『終わりなき旅』
虹夏「……ねえ、私たち……友達、だよね」
ぼっち「違うよ。親友だよ」
虹夏「……」
虹夏「もう、疲れた」
虹夏「……一緒に、死んでくれない?」
ぼっち「え?」
虹夏「……ごめん。わがまま言って。断ってもいいんだよ……」
虹夏「でも、もう……頭がぐちゃぐちゃで……」
ぼっち「…………」
虹夏「“区切り”の場所……どこにしよっかな」
ぼっち「それならいいとこ、あるよ」
虹夏「……うん」
◆
静岡へ。
新幹線
虹夏(……樹海、か)
◆
ぼっち「見て〜!でっかいどう!」
虹夏「富士山見てそれ言わんのよ……」
ぼっち「お茶おいしいね」
虹夏「それ紅茶!名産でもなんでもないから!!」
ぼっち「コナン君って、もはや旅マニアだよね」
虹夏「旅館いる時に不穏なこと言わないで!!」
ぼっち「温泉あったかいね〜」
虹夏「……うん……(ぶくぶく……)」
ぼっち「チーズ美味しいね〜」
虹夏「それバター!!焼き鮑に乗っけるやつー!!」
ぼっち「……え?」
虹夏「……素で間違えたわけ……?」
◆
翌日
ぼっち「あー、楽しかった〜」
ぼっち「……静おかっ!(虹夏にビシッ)」
虹夏「え?ずっとツッコみ返し???」
虹夏「…………」
虹夏「……でも、ありがとね」
ぼっち「どういたし」
虹夏「……最期にさ。……ちゃんと、笑わせてくれて」
ぼっち「…………」
ぼっち「あ、会計忘れてた」
旅館の人「お会計、15万円です」
虹夏「はぁ??!」
ぼっち「現金で(ドサッ)」
虹夏「ふぇひゃぁ?!!」
虹夏「闇バイト?!」
ぼっち「ううん。きれいなお金」
虹夏「資金源はどこから?!」
ぼっち「…………売っちゃった」
虹夏「臓器を!?」
ぼっち「ギター」
虹夏「…………え?」
ぼっち「どうしても、笑わせたい人がいるから」
虹夏「………………」
◆
帰りの新幹線
虹夏「……マヂラブのセリフじゃん」
ぼっち「M-1はいいよ……。碇シンジ君」
虹夏「ダサいカオルくん、やめて」
虹夏「……ギター、どうするの」
ぼっち「倍倍バイト」
虹夏「…………」
虹夏「……重いよ。……こんな、私なんかのために」
ぼっち「そうだね重いね」
ぼっち「虹夏ちゃんが飛ばされないように、私は錨でいたい」
虹夏「…………」
ぼっち「今は、それだけでいい」
虹夏「……ギター、どうしよっか」
ぼっち「モノサシストぼっち」
虹夏「……ダサいよ……!……ハハハ!」
【伊地知虹夏・本日の依存度】
+100%
最終更新:2026年01月25日 23:55