凶悪
白石和彌監督による2013年の映画『凶悪』は、実際に起きた「上申書殺人事件」を基にしたベストセラー・ノンフィクションを実写化した犯罪サスペンスです。
一人の死刑囚の告発をきっかけに、闇に葬り去られようとしていた未解決の余罪を追うジャーナリストと、冷酷な殺人者たちの狂気を生々しく描いています。
『凶悪』ストーリー解説(8行)
1. 雑誌記者の藤井は、死刑囚の須藤から「自分の余罪と、全ての首謀者である『先生』の存在」を告発される。
2. 須藤によれば、不動産ブローカーの木村(先生)は、借金のある老人らを狙い、保険金目的で残忍な殺人を繰り返していた。
3. 警察も動かない未解決事件に疑念を抱いた藤井は、家庭を顧みず執念の取材を続け、事件の裏付けを重ねていく。
4. 回想シーンでは、木村と須藤が酒を無理やり飲ませて殺害するなど、人の命を金に換える「凶悪」な犯行の実態が暴かれる。
5. 木村は知的な佇まいを見せながらも、裏では良心の呵責を一切感じずに、邪魔者を平然と処理する怪物だった。
6. 藤井のスクープ記事がきっかけとなり、ついに警察が動き出し、木村は逮捕され無期懲役の判決を受ける。
7. しかし、事件を追ううちに藤井自身も狂気に取り憑かれ、認知症の母を抱える私生活は崩壊の一途を辿る。
8. 最後に須藤が藤井に向けて放った言葉は、正義の名の下に暴力を消費する観客さえも「凶悪」であると突きつける。
主要キャスト
藤井修一:山田孝之
須藤純次:ピエール瀧
木村雄一(先生):リリー・フランキー
藤井洋子:池脇千鶴
牛島:小林且弥
最終更新:2026年03月07日 15:01