遺書
拝啓。
宿敵ではございますが、阪神タイガースへの羨望の念は否定しようがございません。
嫉妬を嫉妬として素直に認められる点こそ、私の数少ない美徳であると自負しております。
かのタイガースは、
高齢化していたチームに金本氏が種を蒔き、矢野氏が畑を耕し、
そして岡田御大、藤川氏がその実を口にするに至りました。
その期間、わずか十年足らず。
まさしく「超変革」と呼ぶに相応しいものでございます。
それに比べ、我が狗鷲の若衆らは、どれほど長く畑を遊ばせてしまったのでしょうか。
もっとも東北の地は極寒であり、そもそも作物が育ちにくい風土ではございますが、十年もの間、ただコタツで丸くなっているとはもう言語道断。
そのような怠惰な猫、いずれ三味線にされても文句は言えません。
おにゃんこクラブは所沢と昭和だけで十分でございます。
それでもなお、私は楽天を愛し続けます。
思い返せば昨年、あの阪神タイガースを三タテした球団は、楽天ただ一つでございました。
唯一無二のチームを愛するとは、なかなかに尊いものではございませんか。
檜原姉妹の物語はこれにて幕を閉じました。
しかし、狗鷲の雪中行軍は、まだ終わっておりません。
楽天は今後も、借金を抱えてこの雪崩山を突き進んでいくのです。
ええ。
つまりはまだ間に合うのですよ。
君も、楽天ファンになろう。
最終更新:2026年01月13日 21:38