:事前公開情報
館で発生した過去の事件について、貴方は以下のように把握している。
貴方が警官であれば事件記録から、記者であれば先輩から、
探偵や教授であれば、知人の記者か警察関係者から仕入れたとして良い。
なお、同行者との情報共有は自由とする。
・1980年代某日 神奈川県鎌倉市の西城邸で発生した一家惨殺事件について。
被害者は5名(西城一家全員)
各被害者の名前と死因、死亡場所は以下の通り。
夫・西城武(にしじろたけし)・40歳 会社経営者
地下室の階段下で変死(恐らくは事故死)
死因は階段落下による全身打撲と頸部を含む複数個所の骨折、脳挫傷。
妻・西城絆(にしじろきずな)・36歳 会社役員
二階の寝室にて他殺。
死因は柱など硬質な物へ執拗に顔面を叩きつけられた上
目や鼻、口内に多数の釘を打ち込まれての脳挫傷、ショック死。
長女・西城縁(にしじろゆかり)・12歳 小学校6年
一階バスルームにて他殺。
死因は斧で後頭部を乱打された結果の頭部破壊。
次男・西城誼(にしじろよしみ)・10歳 小学校4年
二階の自室で変死(恐らくは自殺)
死因は首吊りによる頸部損傷。
全身複数個所に自傷でつけられたと思わしき傷跡あり。
末妹・西城紡(にしじろつむぎ)・7歳 小学校1年
二階の物置にて他殺。
死因は全身を斧で乱打、バラバラにされての失血と臓器損傷、ショック死。
世間では「父親による無理心中事件」とされているが、
父親の死因は恐らく事故死であり、実際には心中ではない。
なお父親も事故死とされてはいるが、遺体の表情が極めて奇怪な状態、
何かとてつもなく恐ろしい物を見たような顔であることと、
家族仲が良いとされていたことから、一時は他殺の線も疑われた。
しかし、現場に残る指紋など数々の痕跡から、妻と長女、
末妹を殺害したのは父親で間違いなく、死亡原因も含め薬物か(ただし痕跡無し)
何らかの理由で精神に異常をきたした結果ではないか、とされている。
なお自殺とされた次男は、事件の数ヶ月前より不登校状態であった。
学校での虐めや虐待の事実も無く、家族とも特に不仲では無かったという。
小学4年生の彼が何故首を吊ったか、真相は不明のままである。
最終更新:2024年11月29日 20:19