生餌本丸の面々の末路+ゲーム開始までに起きた事+α
各刀の死因など残酷な内容を含みます。
全ルートクリア後に読む事を推奨、ネタバレに注意。
ゲーム内シナリオと合わせてお楽しみください。
大丈夫だ、問題ない…という方は↓へ。
事件発生からゲーム開始までのざっくりとした時系列
・少年がしくじって禍津神を降ろしてしまう。
・意識を失い、高熱を出した少年が発見される。
・政府と連絡が途絶え、第1部隊が救助要請に出発。
・第1部隊と音沙汰がなく第2部隊が出発。
・少年と薬研が消え、大倶利伽羅が重傷で見つかる。
・少年を探して蜂須賀・三日月・和泉守が鍛刀部屋へ行こうとするが異形に襲われ全滅。
・蜂須賀が生餌として蘇るように。
・外界で数年が経過し、江雪が迷い込む。
刀以外
審神者(少年)
明朗活発な少年審神者、外見イメージは短刀の厚系。
こんのすけと蜂須賀以外は彼を「人」として認識しているが、正体は政府が開発した人造審神者「イ-56番」
政府施設で蜂須賀に会うまでは、あまり人間らしい扱いを受けてこなかった。
本丸設立時に「人造人間である」という記憶を操作され、審神者就任後は人(孤児)として生きる。
初期型で唯一まともに審神者として勤められた個体だが、まだまだ開発段階のため寿命は短い。
※事件が起きなければ徐々に衰弱し、3~4年後には死んでいた。
また死後に本丸は解体され、蜂須賀は3人目の主人(同じ顔と性格の新型)を迎える予定であった。
※1人目も同じ顔と性格であり、「優輝」という名前は蜂須賀の提案でその彼と一緒に考えたもの。
2人目と同じく蜂須賀に惚れていたが、肉体が極めて脆弱であり、体調を崩して意識不明になった後は
別れを言う機会もなく、蜂須賀と再会できぬまま本丸設立前に死亡。
※事件後も改良された新型が開発され続けているが、彼の「無鉄砲さ」は欠点として修正されている。
蜂須賀達を驚かそうとひとりで鍛刀をした結果、不安定な力が災いして禍津神を呼んでしまう。
本来は刀を依り代とするが、禍津神は少年を依り代に選んで憑依、そのため彼は意識を失い、高熱に苦しむ。
術者の未熟さと、強大な存在故に禍津神の顕現には時間がかかり、少年を媒介にじわじわと本丸へ侵入する。
そして数日後、顕現完了と共に少年も覚醒、完全な化物に変異してしまう。
心身を禍津神に支配され、眷属と化した彼は衝動のままに男士達を襲い、犯し、その肉を貪った。
微かに意識は残っており、時折ふと覚醒しては「たべたくない、たすけて」と悲鳴を上げる。
しかし、異形と化した故に血肉の旨味に酔ってしまい、欲に抗えずに喰い続けてしまう。
また、密かに抱いていた蜂須賀へ想いは一種の呪いとなり、蜂須賀が蘇る原因の一端となる。
本丸が全滅した後は、ただ尽きぬ食欲と、蜂須賀への情念のみで動く。
こんのすけ
少年と仲が良く、密かに鍛刀を試みる主に気づき、影ながら見守っていた。
刀とは別の「マズイ何か」が降りてきたと察して儀式を中断させようとするが、
時既に遅く、少年に駆け寄った瞬間、禍津神の邪気で消滅してしまう。
※鍛刀場の式神(鍛刀で出てくる小さいアレ)も、禍津神の邪気で蒸発し、全滅している。
禍津神
神話の神々と同時期から存在する、見たら死ぬ系の無名の神、政府で命名した識別番号は「ト-76番」
禍々しい容姿だが悪意はなく、無邪気な心を持ち、ただ只管に己の欲のままに動く。
この神にとって血肉ある物は皆「餌」であり、無差別に喰らい尽すが、時には本作の少年のように
細胞レベルから肉体を作り変え、異形の眷属として扱う事もある。
体内では今までに喰らわれた無数の命が犇めき合い、それがこの神の不死たる肉体を支えている。
尽きぬ欲のままに男士達を喰らうが、取り逃がした得物には然程執着せず、割とすぐ忘れる。
この神の言う「かわいい」は、即ち「おいしそう」である(´◉◞౪◟◉)b
本丸に残った刀達
蜂須賀
少年の世話係であり最初の家族、友、本丸の近侍兼初期刀、そして現在は生餌で、やがては番(後日談参照)
政府所属で、男士の中では唯一少年の正体を知っており、また寿命もある程度把握している。
政府の手で顕現した後に己の任務を告知され、最初は「そういう事もあるのか」程度に考えていたが、
1人目の少年と過ごすうち、男士として仕える喜びや、人と接する温もりを知り、
そしてそれらを突然全て失う事によって、大きなトラウマを抱えてしまう。
2人目へ仕える際に刀解を願ったが「一回会って無理なら解任する」という職員の提案に渋々従う事に。
そうして会った結果、同じ顔と声で向けられる笑顔を振り切る事ができず、
1人目の身代りにするような罪の意識に苛まれつつも、この「優輝」とやりなおすと決意。
また、1人目を看取れなかった事を心底悔やんでいた彼は、今度は最期まで添い遂げると誓う。
その後は無事に本丸設立を迎え、事件があるまではそれなりに順調な日々を送っていた。
少年の短命さを知りながらも、その現実を極力忘れようと努め、また少しでも長生きできるようにと
日頃から食事や体調管理に目を光らせており、周囲からはやや過保護だと言われた事も。
なお、2人目の死後は今度こそ刀解され、共に彼岸へ行ければ…等と考えていた。
事件の結末(トゥルーED)は、彼にとっては幸福とも言うべき終わりである。
※蜂須賀が世話係に選ばれた理由は、特定の元主・逸話を持たないが故に俗世に疎く素直であり、
贋作問題に過敏という欠点はある物の、初期刀五振の中で最も扱いやすいと判断されたため。
管理者である黒髪の研究員は彼を「箱入り・お嬢様」等と呼んでいたが、1人目の亡骸を前に
深く、静かに悲しむ蜂須賀を目にして以来、少しずつ情が湧いてきていた。
少年が消え、負傷した大倶利伽羅を手入れ部屋へ運んだ後に和泉守・三日月と今後の行動を検討。
二人を大倶利伽羅の元へ向かわせ、鍛刀部屋の鍵を取りに行こうとしたが、悲鳴を聞き1F大広間前の廊下へ。
異形によって片脚を負傷した和泉守を助け、三日月と抵抗するが、無駄と悟り地下へ逃げる。
しかし手入れ部屋の大倶利伽羅は既に喰われており、できたばかりの避難部屋へ向かう。
負傷した和泉守を治療して休ませ、三日月と共に少年を探すべく鍛刀部屋の鍵の確保へ。
だが再度異形に遭遇し、左腕と片腹を食い千切られて水場に落下、地下庭園に流されてしまう。
意識を取り戻した彼は、自身が草木の陰に隠された状態で気絶していたと気づく。
痛みを堪えながら起き上がると、腕と腹の傷には三日月の青い衣が巻かれている。
周囲を見ると、水際で喰い荒らされ、残骸となった三日月を発見。
その後、己の手当てをすべく避難部屋へ戻るが、三日月達と同様に喰われた和泉守を見つける。
最後の一振りとなった彼は、それでも主を探し本丸を彷徨うが、異形に追い詰められて大滝前で力尽きる。
そして生きながら腸を喰われる最中、その異形が漸く探し求めた少年だと気づき、
変わり果てた小さな体を抱きしめ、幾度も謝罪を呟きながら、最期に頭蓋を割られて絶命する。
その後、少年の情念と己の後悔、護れなかったという罪の意識によって呪縛された彼は、
大滝の前で喰われては復活する「生餌」となる。
三日月
顕現してから暫くが経ち、本丸生活にも慣れてきた頃のまったり系おじいちゃん。
蜂須賀が水に落下した後、どうにか異形から逃れ、安否を確かめるべく地下庭園へ赴く。
水場で血を流して気絶する蜂須賀を見つけ、己の衣を裂いて手当てする最中、
不穏な気配を察知した彼は、蜂須賀を草木の影に隠す。
その直後に敵を迎え撃とうとするが、現れた異形が「たすけて」と泣き出すのを目にし、
目前の化物が少年の慣れの果てだと理解する。
その後、無駄と察しつつも少年へ呼びかけながら触手に犯され、胎の内部から喰い荒らされ絶命する。
トゥルーENDのラストバトルでは、巨大な触手の顎に上半身丸ごと喰いちぎられ、二番目に死亡。
和泉守
帰らない堀川達を案じつつ、極力明るく振舞って、暗い空気を払拭しようと健気に頑張っていたカネサン。
怪我の出血が治まらず避難部屋で休んでいたが、その匂いを察したらしい異形の襲撃を受ける。
脚の傷が深く、碌に動けないながらも必死に抵抗したが敵わず、壁際に追い詰められて
触手に散々犯され、三日月と同じく胎の内部から内臓を喰い尽くされてしまう。
異形の正体には最期まで気づかず、激痛と恐怖に苛まれながら長く苦しんだ末に事切れた。
トゥルーENDのラストバトルでは、上から頭を丸呑みにされた後に砕かれ、最初に死亡。
大倶利伽羅
異形が薬研を貪る現場に遭遇し、怒った彼はその触手を斬り捨て、首を刎ねるが…
悲鳴を上げつつ瞬く間に再生した異形に反撃され、左肩から先を毟り取られる。
たまらずに撤退し、力尽きて倒れた所を蜂須賀達に発見され、応急手当を受けて手入れ部屋へ。
昏睡から目覚めた彼は、異形が上げた悲鳴から正体が少年であると察し、
また、それが迫る気配と己の死期を予知して燭台切への遺言を残す。
出血多量で意識が朦朧とする中、最期まで少年に呼びかけながら犯され、喰われていった。
トゥルーENDのラストバトルでは最後まで残り、四肢を拘束されて骨を砕かれた挙句、胴体を捩じ切られて死亡。
※燭台切とは酒の失敗が切欠で深い仲に。
薬研
異形の最初の被害者、少年が異形化する直前まで看病をしていた。
目の前で突然異形化され、あまりの事に混乱しながらも少年を落ち着かせようと試みるが、
深手を負ってやむなく逃走、洗濯部屋の洗濯機の中へ身を隠し、出血がひどくそのまま気絶。
その後、血痕を追ってきた異形に意識が無いまま貪り喰われる。
救援を求め外へ出た刀達
第1部隊:歌仙・御手杵・燭台切・秋田
最初に政府へ向かった部隊、転送門を潜った直後に赤い彼岸花の空間に飛ばされる。
全員喰われた後も意識だけはその場に残り、少年と仲間達を案じていた。
空間に到着した直後、背後にいた禍津神に胸を貫かれて捕らわれ(エイリアン2のビショップ的に)
無数の触手に喰いつかれてしまい、何の抵抗もできないままじっくり引き裂かれて喰われてしまう。
混乱しつつも秋田に脱出して事態を伝えるよう指示、歌仙を助けるべく御手杵と禍津神に立ち向かう。
奮闘するが触手によって捕縛され、ラストバトル時の大倶利伽羅と同じく、胴体を捩じ切られて絶命。
燭台切が果てた後も囮になるべく戦おうとするが、四肢を拘束され、無防備な腹から貪り食われる。
必死に逃走するが出口は見つからず、やがて力尽き転んでしまい、触手によって丸呑みにされ噛み砕かれる。
第2部隊:浦島・堀川・前田
2度目に政府へ向かった部隊、第1部隊と同様に赤い彼岸花の空間に飛ばされる。
しかし政府側も異変を察知しており、偶然にも出入口を開ける事に成功、部隊を脱出へ導く。
死亡者は第1部隊と同じく意識だけその場に残り、後に江雪を救う事になる。
赤い空間に飛ばされ、暫し彷徨った後に政府側の通信を受け、指定された位置に脱出口を発見する。
しかし直後に禍津神の襲撃を受け、負傷した堀川と前田を逃がすべく囮になる。
必死に抵抗した末、巨大な触手の口に下半身から呑まれ、最期は兄の名を呟きながら噛み砕かれていった。
出口を発見した直後に襲撃され、左腕を食い千切られる。
浦島の犠牲によって脱出し、以後は政府によって収容されている。
救出に行きたいと懇願するも叶わず、本丸がどうなったかも碌に知らされないままだが、
数年が経って大体の予想はついており、失意の日々を過ごしている。
奪われた腕も戻らず、いつか刀解されるだろう日を待っている。
出口を発見した直後に襲撃され、右脚を食い千切られる。
堀川と同じく、脱出成功した物の本丸がどうなったかも知らされず、脚も戻らず暗い日々を送る。
状況と堀川達の証言、出入口から微かに確認した禍津神の様子から、実験体の少年含む生存者の救出を断念。
本丸は壊滅した物として隔離・封鎖、通信その他一切を遮断し放置。
最終更新:2022年07月13日 01:35