MOTHER マザー
大森立嗣監督による2020年の映画『MOTHER マザー』は、2014年に埼玉県で実際に起きた「川口市祖父母殺害事件」をベースにしたヒューマンドラマです。
ゆがんだ母子愛が招く悲劇を、ドキュメンタリーのような冷徹な視線で描き、社会の底辺で生きる母子の共依存と孤立を浮き彫りにしています。
『MOTHER マザー』ストーリー解説(8行)
1. 自堕落で奔放なシングルマザーの秋子は、実家からも絶縁され、行きずりの男たちに依存して生活していた。
2. 息子の周平は、義務教育も受けさせてもらえず、母に振り回されながらも彼女を唯一の「世界」として慕い続ける。
3. 秋子は新しい男との間に娘をもうけるが、生活はさらに困窮し、一家は公園や簡易宿泊所を転々とする。
4. 成長した周平は、母から命じられるままに知人や親戚へ金を無心し、その場しのぎの嘘を重ねていく。
5. 生活保護などの公的支援の手が差し伸べられる場面もあったが、秋子は束縛を嫌い、支援者を拒絶して孤立を深める。
6. ついに金が底を突いた秋子は、周平に対し「祖父母を殺して金を奪ってこい」と冷酷な指示を出す。
7. 母を喜ばせたい一心で周平は実行犯となり、祖父母を殺害。逮捕後も彼は母を庇い、すべて自分の意思だと嘘をつく。
8. 裁判で懲役刑を言い渡された周平が、それでもなお「母を愛している」と語る、あまりに切なく残酷な結末で幕を閉じる。
主要キャスト
三隅秋子:長澤まさみ
周平(17歳):奥平大兼
周平(幼少期):郡司翔
高橋遼:阿部サダヲ
三隅雅子(秋子の母):木野花
宇治田守:皆川猿時
赤川圭一:仲野太賀
最終更新:2026年03月07日 15:05