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バックドロップ

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【技名】 バックドロップ
【読み】 ばっくどろっぷ
【別名】 岩石落とし、グレコローマン・バックドロップ、クォーターサイド・スープレックス
【大分類】 バックドロップ
【中分類】 バックドロップ
【小分類】 バックドロップ
【開発者】 ルー・テーズ
【得意とするレスラー】 別記
【変形技】 抱え式バックドロップ捻り式バックドロップ垂直落下式バックドロップ腕決めバックドロップ
【進化系】 バックドロップ・ホールド
【連携技】 ハイジャック・バックドロップ
【連絡技】
【反撃技】 河津落とし

解説

  1. 相手の背後から相手の右腋に首を差し込む。
  2. 両腕で相手の胴を抱える。
  3. スクワットと背筋の力で相手を跳ね上げる。
  4. 膝を支点にし自ら後方に倒れるようにする。
  5. 相手を頭から落とす。

4の時点で体を左にすこし回転させる場合もある。
4から腰砕けのようにマットへ倒れこむ場合もある。

バックドロップの秘訣としてよく言われるのが「相手をヘソに乗せて投げる」という物が有るが、これは相手の重心を腹の上に乗せてしまうということ。柔道の投げ技で言う腰に乗せる状態。しっかり重心を崩さないと正しい技ではないというテーズのこだわりと言えよう。

歴史

バックドロップはプロレスの「鉄人」ルー・テーズが元祖と言われている。それまでにプロレスにはアマレスで言うバック投げを使うレスラーが存在しなかった模様。一大革命だったようだ。
テーズ自身はアマレスでバック投げを得意としていて、それをプロのリングでも使ったのがバックドロップの起源といわれる。また、アド・サンテルという柔道家から柔道の裏投げ(背負い投げ等にきたところをこらえて投げ返す。)を教わり、相手の脇に首を差し込む形に落ち着いたと自伝に述べている。この改良により相手の実力によって相手をマットに落とすときの改良が出来たのではないか。
テーズはその後ヨーロッパ遠征中に相手の足を抱えて投げる形のバックドロップを使うレスラーに教わり、その形も使うようになった。

前述に有るように、テーズは対戦相手の実力に合わせ投げ落とす角度を意図的に変えていたそうだ。同様のコメントを同じくバックドロップをフィニッシュにしていたジャンボ鶴田も述べている。
相手を投げつける際にどれだけ首を後ろに返すか、胴をどれだけ抱えるかで角度を帰れるようだ。

テーズ以後のバックドロップ

テーズがバックドロップを公開してからは多くのレスラーがコピーした。力道山、バーン・ガニア、ドリー・ファンクJr・・・・しかし彼らのそれはテーズの様にフィニッシュとしては余り脚光を浴びなかった。
ガニアは相手の尻から股に掛けて、ドリーのそれは片足の太ももを抱える様にして投げるため抱え式バックドロップと呼ばれる。
テーズ以後フィニッシュホールドとしてバックドロップを利用し、「必殺技」の地位に復権させたのがジャンボ鶴田。テーズにコーチされ「ヘソで投げる」バックドロップをフィニッシュにしトップレスラーに上り詰めた。デビュー当初は4つのスープレックス(フロント・スープレックスダブルアーム・スープレックスサイド・スープレックスジャーマン・スープレックス)を売りにしていたが、他に得意とするレスラーが居たのでバックドロップ1本に絞った物と思われる。

記事

テーズのバックドロップは何故フィニッシュだったのか

プロレス技を特集したムックでザ・グレート・カブキ(引退)が必殺技について語っていた。
「最近のレスラーはフィニッシュに至るまでの流れが無くて急にフィニッシュに持っていくので、観客に技の説得力が無くなっている。だから、大技を連発しなければならないのだ。テーズはバックドロップに行くまでに観客に説明を丁寧にしてやっていた。
フィニッシュ前にはテーズが意図的にハンマーロックを繰り出し頭を相手の横の方に差し出してやる。それまで押され気味だった相手レスラーは逆転しようと焦ってヘッドロックを取ろうとする。それを切り返すようにしてバックドロップを繰り出すので相手はノックダウンしてしまう。」

今、現在同じムーブで観客が納得することは無いだろう。しかし、技に説得力が無いと直ぐに価値の無い技になってしまうだろう。この傾向は新技を多発するレスラーに多い。((以前の)小橋建太、天山広吉)

MyWiki版プロレス技wiki より転載

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