誰も知らない
是枝裕和監督による2004年の映画『誰も知らない』は、1988年に発生した「巣鴨子供置き去り事件」をモデルにした、あまりにも切なく過酷なヒューマンドラマです。
アパートの一室という閉鎖的な空間で、母親に捨てられた4人の兄妹が、誰にも気づかれることなく自力で生き抜こうとする姿を、ドキュメンタリーのような淡々とした映像で描き出しています。
『誰も知らない』ストーリー解説(8行)
1. 母親のけい子は、12歳の長男・明と3人の幼い妹弟を連れてアパートに引っ越してくる。
2. 母親は「学校に行くとバレるから」と、明以外の子供たちを外に出さず、存在を隠して生活させる。
3. ある日、母親はわずかな現金と書き置きを残し、新しい恋人のもとへ去ったまま帰らなくなる。
4. 残された子供たちは、明を中心に、底を突いていく金と食料をやりくりしながら懸命に生き延びようとする。
5. 電気やガスが止まり、公園の水で喉を潤し、ゴミ捨て場の食べ物を拾うなど、生活は困窮を極めていく。
6. 明は孤独な少女・紗希と知り合い、彼女の助けを借りるが、幼い妹のゆきが栄養失調と事故で命を落とす。
7. 明はゆきの遺体をボストンバッグに詰め、生前彼女が行きたがっていた羽田空港の近くに一人で埋葬する。
8. 妹を失った喪失感を抱えながらも、残された兄妹たちは今日も「誰も知らない」日常を淡々と歩み続ける。
主要キャスト
福島明:柳楽優弥
北サキ:韓英恵
福島けい子(母):YOU
福島京子:北浦愛
福島茂:木村飛影
福島ゆき:清水聖波
最終更新:2026年03月07日 15:13