闇の子供たち
阪本順治監督による2008年の映画『闇の子供たち』は、梁石日の同名小説を実写化した、タイの児童売買春と臓器密売の闇に切り込んだ社会派サスペンスです。
「救いようのない絶望」を真正面から描き、正義を掲げるはずの大人たちが直面するあまりにも残酷な真実と、踏みにじられる子供たちの命の尊厳を問いかけています。
『闇の子供たち』ストーリー解説(8行)
1. タイ・バンコクを舞台に、新聞記者の南部は、日本人が現地で子供の臓器を買い取り、心臓移植を行っている疑惑を追う。
2. 社会福祉センターで働く恵美子やカメラマンの与田と共に、南部は児童売買春や人身売買の凄まじい実態を目撃する。
3. 貧困家庭から買い叩かれた子供たちは、劣悪な環境で売春を強要され、エイズを発症すればゴミのように捨てられていた。
4. 取材を進める中で、富裕層の子供のドナーとして、生きたまま子供から心臓を摘出するという非人道的な闇取引が露呈する。
5. 南部たちは子供を救い出そうと奔走するが、現地の警察や巨大な利権に阻まれ、さらなる悲劇を目の当たりにする。
6. 一人の少女を救うために多額の金を用意するが、結局その少女も無惨な形で命を落とし、恵美子は深い絶望に陥る。
7. 物語の終盤、正義感の強い記者に見えた南部自身が、かつて心に深い闇を抱え、その「闇」の一部となっていた過去が明かされる。
8. 救いたかった子供の亡骸を前に、自らの罪と向き合う南部の叫びが響く中、変わらぬ闇が街を包み込むラストを迎える。
主要キャスト
南部浩行:江口洋介
音羽恵美子:宮崎あおい
与田良介:妻夫木聡
梶原:佐藤浩市
ナパポン:プライパン・パンマニー
最終更新:2026年03月07日 15:08