プラコロタクティクス専用アイテムカード
基本効果
ピッピ人形
効果 | 使用時期 | 実装枚数 |
バトルを1回だけ回避する。 | バトル前 | 2枚 |
備考
バトルから逃げれる便利なアイテムカード。
バトルから逃げれる便利なアイテムカード。
このカードを使う前に他のプレイヤーがアイテムカードを使っていた場合は、バトルが起きないので他のプレイヤーが使ったアイテムカードは使ったプレイヤーに返される(ルールブックP7参照)。
相手に先にバトル前のアイテムカードを複数枚使わせた後にピッピ人形でバトルを回避すれば擬似的・自動的に相手のアイテムカードをピーピングする(見る)ことが出来る(なお現実的には後述で説明するように戦略的にピーピング目的でのこのカードの使用はその性質上難しい)。
基本的にこのピッピ人形を使う場面は相手にバトルを挑まれた時であるため、アイテムカードはバトルを挑んだ方から発動出来る/しなければならない(ルールブックP3,P4参照)のであるから、必然的にアイテムカードは先手で発動されてしまう状況になるため上記のような「他のプレイヤーが使ったアイテムカードは使ったプレイヤーに返される」という遡及的な効果を明文化する必要があったのだろうと考えられる(以下「遡及効」という)。
そしてこの遡及効ルールの趣旨としては、バトルの回避によってアイテムカードが結果的に無駄撃ちになってしまうことになるバトルを挑んだ他のプレイヤーのアイテムカードの保護を図るというものだと考えられる(諸説あり)。
そしてこの遡及効ルールの趣旨としては、バトルの回避によってアイテムカードが結果的に無駄撃ちになってしまうことになるバトルを挑んだ他のプレイヤーのアイテムカードの保護を図るというものだと考えられる(諸説あり)。
なお仮に、自分がピッピ人形を発動した後に相手プレイヤーがジュンサーさん以外の適当なアイテムカードを意味もなく発動してきた場合、ピッピ人形の上記遡及効は「このカードを使う前に他のプレイヤーがアイテムカードを使っていた場合」だけであり、これに当たらないため、「アイテムカードは使ったプレイヤーに返され」ず無意味に不発に終わるという処理になりそうである。
そもそもピッピ人形が発動された場合、二人対戦であればこれ以後にジュンサーさん以外のアイテムカードは出せないという処理・解釈を取ることになるのが自然だろう。
そもそもピッピ人形が発動された場合、二人対戦であればこれ以後にジュンサーさん以外のアイテムカードは出せないという処理・解釈を取ることになるのが自然だろう。
バトルを挑んだプレイヤーが任意のアイテムカード「A」を発動し、それに続いて自身(バトルを挑まれた方)が任意のアイテムカード「X」を発動し、その上さらに相手が任意のアイテムカード「B」を発動してきた場合において、自分がピッピ人形を発動した場合、相手が発動したアイテムカード「A」「B」は相手プレイヤーに返されることになるが、自分のアイテムカード「X」に関しては「・・他のプレイヤー・・」の「アイテムカード・・」ではないため文言上では遡及効が発動せず、意味もなく不発に終わるものだと考えられる(諸説・解釈の余地はある)。つまり相手のアイテムカードを複数枚ピーピングする目的であえてピッピ人形の発動を後に出し惜しみするような駆け引きをすると自分のアイテムカードを無駄にすることになるためあまり効果的な使い方にはならない。
バトルロイヤルのように複数人でバトルをすることになった場合、ピッピ人形を発動すると「バトルを・・・回避できる」との文言から自分だけがバトルから抜けることができ、その他のプレイヤーはバトルロイヤルの効果でバトルをすることになるものと考えられる。ただし、仮に複数人が一斉に任意のアイテムカードを発動していた場合ピッピ人形の遡及効は発動するのか問題となりそうではあるが、バトルロイヤルの場合自身がバトルから抜けてもバトル自体はそのまま行われるため、アイテムカードが全て無効になりプレイヤーに返されるという遡及効は発動しないと考えるのが自然である。
ただし、「ピッピ人形を発動されたことでバトルロイヤルで自身のアイテムカードの効力を使えなくなった(例えばヒートアップバトルを発動してみんなで白熱したバトルをやりたかったのに相手が一人バトルから離脱した)という点につき自分の発動したアイテムカードはある意味無駄撃ちとなった」という相手プレイヤーの主観的な要素を考慮に入れるのであれば、一旦遡及効を発動させてアイテムカードを全てプレイヤーに戻させるという処理をとるべきという考え方も出来なくはない。
ただし、「ピッピ人形を発動されたことでバトルロイヤルで自身のアイテムカードの効力を使えなくなった(例えばヒートアップバトルを発動してみんなで白熱したバトルをやりたかったのに相手が一人バトルから離脱した)という点につき自分の発動したアイテムカードはある意味無駄撃ちとなった」という相手プレイヤーの主観的な要素を考慮に入れるのであれば、一旦遡及効を発動させてアイテムカードを全てプレイヤーに戻させるという処理をとるべきという考え方も出来なくはない。
「優先権」に関しては技マシン「猫に小判」を参照。
さらにピッピ人形に関しては下記のような細かい論点が存在する。
【論点】:遡及効の対象とその効果の内容について(教科書事例)
事例:相手プレイヤーがバトルを挑んできた場合において、相手がアイテムカードマスターボールを発動し、チビキャラコロを1匹もらった。その後自分はバトルを回避するためアイテムカードピッピ人形を発動した。
問題の所在:ピッピ人形の上記遡及効によって「・・・使ったアイテムカードは使ったプレイヤーに返される」のだが、①アイテムカードマスターボールについてはバトルが回避されたとしても相手にとっては既にチビキャラコロを1匹もらえており、無駄撃ちにはならないことから遡及効の対象外なのではないか。②また仮に対象内として遡及効が働くとした場合、アイテムカードマスターボールは相手プレイヤーの手元に戻ることになるが、既にもらったチビキャラコロ1匹も戻す必要があるのか。少なくともルールブックには「・・・使ったアイテムカードは使ったプレイヤーに返される」としか記載がなく、効果の内容も遡及的になかったことになる(もらったチビキャラコロをもらってなかった状態に戻す)旨の記載はないため問題となる。
1⑴ ①について
(A説)全てのアイテムカードが遡及効の対象となる説:使用時期がバトル前のアイテムカードに限らず、マスターボール(フーディンの超能力、ニャースのスパイなど)も含めた全てのアイテムカードが遡及効の対象となる。
→事例の処理としては、マスターボールはピッピ人形の発動によって遡及効に巻き込まれ、相手プレイヤーに戻される。
理由:ルールブックには「・・・使ったアイテムカードは使ったプレイヤーに返される」としか記載がなく、バトル前のアイテムカードのみが対象となる旨の記載がない。よって文言通りピッピ人形が発動された場合は、ピッピ人形よりも前に「他のプレイヤーがアイテムカードを使っていた場合は・・・」アイテムカードの種類に関係なく「・・・他のプレイヤーが使ったアイテムカードは使ったプレイヤーに返される」という処理をすべきである。
(B説)バトルの回避によって無駄撃ちになってしまうアイテムカードのみが遡及効の対象となる説:主に使用時期がバトル前のようなアイテムカードについてだけピッピ人形の遡及効の対象となる。
→事例の処理としては、マスターボールはピッピ人形の発動による遡及効に巻き込まれず、プレイヤーの手元に戻るような処理をしなくても良い。
理由:ピッピ人形の遡及効の趣旨は、バトルの回避によってアイテムカードが結果的に無駄撃ちになってしまうことになるバトルを挑んだ他のプレイヤーのアイテムカードの保護を図るというものである。そうだとすれば、マスターボールのようなバトルの回避によって無駄撃ちにはならないようなアイテムカードをわざわざプレイヤーに戻させる必要性がない。
⑵ 考察
このページ編集者の私見としては、全てのアイテムカードが遡及効の対象となる説(A説)によるべきであると考える。理由としては、B説は遡及効の趣旨を持ち出して事案に応じて判断しなければならないことになり基準が不明瞭になる可能性がある。特にフーディンの超能力のような使用時期がいつでもという特殊なアイテムカードの場合、バトルの回避によって無駄撃ちになってしまうことになるかどうかすら確定しないという、遡及効が及ぶべきか及ばないべきかの判断が難しく、ルールの処理が煩雑となる可能性がある。A説のように、アイテムカードは一律遡及効の対象となるとした方が処理が楽であり、ルール整備経済に資する。よってA説が妥当であると考える(諸説あり)。
2 ②について 考察
②についての事例の処理に関して、感覚的にはマスターボールで既にもらったチビキャラコロ1匹は、マスターボールが手元に戻されることに付随してチビキャラコロ1匹も返すという処理をするべきであろう。もしチビキャラコロ1匹を戻さなくても良いと考えると、マスターボールが手元に戻ったことで再度マスターボールを発動しチビキャラコロをさらに1匹もらうことができるという二重の利益を与えることになるからである。
しかし上記のようなチビキャラコロを1匹戻させる処理を肯定する理屈の理論的な説明は難しい。問題の所在の言うとおり、少なくともルールブックには「・・・使ったアイテムカードは使ったプレイヤーに返される」としか記載がなく、効果の内容も遡及的になかったことになる(もらったチビキャラコロをもらってなかった状態に戻す)旨の記載はないからである。
一応このページ編集者が強いて理屈を説明するとしたら、バトルの回避によるピッピ人形の遡及効の発動によってアイテムカードが手元に戻されるだけの処理を考えた時上記のような二重の利益が発生する恐れのある場合は、二重の利益はアイテムカードの保護という趣旨に間接的に反しているのであるから、例外的に効果の内容も遡及的に全て無効になると解すべき(民法121条の2第1項のような考え方)と考える。ただしこの説明だと、遡及効の趣旨を持ち出しているという点で問題の所在①におけるB説と同様の考え方であるため、B説を批判するA説を前提としている問題の所在②の処理の理由説明としては若干矛盾している可能性はある。
事例:相手プレイヤーがバトルを挑んできた場合において、相手がアイテムカードマスターボールを発動し、チビキャラコロを1匹もらった。その後自分はバトルを回避するためアイテムカードピッピ人形を発動した。
問題の所在:ピッピ人形の上記遡及効によって「・・・使ったアイテムカードは使ったプレイヤーに返される」のだが、①アイテムカードマスターボールについてはバトルが回避されたとしても相手にとっては既にチビキャラコロを1匹もらえており、無駄撃ちにはならないことから遡及効の対象外なのではないか。②また仮に対象内として遡及効が働くとした場合、アイテムカードマスターボールは相手プレイヤーの手元に戻ることになるが、既にもらったチビキャラコロ1匹も戻す必要があるのか。少なくともルールブックには「・・・使ったアイテムカードは使ったプレイヤーに返される」としか記載がなく、効果の内容も遡及的になかったことになる(もらったチビキャラコロをもらってなかった状態に戻す)旨の記載はないため問題となる。
1⑴ ①について
(A説)全てのアイテムカードが遡及効の対象となる説:使用時期がバトル前のアイテムカードに限らず、マスターボール(フーディンの超能力、ニャースのスパイなど)も含めた全てのアイテムカードが遡及効の対象となる。
→事例の処理としては、マスターボールはピッピ人形の発動によって遡及効に巻き込まれ、相手プレイヤーに戻される。
理由:ルールブックには「・・・使ったアイテムカードは使ったプレイヤーに返される」としか記載がなく、バトル前のアイテムカードのみが対象となる旨の記載がない。よって文言通りピッピ人形が発動された場合は、ピッピ人形よりも前に「他のプレイヤーがアイテムカードを使っていた場合は・・・」アイテムカードの種類に関係なく「・・・他のプレイヤーが使ったアイテムカードは使ったプレイヤーに返される」という処理をすべきである。
(B説)バトルの回避によって無駄撃ちになってしまうアイテムカードのみが遡及効の対象となる説:主に使用時期がバトル前のようなアイテムカードについてだけピッピ人形の遡及効の対象となる。
→事例の処理としては、マスターボールはピッピ人形の発動による遡及効に巻き込まれず、プレイヤーの手元に戻るような処理をしなくても良い。
理由:ピッピ人形の遡及効の趣旨は、バトルの回避によってアイテムカードが結果的に無駄撃ちになってしまうことになるバトルを挑んだ他のプレイヤーのアイテムカードの保護を図るというものである。そうだとすれば、マスターボールのようなバトルの回避によって無駄撃ちにはならないようなアイテムカードをわざわざプレイヤーに戻させる必要性がない。
⑵ 考察
このページ編集者の私見としては、全てのアイテムカードが遡及効の対象となる説(A説)によるべきであると考える。理由としては、B説は遡及効の趣旨を持ち出して事案に応じて判断しなければならないことになり基準が不明瞭になる可能性がある。特にフーディンの超能力のような使用時期がいつでもという特殊なアイテムカードの場合、バトルの回避によって無駄撃ちになってしまうことになるかどうかすら確定しないという、遡及効が及ぶべきか及ばないべきかの判断が難しく、ルールの処理が煩雑となる可能性がある。A説のように、アイテムカードは一律遡及効の対象となるとした方が処理が楽であり、ルール整備経済に資する。よってA説が妥当であると考える(諸説あり)。
2 ②について 考察
②についての事例の処理に関して、感覚的にはマスターボールで既にもらったチビキャラコロ1匹は、マスターボールが手元に戻されることに付随してチビキャラコロ1匹も返すという処理をするべきであろう。もしチビキャラコロ1匹を戻さなくても良いと考えると、マスターボールが手元に戻ったことで再度マスターボールを発動しチビキャラコロをさらに1匹もらうことができるという二重の利益を与えることになるからである。
しかし上記のようなチビキャラコロを1匹戻させる処理を肯定する理屈の理論的な説明は難しい。問題の所在の言うとおり、少なくともルールブックには「・・・使ったアイテムカードは使ったプレイヤーに返される」としか記載がなく、効果の内容も遡及的になかったことになる(もらったチビキャラコロをもらってなかった状態に戻す)旨の記載はないからである。
一応このページ編集者が強いて理屈を説明するとしたら、バトルの回避によるピッピ人形の遡及効の発動によってアイテムカードが手元に戻されるだけの処理を考えた時上記のような二重の利益が発生する恐れのある場合は、二重の利益はアイテムカードの保護という趣旨に間接的に反しているのであるから、例外的に効果の内容も遡及的に全て無効になると解すべき(民法121条の2第1項のような考え方)と考える。ただしこの説明だと、遡及効の趣旨を持ち出しているという点で問題の所在①におけるB説と同様の考え方であるため、B説を批判するA説を前提としている問題の所在②の処理の理由説明としては若干矛盾している可能性はある。
【論点】:遡及効の及ぶ範囲について(教科書事例)
事例:相手プレイヤーがバトルを挑んできた場合において、相手がアイテムカードプラスパワーを発動した。その後自分はプラスパワーの効果を無効化するためアイテムカードジュンサーさんを発動し、効果を無効化した。その後相手は再び2枚目のプラスパワーを発動した。これに対し自分はピッピ人形を発動した。(なおアイテムカードを同一バトル前において複数枚発動できることについては、ルールブックP3「バトルのやり方」の「バトルをする」のバトル前3を参照)
問題の所在:ピッピ人形の遡及効により「・・・使ったアイテムカードは使ったプレイヤーに返される」ことになるが、上記事例の場合ジュンサーさんで無効化した1枚目のプラスパワーについても相手プレイヤーの手元に戻ることになるのか。もし戻ることになるとしたらジュンサーさんで無効化した意味がなくなってしまうことにならないか。ピッピ人形の遡及効の及ぶ範囲が1枚目のプラスパワーにまで及ぶのか。
1 学説
(A説)一連の全てのアイテムカードに遡及効が及ぶとする説:ピッピ人形が発動される前に相手が発動した全てのアイテムカードが遡及効によって戻される。
→事例の処理としては、1枚目のプラスパワーも含めて、プラスパワー計2枚が相手の手元に戻るという処理になる。
理由:ルールブックの文言通り。特に遡及効が及ぶ範囲が限定されたり例外があるような記載はルールブックにはない。
(B説)ジュンサーさんで無効にされたアイテムカードには遡及効の範囲は及ばないとする説:1枚目のプラスパワーはジュンサーさんによって無効化されているので、たとえピッピ人形が発動し遡及効が発動しても1枚目のプラスパワーには遡及効が及ばず、相手の手元に戻らない。
→事例の処理としては、2枚目のプラスパワーだけが相手の手元に戻るという処理になる。
理由:ジュンサーさんの無力化効果(及び効果のスピード)はピッピ人形の遡及効を上回ると考える。ジュンサーさんは相手のアイテムカードを無力化するというアイテムカードの中でも強力な効果を持っており、ジュンサーさんが発動された場合、ジュンサーさんが連続で発動できないというルールがあるように、その時点で一旦アイテムカードを無効化するという処理が発生し一区切りがつくような状態になる。言い方を変えれば、ジュンサーさんが発動されると(無効化された)アイテムカードは遡及的に発動されなかったに等しいということ(遡及的無効)になるのであるから、ピッピ人形の遡及効が及ぶであろう範囲の中では存在しないものとして扱うべきである。
2 考察
このページ編集者の私見としては、ジュンサーさんで無効にされたアイテムカードには遡及効の範囲は及ばないとする説(B説)によるべきであると考える。理由としては、B説に書いてある通りである。補足するなら、アイテムカードが複数枚出された中でピッピ人形が発動された場合で、ジュンサーさんが絡んだ場合は、ジュンサーさん特有の性質につき例外的に上記のような処理をすべきであるというものである。この考え方はジュンサーさんに重きを置いた考え方であるが、特に批判的な要素や矛盾点もなく、妥当であると考える(諸説あり)。
事例:相手プレイヤーがバトルを挑んできた場合において、相手がアイテムカードプラスパワーを発動した。その後自分はプラスパワーの効果を無効化するためアイテムカードジュンサーさんを発動し、効果を無効化した。その後相手は再び2枚目のプラスパワーを発動した。これに対し自分はピッピ人形を発動した。(なおアイテムカードを同一バトル前において複数枚発動できることについては、ルールブックP3「バトルのやり方」の「バトルをする」のバトル前3を参照)
問題の所在:ピッピ人形の遡及効により「・・・使ったアイテムカードは使ったプレイヤーに返される」ことになるが、上記事例の場合ジュンサーさんで無効化した1枚目のプラスパワーについても相手プレイヤーの手元に戻ることになるのか。もし戻ることになるとしたらジュンサーさんで無効化した意味がなくなってしまうことにならないか。ピッピ人形の遡及効の及ぶ範囲が1枚目のプラスパワーにまで及ぶのか。
1 学説
(A説)一連の全てのアイテムカードに遡及効が及ぶとする説:ピッピ人形が発動される前に相手が発動した全てのアイテムカードが遡及効によって戻される。
→事例の処理としては、1枚目のプラスパワーも含めて、プラスパワー計2枚が相手の手元に戻るという処理になる。
理由:ルールブックの文言通り。特に遡及効が及ぶ範囲が限定されたり例外があるような記載はルールブックにはない。
(B説)ジュンサーさんで無効にされたアイテムカードには遡及効の範囲は及ばないとする説:1枚目のプラスパワーはジュンサーさんによって無効化されているので、たとえピッピ人形が発動し遡及効が発動しても1枚目のプラスパワーには遡及効が及ばず、相手の手元に戻らない。
→事例の処理としては、2枚目のプラスパワーだけが相手の手元に戻るという処理になる。
理由:ジュンサーさんの無力化効果(及び効果のスピード)はピッピ人形の遡及効を上回ると考える。ジュンサーさんは相手のアイテムカードを無力化するというアイテムカードの中でも強力な効果を持っており、ジュンサーさんが発動された場合、ジュンサーさんが連続で発動できないというルールがあるように、その時点で一旦アイテムカードを無効化するという処理が発生し一区切りがつくような状態になる。言い方を変えれば、ジュンサーさんが発動されると(無効化された)アイテムカードは遡及的に発動されなかったに等しいということ(遡及的無効)になるのであるから、ピッピ人形の遡及効が及ぶであろう範囲の中では存在しないものとして扱うべきである。
2 考察
このページ編集者の私見としては、ジュンサーさんで無効にされたアイテムカードには遡及効の範囲は及ばないとする説(B説)によるべきであると考える。理由としては、B説に書いてある通りである。補足するなら、アイテムカードが複数枚出された中でピッピ人形が発動された場合で、ジュンサーさんが絡んだ場合は、ジュンサーさん特有の性質につき例外的に上記のような処理をすべきであるというものである。この考え方はジュンサーさんに重きを置いた考え方であるが、特に批判的な要素や矛盾点もなく、妥当であると考える(諸説あり)。