許された子供たち
内藤瑛亮監督による2020年の映画『許された子供たち』は、いじめによる死亡事件を起こした少年と、その家族や被害者遺族、そして事件を取り巻く社会を描いた社会派ドラマです。
「加害者はなぜ生まれたのか」「罪を償うとは何か」「本当に許される日は来るのか」という問いを真正面から突きつけ、加害者だけでなく、周囲の大人や世間までも含めた"責任"を静かに描き出しています。
『許された子供たち』ストーリー解説(8行)
1. 中学生の市川絆星は、仲間と共に同級生への執拗ないじめを繰り返し、その果てに被害者を死へ追いやってしまう。
2. 事件は全国的なニュースとなり、絆星は少年法によって実名を伏せられながらも、家族ごと世間から激しい非難を浴びることになる。
3. 保護観察処分を受けた絆星は社会復帰を目指すが、加害者であるという事実はどこへ行っても付きまとい、周囲との関係は容易に築けない。
4. 一方で被害者遺族も深い悲しみと怒りを抱え続け、事件によって人生を大きく狂わされたのは加害者側だけではないことが描かれる。
5. インターネット上では憶測や私刑まがいの行為が広がり、善意と正義が暴走していく現代社会の危うさも浮き彫りになっていく。
6. 絆星は過去から逃れようともがくが、自身の未熟さや暴力性と向き合えず、新たな衝突や葛藤を繰り返してしまう。
7. 家族もまた事件の重荷を背負い続け、それぞれが「加害者の家族」として生きる苦しさと、それでも前へ進もうとする現実に直面する。
8. 映画は単純な善悪や救済を示すことなく、「罪を犯した子どもは本当に許されるのか」という問いを観客へ委ねながら幕を閉じる。
主要キャスト
市川絆星:上村侑
絆星の母:黒岩よし
最終更新:2026年07月13日 23:02