対しても、波形変換・位相反射・粒子拡散処理を行うことで、異次元的な侵入経路や因果反転波の遮断を可能としている。艦の中枢部には「バブルレーン安定フィールド」が常時展開されており、これは空間的・時間的な干渉を抑制し、艦内の演算系・推進系・戦術制御系の整合性を維持する役割を果たす。

 このフィールドは、外部からの位相撹乱や因果改変を検知すると即座に補正波を発生させ、艦内の因果構造を安定化させるよう設計されている。また、艦全域には複数層にわたる現象置換シールドが展開可能であり、非局所的な物質変換や自己複製プロセスの発生を抑制することで、超次元的脅威による汚染・侵蝕・複製体生成といった副次的影響を遮断する。このシールドは、周辺空間の観測結果を安定化させることで、艦内環境の因果整合性を維持し、遮断・隔離・無害化の三段階処理によって中枢系統への干渉を防ぐ。加えて、艦の防護システムは、戦術AIと連動した動的防御制御を備えており、攻撃の性質や発生源に応じて防御層の構成をリアルタイムで再編成する。これにより、単一の防御手段では対応困難な複合的・非定型的・進化的脅威に対しても、艦は柔軟かつ持続的な防御能力を発揮する。

対増殖兵器抑制機構

 ネルポラ級の戦術制御系には、自己進化型兵器の構造的拡張・演算的成長・戦術的同化能力に対抗するための進化抑制プロトコル群が組み込まれている。このプロトコルは、敵知能体の進化方向性をリアルタイムで監視・解析し、進化経路そのものに干渉する逆進化アルゴリズムを用いて、対象の成長を構造的に阻害する。干渉は、演算系・物理構造・波動特性の各層に対して多段的に行われ、敵の進化が戦術的優位性を獲得する前段階で封じ込めることを目的としている。また、敵兵器が外部戦力や技術資源を“同化”した場合、その同化対象の構造・演算パターンを即座に抽出・解析し、艦内AIが同化された能力の無効化処理を実行する。この処理は、敵兵器の模倣ではなく、同化された兵器の進化系統に対する遮断干渉を行うことで、敵の拡張能力そのものを切断・隔離する設計となっている。これにより、ネルポラ級は、自己進化型兵器が持つ予測困難な成長性や戦術的汎化能力に対して、安定した抑止力を維持することが可能となっている。

推進システム

 ネルポラ級は、11次元ポータルエンジンシステム(エリス・ドライブ)第四世代核融合炉(ZETAコア搭載)を搭載する高性能推進システムを備える。エリスドライブは次元間移動を可能にする位相跳躍機構であり、本艦はこれによりLT-10でのワープ航行を実現する。遠距離戦域への即時展開や戦線の急速な再配置において、高い戦術機動性を発揮する。通常航行時のクルージング速度は光速の0.2倍に達し、長距離移動においても迅速な展開が可能である。ZETAコアは、推進系と並行して艦内エネルギー供給・空間安定・演算支援を担う多機能炉心であり、次元跳躍時の位相補正や高速航行中の干渉波安定化にも寄与する。両システムは戦術AIと連動しており、戦闘時の緊急回避、戦略的機動、持続的展開において艦の応答性と耐久性を同時に強化する。ネルポラ級は、通常艦の性能枠を超えた速度・機動性を有し、特に敵艦隊との交戦や緊急展開時において、その推進能力を最大限に活かす設計となっている。

問題点

 ネルポラ級戦闘艦は、将来的に出現が予測される変異系・改変系戦闘体との対EMP戦闘を主な想定任務として設計されたとされる。しかし、その設計思想は、現時点での運用状況や戦術的要請とは乖離しているとの指摘もある。全長2,800メートルの巨大艦体には、高いEMP耐性を持つ外殻構造、自己修復機能、次元跳躍機構、多層炉心などが搭載可能であり、理論上は防御力と攻撃力を両立しうる構成とされている。
ただし、こうした多機能統合型の設計は、即応性や戦術的焦点を曖昧にする要因ともなり得る。異次元干渉から物理迎撃までを包括的に処理しようとする構成は、戦術判断の複雑化を招き、特に高位相機動を行う敵性体への対応に遅延が生じる可能性がある。戦闘中に複数の防御・攻撃・補助機構間で優先順位の選定に迷う状況は、戦術的統一性の低下を引き起こすとされる。また、6,500名の乗員と3,600機の随伴機を運用する構造は、補給・管理面で高い負荷を伴う。巨大艦体が提供する冗長性や出力余力の代償として、膨大な電力需要が防御機構の維持と攻撃能力の両立を困難にし、即応性を低下させる要因となっている。このような設計思想の課題により、ネルポラ級は現在、共立連邦首都星域に限定的に配備されており、電子戦の実戦運用は、より軽量かつ特化された第3世代電子駆逐艦に移行しつつあると見られている。

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軍事
最終更新:2025年08月08日 21:13

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